ウレタン塗料について
建築塗装で使われる主なウレタン塗料の特徴・性質・製造メーカー・塗料名を分かりやすくまとめました。
ウレタン塗料を使って、外壁、木部、鉄部などの塗装工事を検討のお客様は、ぜひご覧ください。
ウレタン塗料についての解説
ウレタン塗料の特長

ウレタン塗料とは、 汎用性に優れ、耐紫外線、耐摩耗性、耐久性、耐薬品性等に優れ、しかも、メンテナンス性が良く、肉持ち感、光沢感ある仕上がりが特徴です。
アクリル塗料と同様に取り扱いやすい塗料です。
そのため、作業性が良い塗料です。
乾燥硬化した後の塗膜は、柔らかいので、建物に動きがかかってもヒビ割れしにくい塗膜になります。
従って、鉄部や木部、外壁モルタルの塗装に適しています。
その中でも、モルタル系外壁材は、総じてモルタルの伸縮や躯体の動きで躯体や塗装にクラックが発生しやすいのですが、ウレタン塗料を仕上げ塗装に使う事で、塗膜の表面にクラックが発生しにくく、耐水性に優れた理想的な外壁塗膜とする事ができます。
したがって、クラックが入りやすい建物には、とても適した塗料と言えます。
また、ウレタン塗料は、耐薬品性がとても優れているので、工場の外壁、屋根、鉄部塗装にも適しています。
但し、一般的なウレタン塗料は、可塑剤が多く含まれているため、現在よく使われているシリコン塗料やラジカル制御塗料などに比べ、塗膜に汚れが付きやすいのが欠点です。
なお、ウレタン塗料の塗料価格は、安価な物から、高価な物まで(8,000円~24,000円以上)幅広いので、その価格に見合った性能を持った塗料だと言えます。
ウレタン塗料の主な種類と特徴
水性1液型反応硬化アクリルウレタン樹脂塗料
希釈剤 | 臭い | 施工性 | 色彩設計 |
---|---|---|---|
水 | 少ない | ☆ | 艶あり~艶消し |
水性2液型反応硬化アクリルウレタン樹脂塗料
希釈剤 | 臭い | 施工性 | 色彩設計 |
---|---|---|---|
水 | 少ない | ○ | 艶あり~艶消し |
ターペン可溶1液型アクリルウレタン樹脂塗料
希釈剤 | 臭い | 施工性 | 色彩設計 |
---|---|---|---|
塗料シンナー | 若干強い | ◎ | 艶あり~3分艶 |
ターペン可溶2液型アクリルウレタン樹脂塗料
希釈剤 | 臭い | 施工性 | 色彩設計 |
---|---|---|---|
塗料シンナー | 若干強い | ○ | 艶あり~3分艶 |
強溶剤2液型アクリルウレタン樹脂塗料
希釈剤 | 臭い | 施工性 | 色彩設計 |
---|---|---|---|
専用シンナー | 強い | △ | 艶あり~3分艶 |
他にも、各種弾性タイプ・遮熱タイプがあります。
ウレタン系塗料は、ライフコストの面でもお値打ちなので、当店ではシリコン塗料と並び、頻繁に塗り替え工事に使用する塗料です。特に木部・鉄部等、付帯部分の塗り替えにおススメ出来ます。
当店のおススメするウレタン塗料は、日本ペイントの「1液ファインウレタン」・エスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」・「水性コンポウレタン」・ロックペイント「ビニロックウレタン」・「ダイナロックⅢ」等があります。
ウレタン系塗料の適用素地としては、鉄、アルミ、コンクリート、モルタル、スレート、サイディングボード、フレキシブルボード、ALC板、木部等です。
ウレタン塗料の期待耐用年数は8~12年です。
条件を指定して塗料を絞り込む
下のボタンをクリックすると、塗料の絞り込み条件が画面表示されます。
塗料の種類
塗料のメーカー
塗装する部位
塗料の溶剤