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  2. 賃貸アパート・賃貸マンション外装塗装の工事費用の経費計上について
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賃貸アパート・マンション 外装塗装の費用の経費計上

アパートやマンションなどの賃貸物件は、定期的なメンテナンスを行うことで、建物の美観や資産価値を守り、入居者様に長く安心して住んでいただきやすくなります。
特に外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事といった外装メンテナンスは、建物の第一印象を整えるだけでなく、雨漏りや外壁のひび割れ、鉄部のサビ、共用部の劣化などを防ぐためにも、とても大切な工事です。

賃貸アパートや賃貸マンションの外装塗装工事は、決して安い費用で行える工事ではありません。
しかし、建物を健全な状態で維持し、賃貸経営を続けていくために必要な工事であれば、その費用は内容によって「修繕費」「資本的支出」として扱われ、税務上の経費計上に関わってきます。

ただし、外壁塗装工事の費用がすべて同じように経費として処理できるわけではありません。
現状回復を目的とした塗装なのか、建物の価値や耐久性を高める工事なのかによって、会計処理の考え方が大きく変わる場合があります。
このあたりは、見積書の内容や工事の目的をきちんと整理しておくことが大切です。

今回のコラムでは、賃貸アパート・賃貸マンションの外装塗装工事費用を経費計上する際の基本的な考え方、修繕費と資本的支出の違い、オーナー様が注意しておきたいポイントについて、「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。

このコラムで分かること
  • ・工事費用の経費計上方法は2種類に分かれる
  • ・2種類の経費計上方法を比べたときの違い
  • ・2種類の経費計上方法をそれぞれの使い所

賃貸アパート・賃貸マンション外装塗装に関するお問い合わせは無料

1. 賃貸アパート・賃貸マンション外装塗装工事の費用を
 経費計上する方法「修繕費」と「減価償却」について

アパート マンション外装塗装 工事費用を経費計上する方法「修繕費」と「減価償却」 イメージ

賃貸アパートや賃貸マンションの外装塗装工事にかかった費用は、工事の内容や目的によって、税務上の扱いが変わる場合があります。
大きく分けると、「修繕費」として経費計上する考え方と、「資本的支出」として減価償却する考え方の2パターンがあります。

簡単にお伝えしますと、建物を元の状態に戻すための外壁塗装や屋根塗装、防水工事であれば「修繕費」として考えられることが多く、建物の価値や耐久性を高めるような工事であれば「減価償却」の対象になる場合があります。

ただし、外装塗装工事は、外壁塗装・屋根塗装・シーリング工事・防水工事・鉄部塗装など、複数の工事項目が組み合わさることも多いため、ひと口に判断できないケースもあります。

まずは、賃貸物件の外装塗装工事費用を経費計上するうえで大切になる、「修繕費」と「減価償却」の違い、そしてそれぞれの判断ポイントについて分かりやすくお伝えしていきます。

1-2 外装塗装の工事費用を「修繕費」として経費計上する場合

賃貸アパート マンション 外壁塗装 工事費用「修繕費」として経費計上する場合 イメージ

建物の破損部分などの「原状回復」を目的とした工事や通常の状態に「維持・管理」するために行う外装塗装工事の費用は、「修繕費」として経費計上を行います。

費用の計上は工事が完了した年度に一括で行います。

【修繕費で計上する工事の例】
  • ・ 台風や地震などの自然災害で損害・破損した部分の補修工事
  • ・ 建物の外観・耐久性を現状維持するための外壁塗装工事

1-3 外装塗装の工事費用を「減価償却」として経費計上する場合

賃貸アパート マンション外装塗装 工事費用「減価償却」で計上した方が良い場合 イメージ

外観が美しくなるような塗装や、放水効果がある塗料を使うなどして、建物の価値、性能、耐久性の向上を目的とするグレードが高い外壁塗装工事を行った場合、その費用は「資本的支出」と考えられます。

掛かった費用は建物の取得原価に含まれ、各年度に減価償却費として計上します。

【減価償却で計上する工事の例】
  • ・ 耐久年数が長い塗料を使用した外壁塗装工事
  • ・ 外観を美しくするためタイルなどの装飾を施す工事
1-4 10年・20年スパンで見る|累計修繕費シミュレーション

