外壁塗装業者 手抜きの手口とは?
外壁塗装という工事は、手抜きをしようと思えば、いくらでもできてしまう工事です。
手抜き工事に対する自衛策は、お客様が本当に信頼できる業者に依頼する以外は、外壁塗装の手抜き作業を把握して見極めていくしかありません。
ですから今回は、特にトラブルが多い外壁塗装にはどのような手抜き作業の手口があるのか、「よくある手抜き作業の例」、「外壁塗装について理解してほしい内容」を『名古屋の塗装店』小林塗装がその一例を分かりやすくお伝えします。
外壁や屋根の塗り替えを検討中のお客様は、ぜひこのコラムをご覧ください。
外壁塗装の手抜き1. 安全な足場を設置せずに塗装工事を行う
外壁塗装工事で最も多い手抜きの一つが、「安全な足場を設置せずに作業を行うこと」です。
本来、足場は職人の安全を守るだけでなく、塗装の品質や仕上がりに大きく影響します。
しかし、利益を優先する悪質な業者は、下請け足場業者の費用を削ったり、最低限の足場しか組まずに作業を進めてしまうことがあります。
しっかりとした足場があってこそ、建物の隅々まで丁寧に塗装でき、細かい色分けや付帯部分の仕上げも美しく仕上がります。
反対に、足場が不十分だと塗装しづらい場所が増えて、塗り分け部分や塗り継ぎ部分が粗雑になり、外観の美しさを損ねてしまうだけでなく、塗料の本来の耐久性や防水性能も発揮できません。
さらに、公道に面する建物で足場を設置する際には、地元警察署に「道路使用許可」を申請する必要があります。
もし許可を得ずに設置してしまうと、自動車との接触事故や不審者が足場を使って侵入するなどのトラブルの原因となりかねません。
つまり、足場の設置は施工品質だけでなく、周囲の安全や地域との調和を守る上でも欠かせない工程です。
一般的に外壁塗装工事における足場費用は、工事全体の約17~24%が目安とされています。
見積書で足場費用が極端に安い場合は注意が必要です。
安さだけで判断せず、足場の種類や内訳を確認することが大切です。
- ・ 足場の設置前に、道路使用許可の説明や案内があるか
- ・ 見積書に「足場費用」が明確に記載されているか(相場より著しく安くないか)
- ・ 作業開始前に、建物全体を覆うしっかりとした足場が組まれているか
- ・ 養生シートが正しく張られているか(風でバタつかないか、隙間がないか)
- ・ 高所作業でも職人が安全に動けるよう、通路やスペースが確保されているか
本当に信頼できる外壁塗装業者は、工事の安全と品質を両立させるために、必ずしっかりとした足場を設置します。
足場工事の品質はそのまま仕上がりの美しさや塗装の寿命に直結します。
外壁塗装の手抜き2. 足場の養生シートをきちんと張り付けない
外壁塗装工事で意外と見落とされがちなのが「足場の養生シート」です。
この養生シートをきれいに、隙間なくしっかりと張っていない業者は、残念ながら工事全体に対しても「手間を惜しむ」「コストを削る」という考え方を持ってます。
養生シートをきちんと施工することには、実はとても重要な役割があります。
例えば
- ・ 高圧洗浄時の汚水や飛び散りを防ぎ、隣家や道路を汚さない
- ・ 塗料のミスト(霧状の塗料)が周囲に飛散し、車や建物を汚すトラブルを防止する
- ・ 足場全体を覆うことで風よけとなり、職人が安全に作業できる環境を整える
- ・ 周囲からの視線を遮り、近隣にも安心感を与える
このように、養生シートは単なる「覆い」ではなく、塗装品質・安全・近隣配慮を支える非常に大切な工程なのです。
しかし、こうした養生を怠ったり簡易的に済ませてしまうと、近隣への塗料飛散トラブルや洗浄水による汚損、安全性の低下といったリスクが一気に高まります。
その結果、仕上がりの美しさも塗装の耐久性も大きく損なわれる恐れがあります。
- ・ 養生シートがピンと張られているか(たるみや隙間がないか)
- ・ シート同士の重なり部分がきちんと固定されているか
- ・ 風でバタついたり、すき間から塗料ミストが漏れていないか
- ・ 高圧洗浄の水や汚れが周囲に飛んでいないか
- ・ 作業後もシートが乱れず、美観が保たれているか
