セメント系下地調整塗材(せめんとけいしたじちょうせいざい)
セメント系下地調整塗材とは、セメントフィラーと呼ばれている下地調整材の事です。
セメント系フィラーは、主剤と混和液で構成されています。
セメントフィラーの主材は、セメント、骨材、無機質粉体、混和剤等を成分にした粉体で、混和液は、セメント混和用エマルション樹脂に少量の増粘剤、消泡剤等の添加剤を加えた液状の樹脂です。
使用する際には、規定された粉体と混和液の混合比に基づき配合し、混練りしてから使用します。 セメント系下地調整塗材は2種類に分類され、1種の下地調整塗材C-1は、吹付け、コテ塗り、ローラー塗り等で0.5~1mm程度の膜厚に塗布するタイプで、主に改修工事用に用いられる事が多いです。
2種の下地調整塗材C-2はコテ塗り専用で1~3mm程度塗付ける事が可能で、主に新築用で使用されます。