外壁サイディングのローラー塗装手順について
「職人さんに全部おまかせで、本当に大丈夫なの?」「ちゃんと塗ってくれているか、ちょっと心配…」
そんなお客様の“素直な不安”に寄り添いながら、実際の現場でどんな工程が行われ、どうやって品質が守られているのかを「名古屋の塗装店」小林塗装が、プロの視点で丁寧にお伝えします。
外壁サイディング塗装は、ただ塗るだけの作業ではなく、
建物を「守る」「美しく見せる」「長く保つ」ための技術と知識の結晶です。
職人の手の動き一つ、ローラーの選び方一つで、仕上がりの質も耐久性も変わります。
これから外壁塗装を検討されている方、
「本当に安心できる塗装とは何か」を知りたい方は、ぜひこのコラムをご覧ください。
小林塗装が、「手抜きゼロ・納得の見える品質」を、実際の現場目線でお伝えします。
1. そもそも「外壁ローラー塗装」とは?~外壁サイディングに最も適した「手塗り仕上げ」の王道~
「ローラー塗装」とは、毛の付いた筒状の塗装用具「ローラー」を使い、職人が一工程ずつ丁寧に塗り重ねる伝統的な手塗り工法のことを指します。
スプレーガンを使う吹付け塗装と異なり、塗料を外壁の素地にしっかり「押し込む」感じで塗ることができるため、密着性が高く、仕上がりにも艶ムラやピンホール(小さな気泡跡)が出にくいのが特徴です。
特に現在の住宅で主流となっている窯業系サイディングボードは、表面が平滑またはエンボス(凹凸)加工されており、風の影響を受けやすい吹付け塗装では、塗料の飛散ロスや厚みムラが生じやすい傾向があります。
その点、ローラー塗装は、職人が塗圧をコントロールしながらローラーを転がすことで、塗料を均一に、かつ必要な膜厚(まくあつ)を確実に確保できるため、外壁材の保護性能を最大限に引き出すことができます。
また、ローラー塗装は、吹付塗装に比べ近隣への塗料飛散が少なく、環境にも優しいことから、住宅街など密集地での施工にも最適です。
塗布量を正確に管理しながら「下塗り → 中塗り → 上塗り」の3回塗りを丁寧に仕上げることで、塗膜の密着・防水・美観のすべてを高水準で両立させることができます。
つまり、ローラー塗装とは単なる「手作業」ではなく、建物の素材・気候・塗料特性を読み解く職人の技術が問われる工法なのです。
- ・下塗り(シーラー・サフェーサー)
- ・中塗り(上塗り材、もしくは専用中塗り材)
- ・上塗り(上塗り材)
この3工程をしっかり行うことで、塗料の密着力・耐久性・美観が高まり、10年以上の長持ちにつながります。
- ・吹き付け塗装に比べ、塗料の飛散が少なく、環境にも優しい
- ・凹凸のあるサイディングにも、塗料がしっかりなじむ
- ・ローラー塗装は、職人が目視と手作業で確認しながら塗るため、品質管理がしやすい
2. 正しい外壁サイディングローラー塗装の流れ(施工手順)
ここからは、実際に現場で行われる正しいローラー塗装の流れを塗装工事のプロの視点で詳しく解説します。
外壁の傷み具合、塗り替えの必要性、最適な工法を「数値と根拠」で診断します。
見た目だけで判断せず、材料・環境・既存塗膜を総合評価することが大切です。
- チョーキング(白亜化)と光沢保持
乾いたウエスや手でサイディングの表面を擦り、粉化の程度を確認します。
参考:軽微/中等度/高度の3段階評価(クリヤー塗装仕上げ可否の指標にもなります)。 - 含水率・含水経路の確認・推測
笠木下部分・胴差し部分・サッシ下部などを確認します。
雨後の遅延乾燥・結露痕がある面は塗装前に乾燥・通気改善を検討します。 - ひび割れ(クラック)の性状
ヘアクラック/クラック(0.3mm基準)/動きの有無を確認します。
クラックに動きがある目地・取合い部分は可とう性下塗りや可とう形上塗りを選定します。 - シーリング(目地・開口部)の劣化
可塑剤しみ出し・三面接着・脆化・破断の有無を確認します。
