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外壁塗装で人気 ラジカル制御形塗料の特長

ラジカル制御塗料については、以前も当店のコラムでお伝えしましたが、また改めてラジカル制御塗料についてお伝えしたいと思います。

ラジカル制御形塗料とはどういった塗料なのか、そもそも「ラジカル」とは一体何か?ラジカル制御塗料が人気の理由は?
さらには、大人気の裏側にある大きな「誤解」や「真実」を名古屋の塗装店小林塗装が詳しくお伝えします。

ラジカル制御塗料を使用した外壁塗装を検討中のお客様はぜひご覧ください。

コラム「ラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相」で分かること
  • ・ 外壁塗装などに使われている ラジカル制御形塗料の特徴
  • ・ 外壁塗装で使われるラジカル制御形塗料の品質はピンからキリです

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1. そもそも「ラジカル」って、いったい何?

そもそも「ラジカル」って、いったい何? イメージ

ラジカルとは、塗膜劣化の要因となる劣化因子のことです。

紫外線が外壁や屋根の塗料(塗膜)に当たると、この劣化因子「ラジカル」という物質が生成されます。
このラジカルは、塗料の樹脂を破壊するため、 塗膜劣化の大きな要因となっています。

外壁塗装 ラジカル制御形塗料 イメージ

2. 外壁塗装などに使われている ラジカル制御形塗料の特徴

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上記でお伝えしたラジカルの発生をできるだけ抑制し、塗装を長持ちさせるための技術を取り入れた塗料のことを、ラジカル制御形塗料といいます。

ラジカル制御形塗料の特徴は大きく次の2つになります。

2-2. ラジカル制御形塗料の特徴 特徴① ラジカル制御効果の高い高級酸化チタンを外壁塗料に配合

酸化チタンは、塗料の白色を出すために用いられている白色顔料のことです。

酸化チタンは、物質的な安定性や着色性に優れているので、塗料以外にも工業、自動車、建築から、プラスチック、紙、化粧品など、白いものから色のついたものまで、さまざまな分野、製品で活用されています。
そんな優れた優れた性質を持つ白顔料である酸化チタンですが、紫外線に当たるとラジカルを発生し、そのラジカルが有機物の劣化を促進させてしまうという問題点をもっています。

そこでラジカル制御形塗料では、アルミナ、シリカ、ジルコニア、各種の有機物を使って「バリアのように」コーティングした高級な酸化チタンを配合して、ラジカルの発生を抑え込みます。

2-3. ラジカル制御形塗料の特徴 特徴② 紫外線吸収剤、光安定剤を外壁塗料に添加

紫外線吸収剤は、塗膜の大きな劣化要因となる紫外線を吸収して、無害な熱エネルギーに変換して放出する働きを持っています。

光安定剤は、紫外線吸収剤が防ぎきれずに発生してしまったラジカルを封じ込める働きを持っています。

2つを併用することで高い相乗効果を発揮して、効果的に紫外線による塗膜の劣化進行を抑制させることができます

3. 外壁塗装に使われるラジカル制御形塗料に関する「誤解」

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次はラジカル制御塗料に関する誤解について、いくつかお伝えします。

3-2. 外壁ラジカル制御形塗料に関する誤解 「ラジカル塗料」は通称です

塗装会社のブログや外壁塗装の解説記事を読んでいると、「ラジカル塗料」という名称を目にすることがあります。

この呼び方は、一般のお客様にも伝わりやすいように短くした通称・略称として広く使われています。
そのため、「ラジカル塗料」という言葉を使うこと自体が、直ちに間違いというわけではありません。

ただし、技術的な意味を正確に伝えるのであれば、「ラジカル塗料」だけでは少し説明が足りません。
この塗料は、ラジカルという特殊な材料を主成分にした塗料でも、塗料自体が積極的にラジカルを発生させる塗料でもないからです。

ここでいうラジカルとは、紫外線、酸素、水分などの影響によって塗膜の内部に発生し、樹脂の分解を進める反応性の高い劣化因子を指します。

建築用塗料では、特に白色顔料として使われる酸化チタンに紫外線が当たることが、ラジカル発生の一因になると説明されています。
発生したラジカルが塗膜中の樹脂を傷めることで、色あせ、光沢低下、チョーキングなどの劣化が進みやすくなります。

ラジカル制御形塗料は、このラジカルによる塗膜劣化を抑えるため、製品ごとに次のような技術を組み合わせて設計されています。

  • ■ 表面処理を施した高耐候性酸化チタンによって、ラジカルの発生や移動を抑える
  • ■ 無機・有機のシールド層によって、酸化チタンを保護する
  • ■ 紫外線吸収剤によって、塗膜へ届く紫外線の影響を軽減する
  • ■ HALSなどの光安定剤によって、発生したラジカルの連鎖反応を抑える
  • ■ 耐候性に優れた樹脂や緻密な塗膜によって、塗膜全体の耐久性を高める

