外壁塗装で大切な下地調整とは?
外壁塗装において最も重要なのは、実は「下地調整」です。
外壁塗装の下地調整とは、塗装を長持ちさせ、美しい仕上がりを実現するために欠かせない準備作業のことです。
表面に付着した汚れや不要な旧塗膜を丁寧に取り除き、ひび割れや歪みを補修し、塗料がしっかりと密着できる状態に整えていきます。
たとえるなら、お化粧における「ファンデーション」のようなものです。
いくら上質な化粧品を重ねても、土台が整っていなければその美しさは長続きしません。外壁塗装も同じで、どれほど高性能な塗料を選んでも、下地調整が不十分であれば、本来の耐久性や美観を十分に発揮できないのです。
つまり、下地調整とは旧塗膜の補修・高圧洗浄・清掃・クラック補修など、仕上がりの良し悪しを左右する非常に大切な工程の総称です。
外壁塗装をお考えの方の中には「塗料の種類や色」に注目される方が多いですが、実は目に見えにくいこの下地調整こそが、10年後、20年後の満足感を決定づける大きな要素といえます。
今回は、「外壁塗装でなぜ下地調整が大切なのか」という理由から、実際の下地調整・補修の方法、さらに気になる費用の目安についてまで、名古屋の外壁塗装専門店・小林塗装がわかりやすくお伝えします。
外壁塗装を検討中のお客様はぜひ参考にしてください。
- ・ 外壁塗装 下地調整の目的
- ・ 外壁塗装 下地調整の方法
1. 外壁塗装を美しく仕上げるには下地調整の徹底が必須です

外壁塗装をキレイに仕上げるためには下地調整をしっかり行う必要があります。
お客様が外壁塗装の見積書を手にすると、必ず『下地調整』という記載があることに気が付くはずです。
下地調整のほかにも『下地調整』という言葉が使われていることもありますが、これは同じ意味だと考えてください。
これまでにDIYでご自宅の塀やウッドデッキなどを塗装したことがある方なら「ペンキを塗ってしまえばいいのでは?」などと考えているかもしれませんが、塗装のプロは違います。
外壁塗装のプロは、まず下地調整を徹底的に行うからです。
どうして、外壁塗装のプロは下地調整を徹底するのでしょうか?
その答えは「塗装の仕上がりの美しさと耐久性が全く違うから」です。

これまでにDIYで塗装をしたことがある方なら、こんな経験をしたことがあるかと思います。
- ・ 塗りたての時はピカピカできれいだったのに、塗料を乾かすと何だか色ムラが目立つ
- ・ 塗料が弾いてしまって、上手くきれいに塗れなかった
これらは適切な下地調整が行われていなかった場合に発生する施工不良と言えます。
ぱっと見た目には、平滑だったり、汚れがなかったりする外壁・屋根でも、
- ・ 錆び
- ・ カビ・コケ・藻
- ・ 砂やホコリ
- ・ 油分
- ・ 塩分
- ・ シリコン質
- ・ 鳥の糞
- ・ 昆虫の巣や卵
- ・ ツタの根
などといった異物があると、その上からペンキを塗っても施工不良を起こします。
また、塗装面に異物が無くても、
- ・ ひび割れ(クラック)
- ・ 基材の剥がれ、穴
- ・ 既存塗装の浮き・膨れ・剥がれ
などがあると、施工不良の原因になってしまいます。
下地調整や補修が不十分だと塗装が長持ちしません。
もし下地調整が不十分なまま外壁・屋根を塗り替えてしまうと、施工不良の大きな原因になります。
外壁・屋根の塗装の寿命は「約10年が目安」と言われていますが、施工不良を起こしてしまうと長持ちしなくなります。
外壁・屋根の塗装に使用される塗料には、配合されている樹脂や添加剤によってグレードがあってグレードが高いほど耐久性や耐汚染性が上がります。
ところが、塗装の下地調整が不十分な場合、塗料本来の性能が充分に発揮されず、メーカーが謳う耐用年数よりも長持ちしなくなります。
せっかく10年、12年、15年の長い耐用年数があったとしても、下地調整を怠るとたった2~3年で色あせてしまったりや剥がれてしまったりするなど不具合が起きてしまうことも度々あります。