打替え/増し打ち/ノンブリード材の選定とプライマー適合を確認します。 - サイディング本体の異常
反り・浮き・角欠け・釘浮き・面内段差・脱落など
反りはビス増し締め+シーリング目地のクリアランス確認。 - 既存塗膜の種類と付着力
目視・溶剤反応試験・剥離試験(クロスカット試験)で下地種別(AEP・ウレタン・シリコン・フッ素・光触媒など)を推定し、
下塗りの密着型式(エポキシ/変性エポ/サフェーサー/シーラー)を選定。 - 付帯部と雨仕舞
縦樋・樋バンド・水切り・笠木・サッシ周りの排水経路を確認します。
雨だれ筋・錆だれの発生源を特定し、塗装前に是正プランを作成します。 - 施工環境
気温・相対湿度・露点差・風速・日射角
露点差3℃以上/基材温度5℃以上など、塗装可能条件を現場で確認します。

作業の安全と丁寧な仕上がりのために、足場をしっかり組み、飛散防止シートで覆います。
また、窓や植木、エアコンなどの設備にはビニール、不織布シート、ラッセルカバーで養生(ようじょう)します。
事前に養生をしっかり行うことで、塗料がついてはいけないところを保護できます。
外壁サイディングの塗り替えにおいて、高圧洗浄は“下地づくりの第一歩”です。
古い塗膜のチョーキング粉(白化した粉)やカビ・藻・排気ガス汚れなどを業務用の高圧洗浄機でしっかり落とし、
塗料が密着できる清潔な素地を整えます。
使用するのは、通常の家庭用洗浄機とは異なる業務用高圧機(吐出圧力12〜15MPa)。
外壁の素材に応じて、ノズル形状や距離・角度・水圧を微調整しながら洗浄します。
サイディングの継ぎ目やシーリング部分を傷めないよう、水圧をコントロールする職人の“手加減”が重要です。
特に、チョーキング粉や微細なカビ・藻を残してしまうと、塗料の密着性が著しく低下します。
これは後々、塗膜の浮きや早期剥離を引き起こす原因になるため、丁寧な洗浄が塗装の寿命を左右すると言っても過言ではありません。
また、高圧洗浄後の乾燥も大切な工程です。
なぜなら、サイディングが湿ったまま塗装を行うと、塗膜内部に水分が閉じ込められ、塗膜の膨れやサイディングの腐食を引き起こす恐れがあるからです。
ですから、充分に乾燥(24~48時間)させてから次の工程に進みます。
つまり、「洗って終わり」ではなく、「乾かして整える」までが高圧洗浄の仕事です。
このひと手間を丁寧に行うことで、塗料の性能が100%発揮され、外壁が長く美しく保つことができます。

サイディング目地(ジョイント部分)や窓回りのシーリングが劣化している場合は、古いシーリングを撤去して、新しいものに打ち替えます。 (打ち増しではなく「打ち替え」がおすすめです。)
また、小さなひび割れや浮き部分の補修もこのタイミングで行います。
~塗って終わりじゃない。塗る前の「素地の健康チェック」~
外壁サイディング塗装では、下塗り前の「下地調整」こそが、塗膜の持ちと美しさを左右する鍵です。
▶ ヘアクラックにはシーリング材、欠けた部分は外壁パテなどを使って補修します。
- ・浮き・反り・脱落のあるサイディングボードのビス止め、張り直し
- ・軽微な欠け部分のパテ処理(釘頭、コーナー部分など)
- ・サイディング表面に付いたカビ・コケの除去(高圧洗浄後、必要に応じて殺菌処理)
- ・旧塗膜のめくれ・サイディング膨れの処理(ケレン・剥離作業・パテ処理)
▶ 外壁目地部分のシーリング打ち替え
- → 劣化したシーリング材は、雨水の侵入原因になります。
- → 古いシーリング材を撤去し、新しい弾性のあるシーリング材を充填します。
見た目では分かりにくいサイディング下地の劣化も、プロの目で細かく診断・補修することで、塗料の性能を最大限に活かすことができます。

外壁塗装において、塗る前の下準備である養生(ようじょう)は、とても重要な工程です。
▶ 養生作業とは?
