外壁塗装色 茶色のメリット・デメリットについて
名古屋市を中心に外壁塗装を手掛ける「小林塗装」が、今回は 外壁色に茶色(ブラウン系)を選ぶ際のメリットとデメリットを、専門店ならではの視点で分かりやすくお伝えします。
茶色系の外壁は、落ち着き・安心感・上品さを同時に出しやすく、周囲の景観ともなじみやすい人気色です。
木目や石材、レンガなど「素材感」のある外観とも相性が良く、和風・洋風を問わず幅広い住宅スタイルに似合います。
その一方で、濃淡や色味の選び方を間違えると、重たく見えたり、くすんで古く見えたりすることもあります。
また、茶色は「汚れが目立ちにくい」と思われがちですが、実は汚れの種類によって見え方が変わります。
砂ぼこり・排気ガス・雨だれの筋など、環境条件によっては輪郭が出てしまうケースもあるため、
塗料の低汚染性や艶感(艶あり/3分艶/艶消し)、
そして日当たり・街並みとのバランスまで含めて色を決めることが、満足度の高い仕上がりにつながります。
これから外壁塗装で茶色系カラーを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
茶色のコーディネートや配色の工夫、小林塗装の施工事例も交えながら、 「失敗しないブラウン選び」のポイントを丁寧にお伝えします。
- ・ 外壁塗装色において茶色が使いやすい色である3つの理由
- ・ 外壁塗装で茶色を使用する上で知っておくべき2つの注意点
1. 外壁塗装色 茶色のメリット

ここでは、外壁塗装に茶色(ブラウン系)を選ぶ際のメリットを、名古屋の外壁塗装専門店「小林塗装」が詳しくお伝えします。
茶色系は落ち着きと温もりを兼ね備え、住まいの印象をぐっと上品に引き上げる人気色です。
美観・機能性・配色の自由度といった観点からも、多くのお客様に選ばれています。
茶色は木材や土の色に近く、自然界に多く存在する色味です。
日常生活の中でも目にする機会が多いため、視覚的に安心感や安定感を与えやすいのが特長です。
外壁全体を茶色系でまとめると、派手になりすぎず、穏やかで上質な雰囲気を演出できます。
さらに茶色は暖色系の一つであり、色彩心理の面でも「ぬくもり」や「包容感」を感じさせます。
赤やオレンジ、黄色のような鮮やかさは控えめながら、穏やかで上品な温かみを住まいにプラスします。
外壁部分はいつも紫外線や雨風にさらされ、経年とともに砂や埃、排気ガス、コケやカビなどが付着します。
こうした汚れは一般的に灰色やくすんだ中間色で現れますが、同じく中間色である茶色は、これらの汚れと色調が近いため、目立ちにくいという利点があります。
特にやや明るめの茶色を選ぶと、汚れとのコントラストが緩やかになり、長期間にわたって美観を維持しやすくなります。
外壁の「きれいが長持ち」することは、メンテナンスの負担軽減にもつながります。
茶色は外壁塗装で人気の高いベージュ・アイボリー・ホワイトとの相性が抜群で、同系色でまとめると統一感と落ち着きが生まれます。
また、寒色系のブルーやグレー、暖色系のレンガ色やオレンジとも調和しやすく、ナチュラルからモダン、和風から洋風まで幅広いデザインテイストに適応します。
単色仕上げはもちろん、ツートンカラーやアクセント使いでも映えるのが茶色の魅力です。
外観全体のバランスを整えつつ、個性を引き出すカラーコーディネートが可能です。
外壁塗装のカラーシミュレーション
2. 外壁塗装色 茶色のデメリット
ここでは、外壁色に茶色(ブラウン系)を選ぶ際に、事前に知っておきたいデメリットを整理します。
茶色は“失敗しにくい色”と思われがちですが、実は濃さ(明度)・赤み/黄み(色相)・艶の組み合わせ次第で印象と実用性が大きく変わります。
特に濃い茶色(低明度のブラウン)は、淡い色に比べて退色が「目に見えて分かりやすい」傾向があります。
これは、紫外線による顔料劣化・樹脂劣化が進んだときに、表面の色味が抜けたり白っぽく見えるためです。