外壁や屋根塗装は決して安いものではありません。
お家一軒まるごとの塗り替えで100万円前後の費用が掛かるため「失敗したから、もう一度」なんて気軽にできるものではありません。
本来でしたら、最低10年は美しさを保ってくれるはずが、3~4年でみすぼらしくなってしまい、もう一度塗り替えが必要になったとすれば、10年間のコストは2倍に膨れ上がる計算になってしまいます。
ですから、下地調整をしっかり行う事は、塗装の美観や耐久性の向上に直に影響し、ひいては外壁・屋根の維持費用を抑える効果があると言えます。
2. 外壁塗装 下地調整・外壁補修の方法と流れ

下地調整・外壁補修にはいくつかの方法があります。
- 1. 高圧洗浄作業
- 2. ケレン作業
- 3. シーリング補修
- 4. フィラー・樹脂モルタル補修
- 5. パテ処理
それぞれの方法を順にお伝えします。

下地調整の第一歩となるのが高圧洗浄です。
ガソリンスタンドの洗車機よりも強い水圧で外壁・屋根の汚れを洗い流します。
みなさんの感覚では「汚れをサッと流す」という程度の感覚かもしれませんが、高圧洗浄のノズルの先は、足のつま先にでも当たれば「バチっ」と弾かれてしまうくらい強力な水圧です。
いわば水圧のブラシで強くこそぎ落とす感覚で、汚れやカビ、コケ、藻などを除去します。
また、トルネードノズルというらせんを描くことができるノズルを使えば、既存のペンキをこそぎ落とすこともできます。

高圧洗浄の次に行う下地調整は、「ケレン作業」です。
ケレン作業とは、ディスクサンダー、オービタルサンダーなど電動工具や皮スキ、スクレーパー、ワイヤーブラシ、サンドペーパーなどを使用して、金属質のサビや木材のカビ、既存のペンキの古い塗膜などを手作業で除去する工程です。
ケレン作業は、「錆び落とし」・「脆弱塗膜の除去」、「塗装面の汚れを取り除く」などが目的です。
特にトタン外壁・屋根の塗り替えでは、錆びを完全に除去した上で塗装しないと、またすぐにサビが発生してしまうため必須の作業と言えます。

現在、住宅の外壁材に多く使用されているサイディングやALCは、ボードとボードの間に一定の隙間を持たせて貼り付けられています。
この隙間のことを『目地』と呼び、壁材の緩衝機能と防水機能を兼ねているのが「シーリング材」(コーキング)です。
外壁部分に使われる主なシーリング材はウレタンや変成シリコン樹脂でできていて、乾燥すると弾力があるゴムのような性質になります。
このシーリング材が劣化してしまうと、ヒビ割れ・剥がれなどの不具合を起こすため、その上からそのままペンキを塗ってしまうと見た目が汚くなり、塗装が長持ちしなくなります。
シーリング補修には、
- ・ 既存のシーリング材に新たなコーキング材を補充する『増し打ち』
- ・ 既存のシーリング部分を全て撤去して、新たなシーリング材を充填する『打ち替え』
の2種類があります。
また、外壁・屋根のヒビ割れが軽度の場合はシーリング材を充填して埋めることもあります。
シーイングによる補修が不十分だと、目地から雨水が侵入してしまい雨漏りの原因になります。
壁面に雨水の侵入を許してしまうと、塗装の表面に水膨れができて破れてしまい、見るも無残な状態になってしまいます。

セメントやモルタル質の外壁でヒビ割れをそのまま放置していると、ヒビ割れの周囲がどんどん崩れてしまい、最終的には大きな穴ができてしまうことがあります。
穴があいていなくても、手で触っただけで豆腐のようにボロッと崩れてしまうような状態なら、どんなに上から新しいペンキを塗装してもすぐに崩れてしまうので意味がありません。
劣化したセメント・モルタル壁の補修では、まず劣化した部分をハンマーなどで叩いて落とし、その上から新たにセメントを打ってコテでならして補修します。
左官業の仕事のようですが、塗装前の素地を整える工程なので塗装業者が下地調整の一環として担当します。