ここでは、オーナー様・金融機関・税理士の方にも説明しやすいよう、「初期費用」ではなく「累計修繕費」で比較したシミュレーションを作成しました。
※モデルは3階建て(9〜12戸)アパートを想定しています。

前提条件(共通)
  • 外壁・屋根・付帯部・シーリングを含む一式工事
  • シーリングは初回は打ち替え、その後は状態に応じて対応
  • 金額は税別目安(地域・立地・劣化状況で変動)
塗料グレード 1回あたり工事費 想定耐用年数 20年間の工事回数 20年累計修繕費
シリコン 320〜380万円 10〜13年 2回 640〜760万円
フッ素 380〜460万円 15〜18年 1〜2回 380〜760万円
無機 420〜550万円 18〜20年以上 1回 420〜550万円

ポイント
・20年スパンで見ると、「初期費用が高い=高コスト」ではないことが分かります。
・特に3階建て以上では、足場を組む回数=大きなコスト差になります。

1-5 金融機関・税理士向け|修繕計画の伝え方まとめ

融資相談や事業計画説明の場では、
「いつ・いくら・どんな修繕が入るのか」を一目で説明できる整理が重要です。
以下は、そのまま資料に転用しやすい構成例です。

経過年数 主な修繕内容 費用目安 説明ポイント(対外説明用)
築0年 建築(初期状態) 新築時は外装修繕なし。将来修繕を前提に計画。
築10年前後 外壁塗装・屋根塗装
シーリング打ち替え
320〜550万円 建物保全・資産価値維持のための第一次大規模修繕
築15年前後 部分補修・防水トップコート 30〜80万円 劣化の芽を早期に摘み、次の大規模修繕を延ばす目的。
築18〜20年 外壁・屋根 再塗装
(仕様により不要な場合あり)
0〜400万円 無機塗料等を採用している場合、
20年スパンで再塗装不要と説明可能。

◆ 金融機関・税理士向けの説明で使える一言例
「初期費用は抑えていませんが、20年間の修繕総額はむしろ安定します」
「足場回数を減らす設計にしているため、長期的なキャッシュフローが読みやすい計画です」

修繕計画は、「見た目のだけの話」ではなく「事業計画の一部」です。
どの塗料・どの仕様を選ぶかで、10年後・20年後のキャッシュフローと資産価値の安定度は大きく変わります。

金融機関・税理士向け|修繕計画まとめ図

金融機関や税理士へ説明する際に重要なのは、「いつ・どの修繕が入り・どの程度の資金が必要か」を感覚ではなく計画として示せるかどうかです。
以下は、賃貸アパート(2〜3階建て)を想定した、外装を中心とした修繕計画の全体像を一目で把握できる「まとめ図」です。

経過年数 主な修繕内容 費用目安 会計・融資上の扱い 説明しやすい要点
築0年 新築・初期状態 建物取得 修繕前提の長期保有計画を初期段階から想定。
築8〜12年 外壁塗装・屋根塗装
シーリング打ち替え
付帯部塗装
180〜550万円 原則:修繕費
(内容により一部資本的支出)
建物劣化を防ぐ第一次大規模修繕
資産価値・入居率維持が目的。
築13〜15年 部分補修(外壁・鉄部)
ベランダ防水トップコート
30〜100万円 修繕費 劣化の芽を早期対応し、
次回大規模修繕を先延ばしする目的。
築18〜20年 外壁・屋根 再塗装
(仕様により不要)
0〜400万円 修繕費/資本的支出
(仕様により判断)
無機塗料など高耐久仕様の場合、
20年スパンで再塗装不要と説明可能。
金融機関・税理士へ説明する際の整理ポイント
  • 修繕は突発費用ではなく、計画的支出
    → あらかじめ織り込んでいるため、キャッシュフローが安定。
  • 塗料グレード=事業戦略
    → 無機塗料などを採用することで、足場回数を減らし長期コストを抑制。
  • 入居率・資産価値維持を目的とした修繕
    → 単なる美観ではなく、賃貸経営上のリスク管理。

