亜酸化鉛(あさんかなまり)
亜酸化鉛とは、亜酸化鉛、酸化鉛(II)、四酸化三鉛、三酸化二鉛、酸化鉛(IV)などの総称です。
いずれも両性酸化物で、水には溶けず、酸やアルカリで溶けます。
塗料としては、錆止め塗料として使用されていました。
この亜酸化鉛は、明治初期から100年以上にわたって、主要な錆止めペイントとして使用されてきましたが、1,990年代になると鉛・クロム化合物の人の健康に与える影響が問題視され,2,000年代から使用の自粛が進み、その後鉛系・クロム系さび止めペイントに関する JIS製品規格の見直しが行われました。
亜酸化鉛は、錆止め顔料に使われており、黄色、青、もしくは茶色かかった暗い灰色の顔料になります。