「養生(ようじょう)」とは、塗料がついてはいけない場所をシートやビニールで保護する作業のことです。
サッシ枠や窓ガラス、玄関扉、ポスト、照明器具、エアコン室外機や給湯器、物置、庭木や植木鉢、駐車中の車やカーポートの屋根、支柱など
| 外壁サイディング塗装における養生の目的と重要性 | |
|---|---|
| 塗料の飛散を防ぐため | 特にローラーや刷毛の塗装中に霧状になった塗料が周囲に飛び散ることがあります。 |
| 仕上がりを美しく保つため | サッシと外壁の境界部分を真っすぐに整えることで、より美しい仕上がりになります。 |
| 近隣トラブル防止 | 玄関ポーチや自家用車など、日常生活に支障が出ないよう配慮した養生は、お客様の満足度に直結します。 |
職人の丁寧さや気配りは、この「養生の質」に表れやすい部分です。
この作業は、職人の丁寧さや気遣いが最も表れやすい部分でもあります。
養生をきっちり行える業者は、塗装の仕上がりもきれいなことが多いです。
塗装工事の養生作業とは?重要性や道具などをお伝えします

外壁サイディングの下地材と上塗り材の密着性を高めるための「接着剤」の役割をする塗料を塗ります。
ローラーを使い、全体に均一に塗り伸ばすのがポイントです。
下塗りには透明タイプや白色タイプがあり、劣化状態や上塗り塗料との相性によって最適なものを選定します。
外壁塗装で重要な下塗りとは?【下塗りの目的と役割、作業手順】
▶ ローラー塗装の種類と特徴(小林塗装の現場目線で専門解説)
外壁の材質・凹凸・採用塗料・求める質感によって、職人は「毛丈(ケタケ)」「繊維」「編み方」「芯径」まで使い分けます。
同じ“中毛ローラー”でも、繊維や編み方が違えば仕上がりと耐久性は大きく変わります。
| 種類(毛丈) | 仕上がり/適用下地 | 適合塗料・繊維素材 | 注意点・管理 |
|---|---|---|---|
| 中短毛 8〜11mm | フラットな窯業サイディング・金属サイディングに最適。 “フラット寄り”のマット〜セミグロスで整いやすいです。 |
水性ウレタン/ラジカル/フッ素/無機の上塗り。 マイクロファイバー(低飛散・均一膜厚)や ウーブン(毛抜け少)が使われます。 |
塗布量が不足しがち。 広い面はW字→平行ストロークで「置く→伸ばす→ならす」を徹底する必要があります。 |
| 中毛 12〜13mm | 軽〜中程度のエンボスに。 凹部まで届きやすく、標準的な意匠に万能な毛丈です。 |
上塗り全般・高耐候形の中塗りにも。 ニット(含み量大)+マイクロ(均しやすい)の併用が便利です。 |
含み量が増える分、たれ・耳(ローラー端)の線に注意。 1スパンごとに耳を軽く抜いてエッジ処理します。 |
| 中長毛 15〜20mm | 人気レンジ。中〜深めの凹凸サイディング向け。 パターンを潰さず、凹部の塗り残しを減らすことができます。 |
下塗り微弾性〜上塗り高耐候まで広範。 高固形分・高粘度塗料の塗布量確保に有利です。 |
飛散管理が必須。 「置き塗り→転がし圧を抜いて均し」の2段階の動作で ローラーマークの発生を低減させます。 |
| 長毛 20〜25mm | 深い凹凸・意匠性サイディング。 1回あたりのウエット膜厚を稼ぎやすいです。 |
下塗り厚付け・微弾性フィラーの充填、 下地調整工程に有効です。 |
耳跡・泡巻き・オレンジピールに注意。 気温・粘度で希釈と作業速度を微調整できます。 |