軒天井に使用されるボード状の建材はタッカーと呼ばれる工業用の大型ホッチキスで固定しますが、タッカーを打ち込むと必ず数ミリ程度の小さな穴ができます。
また、釘を打ち付けたサイディングでも、釘の頭の部分に小さなくぼみがあいたり、その反対に頭が少し出っ張ったりします。
こういった穴や出っ張りを無視して塗装をしてしまうと、その部分に塗料が溜まってしまい、塗装に垂れが生じてしまったり、ハケやローラーの動きを邪魔して色ムラができてしまうため、塗装する際にはできるだけ平滑に均す必要があります。
そこで登場するのが「パテ」です。
天井材やサイディングの凹み部分にパテを付けて、パテベラで均すと表面が平滑になります。
粘土状のパテは、速硬タイプで硬化後はセメント質のように硬くなるため、ビスや釘によってできた小さな穴を埋めるには最適です。
ビスや釘の頭の処理は、本来は建築時に大工が行うものです。
ところが、大工が処理を忘れていたり、パテ処理が不十分な場合には、外壁補修の一環として塗装業者が行うこともあります。
3. 外壁塗装 下地調整の費用相場は?

外壁・屋根の塗り替えでは、塗料の種類や色に目が向きやすいものですが、実は仕上がりと耐久性を大きく左右するのは塗る前の下地調整です。
下地調整とは、高圧洗浄・ケレン作業・シーリング補修・ひび割れ補修・フィラー処理・パテ処理など、傷んだ下地を整えて、塗料がしっかり密着する状態をつくるための工程を指します。
この工程が不十分だと、どれだけ高性能な塗料を使っても、数年後に剥がれ・膨れ・ひび割れの再発といった不具合につながることがあります。
そのため、見積書に下地調整の費用が入っていると「高いのでは?」と感じる方もいらっしゃいますが、これは単なる追加費用ではなく、塗装を長持ちさせるための土台づくりと考えていただくと分かりやすいでしょう。
ここでは、一般住宅の外壁塗装・屋根塗装で行われる主な下地調整について、費用の目安を分かりやすくご紹介します。
ただし実際の金額は、建物の大きさ・劣化の程度・外壁材の種類・補修範囲によって変わりますので、あくまで参考価格としてご覧ください。
| 一般住宅 下地調整の費用目安 | |
|---|---|
| 高圧洗浄 | 1㎡あたり120~250円程度 1軒あたり25,000~45,000円くらい |
| ケレン作業 | 1㎡あたり500~2,000円程度 鉄部・木部・旧塗膜の劣化状況によって大きく変わります |
| シーリング補修(増し打ち) | 1mあたり500~900円程度 1軒まるごとで75,000~160,000円くらい |
| シーリング補修(打ち替え) | 1mあたり700~1,200円程度 1軒まるごとで225,000~310,000円くらい |
| 外壁フィラー補修 | 1㎡あたり1,500~2,500円程度 補修箇所や劣化の程度によりますが、1軒あたり10,000~50,000円くらい |
| パテ処理 | 1軒あたり7,000~25,000円くらい |
例えば、高圧洗浄は一見すると単純な作業に見えるかもしれませんが、外壁に付着した汚れ・カビ・藻・チョーキングの粉をきちんと落とさなければ、新しい塗料はしっかり密着しません。
また、ケレン作業も同じで、鉄部のサビや浮いた旧塗膜を落とさずに塗ってしまうと、見た目はきれいでも中で不具合が進んでしまうことがあります。
シーリング補修についても、増し打ちで対応できるのか、打ち替えが必要なのかによって費用はかなり変わります。
ただし、安さだけで判断して本来は打ち替えが必要な場所を増し打ちで済ませてしまうと、後からひび割れや隙間が再発しやすくなるため注意が必要です。
外壁フィラー補修やパテ処理は、モルタル外壁の細かな不陸調整や小さな欠損補修で使われることが多い工程です。
こうした部分は完成後には目立ちにくいのですが、実は仕上がりの美しさを左右する縁の下の力持ちのような存在です。地味ですが、あとから効いてくる工程と言えるでしょう。