また、塗膜が劣化すると表面が粉を吹くチョーキング(白亜化)が起きやすく、濃色ほどコントラストで目立ちやすくなります。
色褪せ対策としては、濃すぎないブラウン(中明度〜やや明るめ)を選ぶことに加え、
耐候性の高い樹脂グレード(ラジカル制御、フッ素、無機系など)や、低汚染・耐候設計の塗料を組み合わせると、
退色の進行を抑えやすくなります。
「耐用年数はまだあるのに、色あせだけ先に気になる・・・」を避けるなら、ここが一番大事なポイントになります。
茶色は一般に、白系に比べて日射(光)を吸収しやすいため、外壁表面温度が上がりやすい傾向があります。
外壁の温度が上がると、壁体を通じた熱の影響が増え、条件によっては室内の体感や冷房負荷に影響することがあります。
ただし、ここは誤解されやすい点で、室温への影響は「色だけ」では決まりません。
断熱材の有無、通気層の有無(外壁通気工法)、窓の性能、屋根からの熱の入り方など、家全体の設計条件が関係します。
それでも「少しでも熱を抑えたい」という場合は、遮熱塗料(近赤外線反射)を選ぶのが有効です。
また、同じ茶色でも、明るめのブラウン(明度が高いブラウン)の方が熱を溜め込みにくい傾向があります。
「濃い茶色にしたいけれど暑さが心配」なら、色味の微調整(少し明るく/少しグレー寄り)+遮熱の組み合わせがおすすめです。
茶色は落ち着いた色味ですが、艶が強いと光を鏡のように反射して、色が「濡れたように濃く見える」ことがあります。
その結果、「想像より派手」「高級感ではなくテカりに見える」と感じるケースがあります。
また艶が強いと、外壁面のわずかな凹凸や補修跡、ローラー目が光で拾われ、塗りムラが目立つこともあります。
とくに日当たりが良い面ほど、この差は出やすいです。
落ち着いたブラウンの魅力を活かすなら、3分艶〜艶消しの範囲で検討すると、品良くまとまりやすいです。
小林塗装では、色だけでなく「艶の見え方」も含めて、屋外光での見本確認をおすすめしています。
3. 外壁塗装で人気の茶色 5選

最近の外壁塗装で人気がある茶系色5選をお伝えします。
ダークブラウンは、ブラックより少し柔らかく、ブラウンより黒に近い「深み」を持つ濃く暗い茶色です。
こげ茶色・黒茶色・憲法色などがこの系統に入ります。
重厚感がありながらも真っ黒ほど強く出ないため、外観を引き締めつつ、上品さも残しやすいのが魅力です。
外壁塗装でのダークブラウンは、タイル調・レンガ調・ブリック模様・板目模様のサイディング、
吹付タイルなど、素材感や凹凸のある外壁と特に相性が良い色です。
陰影が出る外壁ほど、ダークブラウンの“深み”が生きて、立体感がきれいにまとまります。
(色彩提案|小林塗装のワンポイント)
ダークブラウンは、配色次第で「クラシックにも、モダンにも」振れる便利な色です。
ただし濃色なので、面積が大きいと重く見えやすいぶん、明度差の色彩設計が仕上がりの鍵になります。
・上品にまとめたい場合:ベースをダークブラウン、付帯部分(破風・樋・サッシ周り)をオフホワイト〜グレージュにすると、重さが抜けて洗練されます。
・モダンに締めたい場合:付帯部をチャコールグレー〜ブラックに寄せると、直線が強調されて都会的な印象に。艶は3分艶〜艶消しが相性◎です。
・温かみを残したい場合:玄関ドアや木目調パーツに合わせて、アクセントにキャメル・テラコッタ・ブロンズ系を少量入れると、重厚感の中に柔らかさが出ます。
・外構まで含めて整えたい場合:門柱やアプローチがベージュ系・石材系なら“なじみ”、濃い石やアイアンなら“引き締め”が作れます。
またダークブラウンは、白や黒などのモノトーンカラー、赤やオレンジなどのウォームカラー、
青・緑などのアースカラーとも相性が良い色味です。
ただし、色数を増やしすぎると散らかって見えやすいので、