◆ 金融機関・税理士 そのまま使える説明フレーズ例
「外壁塗装は10〜20年スパンで計画しており、突発的な大規模支出が出にくい設計です」
「足場回数を減らす仕様のため、長期的に見た修繕総額は抑えられています」

このように修繕計画を整理しておくことで、融資相談・借換え・決算説明の場でも、「管理が行き届いた物件」「計画性のある賃貸経営」として評価されやすくなります。
修繕計画の作成・見直しについても、小林塗装が実務視点でお手伝いできます。

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2. 賃貸アパート・賃貸マンション
 「修繕費」と「減価償却」外装塗装工事費用は、どちらで経費計上した方がお得?

賃貸アパート マンション外装塗装「修繕費」と「減価償却」外装塗装工事費用 どちらで経費計上した方がお得?イメージ

前述の通り、外装塗装工事費用を経費計上する方法は「修繕費」「減価償却」の2種類ですが、節税効果が期待できるのは一般的に「減価償却」です。

ここでは、その理由や注意点についてまとめています。

2-2 一般的に節税効果が期待できるのは「減価償却」で計上する方法

賃貸経営で得られる所得には所得税が掛かります。
この所得は、売上金の全額ではなく、経費を差し引いた金額となります。

減価償却費は一括ではなく、各年度の経費として計上できるため、各年度の売上金から経費として差し引く事ができ、決算書上の利益を抑える事ができます。

2-3 外装塗装の工事費用を「減価償却」で計上した方が良い場合

外壁塗装の際、追加の融資を検討している場合などは、できるだけ「減価償却」で計上した方が良いです。

なぜなら、外装塗装の工事費用には、一般的に数百万〜数千万単位の多くの費用が掛かります。

それらを「修繕費」として一括で計上した時に、該当年度の所得が極端に減ってしまう場合、銀行の融資審査で「経営状態が良くない」と判断されてしまう可能性があるからです。

また修繕目的の外壁工事でも、外観が従来よりもキレイになるような塗装や、防水効果がある塗料を使うなどして、建物の外観の価値や性能が上がった場合は、減価償却として計上する事ができます。

3. 賃貸アパート・賃貸マンション
 外装塗装の工事費用を「減価償却」で計上する際の注意点

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経営状態や資産状況によっては、減価償却として計上するよりも修繕費として一括計上する方が良い場合もあります。

また、毎年計上できる減価償却費の金額には上限が定められています。

ですから、アパートやマンションなどの賃貸物件の外装塗装工事を行う際はどのように経費計上するべきか、税理士などの専門家と相談しながら、今度の計画や工事内容を決めていくと良いでしょう。

アパート・マンションの外壁塗装
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4. 賃貸アパート・賃貸マンション
 外装塗装の工事費用を「修繕費」と「減価償却」どちらで計上するかの判断ポイント

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以下の条件に当てはまらない外壁塗装工事費用は「資本的支出」にあたり、減価償却を行います。

  • ・ 建物の原状回復、維持管理するための壁塗装費用
  • ・ 建物の修理、改良等のために要した金額が20万円未満の場合
  • ・ その修理、改良等が約3年以内の周期で行われることが明らかな場合
  • ・ 資本的支出であるか修繕費であるかが不明瞭な金額があり、それが次の(a)(b)いずれかに該当する場合
  • (a) その金額が60万円未満の場合
  • (b) その金額が修理、改良等にかかる固定資産の前期末における取得価額の約10%相当以下の場合

ただし、工事の内容によっては、修繕費と資本的支出どちらにあたるかの判断が難しい場合もあります。
疑問点や不安な点は、事前に税理士などの専門家や施工会社に相談しながら進めていきましょう。

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5.賃貸アパート・賃貸マンション
 外装塗装の工事費用は修繕費?減価償却?使い分けについて まとめ

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賃貸アパートや賃貸マンションの外装塗装工事費用は、工事の目的や内容によって、修繕費として処理できる場合と、資本的支出として減価償却が必要になる場合があります。