信頼できる外壁塗装業者は、このような基本の養生作業にこそ誠実に取り組みます。
足場のまわりに養生シートがきちんと張られている現場は、仕上がりの美しさや職人の丁寧さを映す「鏡」といえます。
外壁塗装の手抜き3. 高圧洗浄を適当に済ませる、もしくは行わない
外壁は日々、紫外線や風雨にさらされ続けています。
その結果、チョーキング(白亜化現象)や排気ガスによる汚れ、カビやコケ、砂塵、塩分など、塗装の密着を妨げるさまざまな要因が付着しています。
このため外壁塗装を行う際には、塗装前に必ず高圧洗浄でこれらをきれいに洗い落とし、下地を清潔で健全な状態に整えることが絶対条件です。
ただし、この高圧洗浄は建物全体を丁寧に行うと丸一日以上かかる場合もあり、職人にとっては非常に手間のかかる作業です。
そこで、悪質な業者は時間やコストを削減するために「洗浄を途中で切り上げる」「そもそも高圧洗浄を行わない」といった手抜きをしてしまうことがあります。
当然ですが、汚れや劣化した粉が残ったまま塗料を塗っても塗膜はしっかり密着せず、数年もしないうちにひび割れ・膨れ・剥がれなどといった深刻な不具合が発生します。
つまり、高圧洗浄を省略することは、外壁塗装そのものの寿命を縮める最も危険な行為といえます。
- ・ 高圧洗浄の工程に半日以上の時間をかけているか
- ・ 洗浄前後で外壁の汚れやチョーキングがきれいになっているか
- ・ 漏水しそうな場所は適切な養生がされているか
- ・ 見積書に「高圧洗浄」として明記されているか(㎡数や単価の記載があるか)
信頼できる業者は、この高圧洗浄を決して省略せず、時間と手間を惜しまないものです。
外壁塗装の美観と耐久性を長持ちさせるためには、まず「洗浄でどこまで丁寧に仕上げるか」がカギとなります。
外壁塗装において、見た目の美しさや耐久性を決定づけるのは、実は仕上げの塗料そのものではなく、その前段階である「高圧洗浄」と「下地処理」です。
どれだけ高級な塗料を使っても、下地が整っていなければ本来の性能を発揮できません。
つまり、この二つの工程こそが外壁塗装の“土台”であり、信頼できる業者かどうかを見極める最大のポイント。
外壁塗装の手抜き4. 下地処理を適当に済ませる、もしくは行わない

外壁塗装における「下地処理(下地調整)」とは、外壁表面をきれいに清掃し、ひび割れや欠損部分を補修し、さらに凹凸を整えて塗料が密着しやすい状態に仕上げることを目的としています。
言い換えれば、下地処理は塗装工事の「基礎づくり」であり、この工程を丁寧に行うかどうかが塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右します。
しかし、残念ながらこの下地処理は塗装が完成してしまうと外からはほとんど見えないため、悪質な業者の中には「どうせ分からないだろう」、「まぁ、こんなもんでいいかぁ」などという安易な考えで工程を省略したり、適当に済ませてしまうケースがあるのです。
その結果、塗料の付着力が低下し、見た目はきれいに仕上がっても数年以内に剥がれや浮き、ひび割れといった不具合が発生してしまいます。
丁寧な下地処理を欠いた塗装は、決して「長持ちする塗装」にはなりません。
逆に言えば、下地処理をどれだけきちんと行っているかが、信頼できる業者を見極める大きなポイントになります。
外壁塗装における下地処理は、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する重要な工程です。
小林塗装では、次のような作業を丁寧に行っています。
| 外壁塗装の下地処理で具体的に行う主な作業 | |
|---|---|
| 高圧洗浄 | 外壁に付着したチョーキング(白亜化)、排気ガス、カビ、コケ、ホコリ、塩分などを強力な水圧で洗い流し、清浄な下地に整えます。 |
| ひび割れや欠損部分の補修 | モルタルやサイディングのひび割れを補修し、脆弱な部分を補強することで塗料の密着性と防水性を確保します。 |
| ケレン作業 | 鉄部などの金属部分のサビや古い塗膜を除去し、表面を滑らかに仕上げる工程。 防錆効果を高め、塗料の密着性を向上させます。 |