| モヘア/ウール(極短〜短毛) | 金属系・付帯部・クリヤー仕上げで平滑性重視。 | 溶剤型ウレタン・フッ素・クリヤー・2液型に◎。 毛抜けの少ないウーブン推奨。 |
圧をかけ過ぎるとスジ。 “置く→引く→ならす”で一定荷重を維持。 |
| マイクロファイバー | 均一性・低飛散・キワの乗りが良い。総合点が高い。 | 水性上塗り全般/ラジカル・フッ素・無機。 | 含みが良い分、乾燥遅延時は、塗料の垂れに注意。 そういった場合、気温・湿度で可使時間を管理します。 |
| 無泡タイプ=特殊加工と不脱毛加工を施したローラー | 扉・幕板など平滑仕上げ、目違いのならしに使用します。 | 溶剤クリヤー/仕上げ工程で使用します。 | 角で泡立ちやすい。 最後は軽いストロークでローラーマークを消す感じで転がしましょう。 |
| ミニスモールローラー(2〜4インチ) | サイディングの入隅・サッシ際・水切り上・幕板下の 細部精度が大きく向上します。 |
上塗り全般。スリム芯で小回り◎。 | 大面積の均一膜厚には不向き。 「細部はスモール→面はレギュラー」で使い分けます。 |
■ ローラーの繊維と編み方が“サイディング塗装の仕上がり感”を決めます
ウーブン(織り)は毛抜けが少なく平滑性が高い=上塗りの仕上げに有利。
ニット(編み)は塗料の“含み”が大きく、下塗りや凹凸面での充填性に優れます。
マイクロファイバーは低飛散で均しやすく、総合バランスが良いのが特長です。
■ ローラー選定の実務基準(小林塗装)
- 下地の凹凸深さと意匠性:凹に届く毛丈を選び、パターンを潰さない。
- 塗料の粘度・固形分:高固形分は中長毛以上で膜厚を確保、希釈で粘度と可使時間を整える。
- 求める質感:平滑重視は短毛/モヘア、遮蔽性を重視する場合は中〜長毛で塗装します。
- 季節要因:高温乾燥時は中毛でスピード最優先、低温多湿時は飛散・たれ防止が容易なマイクロファイバーローラーがおすすめです。
■ 仕上がりを左右するローラーの転がし方
- 置く→伸ばす→ならす(3段階)。最初に塗料を「置き」、次に方向を変えながら「伸ばし」、最後に力(ローラーに対する圧)を抜いて「ならす」。
- W字 or N字 → 平行ストロークで塗布ムラを分散し、最終ストロークはローラーマークを整えつつ一定速度で転がす。
- 耳処理(エッジ):ローラー端の塗料を面内で一度落としてから境界へ。見切りの線を残さない。
- 荷重一定・ローラー角度一定:擦りすぎはスジや泡の原因。ローラーは面に置くようなイメージで転がします。
■ 小林塗装の品質管理
工程ごとに「使用ローラー種」「毛丈」「繊維」「編み方」「芯径」「1㎡あたり塗布量」「作業に適した気温・湿度・露点」「塗り重ね時間」を指示書に記載しています。
「道具選定 × 膜厚設計 × 施工手順」を店主と職人の一体で管理して、美観と耐久性の両立を徹底しています。
これらを職人が適切に選び、「塗り残しなく・ムラなく・適量で」仕上げるのが技術の見せ所です。
いよいよ色を塗っていく工程です。
中塗り → 乾燥 → 上塗りの順で、2回に分けて丁寧にローラーで塗り重ねます。
- 色むらをなくすために、適量をしっかり塗布
- サイディング柄に深い凹凸がある場合は、毛足の長いローラーでしっかり塗り込む。
- 使用する塗料によって、乾燥時間や仕上がりが異なりますが、基本的には1日1工程が理想です。

ローラー上塗りとは?