例えば、色あせた外壁を塗り替える、劣化したシーリングを打ち替える、雨漏りを防ぐために防水工事を行うなど、建物を元の状態に戻すためのメンテナンスであれば、修繕費として考えられるケースがあります。

その一方で、建物の価値を高める工事、耐久性を大きく向上させる工事、以前よりもグレードの高い仕様へ変更する工事などは、減価償却の対象になる場合があります。

どちらで計上するかによって、賃貸経営における節税効果や会計処理の考え方も変わってきます。
そのため、外装塗装工事を行う際は、見積書の内容や工事の目的をきちんと整理しておくことが大切です。

賃貸物件の外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行う際は、塗装店だけで判断するのではなく、税理士などの専門家にも確認しながら、今後の修繕計画や工事内容を決めていくと安心です。

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賃貸アパート・賃貸マンションの外壁塗装費用なら、小林塗装に相談ください。

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賃貸アパート・賃貸マンションの外壁塗装なら、「塗装工事の専門店」小林塗装にお任せください。

外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事は、建物の美観を整えるだけでなく、雨漏りや外壁の劣化を防ぎ、賃貸物件の資産価値を守るためにも大切なメンテナンスです。

小林塗装では、建物の劣化状況、外壁材の種類、入居者様への配慮、今後の修繕計画などを踏まえたうえで、無理のない外装塗装プランを提案しています。

賃貸アパート・賃貸マンションの外壁塗装費用や工事内容でお悩みのオーナー様は、どうぞお気軽に相談ください。
現地調査・見積りは無料で承っております。

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

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小林塗装の店主である小林ゆずは、本コラム「賃貸アパート・賃貸マンション外装塗装の工事費用の経費計上について」の執筆者です。
名古屋市を中心に、アパート・マンション・戸建住宅の外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事などに携わり、30年以上にわたり2,000件を超える施工実績を積み重ねてきました。
現場で一軒一軒の建物と向き合いながら、外壁材の傷み方、屋根の劣化状態、防水層の状態、シーリング目地の変化などを見極め、建物ごとに必要なメンテナンスを丁寧に考えてきました。

賃貸物件の外装メンテナンスは、単に建物をきれいに見せるための工事ではありません。
建物の資産価値を維持し、入居率の低下を防ぎ、将来的な大規模修繕費用を抑えるためにも重要な役割を担っています。
外壁や屋根は、毎日雨風や紫外線を受けながら、静かに建物を守り続けている部分です。
そのため当店では、塗装工事の品質はもちろん、オーナー様が安心して賃貸経営を続けられるよう、建物の状態や修繕計画に合わせたご提案を大切にしています。

また、外壁塗装を検討されるオーナー様の中には、「工事費用は経費になるの?」「修繕費と減価償却の違いがよく分からない」「今工事を行うべきか、それとも数年後でも大丈夫なのか」といった疑問をお持ちの方も少なくありません。
実際に現場でお話を伺う中でも、工事そのものよりも、費用や今後の資金計画について不安を感じている方が多い印象があります。
特に賃貸アパートや賃貸マンションの場合は、入居者様への配慮、工事時期、家賃収入とのバランス、今後の修繕予定など、考えるべきことがいくつも重なります。

こうした疑問や不安を少しでも解消できるよう、小林塗装ではホームページのコラムを通じて、外壁塗装や建物メンテナンスに関する情報をできるだけ分かりやすく発信しています。
専門的な内容であっても、初めて塗装工事を検討される方に伝わる言葉でお伝えすることを心掛けています。
難しい言葉をそのまま並べるのではなく、「それが建物にとってどういう意味を持つのか」「オーナー様が何を確認しておくと安心なのか」まで、できるだけ具体的にお伝えしたいと考えています。

これからも、賃貸アパート・賃貸マンションのオーナー様をはじめ、住まいの維持管理に関心をお持ちの皆様に向けて、現場で培った経験と専門知識を活かした情報をお届けしてまいります。
このコラムが、皆様の大切な建物を守るための判断材料として、また外壁塗装費用や修繕計画を考えるきっかけとして、少しでもお役に立てましたら幸いです。

 筆者 小林ゆずのプロフィールはコチラ

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