下地調整の費用は、決して「余分なお金」ではありません。
住まいの状態に合わせて必要な補修をきちんと行うことが、結果的にきれいで長持ちする外壁塗装につながります。
見積りを比較するときは、総額の安さだけでなく、どんな下地調整が含まれているのかまで丁寧に確認することが大切です。
上記で、それぞれの下地調整について相場をお伝えしましたが、フィラー刷り込み、モルタル補修、パテ埋めのように部分的な補修になる場合は見積書に「下地調整」として、費用を一式で記載していることがあります。
ケレン作業やシーリング補修で作業面積・距離が明らかになりやすいですが、部分的な補修になると面積などを計算しづらく、歩掛かり(一人の職人が一日で行う事ができる作業量を目安とする)考える必要があるからです。
もし、見積書の中に『下地調整』とだけ記載されていて、どんな内容の作業なのかが全く分からない場合は、遠慮せずに「どこにどんな工事を、いくらでするのか」など遠慮なく質問して答えてもらいましょう。
外壁塗装の見積りを比較していると、同じような塗料を使う工事でも「下地調整の費用」が大きく違うことがあります。
これは業者の価格設定だけの問題ではなく、建物の状態や補修の内容によって必要な作業量が大きく変わるためです。
実際の現場では、次のようなケースでは下地調整の作業量が増えることが多くなります。
- 外壁のひび割れ(クラック)が多い
- シーリングが劣化している
- 塗膜の剥がれが広い範囲で起きている
- 外壁にカビ・藻・黒ずみが多い
- 鉄部のサビが進行している
こうした症状が多い場合、補修やケレン作業の範囲が広がるため、どうしても下地調整の費用は高くなります。
特に築15年以上経過している住宅では、塗膜の防水性能が低下していることが多く、外壁が雨水を吸いやすい状態になっていることがあります。
このような場合、塗装前に
- クラック補修
- シーリング打ち替え
- フィラー補修
- 浮き塗膜の除去
などの作業が必要になることがあります。
これらの補修は、塗装後にはほとんど見えなくなる部分ですが、塗装の耐久性を支える大切な工程です。
外壁塗装の見積りでは、工事価格だけを比較してしまうと、下地調整の内容まで見落としてしまうことがあります。
例えば、見積書の中で
- 下地調整が「一式」だけになっている
- 補修内容の説明がない
- シーリングの処理方法が不明
といった場合は、どこまで作業が含まれているのか確認することが大切です。
外壁塗装は、完成直後はどの業者でもきれいに見えることが多いものです。
しかし、数年後の状態を見ると、下地処理をどれだけ丁寧に行ったかによって大きな差が出ることがあります。
外壁塗装の見積りを比較するときは、塗料のグレードや総額だけでなく、どのような下地調整が行われるのかまでしっかり確認しておくと安心です。
3. 外壁塗装で本当に下地調整が必要なのか、自分で確認する方法
外壁塗装の見積書を見たときに、「下地調整」という項目が書かれていると、
「本当にそんな作業が必要なの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は外壁塗装では、塗料を塗る前の下地の状態が仕上がりと耐久性を大きく左右します。
どんなに高性能な塗料を使っても、下地が傷んでいる状態では塗料がしっかり密着せず、数年で剥がれや膨れなどのトラブルが起こる可能性があります。
そこで、まずはお客様ご自身でも簡単に確認できる方法をご紹介します。
塗装職人が現場でチェックしているポイントとほぼ同じ視点なので、住まいの状態を知る参考になるはずです。
まずは、手が届く1階部分の外壁をじっくり観察してみましょう。
塗装の劣化は、よく見ると意外と分かりやすいサインが現れています。
特に次のような症状がないかを確認してみてください。
- 外壁のひび割れ(クラック)
