外壁塗装の見積書にある諸経費と産廃処分費とは?
外壁塗装の見積りを見た時に、「諸経費や産廃処分費って何?」と思った方は多いのではないでしょうか。
外壁塗装の見積書には、多くの場合で諸経費や産廃処分費が計上されています。
ほとんどが内訳も無く記載されており、一般のお客様の立場からすると、何だかとても不透明な項目に見えるかもしれません。
「外壁塗装の諸経費って、一体何?」「諸経費は、一体どういった事に使われているのか?」「金額は本当に妥当なの?」、「本当にこっちが負担しなければならないの?」などといった疑問を持たれるお客様も多いかと思います。
そこで今回は、外壁塗装の見積りにおける諸経費や産廃処分費について、「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁塗装費用の中で不透明な部分を知る事で、塗装業者のお客様に対する信頼性や姿勢を判断する材料にもなると思いますので、ぜひご覧下さい。
- ・諸経費は2つの経費で構成されている、各管理費の紹介
- ・諸経費が発生していない場合の注意点
- ・産廃処分費と廃棄物の関係性について
- ・産廃処分費が発生していない場合の注意点
1. 外壁塗装の諸経費とは

まずはじめに、外壁塗装に必用な諸経費について分かりやすくお伝えします。
外壁塗装の諸経費(一般経費)とは、現場管理費(現場で掛かる経費)と一般管理費(会社を運営する上で掛かる経費)の2つに分ける事ができます。
- ・ 労務管理費 (現場管理作業員の人件費、作業用具費など)
- ・ 保険料 (請負業者賠償責任保険、労災上乗せ保険など)
- ・ 租税公課 (契約書の印紙代など)
- ・ 通信交通費 (電話代・材料運搬費、交通費、駐車場料金など)
- ・ 補償費 (近隣対策費‥)
- ・ 労務費 (営業、社内管理に掛かる人件費など)
- ・ 減価償却費 (工事車輌、高圧洗浄機、塗装機器の償却費など)
- ・ 広告宣伝費 (チラシやホームページの制作費用など宣伝広告費用)
- ・ 事務用品費 (事務用品費用、消耗品費用、事務機器費用など)
- ・ 事務所、倉庫、駐車場など地代
外壁塗装の諸経費には、こういった費用が含まれています。
いずれも会社や現場を運営する上で必要な経費ですが、内訳の全てを見積に記載するとかなりの量になってしまうので、諸経費としてまとめて記載しています。
どのくらいの諸経費を計上するかは、各塗装業者によって多少違いますが、通常工事金額の5%~15%位の諸経費が多いと言われています。
2. 諸経費を取らない外壁塗装業者は良心的なの?
外壁塗装を依頼しようとしているお客様にとっては、余計な費用が掛からない方が良いかと思います。
また人によっては、「どうして施主である自分が諸経費を負担しなければならないのか?」と感じるお客様もいるかもしれません。
それでは、見積書に諸経費を計上していない業者は、本当に良心的な業者なのでしょうか。
その答えを分かりやすくお伝えします。
3. 諸経費は、会社や現場を運営する上で必要な費用です。
結論から言いますと、先にもお伝えした様に諸経費は会社や現場を運営する上で必要な費用です。
ですから、お客様から頂いた工事代金が塗装業者の売上の全てである以上、諸経費という項目を見積りの中に記載している、記載していないに関わらず、諸経費は工事代金の中から捻出しているはずです。
工事に対する諸経費を計上しないという事は次の2つのケースが考えられます。
見積に諸経費がない理由の1つ目は、必要な費用を削って諸経費を捻出している場合です。
塗装工事に必要な人件費や材料費など、何かしらの費用を削って諸経費に回しているという事は、工事の品質が下がる事に繋がっている恐れがあります。
諸経費がない理由の2つ目は、諸経費として計上せず、他の項目に上乗せする事で諸経費分を回収している場合です。
見積書の中に諸経費という項目が無いだけで、お客様が支払う費用は同じです。
ですから、「当店は諸経費を頂いておりません」などと謳っている業者と、工事に必要な諸経費を正直に計上し、なおかつ諸経費が一体どういったものなのかをしっかり説明できる塗装業者、どちらの業者の方が誠実で信頼できる業者でしょうか?
4. 外壁塗装の見積に記載されている産廃処分費とは

外壁塗装で、諸経費以外に掛かる費用として挙げられるのが産廃処分費です。
塗装工事で出た廃棄物のほとんどは産業廃棄物に分類されるので、通常のゴミとして処理する事ができません。
この廃棄物の処理に掛かる費用の事を「産廃処分費」と言います。
なお工事業者によっては、諸経費の中に産廃処分費を含んでいる場合もあるので、見積書に産廃処分費の項目が無い場合もあります。
5. 外壁塗装における産業廃棄物とは

塗装工事で発生する産業廃棄物には、余った塗料、塗料缶、養生したシートやテープ、使用済みローラーや刷毛を洗った有機溶剤、外壁がサイディングやALCでしたら、撤去した旧シーリング、マスキングテープなど数多くあります。
屋根の葺き替えや外壁の貼り替え工事などがあると、廃棄物の量は更に増えていきます。
工事で発生したこれらの廃棄物は専門の産廃処理業者が回収、処理します。
余った塗料は1缶~円、その他の廃棄物は1kgあたり~円、1㎥~円などといった処理費用が発生します。
6. 産廃処分費を支払っていない外壁塗装業者は、どうなるの?

塗装工事には必ず産業廃棄物が発生します。
もし、産廃処分費用を惜しんで産業廃棄物を不法に投棄したりすると、5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金という厳しい罰則が廃棄物処理法で規定されています。
ですから、産廃処分費以上のリスクを覚悟してまで、産廃処分費を支払わない塗装業者がいるとは、まずを持って考えられません。
7. 産廃処分費を取らない外壁塗装業者は良心的なの?

もし産廃処分費を全く取っていない外壁塗装業者がいるとすれば、「他の現場で使用した塗料を使い回して、廃棄物として出さない様にしているか?」、「諸経費と同様に見積り内で分散させるのか?」で計上しているかのどちらかになります。
塗料は、開封して空気や水分に触れると反応してしまい、徐々に硬化、乾燥してしまうため、一度開缶した塗料はなるべく早く使用する必要があります。
塗料を保管する場所と期間にもよりますが、塗料の余りを使い回すという事は、塗装の仕上がりや不具合の可能性を考えるとおすすめできません。
塗装業者はその様なリスクを回避する為に、各現場ごとに余った塗料を処分する費用として産廃処分費を見積りに計上しているのです。
したがって、廃材処分費は、諸経費と同様にきちんと見積りに計上している外壁塗装業者の方が誠実かつ、安心だと言えます。
8. 外壁塗装の見積書にある諸経費と産廃処分費 まとめ

今回は見積書に記載されている諸経費について、また諸経費に含まれる事もある産廃処分費についてお伝えしました。
外壁塗装は、見積り金額だけでは良い業者を判断する事はできません。
お客様目線で考えると、必要な費用が明確になっている事などその理由についてお伝えできるという事は信頼できる業者を見極める大事な要素になると言えます。
今回のコラムを参考にして、お客様が本当に安心できる外壁塗装業者を見つける事ができましたら、何よりも幸いです。
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当店は、2003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識、技術、経験で品質本位の外壁塗装を行っています。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装の見積書にある諸経費と産廃処分費とは?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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