中塗りの乾燥後に、最終仕上げとして行うのが上塗りです。
この層が外観の美しさを左右します。以下を意識して仕上げます。
- ・塗膜の厚さを均等に保つ(基準の塗布量を守る)
- ・光の反射によって、ローラーの塗りムラが見えないように注意する
- ・サイディングの凹凸や境目も手元を変えて丁寧に塗り込む
3. 外壁サイディング塗装でよくある失敗例と対策

▶ サイディングに塗りムラが出る
→ 塗った塗料の量が不均一な場合に発生します
▶ 乾燥不足による膨れ・中うみ
→ 適正な希釈と乾燥時間を守る
▶ ローラーマークが残る
→ ローラーに加える力加減が不均一、質の低い道具の使用している場合です。
▶ 塗料が垂れてしまう
→ 一度に塗る量が多すぎる → 垂れ・美観低下・膨れ・層間剝離の原因になります。
→「既定の塗布量を2回に分けて塗る」が基本です。
外壁塗装のトラブルとは? 対策と回避方法を外壁塗装のプロによる視点でお伝えします
4. 外壁サイディング塗装の仕上がりを長持ちできれいにするには?
・下塗り・中塗り・上塗りの3工程が正確に施工されているかどうかが、塗膜の厚みと密着力を左右します。
肝心な下塗りを省略すると、どんな高級塗料でも密着不良を起こすことがあるため要注意です。・使われたローラーの種類や塗料の塗布量が指示されているか?
サイディングの凹凸や素材に合ったローラーを使い、塗布量がメーカー規定を満たしているかが仕上がりのカギです。・養生の剥がし跡がきれいか? (特に窓枠の角部分・サイディングの塗り分け部分)
養生の剥がし跡は職人の丁寧さを映す鏡です。境界ラインが乱れている場合は、施工の仕上げ精度にムラがある可能性も。
丁寧な職人ほど、見えない部分ほど美しく仕上げます。
これらを塗装後にチェックすることで、手抜き工事を防ぐことができます。
- ・サイディングにローラーの塗りムラがないか(ローラーの塗りスジやローラーマーク)
- ・サイディングに塗料の垂れやダレ、飛び散りがないか(適切な塗布量と塗装スピード)
- ・塗り残しがないか(特に窓まわりやサイディング目地)
一言で「3回塗り」と言っても、実際に下塗り・中塗り・上塗りが行われているか写真や報告で確認すると安心です。
5. 外壁サイディングローラー塗装作業の際、気をつけなくてはならないこと

外壁のローラー塗装作業中に気を付けることは、飛散防止対策、ローラーの抜け毛の確認、塗りムラの防止、乾燥時間の4点をしっかりと守ることです。
特に、飛散防止対策は、近隣への配慮や作業者の健康保護のためにも重要です。
外壁サイディングローラー塗装は、塗料が飛び散りやすいです。
塗料の飛散防止のためには、周りの壁や窓ガラスなどを養生材で覆い、飛散した塗料が落ちるのを防ぐ必要があります。
また、高圧洗浄や下地処理後に塗装を行う場合も、汚水や粉じんの飛散対策を徹底することが重要です。
ローラーの抜け毛は、外壁に付着してしまい、仕上がりの美しさを損ねる原因になります。
作業前にローラーの抜け毛を確認し、ローラが傷んでしまった場合は、適時交換しましょう。
抜け毛が少ないローラーを選ぶことや使用前にローラーの遊び毛を払ってから使用することも重要です。
外壁サイディングのローラー塗装は、塗装技術によって仕上がりに差が出やすいです。
ローラーによる塗りムラを無くすためには、ローラーを塗る面と平行に、ローラーの左右均等な力を加えながら転がすようにしましょう。
特に、壁の凹凸や壁のコーナー部分などは、塗りムラや塗装のカスレが出やすいので注意が必要です。
塗料の乾燥時間は、塗料の種類や作業環境によって違ってきます。
乾燥時間を守らず、そのまま次工程に進むと、仕上がりの品質が低下する可能性があります。
特に高圧洗浄後や塗装後の乾燥時間は、塗料の性能を最大限に発揮させるためにもとても重要です。
塗料を必要以上に薄めて使うことや塗装の回数を減らすことなどは、手抜き工事のサインです。
業者には、見積書に記載されている塗料を使い、適切な塗装の回数を守るように指示しましょう。