| シーリング (コーキング)処理 |
サイディング外壁の目地やサッシまわりの古いシーリング材を撤去し、新しいシーリング材に打ち替えることで防水性を回復させます。 |
| 不陸調整・足付け作業 | 表面の凹凸や段差を整え、塗料が均一にのるように仕上げる作業。 塗膜の美観と耐久性に直結します。 |
これらの下地処理を一つひとつ丁寧に行うことで、外壁塗装は初めて本来の性能を発揮し、美しい仕上がりと長持ちを実現できます。
下地処理は外壁塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する大切な工程ですが、残念ながら「見えにくい作業」であるために、省略してしまう悪質な業者も存在します。
そこで、手抜き工事を防ぐために、お客様がチェックすべきポイントをまとめました。
① 見積書に「下地処理」の記載があるか
「外壁塗装一式」といった曖昧な表現だけでなく、高圧洗浄・補修・ケレン・シーリングなど、外壁塗装に必要な具体的な工程が明記されているか確認しましょう。② 下地処理の作業時間が極端に短すぎないか
本来、下地処理だけでも半日〜1日程度かかることがあります。工期がやけに短い場合は、下地処理を省いている可能性があります。③ 現場での作業内容を説明してくれるか:信頼できる業者は「今日は高圧洗浄をします」「明日はシーリングを打ち替えます」といったように、作業内容を具体的に説明してくれます。
④ 写真で下地処理の様子を記録してくれるか
最近では、施工前・施工中・施工後の写真を残す業者も多く、下地処理の写真を提示できるかどうかも、業者の誠実さを見極めるポイントです。⑤ 相場よりも極端に安い見積もりを出していないか
下地処理を省略することで人件費や材料費を削り、相場より安い金額を提示する業者もいます。
ですから、費用の安さだけで業者を決めるのは絶対危険です。
下地処理は「見えないからこそ重要」な工程です。
この工程を省く業者を見抜けるかどうかが、外壁塗装で失敗しないための大きな分かれ道になります。
外壁塗装をきれいに長持ちさせるための最大のカギは、実は仕上げの塗料ではなく「下地処理」にあります。
見えない部分にこそ職人の誠実さと技術力が表れます。
丁寧な下地処理を行う業者を選ぶことが、外壁塗装を成功させる一番の近道といえます。
外壁塗装の手抜き5. サッシや床まわりの養生をしっかり行わない

外壁塗装では、塗料を絶対に付着させたくない部分──窓枠(サッシ)、玄関ドア、床面、植栽などは、必ず養生材で保護することが鉄則です。
ノンスリップシートや布シート、マスカーなどを使い分けて丁寧に養生を行うことで、仕上がりの美しさとお客様の大切なお住まいを守ることができます。
ところが、残念ながら「費用や手間を省きたい」という理由から、適当な養生で済ませてしまう業者も少なくありません。
養生をきちんと行わなければ、塗料がサッシや床、外構などに付着してしまい、塗装工事が終わった後も汚れが目立ち続けることになります。これではせっかくの外壁塗装も台無しです。
また、養生の丁寧さはそのまま業者の姿勢を表します。
「基本である養生をしっかりできない業者に、きれいで長持ちする外壁塗装は決してできません。」 これは塗装業界の常識です。
雑な養生しか行わない外壁塗装業者は、極端に言えば素人仕事と同じです。
信頼できる業者は、養生にこそ時間をかけ、細部まで丁寧に保護したうえで作業を進めます。養生の有無や美しさをチェックすることは、業者の誠実さを見抜く大きなポイントになります。
外壁塗装の品質は、仕上がりの美しさだけでなく「養生の丁寧・緻密さ」にも表れます。
工事中に少し現場をのぞくだけでも、誠実な業者かどうかを見抜くヒントが隠されています。
以下のポイントを確認してみてください。
- ① 養生テープの見切りラインが真っ直ぐか
雑に貼られて波打っている養生は要注意。仕上がりも雑になる可能性があります。 - ② 隙間がなく、しっかり覆われているか
サッシや床面、植栽などに隙間があると、塗料の飛散で汚れてしまいます。隙間の有無を確認しましょう。 - ③ マスカーやシートがしっかり固定されているか