- 塗膜の剥がれ
- 外壁の欠けや穴
- 金属部分のサビ
- カビ・藻・黒ずみ汚れ
- シーリングのひび割れ
こうした症状が見られる場合は、塗装を行う前に補修や下地調整が必要な状態といえます。
外壁の劣化は、単に見た目の問題だけではなく、
塗膜の防水性能が低下しているサインでもあります。
次に、外壁を指で軽くサッと擦ってみましょう。
もし指に白っぽい粉が付いた場合、それは 「チョーキング」(塗装の白亜化)という現象です。
チョーキングとは、紫外線や雨風によって塗膜が劣化し、 塗料の顔料が粉状になって表面に出てくる状態のことをいいます。
この粉が残ったまま塗装を行うと、塗料は外壁ではなく粉の層に付着してしまい、
- 塗膜の剥離
- 塗装の早期劣化
- 密着不良
といった施工トラブルの原因になることがあります。
そのため、チョーキングが起きている場合は、 高圧洗浄やケレン作業などの下地調整が必須になります。
2階建て住宅にお住まいのお客様は、屋根の状態も確認してみましょう。
もちろん屋根の上に登る必要はありません。
地上から見える範囲でも、次のような症状を確認することができます。
- 屋根の表面にカビや藻が付着している
- 屋根材にひび割れがある
- 塗膜がウロコ状に剥がれている
- 金属部分のサビ
これらは屋根の塗膜が劣化し、防水性能が低下しているサインです。
この状態で塗装を行う場合、下地処理を丁寧に行わないと、 せっかく塗装しても数年で劣化が再発する可能性があります。
外壁塗装は、完成直後だけを見るとどの業者でもきれいに見えることが多いものです。
しかし、数年後の外壁の状態を見ると、
- 塗膜の剥がれ
- 膨れ
- ひび割れの再発
といったトラブルが出るかどうかは、 下地調整をどれだけ丁寧に行ったかで大きく変わります。
今回ご紹介した方法は簡単に確認できるポイントですので、ぜひご自身の住まいでもチェックしてみてください。
外壁の状態を「見て」「触れて」確認することで、下地調整の必要性をより実感できると思います。
外壁塗装を長持ちさせるために、最も大切といわれるのが下地処理です。
塗装というと「塗料の種類」や「色選び」に目が向きがちですが、 実際の現場では塗る前の準備作業が仕上がりと耐久性を大きく左右します。
ここでは、外壁塗装で行われる下地処理の内容や費用、注意点について、分かりやすく解説します。
外壁塗装では、塗装前に次のような下地処理を行います。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 高圧洗浄 | 汚れ・コケ・劣化塗膜を除去 |
| ケレン作業 | サビ・旧塗膜の除去 |
| クラック補修 | ひび割れ補修 |
| シーリング補修 | 目地や隙間の補修 |
| 欠損補修 | 外壁の欠け・浮き補修 |
| 下塗り | 塗料の密着を高める |
これらの工程を丁寧に行うことで、 塗膜の密着性が高まり、塗装の耐久性が向上します。
下地処理の費用は、外壁の状態によって変わります。
| 補修内容 | 費用目安 |
|---|---|
| クラック補修 | 数千円〜数万円 |
| シーリング打ち替え | 10万円〜30万円 |
| モルタル補修 | 1箇所数千円〜 |
| 浮き補修 | 数万円〜 |
外壁の劣化が進んでいる場合は、補修費用が増えることもあります。
下地処理が不十分な塗装工事では、 次のようなトラブルが起こることがあります。
- 塗膜の剥がれ
- 塗装の膨れ
- ひび割れの再発
- 塗膜の早期劣化
こうしたトラブルの多くは、 塗料の問題ではなく下地処理不足が原因であることが少なくありません。
下地処理を丁寧に行う塗装業者は、 現地調査の段階から次のような特徴があります。
- 外壁の劣化状況を細かく確認する
- ひび割れの位置をチェックする
- 補修方法を具体的に説明する
- 補修内容を見積書に記載する