「ベース1:サブ1:アクセント少量」くらいのバランスが失敗しにくいです。
なお、ダークブラウンは日射を吸収しやすく蓄熱しやすい色でもあります。
夏の暑さが気になる立地では、外壁塗装の際に遮熱塗料を選定するのも一つのアイディアです。
モカとは、ブラウンとベージュの中間にある、彩度が低めの「落ち着いた薄茶色」です。
少し赤みを含んだ、くすんだ柔らかさが特徴で、モカブラウンと呼ばれることもあります。
“濃すぎないのに上品にまとまる”のがモカの強みで、やさしい印象を作りながら、汚れの見え方も極端になりにくい色味です。
外壁塗装でのモカは、タイル調・レンガ調・ブリック模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシンなどの外壁材におすすめです。
とくに凹凸のある外壁では、モカの“やわらかい陰影”が出て、外観がのっぺりしにくくなります。
(色彩提案|小林塗装のワンポイント)
モカは「合わせやすい」反面、合わせ方を間違えると“ぼんやり”見えることがあります。
仕上がりをキリッと整えるコツは、①明度差(白〜濃色の締め色)と
②素材の質感(木目・石・金属)で輪郭を作ることです。
・やさしく上品(定番人気):モカ × オフホワイト(付帯部)
→ 清潔感が出て、全体が明るく見えます。玄関ドアが木目なら相性抜群です。
・ナチュラルモダン:モカ × グレージュ(付帯部)× チャコール(アクセント少量)
→ くすみトーン同士で統一感を出しつつ、チャコールで「ライン」を締めると高級感が出ます。
・シャビー・北欧寄り:モカ × くすみグリーン(玄関まわりやアクセント)
→ 植栽ともなじみ、やわらかい異国感が作れます。色は“薄め・少量”が上品です。
・少し華やか(可愛すぎない):モカ × スモーキーブルー/くすみオレンジ(ポイント)
→ 面積を取りすぎると主張が強くなるので、玄関ドア・ポーチ天井・付帯部の一部などに絞ると失敗しにくいです。
・「ぼんやり」防止のコツ:サッシが黒・濃色の場合は、付帯部分に白を入れて明るさを確保します。。
サッシが白の場合は、雨樋や破風を少し濃いブラウンやグレーに寄せると輪郭が出ます。
モカと相性の良い色は、ベージュ系、シャビーなグリーン、ブルー、オレンジ系などが挙げられます。
ただし、色数を増やすほど難易度が上がるので、基本は
「モカ(ベース)+白orグレージュ(付帯)+アクセント少量」くらいが安心です。
艶は、モカの上品さを活かすなら3分艶〜艶消しがまとまりやすいです。
ココアブラウンとは、ココアのように“まろやかさ”を感じる、やさしいブラウン系カラーです。
濃すぎず薄すぎず、赤み・黄みが尖らないため、外観に落ち着きを出しながらも「暗くなりすぎない」のが魅力です。
「茶色にしたいけれど、こげ茶ほど重たくしたくない」という方に、ちょうどいい中間色です。
外壁塗装でのココアブラウンは、タイル調・レンガ調・ブリック模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシンなど、
素材感が出る外壁におすすめです。
とくに凹凸のある外壁では、ココアブラウンの“柔らかい陰影”が出て、立体感が自然に整います。
(色彩提案|小林塗装のワンポイント)
ココアブラウンは、ベーシック色と相性が良い反面、配色を間違えると「普通すぎる」「ぼんやりする」ことがあります。
仕上がりを上品にまとめるコツは、「白の加え方」と「締める色を少量加える」ことです。
・清潔感を優先:ココアブラウン × オフホワイト(付帯部)
→ いちばん失敗が少ない王道。外観が明るく見えて、年数が経っても上品さが残ります。
・高級感を出したい:ココアブラウン × アイボリー+チャコール(アクセント少量)
→ 玄関まわり、破風の一部、水切りなど“線”になる部分をチャコールで締めると、建物が引き締まります。