養生が風でめくれたり外れたりしている場合は、作業中に塗料が塗装しない部分に付着するリスクが高くなります。 - ④ 養生範囲が適切か
必要な箇所(窓・床・ドア・外構など)がすべて養生されているか確認しましょう。部分的に省略されていないかも大切なチェックポイントです。 - ⑤ 養生材が汚れたまま使い回されていないか
きれいな養生材を使う業者は、現場管理や作業品質にも誠実な姿勢を持っています。
養生の丁寧さは、そのまま外壁塗装の仕上がりに直結します。
現場で少し注意深く観察することで、信頼できる業者かどうかを見極めることができます。
外壁塗装の手抜き6. 外壁補修をしっかり行わない

外壁塗装を長持ちさせるためには、塗る前に外壁そのものの不具合をきちんと補修しておくことが欠かせません。
クラック(ひび割れ)、欠損、シーリングの劣化などを放置したまま塗り替えを行っても、不具合部分から再び劣化が進行し、せっかくの外壁塗装も数年で台無しになってしまうのです。
しかし、悪質な業者や手抜きを行う業者は、こうした補修作業を省いたり、表面的に軽く埋めるだけの簡易的な処理で済ませてしまうことがあります。
理由は明白で、補修には手間も材料費もかかるからです。
その結果、見た目だけは一時的に整っていても、耐久性や防水性が損なわれ、結局はお客様が損をしてしまいます。
特に注意すべきなのが「シーリング(コーキング)処理」です。
シーリングは外壁目地やサッシまわりに打ち込まれる伸縮性のある充填材で、防水性や気密性を保つ重要な役割を担っています。
これを適切に処理しなければ、雨漏りや剥離の原因となり、見た目の美観を大きく損なってしまいます。
本来であれば、劣化したシーリングはすべて撤去し、新しいものに「打ち替え」を行うのが正しい施工方法です。
外壁補修を適切に行わなければ、どれほど高級な塗料を使用しても本来の性能は発揮できません。
下地処理と同じく、補修の丁寧さが塗装の品質と耐久性を左右するのです。
外壁塗装を長持ちさせるためには、塗装前に適切な外壁補修を行うことが欠かせません。
小林塗装では、以下のような工程を丁寧に行い、下地をしっかり整えたうえで塗装を仕上げています。
① ひび割れ(クラック)補修
細かなヘアクラックから深い構造クラックまで、状況に応じてシーリング材やエポキシ樹脂を注入し、しっかり補強します。② 欠損・欠け部分の補修
モルタルやサイディングの欠損部分を補修材で埋め直し、滑らかに整えることで塗装が均一に仕上がるようにします。③ シーリング(コーキング)の打ち替え
劣化した既存シーリングを撤去し、新しいシーリング材を打ち替えます。
サッシ周りや目地の防水性・気密性を確保する重要な作業です。④ 外壁材の浮き補修
サイディングボードやタイルの浮きをビスや専用ボンドで固定し、外壁全体の安定性を高めます。⑤ 下地の最終調整
補修後に研磨や調整を行い、塗料がしっかり密着できる平滑な下地を作ります。
これらの補修工程を怠れば、どれほど高品質な塗料を塗っても意味がありません。 丁寧な補修を行ったうえで初めて、外壁塗装は美しく、そして長く持つ仕上がりになります。
外壁補修は完成後には見えなくなる工程のため、手抜きされやすい部分でもあります。お客様自身が業者の姿勢を見抜くために、次のポイントを意識してみてください。
① 見積書に補修内容が明記されているか
「外壁塗装一式」といった大雑把な表記ではなく、クラック補修・シーリング打ち替え・欠損補修など具体的に記載されているか確認しましょう。② 補修の方法を丁寧に説明してくれるか
「ここは打ち替えます」「ここは補修材を使用します」と施工前に説明できる業者は信頼性が高いです。説明を濁す場合は要注意です。③ 補修の様子を写真で記録しているか
信頼できる業者は、施工前・施工中・施工後の写真を残し、お客様に提示します。証拠を示せない業者は避けた方が安心です。④ 工期が不自然に短すぎないか
本来、補修には時間がかかるもの。極端に短い工期を提示する業者は、補修を省略している可能性があります。⑤ 相場より極端に安い見積もりではないか
