示音顔料(しおんとりょう)
示音顔料とは、、「測温塗料(そくおんとりょう)」とも言います。
ある特定の温度になるとはっきり変色する特殊な塗料で、物体の表面温度の測定や監視に使われます。
示音顔料とに次の2種があります。
1. 不可逆性示温塗料 特定の温度以上になると変色し,冷却後もその色を保つ顔料。
顔料として使われるコバルト、ニッケル、銅その他の化合物があり
熱分解その他によって組成が変る事を利用しています。
不可逆性示温塗料は、通常 450℃程度まで使用できます。
2. 可逆性示温塗料 一旦変色しても特定の温度以下になると、再び元の色に戻る顔料。
可逆性示温塗料は、化合物の結晶系の転移やその他の物理的変化を利用するもので、組成変化はありません。
ヨウ化水銀 (II)酸塩その他が使われ、200℃近くまで使用できます。