ただし、すべてのラジカル制御形塗料に、これらの技術が同じように使われているわけではありません。
酸化チタンの表面処理を中心とする製品もあれば、HALS、紫外線吸収剤、シールド技術、耐候性樹脂などを複合的に採用している製品もあります。

したがって、製品を紹介するときは、メーカーのカタログや仕様書に記載されている正式名称に合わせることが大切です。

一般的には、「ラジカル制御形塗料」「ラジカル制御型塗料」「ラジカルコントロール技術採用塗料」などと表記されます。
「HALS複合」「ハルスハイブリッド」といった名称については、実際にHALSを採用していることがメーカー資料で確認できる製品に限って使用するのが適切です。

(名称だけを大きく見せるよりも、どのような技術で塗膜劣化を抑えているのかを確認することが大切です)

ラジカル制御形塗料とは、特定の一種類の塗料を指すのではなく、塗膜内で起こるラジカルの発生や働きを抑え、紫外線による劣化を軽減する技術を採用した塗料の総称として使われています。

3-3. 外壁ラジカル制御形塗料に関する誤解 ラジカル制御は樹脂グレードではありません

ラジカル制御形塗料のカタログや外壁塗装会社の資料では、塗料を「アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機」の順番に並べたグラフが掲載されていることがあります。

このようなグラフは、価格帯や期待耐用年数の大まかなイメージを伝えるには分かりやすいものです。
しかし、塗料の技術分類として見ると、樹脂の種類とラジカル制御技術という異なる基準が同じ列に並んでいるため、誤解が生じることがあります。

アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などは、主に塗膜の骨格となる樹脂・バインダーの種類や系統を表す言葉です。

一方、ラジカル制御形という言葉は、塗膜の劣化原因となるラジカルの発生や働きを抑える耐候性向上技術・塗料設計を表しています。

つまり、両者は次のように分類の軸が異なります。

  • ■ アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素など=塗膜を構成する樹脂系統
  • ■ ラジカル制御形=紫外線による塗膜劣化を抑えるための技術・設計思想

そのため、ラジカル制御技術は、一つの樹脂グレードだけに限定されるものではありません。
実際の製品には、アクリル系、シリコン系、フッ素系、無機有機複合系など、それぞれ異なる樹脂系統とラジカル制御技術を組み合わせたものがあります。

製品の性質をより正確に表すには、メーカーの正式な一般名称や製品仕様に沿って、例えば次のように確認します。

  • ■ 水性・弱溶剤・強溶剤のどれに該当するか
  • ■ 1液形か2液形か
  • ■ アクリル系、シリコン系、フッ素系、無機有機複合系など、どの樹脂系統か
  • ■ どのようなラジカル制御技術や光安定化技術を採用しているか
  • ■ 促進耐候性試験や屋外暴露試験で、どの程度の性能が確認されているか

ここで注意したいのは、酸化チタンの表面処理剤、紫外線吸収剤、HALSなどが配合されているからといって、すべての塗料を一律に「ラジカル制御形塗料」と呼べるわけではないことです。

近年の高耐候形塗料には、紫外線劣化を抑える材料が幅広く使われています。
しかし、配合される成分の種類や量、樹脂との相性、顔料の分散状態、塗膜の緻密性などによって、実際の耐候性能は大きく変わります。

したがって、「ラジカル制御形」という表示だけで、塗料のグレードや耐用年数が自動的に決まるわけではなく、同じラジカル制御形塗料であっても、使用される樹脂、顔料、添加剤、塗膜形成技術、塗装仕様によって性能には差があります。
反対にラジカル制御形という名称を前面に出していない高耐候形塗料でも、優れた耐候性を備えている製品があります。

塗料を比較するときは、単純なグレード表だけで判断するのではなく、次の項目を総合的に見ることが重要です。

  • ■ 樹脂の種類と含有・設計内容
  • ■ ラジカル制御技術の具体的な仕組み
  • ■ JIS規格や促進耐候性試験の結果
  • ■ 屋外暴露試験や施工実績
  • ■ 下塗りを含めた塗装システム全体の相性
  • ■ 建物の下地、立地条件、色、艶、施工品質

カタログのグラフは、塗料選びの基準としては便利です。
しかし、そこに記載された内容だけで、すべての製品の耐久性を一律に決めることはできません。

(塗料の名称は分かりやすい目印ですが、名称だけで中身まで判断すると、塗料選びの近道が思わぬ遠回りになってしまうことがあります)

ラジカル制御形は樹脂のグレード名ではなく、塗膜の耐候性を高めるための技術分類です。塗料を選ぶ際は、「ラジカル制御形かどうか」だけではなく、樹脂系統、塗料設計、試験結果、施工仕様まで確認することが大切です。

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4. 外壁塗装に使われるラジカル制御形塗料に関する「真相」

