隣接色相配色(りんせつしきそうはいしょく)
塗装用語辞典|「隣接色相配色」とは?(外壁配色で失敗しにくい“なじませ”の考え方)
結論:隣接色相配色とは、12色相環(色相を円に並べた図)で見たときに、となり同士に位置する色を組み合わせる配色のことです。
たとえば「黄み寄りのオレンジ」と「オレンジ寄りの赤」のように、似ているけれど、ほんの少しだけ違う色を並べて使うのが特徴です。
隣接色相配色:12色相環で隣り合う色同士を組み合わせる配色。自然になじみ、まとまりが良い。
例:黄みオレンジ × 赤みオレンジ/青 × 青緑/緑 × 黄緑
※派手さを抑えつつ、単色よりも奥行き感を出したいときに向きます。
隣接色相配色の特徴(まとまりが良く、自然に見える)
隣接色相配色のいちばんの魅力は、まとまりが良く、自然に見えること。
色同士の距離が近いので、コントラスト(色の対比)が強く出にくく、落ち着いた雰囲気になりやすい配色です。
同じ「系統色」でまとめるため、周辺環境(街並み・植栽・屋根色)にもなじみやすい傾向があります。
外壁配色で“浮きたくない”方には、かなり相性の良い考え方です。
ポイントは「トーンをそろえる」(明度・彩度の合わせ方)
隣接色相同士は、色味が近いぶん、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)の差が出ると、意外とチグハグに見えてしまうことがあります。
そこで効果的なのが、トーンをそろえることです。
- 明度をそろえる:明るさを近づけて、面のつながりをきれいに見せることができます
- 彩度をそろえる:鮮やかさを揃えて、上品で落ち着いたイメージになります
トーンが近い隣接色同士は、近くで見ると「微妙に色味が違う」と分かりますが、遠目で見ると境目がなじみ、ほぼ単色のように見えることもあります。
これが、派手さを抑えながら「品の良い変化」をつくれる理由です。
隣接色相配色 外壁塗装での活かし方(単色ののっぺり感を避けたい場合)
外壁の色選びに置き換えると、隣接色相配色はこんな方に向いています。
- 印象を大きく変えるのは少し不安
- でも単色の“のっぺり感”は避けたい
- ツートンにしたいが、派手にはしたくない
- 周辺の家並みから浮かない配色にしたい
たとえば、外壁は「ベージュ寄り」、付帯部(破風・雨樋・幕板など)は「少しグレイッシュなベージュ寄り」にするなど、同系色の中でほんの少しズラすだけで、建物に奥行きが出ます。
隣接色相配色の注意点(色味に差がなさすぎるとメリハリ感が消えます)
隣接色相配色は失敗しにくい反面、色差が小さすぎると、
- ツートンにしたのに色の変化が分かりにくいです
- 日陰や曇りだと、ほぼ同色に見えてしまいます
ということも起きます。
その場合は、色相は近いまま、明度差を少しだけつけると、上品なメリハリ感が出てきます。
塗装用語「隣接色相配色」まとめ
隣接色相配色とは、12色相環で隣り合う色同士を組み合わせる配色で、まとまりが良く、自然になじみやすいのが特徴です。
トーン(明度・彩度)をそろえるほど効果が出やすく、派手さを抑えつつ単色にはない奥行きを出したい外壁配色に向いています。
小林塗装では、色相だけでなく「明度」「彩度」「外壁材の質感」「日当たりによる見え方」まで踏まえて、失敗しにくい配色提案を行っています。色選びで迷ったら、お気軽にご相談ください。