補修工程を省くことで人件費や材料費を削減し、安さを売りにする業者もいます。安さだけで決めるのは危険です。
外壁補修は、外からは見えないからこそ業者の誠実さが問われる部分です。
信頼できる業者かどうかは、見積書や説明の丁寧さ、工事記録の透明性から判断することができます。
外壁塗装の手抜き7. 契約と違う塗料に変更する
外壁塗装で最も悪質な手抜きの一つが、「契約と違う塗料を勝手に使用する」というケースです。 これは材料原価を安く抑えて利益を確保するための典型的な手口であり、残念ながら今でも一部の業者に見られます。
外壁塗装の見積もりや契約時に「高耐久フッ素塗料で施工」と説明されていても、実際には安価なシリコン塗料にすり替えられてしまうといった事例があるのです。しかも、施工直後の仕上がりだけでは、塗料の種類の違いはお客様にはほとんど判別できません。
こうした「塗料のすり替え」は、工事直後には気づきにくく、数年後に耐久性が著しく落ちて初めて判明するという大変厄介な問題につながります。
お客様にとっては「契約違反」でありながら、泣き寝入りになってしまうことも少なくありません。
契約と違う塗料を使うことは、業者としての誠実さを欠いた大変悪質な手抜き工事です。 外壁塗装を長持ちさせるためには、塗料の種類・メーカー・グレードを必ず契約書や見積書に明記し、施工時にも実際に使われている塗料缶を確認するなどの工夫が必要です。
「契約通りの塗料を使っているか」これは信頼できる業者かどうかを見極める重要なポイントです。
契約と違う塗料を使う業者を見抜くチェックリスト
契約と異なる塗料を使用する業者を防ぐためには、工事前から確認を徹底することが重要です。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
- ① 見積書に「メーカー名・製品名・グレード」が明記されているか ─ 「外壁塗装一式」「高級塗料使用」など曖昧な表記は要注意。
- ② 契約書に塗料の種類や品番まで記載されているか ─ 契約時に細かく記載されていれば安心です。
- ③ 施工時に実際に使う塗料缶を見せてもらえるか ─ 誠実な業者は、現場で塗料缶を確認させてくれます。
- ④ 使用した塗料缶を現場に残してくれるか ─ 完工後に缶を見せるのは、信頼できる業者の基本的な対応です。
- ⑤ 「同等品で代用できます」と安易に言わないか ─ 契約と違う塗料を正当化しようとする説明には要注意です。
外壁塗装の品質を左右するのは「どんな塗料を使うか」。
契約通りの塗料を使用することは絶対の約束ごとです。
外壁塗装の手抜き8. 塗料の計量や希釈がいい加減

外壁塗装に使用する塗料には、それぞれの種類ごとに守るべき配合比率や希釈率が定められています。
特に2液型塗料は、主材と硬化剤をメーカーの指定に従って正確に計量・配合することが鉄則です。これを守らなければ、塗料が本来持つ性能を十分に発揮することはできません。
ところが、急いで工事を進めたいがために「目分量」で計量を済ませてしまう業者や、知識不足のままいい加減に配合してしまう職人も残念ながら存在します。
こうしたずさんな作業は、塗料の硬化不良や造膜不良の原因となり、数年も経たないうちに剥がれ・膨れといった深刻な不具合を招いてしまいます。
また、塗料を必要以上にシンナーで薄めてしまう「過度な希釈」もよくある手抜きのひとつです。
過剰に希釈された塗料では、規定の膜厚を確保することができず、耐候性や防水性が著しく低下してしまいます。
見た目はきれいに仕上がっているように見えても、塗膜の中身がスカスカになってしまっては、本来の塗料の性能を発揮することは到底できません。
正確な計量と適切な希釈こそが、外壁塗装を長持ちさせる基本です。
塗料の正しい計量や希釈は、外壁塗装の品質を大きく左右します。
ところがこうした工程は仕上がってしまえば見えなくなるため、お客様には分かりにくい部分でもあります。
そこで、業者の信頼性を見極めるために、次のポイントを確認してください。
① 見積書に「使用塗料名・規格・塗布量」が明記されているか
「外壁塗装一式」としか書かれていない場合は要注意です。② 現場に秤や計量カップがあるか?
