

外壁塗装は必要ない?「外壁塗装はまだするな」と言われる理由について
お客様が外壁塗装のリフォーム工事を業者に相談した際、場合によっては「外壁塗装はまだしなくても良い」などといったアドバイスを受ける場合があります。
外壁塗装をするべきではない理由は「そもそも塗装の必要がない」「適切な時期ではない」「外壁塗装だけでなく他の補修工事も必要」「外壁塗装について理解できていない」など様々なケースがあります。
しかし、できるだけ適切なタイミングで、後悔のない塗り替えリフォームを進めるためにも、事前に外壁塗装についての知識をしっかり頭に入れておく事が大切です。
この記事では、外壁塗装をするべきではない理由や、外壁塗装に適したタイミングの見極め方について詳しくお伝えします。
外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしください。
- ・外壁塗装はまだ行わなくて良いと判断される5つのケース
- ・外壁塗装に適したタイミングを見極める3つのポイント
外壁塗装は必要ない?外壁の塗り替えに関する
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1. 「外壁塗装はまだ行わなくて良い」と言われる5つの理由
まずは初めに「外壁塗装はまだ行わない方が良い」と言われる、さまざまなケースについてお伝えします。
外壁塗装を検討している方の中には「外壁の汚れが気になる」という理由で検討し始めたお客様も多いのではないでしょうか。
ただし、表面的な汚れの場合は塗装を行わずに「外壁の洗浄」のみで十分なケースもあります。
外壁塗装の高圧洗浄の1つとして、高圧洗浄作業という方法があります。
高圧洗浄についての洗浄方法や費用について知りたい方は下記の記事もご覧下さい。
外壁塗装の小さな剝がれ、ひび割れの幅が1mm未満の繊細なひび割れなど、劣化の症状が部分的で軽度の場合は、シーリング材の充填や外壁用のタッチアップペイントで補修可能なケースもあります。
ただしこういった場合、一般のお客様の自己判断では難しいことも多いので、専門知識を持った施工業者に判断してもらいましょう。
先にお伝えした(1)や(2)のケースとは逆に、塗装のみでは修復しきれないほど劣化が進んでいる場合は外壁材自体を張り替える必要があります。
劣化した外壁の上に無理に塗装を行っても、またすぐに剥がれてしまう可能性が高く、結果的に多くの費用や時間を無駄にしてしまうことになりかねません。
ですから、外壁の劣化が著しい場合は施工会社とよく相談しながら、どのような補修工事が適切なのか判断する必要があります。
外壁塗装には、適している季節とあまり適していない季節があるので、季節によっては延期した方が良いのでは?というアドバイスを業者から受けることがあるかと思います。
外壁塗装と季節の関係は下記のとおりです。
・3月〜5月
3月〜5月は、比較的気候が安定し日照時間も長いため、外装塗装を行うのに適している時期と言えます。・6月〜9月
6月〜9月はの夏季は、外壁塗装ができないわけではありませんが、降水量が多く天候によっては工期が長引いてしまう可能性もあるため、あまり外壁塗装に向いていない季節と言えます。・10〜11月
10〜11月は、1年で最も天候が安定し湿度も低くなってくるため、外壁塗装に最も適している季節と言えます。・12月〜2月
寒い季節は外壁塗装にあまり適しません。
霜や降雪の影響で、地域や気温によっては外壁塗装ができない場合もあります。
つまり、天候や不安定な季節はできる限り避けることをおすすめします。
天候や気候の影響で工期が伸びるとコストが上乗せされるケースもあるため、施工時期についても業者とよく相談しながら調整していきましょう。
外壁塗装には多くの費用や手間がかかります。
外壁塗装について十分に理解できていない状態で工事を進めるのは後のトラブルにも繋がるため「もう少しじっくり検討して欲しい」とアドバイスを受けることもあります。
後の項目でご紹介する、外壁塗装に適したタイミングやその判断基準についてもある程度理解した上で、専門家に相談してみると良いでしょう。
ただし、中には悪質なリフォーム業者も存在します。
相場を大きく超えた高額な見積もりや、逆に相場よりあまりにも安い見積もりを提示してくる業者には注意が必要です。
安すぎる業者では、クオリティの低い手抜き工事が行われたり、施工後に追加料金を請求されるケースもあるので、信頼できる施工業者を見つけるためにも、見積もりを依頼する場合は、複数の業者の条件を慎重に比較検討しましょう。
2. 外壁塗装に適したタイミングを見極める3つのポイント
外壁塗装に適したタイミングを見極める3つのポイントつお伝えします。
最も正確なのは、実際の外壁の劣化状態から判断する方法です。
外壁の塗り替えが必要な状態は、大きく分けて「外壁材表面の塗膜の劣化」「外壁材の劣化」「コーキング材の劣化」の3つの症状が挙げられます。
ここでは、現在国内の住宅に最も多く使われているサイディング(ボード状の壁材を壁に沿って貼り合わせ、つなぎ目をシーリング材で埋めるタイプの壁材)の劣化症状についてご紹介していきます。
■ 外壁塗装の塗膜の劣化(チョーキング現象)