・ナチュラルを強めたい:ココアブラウン × ベージュ〜グレージュ
→ 木目や植栽と相性が良く、やさしい雰囲気に。サッシが黒なら「白要素」を少し足すとバランスが取りやすいです。
・ツートンにするなら:上を明るいアイボリー、下をココアブラウンにすると、重心が落ち着き、汚れも目立ちにくい構成になります。
・艶のおすすめ:ココアブラウンは艶を上げすぎると“テカり”が先に立つことがあります。
上品さを残すなら、3分艶〜艶消しがまとまりやすいです。
ココアブラウンは、黒・白・アイボリー・ベージュなどのベーシックカラーと相性が良く、外壁色として非常に扱いやすい色です。
配色は基本を押さえるほど美しくまとまるので、
「ベース(ココア)+付帯部(白〜アイボリー)+締め色(少量)」の3点設計で考えると失敗しにくいです。
海老茶(えびちゃ)とは、伊勢海老の殻を思わせるような、赤みを含んだ深い茶色、
あるいは紫みを帯びた暗い赤茶色のことを指します。
和色名では「葡萄茶(えびちゃ)」とも呼ばれ、日本らしい落ち着きと色気を併せ持つ色です。
山葡萄の「葡萄茶(えびちゃ)」と色味が近いこと、また
葡萄(えび)と蝦(えび)の音が通じることから、
近年では両者が混同されて使われることも多くなりました。
明治時代の中期〜後期には、女学生の袴(はかま)の色として広く親しまれ、「知的で落ち着いた女性像」を象徴する色として定着していった背景があります。
外壁塗装での海老茶は、レンガ調・ブリック模様のサイディング、
吹付スタッコなど素材感や凹凸のある外壁と特に相性が良い色です。
単色でも表情が出やすく、重厚感と上品さを同時に演出できるのが特徴です。
(色彩提案|小林塗装のワンポイント)
海老茶は「和の色」ですが、配色次第で和風にも洋風にも振れる応用力の高い色です。
ポイントは、赤みを主張させすぎないことと、
付帯部で明度差をきちんと取ることです。
・上品で落ち着いた印象:海老茶 × アイボリー(付帯部)
→ 赤みがやわらぎ、経年後も品よく見えます。和洋折衷住宅にもおすすめです。
・重厚感・クラシック:海老茶 × チャコールグレー/ブラック(少量)
→ レンガ調・スタッコ外壁と相性が良く、建物全体が引き締まります。
・やや明るく調整したい場合:
近似色の「甘栗色」や、
より深みのある「ガーネット」を候補に入れると、
赤み・暗さのバランスを微調整しやすくなります。
・ツートン配色:
上部を明るめベージュ、下部を海老茶にすると、
重心が下がり、汚れも目立ちにくい構成になります。
海老茶は、ココアブラウンと同様に、黒・白・アイボリー・ベージュなどの
ベーシックカラーと非常に相性が良い色です。
ただし赤みを含むため、艶が強すぎると色気が前に出すぎることがあります。
仕上がりを落ち着かせたい場合は、3分艶〜艶消しがおすすめです。
なお、海老茶色を吹付スタッコなどの外壁に使用する場合は、
下地の動きに追従できる可とう性と、
内部の湿気を逃がす透湿性を備えた塗料を選定することが重要です。
色の美しさだけでなく、素材との相性まで考えることで、長く安心できる仕上がりになります。
くるみ色とは、胡桃の木の皮や実の外皮、あるいは根の皮などを使って染めた黄褐色の
「かなり明るめの茶色」のことです。
ブラウンの中でも圧迫感が出にくく、やわらかい空気感をまとえるため、
「明るいけれど白すぎない外壁」にしたい方に人気の色味です。
外壁塗装でのくるみ色は、タイル調・レンガ調・板目模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシン、
ジョリパットなど砂壁調の外壁材におすすめです。
とくにジョリパットやリシンのような“ざらっとした肌”では、くるみ色の陰影が優しく出て、
外観がのっぺりしにくくなります。
また、くるみ色に近い色として、少し赤みを含んだ「丁子茶」や「リージェンシーベージュ」もおすすめです。
