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外壁塗装の見積りを依頼する際に必ず知っておきたいこと

大切な住まいも、年月が経つに連れて少しずつ劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。

その中でも外壁塗装は、住まいにとって大切なメンテナンス工事の一つといえます。

ハウスメーカーや外壁塗装業界では、約10年ごとの外壁塗装を推奨しているところが多いのですが、実際に外壁塗装を行うかどうかは、お客様の判断に委ねられているので、そのまま放置されているケースも多く見られます。

そのため、外壁塗装を検討さていれるお客様の中には、誰かに相談したくても外壁塗装を依頼した経験のある人を見つけられずに悩んでいるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、初めての外壁塗装を検討されているお客様でも、安心して進められるよう「外壁塗装の見積依頼」で知っておきたいことを「名古屋の塗装店」小林塗装が詳しくお伝えします。

このコラム「外壁塗装の見積りを依頼する際に必ず知っておきたいこと 」の主な内容

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1. 電話かメールで外壁塗装の見積り依頼をしましょう

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インターネット、チラシなどで見つけた業者さんに電話かメールで見積りの依頼をします。

業者が外壁塗装の現場調査に来る日は、やむを得ない事情がある場合を除いては、お客様が立ち会いをしなければなりません。
なぜなら、留守の家の敷地を勝手に入るのは近隣の目もあって、遠慮する業者さんが多いからです。

ですから、事前にお客様の都合の良い日を3日くらいを選んで業者さんに伝えしましょう。
その際にの留意すべき点は以下の3つです。

  • ・季節にもよりますが、夕方5時以降の場合、暗くて現場調査がしっかりできない場合があります。
     ですから、基本的に日中の明るい時間帯を指定した方が良いです。

  • ・土日、祝日はどこの業者さんも混み合うので、早めに連絡しましょう。
  • ・少々の雨が降っていてもほとんどの場合、現場調査には問題ありません。

2. 外壁塗装を依頼しない業者には見積り依頼をしてはいけません

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工事を依頼する気のない業者さんには見積り依頼は控えましょう。

こう言うと「そんなことする人いるの?」と思われるかもしれませんが、これが意外と結構います。

例えば、近所でないなどといった理由で最初から工事を依頼する気は無いけれど、何だか良さそうな業者なので予め選定基準として、見積りだけでも取っておこうかなといったケースです。

  • ・外壁塗装業者の水準を知っておきたいから。
  • ・外壁塗装の依頼はしないけど、無料だから。
  • ・相見積先に見積内容を見せる。

という理由で見積りを取るのは控えましょう。

なぜなら、住宅の外壁塗装を見積作成するには、多くの時間と労力が掛かるからです。

もし、良さそうな業者さんが遠方にいる場合は、電話もしくはメールで質問することをおすすめします。
こういった場合、ほとんどの業者は快く質問に答えてくれるかと思います。

3. 外壁塗装の見積依頼先がどんな会社か調べましょう

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外壁塗装の見積依頼する前には、会社の所在地、業務内容、沿革を調べることをおすすめします。

なぜなら、ホームページ上で塗装工事専門店と名乗っているにも関わらず、塗装業者でない場合も少なくありません。

昨今、外壁塗装業界は、異業種から新規参入する業者が増えています。
リフォーム屋さん、工務店さんでしたら、建築工事に関わる業種なのでまだ良いのですが、中にはインターネット上でホームページ製作会社が塗装専門店を称している場合もあるからです。

4. 外壁塗装の見積り依頼業者には、図面を用意しましょう

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業者さんが外壁塗装の見積りで訪問した際は、まず建物図面を用意しましょう。

できれば立面図、平面図、配置図、矩計図、仕上げ表などがあればより良いです。
「数社から見積りをとったけど、面積や数量がバラバラでどれが正しいか、全く分からない」
などとお聞きすることがありますが、そのような場合、大体図面がないケースがほとんどです。

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さらに家を建てた時の仕上げ表や竣工図書があれば、なお良いかと思います。

  • ・建物の構造がどのようになっているか?
  • ・どのような外壁材や部材が使われているか?

などをちゃんと確認するためです。

なかには塗装することができない特殊な外装材や屋根材もあるので、見積り作成前に確認するという意味もあります。
もちろん、建物図面はなくても見積り作成は可能です。(ただし、通常よりも見積作成に若干時間を要します。)

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5. 外壁塗装の見積り依頼業者に要望や悩みを伝える

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現在どういったところが気になるのか? どういったところで悩んでいるのか?
できるだけ業者さんにお話しください。

  • ・外壁の汚れが気になるから塗り替えたい。
  • ・外壁のひび割れが心配だから塗装したい。
  • ・訪問販売業者さんに塗装を勧められたけど本当に必要なのか?

