ノンブリード(のんぶりーど)
塗装用語辞典|「ノンブリード」とは?(シーリングの黒ずみ汚染を抑える考え方)
結論:ノンブリードとは、シーリング材に含まれる可塑剤(かそざい)が表面へ滲み出て、周囲を黒ずませる「ブリード汚染」を起こしにくくする(抑制する)性能・仕様のことです。
外壁塗装では、シーリング目地まわりの黒ずみは見た目を大きく損ねやすいため、長期美観を重視する現場ほど「ノンブリード」を重要視します。
ノンブリード:可塑剤の移行(滲み)を抑え、ブリード汚染(黒ずみ)を起こしにくくする仕様。
関連:ブリード=可塑剤が移行して汚染を起こす現象/ブリード汚染=目地周辺が黒ずむ不具合
※“汚れ”というより「材料由来の変色トラブル」に近いのがポイントです。
ブリードとは?なぜ黒ずむの?
シーリング材には、柔らかさ(追従性)を出すために可塑剤が含まれるタイプがあります。
この可塑剤が経年でじわじわ移行し、表面に滲み出る現象がブリードです。
滲み出た可塑剤は、
- ホコリ・排気ガスなどの汚れを吸着しやすい
- 上に塗った塗膜の変色・べたつきの原因になりやすい
ため、数年経つと目地まわりが黒ずんで見えることがあります。これをブリード汚染と呼びます。
ノンブリード仕様で「黒ずみ」を抑える方法
ブリード汚染を抑えるには、根本的に「可塑剤の移行」を止める考え方が必要です。代表的な対策は次の2つです。
- ノンブリード型シーリング材
可塑剤を含まない、または移行しにくい設計のシーリング材を選ぶ - ノンブリードプライマー(可塑剤移行防止プライマー)
目地と塗膜の間に“バリア層”を作り、可塑剤の移行を抑える
現場では「シーリング材だけノンブリードなら安心」というより、材料×プライマー×工程をセットで考えるのが実務の基本です。
塗装工事でノンブリードが重要になる場面
ノンブリードは、特に次のようなケースで重要度が上がります。
- 白・アイボリー・淡色系の外壁:黒ずみが目立ちやすい
- 意匠性の高い外壁:目地のラインがデザインの一部になっている
- 長期美観を重視する塗装:耐久だけでなく“見た目の持ち”が問われる
逆に言うと、塗膜がどれだけ高耐久でも、目地まわりが黒ずむと「なんだか古く見える」ので、住まい全体の印象に影響します。
施主様向け|見積りでチェックできるポイント
ノンブリード対策は、見積書の書き方でも見抜けます。次のような表記があるか確認すると安心です。
- シーリング材がノンブリード型と明記されている
- プライマーが可塑剤移行防止の仕様になっている
- 「打ち替え」「増し打ち」の区分が明確(工程が曖昧だと品質も曖昧になりがち)
分からない場合は、「黒ずみ(ブリード汚染)対策はどうしますか?」と聞くだけで、その会社の外壁目地汚染に対する知識量や意識が見えます。
塗装用語「ノンブリード」まとめ
ノンブリードとは、シーリング材の可塑剤が滲み出て起こるブリード汚染(目地まわりの黒ずみ)を抑えるための仕様・考え方です。
対策としては、ノンブリード型シーリング材や、ノンブリードプライマー(可塑剤移行防止プライマー)を適切に使うことが重要になります。
小林塗装では、外壁の色や仕上げイメージに合わせて、目地まわりが将来汚れにくい仕様をご提案しています。見積りの読み方や仕様の違いも、分かりやすくご説明しますので、お気軽にご相談ください。