「黄みを抑えて上品にしたい」「ほんの少しだけ温かみを足したい」など、好みに合わせた微調整がしやすい系統です。
(色彩提案|小林塗装のワンポイント)
くるみ色は明るいぶん、配色によっては“甘く”見えたり、“ぼんやり”見えたりすることがあります。
きれいに仕上げるコツは、①付帯部で輪郭を作ることと、
②素材(木目・石・金属)とセットで考えることです。
・やさしく明るい定番:くるみ色 × アイボリー(付帯部)
→ 全体が柔らかく、上品にまとまります。サッシが白系の住宅と特に相性が良いです。
・きちんと感・高級感:くるみ色 × グレージュ+チャコール(少量)
→ 雨樋や水切りなど“線”の部分をチャコールで締めると、外観が引き締まります。
・ナチュラル(木目と合わせる):くるみ色 × ライトブラウン/木目
→ 玄関ドアや軒天に木目があると、くるみ色の温かみが自然に活きます。
・ツートンのおすすめ:上をくるみ色、下を少し濃いベージュ〜ライトブラウンにすると、
“汚れやすい下部”が締まり、全体バランスも安定します。
・艶のおすすめ:明るい色ほど艶でテカりが出やすいので、
くるみ色は3分艶〜艶消しが上品に見えやすいです。
外壁塗装のくるみ色と相性の良い色は、ベージュ系・アイボリー系・ライトブラウン系などが挙げられます。
ただし色数を増やしすぎると“優しいのに散らかる”仕上がりになりやすいため、
基本は「くるみ色(ベース)+付帯部1色+アクセント少量」の設計が安心です。
なお、くるみ色をジョリパットなど砂壁調の外壁に使用する場合は、
内部の湿気を逃がす透湿性と、下地の微細な動きに追従しやすい可とう性を備えた塗料をおすすめします。
“色を決める”と同時に、“素材に合う塗膜設計”まで行うことで、長く美しく保ちやすくなります。
和風住宅の外壁色として茶色を選ぶ場合、「なんとなく落ち着きそうだから」という理由だけで決めてしまうと、思ったより重く見えてしまったり、古さが強調されてしまうことがあります。
ここでは、和風住宅だからこそ意識したい、失敗しにくい茶色選びのポイントをお伝えします。
まず大切なのは、赤みを抑えた茶色を基本に考えることです。
赤みが強い茶色は華やかさが出やすい反面、和風住宅では主張が強くなりすぎる場合があります。
少しグレーを含んだ茶色や、黄み寄りで彩度を抑えた茶色を選ぶと、瓦屋根や木部と自然に調和し、落ち着いた外観になりやすくなります。
次に意識したいのが、「素材感」との相性です。
和風住宅は、木・土・石といった自然素材の印象が強いため、艶を抑えた塗料や、少しマット寄りの仕上がり感を選ぶことで、塗装だけが浮いて見えるのを防ぐことができます。
また、外壁をすべて同じ濃さの茶色にするよりも、
軒天や付帯部を明るめの色にすることで、
重たさを感じさせない、品のある和風外観に仕上がります。
和風住宅の茶色は、「目立たせる色」ではなく、
「住まい全体を引き立てる背景色」として考えるのが成功のコツです。
外壁塗装の色選びで意外と見落とされがちなのが、
「塗り替え直後」ではなく、10年後、15年後にどう見えるかという視点です。
外壁は年月とともに、紫外線・雨風・汚れの影響を受け、
少しずつ表情を変えていきます。
その点、茶色は外壁色の中でも
経年変化が穏やかで、古さが出にくい色とされています。
真っ白のように汚れが強調されることもなく、
黒のように色あせが目立ちやすいわけでもありません。
時間が経つにつれて、少しずつ落ち着いた印象へと変化していくため、
「気づいたら、何だか古びて見える」という失敗が起こりにくいのが特長です。
ただし注意したいのは、濃すぎる色を選びすぎないこと。
塗りたては高級感があっても、年月が経つと重く感じやすくなる場合があります。
少し明度を残した茶色や、ベージュ・グレーを含んだ茶色を選んでおくと、経年後も自然な感じで住まいに馴染みやすくなります。
また、色そのものだけでなく、
