なたね油(なたねあぶら)
なたね油とは、アブラナなどの種子から圧搾して採った黄褐色の油の事です。
食用油のほか、潤滑油・工業用油などに使用されています。
日本では古くから食用として重用され、現在でも食用油中、大豆油に次いで消費量が多いです。
エルシン酸を多く含む半乾性油 (二重結合をもち融点の低い脂肪酸の含量は中位) 。
鹸化価 172~175、ヨウ素価 94~106です。
これらを精製したものは白絞 (しらしめ) 油と言われています。
ほとんどが輸入種子により生産され、食用のほか、潤滑油、硬化油、焼入油などに使われています。
市販品では単に種油 (たねあぶら) とも言います。