など、悩みの内容はそれぞれです。

稀にこちらがお客様に要望をお聞きしても、何もお話にならないお客様もいますが、ある程度要望を伝えて頂いた方がちゃんとした提案や見積書を作りやすいです。

ですから、予算、仕様、その他の要望は「こんなこと言っていいのかなぁ」などと思わず遠慮せず伝えましょう。

6. 外壁塗装の相見積依頼は多くても3社程度にしましょう

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これについては、相見積が少ない方が自社が有利に受注できる可能性が高くなるから。といった理由ではありません。

よく塗装屋さんのホームページに書かれている『相見積は3社からとりましょう』というキャッチフレーズは、今から20年位前に訪問販売業者が高額な金額で契約していた時代に注意喚起として言われるようになったという経緯があるからです。

もちろん、このキャッチフレーズは現在でもあてはまることなので、見積りを5社、6社をとるのもお客様の自由です。

しかし、あまりにも相見積の数が多すぎると、ただ迷うだけになることなりかねません。
以前当店で施工したお客様の話で「外壁塗装で一番大変だったことは、せっかく来てくれた業者さんにお断りを入れたこと」と聞いたことがあります。

また、これは主観になりますが、見積りを5社、6社とから取っているお客様の住まいを、業者が真剣に現場調査を行って、お客様の要望に沿った見積書を作成しようという気になるでしょうか?
もしいたとしても、そのような業者さんは少ないかと思います。

逆にお客様から御社のみで見積りをとっていると言われると、例え会社の利益が減ったとしても何とかお客様の要望に応えしたいと思うのが業者側の心情だと思います。

これも稀にあるのですが、同じ日時で業者を集めて見積り依頼されるお客様がいます。
外壁塗装を依頼する立場からすれば、時間が短縮できて効率は良いかもしれません。

しかし、見積りを作る側からすると周りに多くの同業他社がいると気が散ってしますし、あまり良い気分ではありません。
ですから、最低限のマナーとしてそういうことはやめておいた方が良いかと思います。

7. 外壁塗装の見積りの読み方を覚えましょう

外壁塗装の見積りの読み方を覚える イメージ

依頼した外壁塗装の見積りを見る場合によく確認するポイントをお伝えします。
見積書に以下の項目が明記されていない場合は、業者にしっかり確認しましょう。

一般的な外壁塗装の見積り項目内容

  • ・ 仮設足場組立解体
  • ・ 養生シート
  • ・ 外壁洗浄
  • ・ 下地調整作業
  • ・ 外壁補修(シーリング工事)
  • ・ 養生作業
  • ・ 外壁塗装
  • ・ 軒、破風、樋、など付属部分塗装
  • ・ 清掃
  • ・ 廃材処分費
  • ・ 運搬・交通費・工事保険
塗装する壁の面積や数量が数字で記載されているか

見積書を開いて、注目するのは数字と単位です。

「数量」の項目などに単位や数字が入っていなかったり、あまりにも多くの数字や単位が「一式」と表示されている場合は要注意です。

塗装するの面積がきちんと表記されているか、破風、軒天(上裏)の面積や単位が記載されているかなど、細部をチェックし、不明な点があるようでしたら必ず確認しましょう。

【見積書のチェックポイント】
  • ・ 各項目の面積の記載
  • ・ 単位・数字の記載
  • ・ 外壁塗装工事の工程が記載されているか
  • ・ 工事の工程は、より具体的に書いてあるのがベストです。

高圧洗浄・養生・下地の処理・下塗り・中塗り・上塗り・軒裏・足場・など、「一式」と表示されていると、内容がわからず重要な工程が抜け落ちていてもわかりません。

塗料の商品名が記載されているか

塗料によって耐久年数や機能が大きく違います。
塗料の名前が記載されているか確認すると、次の外壁塗装までの期間をざっと計算できます。

「シリコン樹脂塗料」や「セラミック塗料」などは塗料のグレードであり、総称です。 商品名はメーカーから販売されるときの名前です。インターネットで検索すると機能や価格を調べられます。

塗料代で法外な価格がついているとおかしいと気付くことができますので、見積書を見る前に調べておくと安心です。

下塗り・中塗り・上塗りがされているか

一般的に、外壁塗装の塗料は3回塗りをすることで十分な強度が保てるように作られています。塗った後、一旦乾かしその後に塗り重ねることを繰り返して仕上げていきます。

2回塗りや1回塗りになっている見積りを出す事業者は、安いかもしれませんがあまりおすすめできません。

ただし、サイディングの塗装に使われるクリア塗装は2回塗りですし、4回塗りが必要な塗料もあります。
使用する塗料によって作業内容が変わることもあるので、塗装回数が3回でない場合は担当の方に確認しましょう。