「外壁材表面の塗膜の劣化」は、外壁材の表面に触れた時に「白い粉」が付着するかどうかで判断します。
塗膜から白い粉が発生する現象をチョーキングと呼び、これを放置すると防水効果が低下し建物自体の劣化に繋がってしまいます。
■ シーリング材の劣化(ひび割れ、破断)

「シーリング材の劣化」は、外壁材の間を埋めているシーリング材自体に、ひび割れ、破断、肉やせ(経年劣化に伴い、シーリング材に含まれる「可塑剤」が溶け出し、シーリングの厚みが薄くなり隙間ができてしまう症状)、欠落などがあるかで判断します。
伸縮性のあるシーリング材は、サイディング同士の干渉を防ぐクッションとしての役割や防水効果など、外壁を維持するための重要な役割を担っており、劣化症状についてしっかり注意する必要があります。
■ 外壁材の劣化(コケや藻などの発生)

「外壁材の劣化」は、サイディングの表面にコケや藻などの発生によって判断します。
外壁材の劣化のスピードは立地条件や地域によっても差がありますが、大量に発生している場合は性能を低下させる原因になるため注意が必要です。
■ 外壁塗装の色の劣化(退色・変色)

外壁塗装の色あせや変色は、主に太陽光の紫外線によって引き起こされます。
色褪せの始まりは、外壁塗替え時期のサインと言えます。
こういった症状が外壁に見られ始めた場合は、外壁塗り替えを検討することをおすすめします。
■ 錆による劣化

錆が発生したを放置しておくと「壁全体に錆が広がる」「錆が進行して壁に穴があく」などといった事になりかねません。
早めに対策することが大切です。
外壁に使われている塗料の耐久年数は、その種類によって異なります。
塗料別の耐用年数の目安は下記の通りです。
- ・ウレタン塗料:8~10年
- ・シリコン塗料:10~15年
- ・フッ素塗料:15~20年
- ・無機塗料:20~25年
耐久年数の基準はメーカーや施工業者の考え方によっても多少判断が異なりますが、目安の年数を過ぎている場合は塗料の性能が低下している可能性が高いため、外壁の塗り替えを検討してみると良いかと思います。
現在、国内の住宅に使われている多くの外壁塗料は、10年前後で劣化や機能の低下が始まります。
建物の資産価値を守り雨漏りなどのトラブルを防ぐためにも、外壁の定期的なメンテナンスは必要不可欠となります。
実際の劣化症状や塗料別の耐用年数を参考にしながら、10年前後の間隔で外壁塗装リフォームを検討することをおすすめします。
3.外壁塗装は必要ない?「外壁塗装はまだ行わなくて良い」と言われる理由 まとめ
外壁塗装には多くの費用や手間がかかります。
また、この記事でご紹介してきたとおり、外壁塗装には適したタイミングというものがあります。
劣化症状や適切な施工時期を見極め、後悔のないリフォームを行うためにも、信頼できる施工業者と相談しながらしっかりと計画を立てることが重要です。
また施工の相談や見積もりを依頼をする場合は、一社の業者だけでなく、複数の業者の条件を比較検討すると良いでしょう。
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当店は、2,003年の創業以来、名古屋市周辺で多くの外壁撥水塗装を行っています。
外壁撥水塗装の調査・お見積りはもちろん無料です。お気軽にお問い合わせ下さい。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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