きちんと秤や計量カップや撹拌機を使用しているかどうか、現場で少し確認するだけでも違いが分かります。③ 「塗料は薄めても性能は同じ」などと説明する業者は要注意
メーカー規定を無視した説明をする場合、誠実さに欠けています。
正しく計量・希釈された塗料こそが、外壁塗装を長持ちさせる最大の条件です。
業者の説明内容や現場でのちょっとした確認を通じて、信頼できるかどうかを判断することができます。
外壁塗装の手抜き9. 規定量よりも塗料を薄く塗る
外壁塗装に使用する塗料は、メーカーごとに「規定塗布量」が明確に定められており、その量を守ることで適切な塗膜厚を確保し、本来の耐久性や防水性を発揮することができます。
しかし、残念ながら一部の悪徳業者や職人は、材料費や人件費を削減するために、規定量よりも塗料を薄く塗った規定量よりも塗料を薄く塗るといった内容は、手抜きの典型的な例です。
当然のことながら、塗料を薄く塗れば塗膜は極端に薄くなり、数年でチョーキング・ひび割れ・膨れ・剥がれといった深刻な不具合が出やすくなります。
さらに、塗料の性能(遮熱性・防水性・耐候性など)が十分に発揮されないため、「せっかく外壁塗装をしたのに長持ちしない」という結果になりかねません。
外壁塗装は「見た目の美しさ」だけではなく、「耐久性や建物を守る力」こそが大切です。
だからこそ、塗料の規定量・塗装回数をきちんと守る誠実な業者を選ぶことが、後悔しない塗装工事につながります。
塗装回数や塗布量は、外壁塗装の耐久性に直結する重要なポイントです。
ところが、実際に何回塗られたのかは外から見ただけでは分かりづらいため、業者の誠実さを見極めるためには次のような点を確認することが大切です。
① 工程写真を提出してくれるか
下塗り・中塗り・上塗り、それぞれの工程写真を記録しているかどうかで信頼性が分かります。② 工期が極端に短すぎないか
一般的な2階建て住宅の外壁塗装の工事期間は、2週間くらいが目安です。それが10日以下で終わる場合は、回数を省略している可能性があります。③ 見積書に「3回塗り」と明記されているか
「外壁塗装一式」としか書かれていない見積もりは要注意です。④ 塗料の使用量や缶数が確認できるか
使用済み塗料缶を現場に残してくれる業者は透明性が高いです。⑤ 説明が丁寧かどうか
「2回塗りでも同じです」などと安易に説明する業者は信頼できません。
塗装回数や塗布量は「目に見えにくい部分」だからこそ、業者の誠実さが試される部分です。
工程写真や見積書の明記などをしっかり確認し、安心できる業者を選びましょう。
外壁塗装の手抜き10. 塗料の乾燥時間を守らない
外壁塗装や屋根塗装では、各工程ごとに「きちんと塗料を乾燥させてから次の工程に移る」ことが鉄則です。 この乾燥時間を守ることによって、塗膜が安定し、塗料が本来持つ性能をしっかりと発揮できるようになります。
しかし、乾燥時間を正しく取ろうとすると1工程につき数時間かかるため、作業を急ぎたい一部の業者や職人は、十分に乾いていない状態で次の塗装を重ねてしまうことがあります。これは典型的な「手抜き工事」のひとつです。
乾燥時間を守らずに塗装を重ねると、塗膜同士がうまく密着せず、縮れ・溶解・層間剥離・中膿みといった不具合を引き起こします。結果として、施工後わずか数年で「ひび割れ」「膨れ」「剥がれ」など深刻なトラブルが発生する可能性が高くなります。
特に工期を短縮するための突貫工事では、この「乾燥不足」が原因で塗装の寿命が極端に短くなるケースが多く見られます。塗料メーカーが定める乾燥時間を守ることは、外壁塗装の品質を支える基本中の基本なのです。
大切なお住まいを長持ちさせるためには、工程ごとの乾燥を丁寧に行う誠実な業者を選ぶことが欠かせません。
外壁塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する「乾燥時間」。
しかし残念ながら、見積もりや契約の段階では分かりにくいため、実際の作業を通して注意して観察することが大切です。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
① 工期が極端に短すぎないか
通常10日〜2週間かかる工事を数日で終えようとする業者は要注意です。② 雨の日や湿度が高い日に作業を強行していないか
雨天や湿度85%以上での塗装は、乾燥不良の原因になります。③ 各工程の間隔が短すぎないか
午前中に下塗り、午後すぐに中塗り…といったスピード施工は乾燥不足の可能性大です。④ 施工写真や作業日報を提示してくれるか
誠実な業者は、乾燥を含めた工程管理を写真や記録で確認できます。⑤ 「乾燥時間は不要」と説明しないか