外壁塗装を成功させるためには、 塗料のグレードだけでなく、下地処理をどれだけ丁寧に行う業者なのかを確認することが大切です。
外壁塗装 施工に関するよくある質問・相談まとめ
外壁塗装を検討されているお客様からよくいただくのが、 「下地調整って何をするの?」「どこまで補修するの?」というご質問です。
実は外壁塗装は、塗る作業よりも、塗る前の下地処理の方が重要といっても過言ではありません。
塗料の性能をしっかり発揮させ、美しく長持ちする塗装にするためには、
ひび割れ補修・ケレン・洗浄・シーリング補修などの下地調整が欠かせないからです。
ここでは、外壁塗装の下地調整や補修について、専門的な視点から分かりやすくお答えします。
A. 塗料は「下地」に密着して初めて性能を発揮するからです。
外壁塗装の耐久性は、塗料の性能だけで決まるわけではありません。
むしろ重要なのは、塗料が密着する下地の状態です。
汚れ・劣化塗膜・粉化(チョーキング)・油分などが残ったまま塗装すると、 塗膜がしっかり密着せず、
- 塗装が早期に剥がれる
- 膨れが発生する
- ムラが出る
といった不具合が起こることがあります。
そのため、塗装前には高圧洗浄・ケレン・補修などの下地調整を丁寧に行うことが重要になります。
A. 外壁の状態に応じて、複数の補修・調整作業を行います。
外壁塗装の下地調整には、主に次のような作業があります。
- 高圧洗浄(汚れ・カビ・藻の除去)
- ケレン作業(旧塗膜やサビの除去)
- ひび割れ補修(クラック補修)
- シーリング補修・打ち替え
- 欠損部分のモルタル補修
- 浮き・剥離部分の除去
これらの作業を行うことで、塗料がしっかり密着し、均一で長持ちする塗膜を作ることができます。
A. 基本的には補修が必要です。ひび割れを放置すると雨水が侵入する可能性があります。
外壁のひび割れは、見た目以上に重要な劣化症状です。
ひび割れの大きさによって補修方法は異なります。
| ひび割れの幅 | 補修方法 |
|---|---|
| 0.3mm未満 | 微弾性フィラーなどで補修 |
| 0.3mm以上 | シーリング材で補修 |
| 構造クラック | Vカット補修など本格補修 |
ひび割れをそのまま塗装してしまうと、再び割れが表面に出てしまう可能性があります。
A. 数年以内に塗装が剥がれたり膨れたりすることがあります。
下地処理が甘い場合、次のような不具合が起こる可能性があります。
- 塗膜の剥離
- 塗装の膨れ
- 色ムラ
- 塗膜の早期劣化
こうしたトラブルの多くは、塗料の問題ではなく、 下地処理不足が原因であることが少なくありません。
A. 劣化状況によって大きく変わります。
軽微な補修であれば、塗装工事の中に含まれることもありますが、 劣化が進んでいる場合は別途費用がかかることがあります。
- クラック補修
- シーリング打ち替え
- モルタル補修
- 外壁の浮き補修
ただし、ここを省略してしまうと、塗装の寿命が短くなる可能性があります。
補修は塗装の耐久性を左右する大切な工程といえるでしょう。
外壁塗装は「塗料の種類」ばかりが注目されがちですが、 実際の現場では下地調整の良し悪しが仕上がりと耐久性を大きく左右します。
ここでは、塗装職人の現場経験をもとに、外壁塗装の下地処理・補修について 少し踏み込んだ内容でお答えします。
A. 残念ながら存在します。理由は「時間」と「コスト」です。
下地調整は塗装工事の中でも最も手間がかかる工程です。
ひび割れ補修・ケレン作業・シーリング補修などは、地道で時間のかかる作業になります。
そのため、工期を短くしたい業者や価格競争を重視する業者では、
- クラック補修を省略する
- ケレン作業を簡略化する
- 高圧洗浄を短時間で終える
といったケースもゼロではありません。
こうした施工は、数年後の塗膜剥離や膨れにつながることがあります。
A. 見積書と施工説明を見ると判断しやすくなります。
