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「た」から始まる塗装工事の用語

耐炎性(たいえんせい)

耐炎性(たいえんせい)とは、塗膜や建材が火にさらされても燃え広がらず、炎を上げにくい性質を指します。
簡単に言えば、万が一引火しても燃えにくく、火勢を抑えることができる性能のことです。建築や塗装の分野では、火災の被害拡大を防ぐために非常に重要視される性能のひとつです。

耐炎性を高めた塗料は、塗膜自体が炎に触れても炭化して表面に保護層を形成することで内部への熱伝導を抑える特性を持っています。
これにより、火災による燃え広がりを防止し、建物の延焼や有毒ガスの発生を最小限に抑えることが可能です。
特に公共施設や高層マンション、工場、商業施設など、多くの人が利用する建物では、この耐炎性や難燃性の確保が建築基準法や消防法で求められるケースもあります。

塗装の現場では、次のような具体的な使用例や会話がよく見られます。

  • 「この鉄骨には耐炎性塗料を使って、火災時の熱伝導を抑えよう」(工場や倉庫など防火指定の建物)
  • 「木部の仕上げは耐炎性試験をクリアしたクリヤー塗料で」(学校や公共施設の木部など)
  • 「電気室まわりは耐炎性のある塗料グレードを選んでおけば安心」(マンションやオフィスの設備周辺)

このように、耐炎性は見た目の美しさや耐久性とは異なり、建物の安全性を守るための性能として設計段階から計画されることが多く、塗装仕様書にも必ず明記されます。

特にスチール製の階段・扉・手すり、電気設備周辺など火気にさらされやすい部位では、耐炎性塗料を選ぶことで火災時のリスクを大きく軽減できます。

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