使用する塗料の耐候性・低汚染性も、10年後の見え方に大きく影響します。
「どんな色を、どんな塗料で塗るか」をセットで考えることが長く満足できる外壁塗装につながります。
外壁塗装は、流行を追うものではなく、これから先の暮らしに寄り添うメンテナンスです。
10年後も「この色にして良かった」と思えるかどうかをじっくり想像しながら、色選びを進めていきましょう。
小林塗装が施工した 茶色系外壁塗装の施工例をいくつか紹介します。

| 建物の概要 | 木造サイディング住宅 |
| 施工期間 | 2週間 |
| 使用した塗料 | 関西ペイント「アレスダイナミックTOP」ハルスハイリッチシリコン塗料 |
| 外壁の塗装色 | タイル外壁凸: フォーン(小鹿色)×タイル外壁凹み:ストーンハーツ 多彩仕上げ(トリプルトーン) |
小林塗装が施工したトリプルトーン外壁塗装の施工例をお伝えします。
今回、タイル調サイディングボード外壁塗装に使用しました塗料は、関西ペイント『快適生活提案塗料』の流れをくむ、ハルスハイリッチシリコン塗料「アレスダイナミックTOP」を使用したハイグレードなトリプルトーン外壁の塗り替えプランです。タイル調の外壁を生かして、茶色をメインにしたトリプルトーンで明るい印象に仕上げました。

| 建物の概要 | 木造住宅 |
| 施工期間 | 2週間 |
| 使用した塗料 | ロックペイント「ハイパービルロックセラ」水性1液架橋型低汚染 リアルハイブリッドシリコン 樹脂塗料 |
| 外壁の塗装色 | 外壁メイン:凸部分「カント」×凹部分「アッシュホワイト」 ベランダ外壁凸部分「紅消鼠」×凹 部分「サンドロットグレイ」 |
名古屋市緑区で小林塗装が施工した洋風住宅外壁塗装ダブルトーン仕上げの施工例を紹介します。
窯業サイディング外壁塗装には、従来のアクリルシリコン樹脂塗料を凌駕する性能を持つロックペイント「ハイパービルロックセラ」、破風や樋などの付帯部分には、弱溶剤2液型アクリルシリコン塗料「ハイパーユメロック」を使用しました。
ベランダのアクセントカラーで茶色を使用して、お洒落なツートンカラーで仕上げました。
7. おすすめの茶色系外壁塗装色

※ なお、ダブルトーンのサイディングには、凸部分と凹部分の色差を10%~15%ずらした配色の組み合わせにすると自然な仕上がり感になります。
また茶系の外壁色は、石積み調サイディング、ブリック、レンガ調、土壁、スタッコなどの重厚感のある外壁におすすめの色です。
8. 外壁塗装「茶色」に関するよくある質問(FAQ)
A.ご安心ください。茶色は「暗くなる色」ではなく、選び方次第で上品であたたかく、落ち着いた“明るさ”をつくれる色です。
ひと口に茶色と言っても、
「ダークブラウン」「ミディアムブラウン」「ライトブラウン」など幅があり、
さらに赤み(温かさ)・黄み(やわらかさ)・明度(軽やかさ)のバランスで印象は大きく変わります。
たとえば、明度が高めの茶色や、少しベージュを含んだ茶色を選ぶと、
家全体が重く見えにくく、外観にやさしい品の良さが出ます。
反対に、濃い茶色は「重厚感」「高級感」「引き締まり」を演出できるので、
玄関まわりや1階部分に使うとメリハリのある美しい外観になりやすいです。
茶色は、木目・レンガ・石材・植栽とも相性が良く、
外構(門柱・アプローチ)まで含めて「暮らしの雰囲気」をまとめやすいのも大きな魅力といえます。
A.はい、本当です。茶色は見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしにうれしい「実用性の高さ」が魅力の色です。
外壁の汚れで多いのは、土ぼこり・排気ガス・雨だれ・苔の前段階の黒ずみなどですが、
茶色はそれらの“汚れの色味”と近いため、
白系や淡い色ほど汚れが強調されにくく、黒ほど白い汚れ(砂埃)が浮きにくいというバランスの良さがあります。