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各塗料メーカーの研究・開発努力もあり、近年では「最も人気の外壁塗料」「外壁塗装で一番人気」として、インターネット上でもたくさんのラジカル制御形塗料の記事を見るようになりましたが、実は誤解を招くような間違った情報が氾濫しています。

4-2. 外壁塗装 ラジカル制御形塗料に関する真相1 「シリコン以上フッ素未満」とは限りません

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ネット上で見かける多くのグレードの図が、シリコン樹脂塗料とフッ素樹脂塗料の間にラジカル制御形塗料を位置付けています。

これは、ラジカル制御形塗料と銘打って発売された(台頭しはじめた)背景が関係していると言えます。
2012年、日本ペイントがアクリル樹脂塗料にラジカル制御形酸化チタンを使用した塗料を発売しました。

それまで「ラジカル制御」という、概念に馴染みがなく、アクリル樹脂塗料なのにシリコン樹脂塗料を超える耐候性を謳った、安価で高性能な「ニッペ パーフェクトトップ」の登場は、外壁塗装業者にとっても非常に提案しやすいこともあって、ロングセラーの塗料になりました。

「シリコン以上フッ素未満」というラジカル制御形塗料の(一般のお客様に対する誤解が生じやすい位置づけ)グレードは、ここに由来しています。

4-3. 外壁塗装 ラジカル制御形塗料に関する真相2 ラジカル制御塗料=「長持ち」とは言い切れません

アクリル以外にもウレタン、シリコン、フッ素、無機、どういった塗料でも「ラジカル制御形塗料」にすることができる、という意味は理解してもらえたかと思います。
しかし、ラジカル制御技術は塗料の耐候性を向上させるための数ある手法の中の一つでしかありません。

塗料の耐候性というのは、樹脂や顔料、反応や配合、さらには塗装業者さんの施工方法など様々な要素が複合的に関係してきます。
こう言った理由から、ラジカル制御塗料なら「シリコン塗料よりも、ワンランク上の長持ち」とは言い切れません。

5.  外壁塗装で使われる塗料は、どんな塗料もラジカル制御技術が使われている?

外壁塗装に使われる塗料は厳密に言うと、どんな塗料もラジカル制御形塗料? イメージ

酸化チタンは優れた白顔料として、塗料以外の白い製品全般(色付きの製品も)に欠かせない存在です。

ですから、今日のあらゆる酸化チタン全てが、耐候性向上や安定性のために、先にお伝えしたアルミナ、ジルコニア、シリカ、有機物などでコーティング処理され、ラジカルを制御しています。

こういった理由から、屋根や外壁に使用する塗料で、ラジカルを抑制する酸化チタンを使用していないことはありえません。

6. 外壁塗装で使われるラジカル制御形塗料の品質は、ピンからキリです

外壁塗装で使われるラジカル制御形塗料の品質は、ピンからキリです イメージ

酸化チタンは、コーティング処理方法の違いや結晶構造の違いからとても多くの銘柄が生産されており、塗料メーカーはその中からコストや耐候性など様々なバランスを考えて採用しています。
同じくラジカル制御形塗料には絶対欠かせない添加剤である、光安定剤(HALS)や紫外線吸収剤(UVA)も、様々なメーカーで開発製造されています。

世の中のあらゆる商品、製品がそうであるように、一言で「ラジカル制御形塗料」といっても、その性能はピンからキリまでです。
なぜなら、酸化チタンや安定剤(HALS)や紫外線吸収剤(UVA)の銘柄の違いや配合量で、塗料の耐候性は大きく変わってくるからです。

7. 外壁塗装で人気 ラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相 まとめ

外壁塗装で人気 ラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相 まとめ イメージ

今回は人気のラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相ついてお伝えました。

先にもお伝えしましたが、一言で「ラジカル塗料」と言いましても、厳密に言うと光安定剤(HALS)、紫外線吸収剤(UVA)、ラジカル制御型酸化チタンを使った塗料の事であって、その塗料にどのような樹脂を採用しているかが大切なのかが重要と言えます。

たしかに、ラジカル制御は革新的技術なので注目されるがために、販売業者や外壁塗装業者目線によるの都合の良い解釈で紹介された記事も少なくありません。
しかしラジカル制御技術は、より塗膜の寿命を延ばすために、弊社はもちろん各塗料メーカーが研究を重ね、現在も進化し続けているすぐれた技術であることは絶対に間違いありません。

ですから、ラジカル制御型塗料とは一体どのような技術なのかをしっかりと理解して、正しい施工ができる業者に塗装工事をお願いすることをおすすめします。

ラジカル制御形塗料を使った外壁塗装の事なら、小林塗装にお任せください

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小林塗装は、名古屋市にある外壁塗装店です。
当店は、2,003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識、経験、ワンランク上の塗装技術で、外壁塗装を行っています。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

ラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相コラム筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「ラジカル制御形塗料の特長 よくある誤解とその真相」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

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だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

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