塗装後に色が気に入らなかった場合は、自己負担での塗り替えになってしまいます。
ですから、塗装前に色をしっかり確認して、納得のいく色を選ぶようにしましょう。
ローラー塗装は、吹き付け塗装と比べて、窯業系サイディングの意匠性を活かした塗り分けができます。
吹き付け塗装は、モルタル外壁に模様を付けるのに適しています。
6. 外壁サイディングのローラー塗装手順 まとめ
安心できる外壁サイディング塗装の第一歩は、「知ること」から始まります。
どんな塗料を使い、どんな手順で塗り重ねていくのか――。
その一つひとつを理解することで、塗装工事は単なる「作業」ではなく、住まいを長く大切にするための共同作業へと変わっていきます。
外壁サイディングの塗装は、職人の技術と丁寧な工程管理があってこそ、はじめて塗装本来の美しさと耐久性が発揮されます。
見た目の仕上がりはもちろん、見えない下地処理や乾燥時間の管理、塗料の選定まで――すべての工程に職人の経験と誠意が込められています。
そして何より大切なのは、施工業者とお客様との信頼関係です。
小林塗装では、工事前の説明から施工中の報告、そして工事後のアフターサポートまで、常に「安心して任せていただける塗装店」であることを心がけています。
疑問や不安、ご希望があればどんな小さなことでもお聞かせください。
当店は、お客様の大切な住まいに寄り添いながら、「仕上がり以上の満足」をお届けできるよう、今日も誠実に塗り重ねています。
7. 外壁サイディングローラー塗装 よくある質問

外壁サイディングのローラー塗装を検討しているお客様からよくある質問をまとめました。
A. 一般的には築10~15年が目安です。
サイディングは表面の塗膜が紫外線や雨風によって少しずつ劣化し、防水性能が低下していきます。
色あせやチョーキング(手に白い粉が付く現象)、シーリングのひび割れが見られたら塗り替えのサインです。
放置すると雨水の侵入やサイディングの膨れや反りが発生するため、早めのメンテナンスが建物を長持ちさせるカギになります。
A. クリヤー塗装は透明な塗料で、サイディングの柄や質感をそのまま活かす仕上げ方法です。
一方、色付き塗装は既存の模様を塗りつぶして新しい色に塗り替える方法です。
クリヤーは新築から10年以内の比較的きれいな外壁に向いており、色付き塗装は色あせ・劣化が進んだ外壁のリフレッシュに適しています。
状態によって選択が異なるため、現場調査でどちらが最適かを判断します。
A. はい。ほとんどの場合、打ち替えが必要です。
サイディング目地のシーリング材は、紫外線・熱・雨風で収縮し、10年ほどで硬化やひび割れが起こります。
塗装前に打ち替えや打ち増しを行わないと、せっかくの塗装後に水が浸入し、塗膜の剥がれやサイディングの劣化につながります。
なお、ノンブリードタイプのシーリング材を使用することで、塗料のにじみや可塑剤による汚染を防ぐことができます。
A. 理由は「密着」「保護」「美観」を確実に仕上げるためです。
まず下塗りで古い塗膜や下地との密着を高め、中塗りで耐候性と色を整え、上塗りで美観と防水性を仕上げます。
この3層構造によって、紫外線や雨水からサイディングをしっかり守ることができます。
特に下塗り材の選定は重要で、状態によっては「微弾性フィラー」や「プライマー」などを使い分けます。
A. 状態によりますが、基本的には塗装前に補修が必要です。
サイディングの反りや浮きは、長年の熱膨張や湿気の影響で発生します。
そのまま塗装すると塗膜が剥がれやすくなるため、ビス止め補修や部分張り替えを行ってから塗装を行うのが理想です。
表面的な塗装だけでは隠れた劣化を防げないため、下地診断をしっかり行うことが大切です。
A. 建物の立地・日当たり・予算によって最適な塗料は異なります。
一般的におすすめなのは、ラジカル制御型塗料や無機塗料です。
ラジカル制御型はコストと耐久性のバランスが良く、無機は20年近くの耐候性があります。