特に、交通量の多い道路沿い、風で砂ぼこりが舞いやすい地域、植栽が多いお宅などでは、
「きれいに見える期間が長い」と感じやすい色です。
さらに、少しグレーを含んだブラウンや、落ち着いた中明度のブラウンを選ぶと、
雨だれやホコリの“境目”が出にくく、ナチュラルに美観を保ちやすい傾向があります。
もちろん、汚れに強い塗料(低汚染性・防カビ防藻性など)と組み合わせることで、
茶色の魅力である「上品さ」と「手間の少なさ」を、さらに活かすことができます。
A.いいえ、茶色は外壁色の中でも、比較的色あせが穏やかな色に分類されます。
茶色は、赤・黄・黒など複数の色要素がバランスよく混ざり合った色で、
紫外線の影響を受けやすい「鮮やかな原色成分」をほとんど含んでいません。
そのため、年数が経過しても急激に色が抜けるというよりは、
少しずつトーンが落ち着いていくような、自然な経年変化になりやすいのが特長です。
また、同じ茶色でも「赤みが強い茶色」「黄み寄りの茶色」「グレーを含んだ茶色」などによって、経年の見え方は変わりますが、いずれも原色系の色に比べると色あせが目立ちにくい実用的な色と言えます。
さらに、フッ素塗料や無機塗料などの高耐候塗料を選ぶことで、
紫外線による劣化をより抑え、10年後・15年後も「古く見えにくい外観」を保つことが可能です。
A.はい、茶色は和風住宅と非常に相性の良い色です。
茶色は、木材・土・焼き物といった、日本の住まいに古くから使われてきた素材の色と近く、
外壁に取り入れることで建物全体に自然な一体感が生まれます。
特に、瓦屋根・木調玄関・格子・濡れ縁などを持つ和風住宅では、
茶色の外壁が主張しすぎることなく、
落ち着き・品の良さ・安心感をさりげなく引き立ててくれます。
また、真っ黒ほど重くならず、ベージュほど軽くならない茶色は、
「昔ながらの雰囲気を残しつつ、古さは感じさせたくない」
というご要望にも応えやすい色です。
和風住宅の場合は、赤みを抑えた茶色や、ややグレーを含んだ茶色を選ぶことで、
周囲の景観とも調和しやすく、長く愛着を持てる外観に仕上がります。
A.はい、もちろん使えます。むしろ茶色は、洋風やモダン住宅でも
「上質感」と「暮らしのあたたかさ」を同時に出せる万能色です。
ポイントは「どんな茶色を選ぶか」。
たとえば、グレーを少し含んだブラウン(いわゆる“くすみブラウン”)は、
余計な主張がなく、直線的なデザインの家にも馴染みやすいので、
モダン・シンプル・ホテルライクの方向性でも失敗しにくい色です。
反対に、黄み寄りの明るいブラウンや、ベージュに近いブラウンは、
木目や植栽と相性が良く、やさしい雰囲気が出るため、
ナチュラル・北欧風・カフェ風にもぴったりです。
さらに、洋風住宅ではサッシ(窓枠)や玄関ドア、屋根色との整合がとても重要です。
「サッシが黒なら、外壁は赤みを抑えたブラウンで引き締める」など、
全体の“色の温度感”と明度差を整えることで、ぐっと洗練された外観になります。
A.結論から言うと、濃い茶色は熱を吸収しやすい傾向がありますが、
「色の選び方」と「塗料の性能」で十分に対策できます。
外壁色は、一般的に明るい色ほど熱を反射し、濃い色ほど熱を吸収しやすくなります。
そのため、ダークブラウン系を広い面積に使う場合は、
南面や西面(特に午後の日差しが強い面)の温度上昇に配慮しておくと安心です。
対策としては、次の2つが現実的で効果的です。
・外壁を「明るめの茶色」「ベージュ寄りの茶色」にして、見た目の落ち着きは保ちつつ熱を抑える
・遮熱性能を持つ塗料を選び、表面温度の上昇を抑制する
なお、外壁よりも室内温度に影響しやすいのは屋根のケースも多いため、
「外壁は上品なブラウン、屋根は遮熱仕様」など、
部位ごとに最適な性能を組み合わせる考え方もおすすめです。
茶色の魅力(落ち着き・高級感・汚れにくさ)を活かしつつ快適性も守るには、