足場などが無料になっていないか

外壁塗装を施工する際には基本的にどんな住宅でも足場が必要で、足場代は全体の約20%、30坪の場合15万円〜20万円は掛かります。

「足場代無料」や「足場代半額」を謳う事業者がいますが、足場代に掛かる費用を他の見積り項目に上乗せされている可能性があります。

ですから、足場代無料を謳っている業者には、どうして無料にできるのか、足場費用以外の項目が高すぎないかなどを質問して、十分納得した上で契約をしましょう。

8. 見積りを依頼した外壁塗装業者には、ちゃんと返事をしましょう

見積りを依頼した外壁塗装業者にはちゃんと返事をしましょう イメージ

外壁塗装業者からお客様へ見積書の提出方法は

  • ・外壁塗装業者が見積書や資料を持参して訪問する。
  • ・見積書や診断書をPDFにしてメールで送る。
  • ・見積書や診断書を郵送する。

の3種類があります。

なおFAXの場合は、見積書に診断書を添付する業者は資料の枚数が必然的に多くなるので不向きだと思います。
どれにするかはお客様の希望に合わせるのでどれにするかは業者に伝えてください。

おすすめの見積り提出方法は、外壁塗装業者が見積書を持参して再度訪問するパターンです。

その理由は、外壁塗装に関する詳しい説明が聞けるのと、なぜこの仕様を提案したかの見積李の作成意図が分かるからです。
資料や見積書の文字だけでその真意を判断するには限界があるからです。

お客様は見積り費用の負担は掛からないとはいいましても、業者は多くの時間や経費を掛けています
ですから

  • ・御社に外壁塗装をお願いしたいです。
  • ・今回の外壁塗装は他社にお願いすることにしました。
  • ・今回の外壁塗装を少し延期することにします。

などといった返事は電話もしくはメールで必ずしましょう。

外壁塗装を見積り依頼した業者に対する断り方

9. 外壁塗装の計画は早めにすることをおすすめします

外壁塗装の計画は早めにする 見積り イメージ

外壁塗装の計画はなるべく早めにすることをおすすめします。

例えば、梅雨前に塗装をしたい場合、(梅雨入りを6月中旬と仮定します。)5月に問い合わせをしても、予定で埋まっている業者がほとんどだと思います。
ですから、お客様が梅雨前の外壁塗装を希望される場合は、1月下旬くらいがちょうど良いだと思います。

これは各業者によって違うので、ケースバイケースですが、春や秋の外壁塗装のハイシーズンは工事が集中する傾向があります。
ですから、なるべく早い時期で見積依頼することをおすすめします。

外壁塗装の見積りや計画は早めにする イメージ

外壁塗装:見積り依頼前に“必ず知っておきたいこと” FAQ

外壁塗装の見積り依頼は、はじめての方ほど「何を聞けばいいの?」「何社くらいに頼むのが普通?」「この金額って妥当なの?」と、戸惑いが重なりやすいものです。
しかも外壁塗装は、家電や車のように型番やスペックだけで比較できる工事ではありません
建物の素材、築年数、これまでのメンテナンス状況、立地環境、そしてご家族の暮らし方によって、本当に必要な工事内容は一軒一軒まったく違います。

ですから「金額が安い=お得そうに見える」「専門用語が多くてよく分からない」「説明を聞いても判断基準が持てない」といった状態に陥りがちです。
これは決して知識不足ではなく、外壁塗装という工事そのものが分かりにくい構造になっているからこそ起きる、ごく自然な悩みです。

そこでこのFAQでは、外壁塗装の見積りを依頼する前に、これだけは知っておいてほしい大切なポイントを、できるだけ専門用語を噛み砕きながら、現場目線でお伝えします。
「 業者を疑うため」ではなく、「お客様の住まいに合った提案かどうかを落ち着いて見極めるため」の知識として、ぜひ参考にしてください。

見積書は単なる金額表ではなく、これから10年、15年と住まいを守るための設計図です。
少しだけ事前に知っておくだけで、見積りの見え方や業者との会話が驚くほど変わります。
この先のQ&Aを読みながら、自宅に当てはめて考えてください。

Q1.見積り依頼の前に、家の「どこ」を整理して伝えておくと、見積りの精度が上がりますか?