信頼できる塗装業者は、見積書の中に 下地調整の内容を具体的に記載しています。
- クラック補修
- ケレン作業
- シーリング打ち替え
- 浮き補修
これらが「一式」とだけ書かれている場合は、 どこまで作業するのか確認することが大切です。
また、現地調査の際に
- 外壁のひび割れを細かくチェックしている
- 劣化部分を写真で説明してくれる
- 補修方法を具体的に説明する
といった業者は、下地処理を重視している可能性が高いでしょう。
A. 旧塗膜やサビを除去して、塗料が密着しやすい状態にする作業です。
ケレンとは、サンドペーパーや工具を使って、
- 古い塗膜
- サビ
- 汚れ
- 浮いた塗膜
などを除去する下地処理のことです。
特に鉄部や付帯部では、ケレン作業を行わないと、 塗装してもすぐにサビが再発することがあります。
ケレンは目立たない工程ですが、 塗装の寿命を左右する重要な作業です。
A. 基本的に補修が必要で、塗装だけでは直りません。
外壁の塗膜が浮いている場合、 その部分はすでに下地との密着が失われている状態です。
そのまま塗装すると、
- 膨れが再発する
- 塗膜が剥がれる
- 仕上がりが悪くなる
といった問題が起こります。
そのため、 浮きや剥がれ部分は完全に除去して補修することが大切です。
A. 塗装の耐久性は大きく変わる可能性があります。
塗料メーカーが公表している耐久年数は、 適切な下地処理が行われた場合を前提にしています。
下地調整が不十分な場合、 本来10〜15年持つ塗装でも、
- 5年程度で劣化
- 塗膜の剥離
- 膨れの発生
といったトラブルが起こることもあります。
逆に、下地処理が丁寧な塗装工事は、 塗料本来の耐久性をしっかり発揮しやすくなります。
外壁塗装は「どんな塗料を使うか」も大切ですが、 実際の現場では下地処理の丁寧さが仕上がりと耐久性を大きく左右します。
ここでは、塗装職人が現場で実際に見ているポイントや、 一般の方には少し分かりにくい下地処理の重要性について、専門的な視点から解説します。
A. 強すぎる水圧は、外壁を傷める可能性があります。
外壁塗装の前に行う高圧洗浄は、汚れや劣化塗膜を落とす重要な工程です。
しかし、水圧が強すぎると
- サイディング表面の塗膜を傷める
- シーリングを破損させる
- モルタル外壁を削ってしまう
といったトラブルにつながることがあります。
そのため、外壁の素材に応じて 適切な水圧(8〜15MPa程度)で洗浄することが大切です。
A. 粉の上に塗装すると、塗料が密着しないからです。
チョーキングとは、紫外線によって塗膜が劣化し、 顔料が粉状になって表面に出てくる現象です。
この粉が残ったまま塗装すると、 塗料は外壁ではなく粉の層に付着してしまいます。
その結果、
- 塗膜が剥がれる
- 塗装が早く劣化する
- 塗膜の密着不良
といった不具合が起きることがあります。
A. 外壁と上塗り塗料の接着を強くする役割があります。
下塗り材は、外壁と上塗り塗料の間に入る 接着剤のような役割を持っています。
下塗りを省略すると、
- 塗膜の剥離
- 吸い込みムラ
- 色ムラ
といった問題が起こる可能性があります。
また、外壁の素材によって
- シーラー
- フィラー
- プライマー
など、適切な下塗り材を使い分ける必要があります。
A. 塗装だけでは再発する可能性があります。
モルタル外壁のひび割れは、塗装だけでは根本的な解決にならない場合があります。
ひび割れの状態によっては、
- Uカット補修
- シーリング補修
- 樹脂モルタル補修
といった補修を行った上で塗装する必要があります。
補修をせずに塗装だけ行うと、 数年後に同じ場所にひび割れが再発することがあります。
A. 数年後の状態を見ると差が出やすくなります。
施工直後の外壁塗装は、 多くの場合どの業者でもきれいに見えます。
しかし、下地処理が丁寧な塗装工事は
