分離発注(ぶんりはっちゅう)
分離発注とは、従来行われてきた一括請負契約と異なり、建築構造(躯体)と建築設備(電気、空調、衛生設備)等を区分ごとに分割して複数の業者に発注する事を分離発注と言います。
一括発注に比べ、建設費の低減や質の向上といった利点がうたわれ、官公庁の発注する建築物や比較的大規模な建物では一般的になっています。
しかし中小規模の建物では、これまでの日本の建設現場の慣習と相容れない部分もあり、うまく活用しなければ必ずしも利点ばかりではない為、工業者の選定時に施工業者・設計者と相談必要があります。
一般住宅では、施主が施工業者に材料を支給する「施主支給」システムも徐々に浸透してきています。