ただし、下地が傷んでいる場合は高性能塗料でも長持ちしないため、下地処理と塗料選定をセットで考えることが重要です。
A. 色付き塗装を行うと、基本的には模様は消えます。
しかし、既存のデザインを残したい場合は「クリヤー塗装」や「ダブルトーン仕上げ」「多彩模様仕上げ」といった方法があります。
これらの工法を選ぶことで、サイディングの立体感や高級感を活かしながら塗り替えることができます。
状態とデザイン性を両立した提案ができる業者に相談するのがおすすめです。
A. 一般的な戸建て住宅(30~40坪程度)で10~14日くらいです。
工事期間中の天候や下地補修の有無によって前後しますが、外壁洗浄・乾燥・下地補修・3回塗り・点検まで含めるとこのくらいが目安です。
焦って工程を詰めると塗膜不良につながるため、しっかり乾燥時間を確保する業者を選びましょう。
A. はい。足場を組むタイミングを考えると、同時の塗装が最も合理的です。
足場費用は一度の設置で共通にできるため、外壁と屋根を同時に塗装すると費用を抑えられます。
また、塗膜の劣化スピードを揃えることで、次回のメンテナンス計画も立てやすくなります。
A. 一番大切なのは「下地診断・塗料選定・施工管理」を丁寧に行う業者を選ぶことです。
サイディングは素材や状態によって適切な下塗り材が異なり、見た目だけでは判断できません。
また、価格だけで選ぶのではなく、現状の診断書と具体的な提案書を出してくれるかどうかが信頼の目安になります。
外壁塗装は「塗るだけの工事」ではなく、「住まいを守るメンテナン」です。
専門家の説明をしっかり聞き、納得したうえで工事を進めることが、長持ちする塗装への第一歩です。
A. 下塗りには主に「シーラー」「サフェーサー」「プライマー」の3種類があります。
サイディング塗装では、塗膜と下地を密着させる「シーラー」が基本で、微細なひび割れを埋めたい場合は「サフェーサー」を使用します。
また、旧塗膜が光触媒やフッ素樹脂、塩ビの場合は、密着不良を防ぐために特殊プライマーを使うこともあります。
下塗り材の選定は、仕上がりの耐久性を左右する最重要ポイントのひとつです。
A. 建物の状態と仕上げイメージによって使い分けます。
一般住宅では、塗料の飛散が少なく均一に塗膜を付けやすいローラー工法が主流です。
一方、吹き付けはデザイン性の高いサイディングや多彩仕上げ塗装に適しており、職人の技術で独特の質感や立体感を表現できます。
どちらにも長所がありますが、耐久性と美観をともに向上させる場合は、下塗り・中塗りをローラー、上塗りを吹き付けで行う「併用工法」が効果的です。
A. 目安として、下塗り・中塗り・上塗りを合わせて合計100~120μm(0.1~0.12mm)程度が理想です。
薄すぎると塗膜の防水性や耐久性が不足し、厚すぎると乾燥不良や割れの原因になります。
適正な塗膜厚は、メーカーが定める基準値に従い、ウエットゲージ
また、塗り重ねの乾燥時間を十分に確保することで、塗膜の密着性と耐候性が格段に高まります。
外壁サイディングのローラー塗装なら小林塗装にお任せください
小林塗装では、こうした外壁サイディングローラー塗装の基礎工程をとても大切にして、全工程を写真で報告しながら、
お客様に安心していただける塗装工事を心がけています。
「きちんとした塗装をしてくれるところに頼みたい」
そんな方は、ぜひ一度お気軽に相談ください。
高品質・お値打ち価格外壁サイディングのローラー塗装を検討中のお客様は、小林塗装にお任せください。
外壁サイディングのローラー塗装
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁サイディングのローラー塗装手順を丁寧にお伝えします」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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