- ひび割れの再発が少ない
- 塗膜の膨れが起こりにくい
- 塗装の剥離が起こりにくい
といった特徴があります。
つまり、下地調整の品質は 数年後の外壁の状態に現れることが多いのです。
外壁塗装のトラブルの多くは、実は塗料ではなく下地処理の不足が原因です。
しかし下地調整は、塗装が終わってしまうと見えなくなる工程でもあります。
そのため「どこまで丁寧に作業しているのか」を判断するのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、塗装職人の視点から、外壁塗装の下地処理がしっかり行われているかを見極めるポイントを解説します。
A. 具体的な作業内容を確認することが大切です。
見積書に「下地調整一式」と書かれている場合でも、 実際の作業内容は業者によって大きく異なることがあります。
例えば、下地調整には
- クラック補修
- ケレン作業
- 旧塗膜の除去
- シーリング補修
など複数の工程があります。
そのため、見積書では どの補修をどこまで行うのか を確認することが大切です。
A. 外壁の状態によっては、洗浄不足の可能性があります。
高圧洗浄は、塗装前の重要な下地処理です。
一般的な戸建住宅の場合、 2〜4時間程度かけて丁寧に洗浄するケースが多くなります。
もし洗浄が極端に短時間で終わる場合、
- チョーキングが残る
- カビ・藻が残る
- 旧塗膜が残る
といった状態のまま塗装される可能性もあります。
A. 状態に応じて補修方法を変える必要があります。
ひび割れの補修は、幅や深さによって方法が異なります。
| ひび割れの状態 | 補修方法 |
|---|---|
| ヘアークラック | 微弾性フィラー補修 |
| 構造クラック | シーリング補修 |
| 深いクラック | Uカット補修 |
すべてのひび割れを同じ方法で補修している場合は、 補修が簡略化されている可能性もあります。
A. 外壁の状態によっては、2回必要な場合もあります。
外壁が劣化している場合、 下塗り材が吸い込まれてしまうことがあります。
このような場合は
- シーラー2回塗り
- 吸い込み止め
といった処理を行うこともあります。
下塗りが不足すると、 塗膜の密着不良が起こる可能性があります。
A. 現地調査と説明がとても丁寧です。
下地処理を大切にしている塗装業者は、 現地調査の段階で
- ひび割れの数を確認する
- 外壁の劣化状態を説明する
- 補修方法を具体的に提案する
といった対応をしてくれることが多くなります。
反対に、
- 外壁をほとんど見ずに見積りを出す
- 補修の説明がない
- 下地調整の説明が曖昧
といった場合は、 施工内容を確認することが大切です。
下地調整をしっかり行う外壁塗装なら、小林塗装にお任せください
外壁塗装は、ただ塗料を塗るだけの工事ではありません。
美しい仕上がりと長持ちする塗装を実現するためには、ひび割れ補修・旧塗膜の処理・ケレン作業・シーリング補修などの下地調整を、どれだけ丁寧に行うかがとても重要になります。
小林塗装では、見た目の仕上がりだけでなく、数年後の状態まで見据えた施工を大切にしています。
2003年の創業以来、名古屋市周辺で数多くの外壁塗装・屋根塗装を手がけてきた経験をもとに、住まいの状態に合わせた適切な下地処理と塗装工事を提案しています。
外壁塗装の現地調査・お見積りは無料です。
「まだ塗り替えが必要か分からない」という段階でも大丈夫なので、どうぞお気軽に相談ください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装で大切な下地調整とは?【下地調整の内容・費用】」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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