A1.正直なところ、「相見積りをお願いします」と伝えるだけでも、見積書は作ってもらえます。
ただし、それが本当に意味のある見積り比較になるかどうかは全く別の話です。
外壁塗装は家電や車のように型番で横並び比較ができない工事のため、事前に共有される家の条件によって、見積りの中身そのものが大きく変わってしまうからです。

そこでおすすめしたいのが、見積り依頼の前に「完璧でなくていいので、家の情報をあらかじめ少しだけ整理しておく」ことです。
専門的な知識は必要ありません。分かる範囲・思い出せる範囲で十分です。

  • 築年数(おおよそでOK)・前回の外壁塗装時期(初めて/10年前くらい など)
  • 外壁材の種類(サイディング・モルタル・ALCなど。分からなければ外観写真があると◎)
  • 気になっている症状(色あせ、白い粉が付く〈チョーキング〉、ひび割れ、コケ・カビ、反り、浮き、シーリングの割れ など)
  • 立地条件(海が近い、交通量が多い、北面が日陰になりやすい、風が強い など思い当たる点)
  • ご希望や優先順位(色の雰囲気、艶の好み、遮熱を重視したい、できれば長持ちさせたい など)

これらの前提があるだけで、業者側は「どこを重点的に診るべきか」「どんな塗料・工程が合いそうか」を整理したうえで提案できます。
つまり、『見積りが単なる金額表ではなく、設計提案に近づく」のです。

逆に見積条件がほとんど共有されていない場合、どうしても内容は“薄っぺらな漠然とした提案”になりがちで、あとから比較しようとしても判断基準が全く定らなくなってしまいます。
ですから、見積りの精度を上げる第一歩は、業者選び以前に「家の状況を一緒に共有すること」だと考えてみてください。

Q2.相見積りは何社くらいが妥当?増やしすぎると何が起きますか?

A2.目安は、いちばん現実的で失敗が少ない「2〜3社」です。
「たくさん取れば安心」と感じるのは自然なことですが、外壁塗装の見積りは“金額”というより、工事内容そのもの(設計)の提案書に近い性格があります。
つまり、社数を増やすほど「比較材料が増える」のではなく、比較の条件がズレてしまい、的確な判断が難しくなるケースが意外と多いです。

たとえば5社、6社と増えると、次のような“あるある”が起きがちです。

  • 提案の前提(下地補修の範囲・塗料グレード・付帯部の含み方・シーリング工事の考え方)がバラバラになり、そもそも同じ土俵で比べられない
  • 説明を聞く回数が増え、情報がはんらんしてしまい、最後は疲れて「安いところで・・・」と決めたくなる (人間、迷うほど“単純な指標”に逃げたくなるものです。)
  • 価格競争が強くなりやすく、結果的に必要な工程が削られた見積りが混ざりやすくなる (安さの理由が「企業努力」ではなく「工事内容の省略」になってしまうパターンです。)

もちろん、相見積する社数が多いこと自体が悪いわけではありません。
ただ、外壁塗装で本当に大切なのは、“見積りの数”よりも“見積り条件の揃え方”です。

比較の精度を上げるコツは、「同じ条件で見積りを揃える」ことです。
2〜3社でも、診断が丁寧で、劣化状況の説明が分かりやすく、見積りの根拠(なぜその工程が必要か)を言葉で説明できる会社が入っていれば、十分に納得できる比較ができます。
相見積りは“数の勝負”ではなく、「良い比較ができる環境を作る作業」と考えるのがおすすめです。

Q3.見積書の「ここだけは必ず見てください」という項目はどこですか?

A3.外壁塗装の見積書を見るときは、合計金額を最初に見るのではなく、まず「この工事で、何を・どこまで・どうやって行うのか」がきちんと書かれているかを確認することが大切です。
見積書は単なる価格表ではなく、完成後の仕上がりと耐久性を左右させる“工事の設計図”だと考えてください。

とくに次の項目は、外壁塗装が初めての方でも必ずチェックしておきたいポイントです。

  • 塗装面積(㎡) └ 面積の記載がない見積書は、工事規模が分からず、他社との比較ができません。 面積は塗料の使用量や価格の根拠になる、非常に重要な数字です。
  • 塗料名(メーカー名・商品名) └ 「シリコン」「フッ素」といった大まかな分類だけでは、品質や耐久性に大きな幅があります。 具体的な商品名まで書かれているかを確認しましょう。
  • 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) └ 各工程がきちんと分けて明記されているかが重要です。 工程が省略されていると、仕上がりや持ちに大きく影響します。
  • 下地処理・補修内容の内訳 └ ひび割れ(クラック)補修、ケレン(旧塗膜やサビの処理)、シーリングの打替え・増し打ちなど、 劣化状況に応じた処置が具体的に書かれているかを確認しましょう。
  • 付帯部の施工範囲 └ 軒天、破風、雨樋、水切り、雨戸・戸袋など、 「どこまで塗装に含まれているのか」が分かるかどうかで、完成後の印象が大きく変わります。