色だけで決めず、塗料性能と立地条件をセットで考えることが大切です。
A.ご安心ください。茶色は使い方次第で、地味になるどころか
上品で奥行きのある外観をつくれる色です。
代表的なのがツートン配色です。
たとえば、1階を濃い茶色、2階を明るいベージュ系にすることで、
建物に自然な重心と立体感が生まれます。
下部を落ち着かせ、上部を軽やかに見せる配色は、
住宅をバランス良く、どっしりと見せる効果があります。
また、同じ茶色でも「濃淡」を使い分けるだけで、
単色塗装よりも表情が豊かになり、
光の当たり方によって陰影が美しく出るのも茶色ならではの魅力です。
さらに、付帯部(雨樋・破風・軒天)を白や黒、濃いグレーで引き締めると、
茶色の持つ落ち着きが際立ち、
シンプルなのに安っぽく見えない外観に仕上がります。
A.確かに茶色は定番色ですが、実際には
色味の方向性によって印象は大きく変わります。
茶色には、
「赤み寄り(あたたかく華やか)」
「黄み寄り(やさしくナチュラル)」
「グレー寄り(落ち着きとモダンさ)」
など、さまざまな表情があります。
周囲の住宅が多い地域ほど、こうした微妙な色差を調整することで、
派手にならずに“きちんと個性がある家”をつくることができます。
また、外壁色だけでなく、
サッシ色・屋根色・玄関ドア・外構との組み合わせを意識すると、
同じ茶色でも印象はまったく別物になります。
茶色は調和力が高い分、全体設計で個性を出しやすい色と言えます。
A.定番で失敗しにくいのは、
ブラック・ダークグレー・濃いブラウン系です。
これらの屋根色は、外壁の茶色を引き立てつつ、
建物全体をきゅっと引き締める効果があります。
とくに、外壁が明るめの茶色の場合は、
屋根を少し濃くすることで全体の輪郭がはっきりし、
写真映え・実物ともに安定した印象になります。
重要なのは、屋根と外壁の「明度差」です。
色味を揃えすぎるよりも、適度な差をつけることで、
単調さを防ぎ、長く見ても飽きにくい外観になります。
A.茶色を使った色選びで一番大切なのは、
「屋外での色確認」と「経年変化を見据えた色選び」です。
室内で見る色サンプルは、照明の影響で実際より明るく見えることが多く、
外で見ると「思っていたより濃い」「少し暗く感じる」といったズレが起こりがちです。
そのため、必ず太陽光の下で、朝・昼・夕方の見え方を確認しましょう。
また、外壁塗装は「今きれい」だけでなく、
10年後、15年後にどう見えるかがとても重要です。
茶色は経年変化が穏やかな色だからこそ、
少し落ち着いたトーンを選んでおくと、
時間が経っても古さを感じにくい外観になります。
色だけで決めず、建物の形・立地・周囲環境・塗料性能まで含めて考えることが、茶色の外壁で後悔しない一番の近道といえます。
9. 外壁塗装の茶色 メリット・デメリット まとめ

茶色は自然な雰囲気の色で汚れが目立ちにくい上、他の色との相性も良いです。
ただし茶色は、塗料の種類によって色褪せが目立つ可能性がある事と、違和感がある派手な感じの茶色しないためには、できるだけ艶を抑えた茶色を選ぶ事が重要です。
茶色を使った外壁塗装なら、名古屋の塗装店小林塗装にお任せください。
茶色を使った洗練されたカラーコーディネート、高い塗装技術、とってもお値打ち価格、昔ながらの飾らないアットホームなスタイルを併せ持つ、「塗装店」です。
当店は、茶色を使った外壁塗装の施工実績が多くあり、多くのお客様から喜ばれています。
外壁塗装の相談と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装色 茶色のメリット・デメリット」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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