メーカー規定を軽視する説明をする業者は信頼できません。
乾燥時間は「目に見えにくい部分」だからこそ、業者の誠実さが表れるポイント。
丁寧に時間をかけて作業する業者を選ぶことが、長持ちする外壁塗装への近道です。
外壁塗装の手抜き11. 塗装回数を減らす
外壁塗装や屋根塗装には、それぞれの塗料メーカーが推奨する「規定の塗装回数」が存在します。
この決まりを守ることで、塗料本来の耐久性・防水性・美観をしっかりと引き出すことができるのです。
一般的な外壁塗装の基本は、下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回の合計3回塗り。
この3工程を丁寧に重ねることで、強い塗膜を形成し、建物を長く守ることができます。
しかし残念ながら、一部の業者は材料費や人件費を節約し、利益を優先するために「本来の3回塗りを2回塗りで済ませる」といった手抜きを行うケースがあります。外から見ただけでは判別が難しいため、お客様が気づきにくい点でもあります。
規定の回数を減らして塗装を行うと、必然的に塗膜は薄くなり、塗料が持つ性能を発揮できずに短期間で劣化してしまいます。
ひび割れ・剥がれ・色あせなどの不具合が早期に起こりやすくなり、「せっかく外壁塗装をしたのに数年で台無し」といった最悪の結果にもつながりかねません。
塗装回数を守ることは、外壁塗装の品質を左右する基本中の基本。
だからこそ、工程ごとに写真を残してくれるか、見積書に「3回塗り」と明記されているかなど、信頼できる業者を見極めることが大切です。
外壁塗装は「3回塗り」が基本ですが、見た目だけでは回数をごまかされても分かりにくいものです。業者を見極めるために、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- ① 見積書に「3回塗り」と明記されているか ─ 「外壁塗装一式」など曖昧な表現しかない場合は要注意です。
- ② 工程ごとの写真を提出してくれるか ─ 下塗り・中塗り・上塗りの施工写真があれば安心できます。
- ③ 工期が極端に短くないか ─ 通常10日前後かかる工事を数日で終える場合は、回数を省いている可能性があります。
- ④ 塗料の使用量や缶数を提示してくれるか ─ 使用済みの塗料缶を現場に残す業者は透明性があります。
- ⑤ 「2回塗りでも大丈夫」と言わないか ─ メーカー規定を無視する説明をする業者は信用できません。
外壁塗装の品質を守るカギは、正しい塗装回数を守ること。
事前に見積書や工事工程を確認して、透明性のある業者を選ぶことが、後悔しない塗装工事につながります。
外壁塗装の手抜き12. 雨が降っている悪天候でも作業をする
外壁塗装の基本的なルールとして、雨が降っているときや湿度が85%を超える環境では作業を行ってはいけません。 これは、塗料がしっかり乾かず、塗膜の性能や耐久性に大きな影響を与えるためです。
しかし実際には、「納期を優先したい」「スケジュールを崩したくない」といった業者側の都合で、多少の雨や高湿度でも強引に作業を進めてしまうケースがあります。なかには「雨さえ直接当たらなければ大丈夫」と安易に考えて施工を続ける職人もいます。
けれども、雨や湿気によって塗装面に余計な水分が含まれると、塗膜の密着力が低下し、剥がれ・膨れ・ひび割れなどの不具合を招く可能性が高まります。
つまり、本来の塗料の性能を発揮できない、寿命の短い外壁塗装になってしまうのです。
誠実な塗装業者であれば、天候や湿度を考慮して無理な作業は行わず、安全で確実な施工を優先します。
一方で、悪天候にもかかわらず作業を進める業者は、手抜きやずさんな対応をしている可能性が非常に高いといえるでしょう。
お客様にできることは、「雨の日に作業をしていないか」「天候に配慮しているか」をきちんと確認すること。この一手間が、外壁塗装を成功させる大切なポイントになります。
外壁塗装は天候に大きく左右される工事です。
信頼できる業者かどうかを見極めるために、以下の点を確認してみましょう。
① 天候を考慮した工程で説明してくれるか
ちゃんとした業者は、数日の天候を確認しながら工期を柔軟に調整します。② 雨の日や高湿度の日に作業を中止しているか
「多少の雨なら大丈夫」と言う業者は危険信号です。③ 工期を極端に短縮していないか
工期が短すぎると、雨天時も強引に作業をする可能性が高まります。④ 契約前に「雨天時の対応ルール」が明記されているか
契約書や工程表に「雨天時は延期もしくは中止」と明記されていれば安心です。⑤ 実際に雨の日に現場を訪れたとき、作業をしていないか
