
外壁塗装業者が多い理由
最近、外壁塗装専門店の看板やお店がなぜよく見かけられるようになったのか?そんな疑問を持つ皆様に小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁塗装店が多い理由 その1 参入障壁が低い
外壁塗装工事業は、リフォーム‥他業種よりも資本投資が少なくて済み、参入障壁が低いので、新規事業として開業しやすい業種と言えます。
最近このような理由から、外壁塗装業界に続々と参入する大手ホームセンター、家電量販店をはじめ、リフォーム業、 生協‥も外壁塗装業界に参入しています。
また、インターネットや新聞チラシでよく見かけるコンサルコンサル会社が支援する社歴が浅い新興塗装店の場合、交通量が多い道路沿いにリアル媒体ともいえる実店舗(塗装専門ショールーム)を設けている事が多いです。
実店舗を構える事でブランドイメージを比較的簡単に作れるからです。
(店舗の中身は空っぽの事が多いです。そもそも、ペンキのショールームって、何なんだろう?)
外壁塗装店が多い理由 その2 市場規模が大きい
外壁塗装を行われるお客様は、比較的所得が安定したお客様50~60代が全体の約7割を占めています。
今後さらに、多くの情報の中から正しい情報を選択できる40代~50代のお客様が大半となるため、インターネットによる集客は上昇が見込めるからです。
また、塗装工事業者の多くは他業種に比べITリテラシーが低くく、大きな情報格差が発生しているので、その隙間を狙ったホームぺージ業者やコンサル業者が塗装工事の一括サイトを運営しているためです。
(そういった理由から、一括サイトに登録している零細の塗装店は、ホームページ業者にバックマージンを搾取されていると言っても過言ではありません。)
外壁塗装店が多い理由 その3 流行にあまり左右されない
外壁塗装店が多い3つ目の理由は、外壁塗装工事は10~15年ごとに定期的に行う必要があるため、流行に左右される事が低いと言えます。
また、屋根工事、電気工事、左官工事、板金工事などに比べて、工事の案件も多く、安定的に需要を見込める市場だからです。
外壁塗装は簡単に儲かるって、本当?

「外壁塗装による、ビジネスチャンス!? 」独立・開業などフランチャイズビジネス関連のメディアやインターネットのビジネスサイトで以前から時々見かけるキャッチフレーズです。
外壁塗装は、他業種からの参入障壁が比較的低い、というのが理由の一つだそうです。
確かに様々な新聞チラシやホームページを見ていると、他業種から外壁塗装へ参入してくる勢いをひしひしと感じる事があります。
こういった状態は、いろんなホームセンター、家電量販店、ネット業者‥が多く入り混じって、お客様はどこに頼んだらよいか分からなくなっている状態と言えます。
長く塗装店を続けている当店も過当な価格競争に巻き込まれてしまっている状態です。
実際、フランチャイズビジネス関連のメディアやサイトで見かけるように外壁塗装はそんなに参入障壁が低いかというと、実は全く違います。

それは塗装の仕事について知らない人の考え方なんだろうと、本当に残念だと思います。
最近では、外壁塗装は少しの知識があれば簡単にできるんだ‥という間違った情報が一般のお客様まで広がって、技術向の努力と長い年月を経て得た経験という塗装職人にとって大切な財産と言えるプライドが小バカにされている様で、生粋の職人としては何だか不愉快に感じる事がよくあります。
これは塗装の仕事をしてみれば、すぐに分かる事ですが、外壁塗装‥塗装工事は、根気が必要な作業、細かい作業、手際の良さが求められる作業が多く、経験もなく簡単にできる商売では絶対ありません。
もし、ちょっとしたマニュアルがあるだけで、新規で何も技術もノウハウもない業者が簡単に外壁塗装をビジネスにできるのであれば、お客様を半分騙すような方法しかないと思います。
なぜなら、外壁塗装は、家それぞれの状態、お客様の要望、周辺環境、気候‥によって、現場での作業の進め方、塗装方法など対応を臨機応変に変える必要があるからです。
もっと細かい部分まで突き詰めると、同じ現場は2つとなく、対応は家ごとに千差万別だからです。
さらに、お客様の希望や建物に合った提案、職人の塗装技術、クレーム処理、現場での対応力が非常に重要と言えます。
そこまで深く追求していくと、「多く経験」、「努力の積み重ね」が重要になります。
塗装技術もクレーム対応も多くの経験がなければ、絶対にうまく現場で立ち回る事はできません。
さらに塗装技術に関しましては、職人として1人前になるには、10年くらいはかかります。
(それでも、1人前になれない職人=努力が足りない、なんちゃって職人も多くいます。)
最近では、特に経験や技術力が優れていなくても、「~地域ナンバーワン」、「名人」、「匠」、「マイスター」、「塗装職人」の名称が簡単に使われているようです。
(言ったもん勝ちの何でもありのスタイルです。そんな事、自称して恥ずかしくないのかなぁ。‥‥)
多分上辺だけの知識やマニュアルでは、いずれ行き詰まってしまうかと思います。
小林塗装は、そんな利益が全ての塗装屋さんにはなりたくありません。
ここまで馬鹿正直に言ってしまうと、一体何が本物で、何が偽物なのか、お客様はますます混乱してしまうかと思われますが、現在の外壁塗装業界はそんな感じだと言えます。
こういった理由から、当店は必要以上のコマーシャルや大々的な営業活動は行っていません。
こんな内容のコラムを書いているので、あまり謙虚な姿勢に見えないかと思いますが、当店は誠実で控えめな姿勢が、実力ある本物の塗装店だと考えています。
ですから、いつもお客様から「小林塗装に頼んでよかった。」と思って頂ける様、真心込めた丁寧な塗装を行う事を毎日心掛けています。