ポリカーボネート(ぽりかーぼねーと)
ポリカーボネートとは、熱可塑性プラスチックの一種です。 モノマー単位同士の接合部は、全てカーボネート基 (-O-(C=O)-O-)で構成される為、この名が付けられました。
ドイツのバイエル社が開発しました。ポリカ、PCと省略される事もあります。
また、アクリル樹脂等と共に有機ガラスとも呼ばれます。
ポリカの長所は、透明性・耐衝撃性・耐熱性・難燃性等において、高い物性を示し汎用性に優れ、安価に製造できます。
また、ポリカの欠点は、薬品耐久性は高くなく、特にアルカリ洗剤、溶剤では劣化し、接着剤等の使用ができません。
エステル結合を持つ為、高温高湿度の環境下では加水分解します。
なお、ポリカーボネートは、引張強度を超える力を加えると、白化して透明度が著しく低下します。