現場確認も信頼できる業者を見抜く有効な手段です。
雨の日に作業を強行する業者は、施工品質を軽視している証拠。 外壁塗装を長持ちさせるためには「天候を重視する姿勢」が欠かせません。
13. 外壁塗装で手抜き工事をされてしまった場合の対処法
万が一「外壁塗装で手抜き工事をされたかもしれない」と気づいたとき、大切なのは慌てずに冷静に、そして段階を踏んで対応することです。
外壁塗装は大きな工事ですから、泣き寝入りするのではなく、具体的な証拠を残し、正しい手順を踏めば、改善や解決の道は必ず開けます。
ここでは、外壁塗装の手抜き工事に気づいた際に取るべき代表的な2つの行動手順をご紹介します。
まずは施工業者や担当職人に直接「やり直し」や「手直し」を依頼する方法です。
伝える際にはあいまいな表現を避け、「3回塗りと聞いていたのに、2回しか塗っていないように見えるのでやり直してほしい」
「塗り分け部分が雑で美観が損なわれているので、修正できませんか?」など、具体的に不具合を指摘するのが効果的です。
ただし注意が必要なのは、一部の悪質な業者は工事代金を受け取った途端に連絡が取れなくなるケースがあるということです。
そのため、見積書に明記されている工事内容が実際に行われていない場合は、代金を支払う前に不備を指摘し、改善を求めることが重要です。
「業者に直接言いづらい」「やり直しをお願いしても対応してもらえない」といった場合は、第三者機関に相談するのが安心です。
外部の専門機関が間に入ることで、公平な立場から解決へと導いてくれます。
相談できる第三者機関には、以下のようなものがあります。
・独立行政法人 国民生活センター(消費生活センター) … 消費者トラブルの相談窓口として利用できます。
・住宅リフォーム・紛争処理支援センター … 住宅リフォームに関する専門的な相談や調停を行っています。
・弁護士 … 法的手段を視野に入れる場合の最終手段として有効です。
大切なことは「決して泣き寝入りせず、冷静に証拠を残し、適切な窓口へ相談すること」です。
外壁塗装に関するトラブルは早めに対応すれば被害を最小限に抑えることができます。
14. 外壁塗装の手抜き まとめ
今回は、外壁塗装に潜む手抜き工事の手口や注意すべきポイントについて、小林塗装が分かりやすくご紹介しました。
外壁塗装は、建物を守るために欠かせない大切な工事ですが、残念ながら業者によっては手抜きが行われてしまうケースもあります。
近年では、塗装専門店やリフォーム会社だけでなく、大手のホームセンターや家電量販店までもが外壁塗装に参入しています。
そのため「価格の安さ」や「ブランド名」だけで判断してしまいがちですが、本当に大切なのは工事品質・適切な施工工程・アフターフォロー・保証の内容といった総合的な信頼性です。
お客様にとっては業界全体の選択肢が増えたこと自体は喜ばしいことだと思いますが、その一方で「安さを優先して手抜き工事が行われる」リスクは依然としてゼロではありません。だからこそ、今回お伝えした手抜きの手口やチェックポイントをちゃんと知っておくことで、業者を選ぶ際の大切な判断材料になるかと思います。
外壁塗装を長持ちさせるためには、誠実で信頼できる業者選びが最も重要です。
小林塗装では、名古屋市を中心に地域密着で、正しい施工と手抜きのない丁寧な工事を徹底しています。外壁塗装で後悔しないためにも、ぜひ今回の内容を参考にしてください。
よく分かる 手抜きの外壁塗装の手口について
外壁塗装の訪問販売には気を付けましょう
手抜きのない高品質な外壁塗装をお求めなら、小林塗装へお任せください。
名古屋市を中心に、地域のお客様から長年信頼をいただいている「小林塗装」は、手抜きのない、誠実で高品質な外壁塗装を創っています。
外壁の種類、劣化の状態、お客様の要望に合わせた最適な施工方法を提案し、見た目の美しさと耐久性の両立を実現させます。
もちろん、外壁塗装の提案・見積もりは無料です。
「どんな塗料が合うのか知りたい」「信頼できる業者にお願いしたい」そんな方は、どうぞお気軽に相談ください。
小林塗装が手抜きのない安心の塗装工事を行って大切な住まいを末永く守ります。
外壁塗装の見積り・
相談は無料です。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装業者が行う 手抜き作業とは?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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