カオリン(かおりん)
カオリンとは、長石が風化してできたカオリナイト(kaolinite、カオリン石)の事で、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種です。
体質顔料や白色顔料の二酸化チタンの白色度を上げる添加剤として使われます。
『カオリ』という名前の由来は、中国の有名な粘土の産地である江西省景徳鎮付近の高嶺(カオリン:Kaoling)に由来します。
日本国内では、岡山県備前市三石、広島県庄原市勝光山が産地として有名です。
なおカオリンは、塗料以外の分野では高熱に耐える磁器、コート紙の塗工材、クレーなどの材料に使われます。
カオリンの成分が多いほど高温に耐える磁器の材料となります。