ここで特に注意したいのが、「外壁塗装工事 一式」といった表記が多い見積書です。
もちろん、すべての一式表記が悪いわけではありませんが、面積・塗料・工程・補修内容といった重要な部分まで一式になっている場合は注意が必要です。

こうした見積書では、工事が始まってから「これは別途です」「そこまでは含まれていません」といった説明が後出しになることもあり、 「思っていた内容と違う…」という行き違いが起こりやすくなります。

見積書は“値段を見るための紙”ではなく、工事品質と約束内容を確認するための書類です。
分からない項目や曖昧な表現があれば、遠慮せずに質問しましょう。
その質問に根拠をもって分かりやすく答えてくれるかどうかも、業者選びの大切な判断材料になります。

Q4.「塗料のグレード」や「耐用年数」は、見積り比較でどう扱えばいいですか?

A4.結論からお伝えすると、耐用年数やグレードを“数字だけ”で横並び比較するのは危険です。
なぜなら、外壁塗装の持ち(=実際にきれいな状態が保たれる期間)は、
塗料の性能だけで決まるものではなく、下地の状態・建物の立地環境・施工の丁寧さによって大きく左右されるからです。

カタログ上では「耐用年数15年」「20年」と書かれている高耐候塗料でも、次のような条件が重なると、想定より早く劣化が進んでしまうことがあります。

  • 高圧洗浄やケレン(旧塗膜・汚れの除去)が不十分なまま塗装している
  • 外壁材に合わない下塗り材を使っている、または下塗りを軽視している
  • 工程ごとの乾燥時間を守らず、工期優先で重ね塗りしている
  • 塗布量が不足しており、膜厚が確保されていない

こうした場合、どれだけ高価で高性能な塗料でも、本来の性能を発揮できません。
一方で、建物の状態を正確に診断し、適材適所の下塗り材を選び、工程を丁寧に管理していれば、
いわゆる“ミドルグレード”の塗料でも、仕上がり・耐久性ともに高い満足度が得られるケースは多くあります。

見積り比較の際は、塗料のランクが上か下かだけを見るのではなく、「この家の状態・環境に合った塗料と工程が提案されているか」を判断軸にすると、選択がぶれにくくなります。
例えるなら靴の選び方と同じで、どんなに高級な靴でもサイズが合わなければ疲れてしまいます。
外壁塗装も同じく、“家に合った設計仕様”がいちばんの長持ちの近道です。

Q5.見積り依頼時に「この業者なら安心」と判断できる質問はありますか?

A5.はい、あります。しかも、専門知識がないと聞けないような難しい質問である必要はありません。
大切なのは質問の内容そのものよりも、「それに対する答え方に、根拠と現場感があるかどうか」です。

たとえば、次のような質問は、業者の姿勢や経験値が分かりやすく表れます。/p>

  • 「うちの外壁材だと、下塗りは何を使うのが適切ですか? その理由も教えてください」
  • 「シーリングは打替えですか?それとも増し打ちですか? そう判断した理由はどうしてですか?」
  • 「外壁補修は、どの範囲まで見込んでいますか? もし追加費用が発生する可能性があるのは、どんな場合ですか?」
  • 「工事中、乾燥時間や天候の判断は、誰が判断しますか?」
  • 「品質保証は、何を保証して、何は対象外になりますか?書面での保証書は発行されますか?」

これらの質問に対して、外壁の劣化状況、材料の相性、過去の施工事例、注意点などを交えながら、具体的に、落ち着いて説明できる会社は、現場経験が豊富である可能性が高いです。

逆に「大丈夫です」「問題ありません」「よくある工事なので」といったさしあたりの無い言葉だけで済ませたり、質問を面倒そうに流してしまう場合は、少し慎重に見極めた方が安心かもしれません。

見積り依頼は、業者を試したり、値段を叩く場ではありません。
これから10年、15年と住まいを守っていくための、“信頼できるパートナー探しの第一歩”です。
納得いくまで質問できる雰囲気があるかどうか――実はそれも、仕上がりの良さと同じくらい大切な判断材料になります。

外壁塗装職人の人工・歩掛かりから分かる適正価格と良い塗装工事の見極め方

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外壁塗装の見積りを依頼する際に必ず知っておきたいことコラム筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装の見積りを依頼する際に必ず知っておきたいこと」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

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