家を長持ちさせる　外壁塗装に最適なタイミングはいつ？　小林塗装

1.　家を長持ちさせる外壁塗装を行うタイミングは約10年が目安です

お客様が外壁塗装を検討するタイミングは、一体どんな時でしょうか？

‥様々な理由があるかと思います。

しかし、 「外壁の汚れは気になるけど、今すぐ外壁塗装する必要はない」と外壁塗装の必要性をあまり感じていないお客様も多いかと思います。
まずは、外壁塗装の必要性を分かりやすくお伝えします。

日本の住宅平均寿命は約30年で、これはアメリカの住宅平均寿命の3分の1と言われています。
アメリカやイギリスでは100年を超えると言われており、他の国と比べると、短くなっています。

どうしてそんなに違うのでしょうか。
その原因日本の気候に原因があります。
日本は高温多湿なので、元々の日本家屋とは石の上に土台が乗る様な構造でした。

しかし現代の日本住宅は、コンクリートを基礎に使う様になった事で、床下の風通しが悪くなってしまい、住宅に使用する木材が痛みやすくなってしまったのです。

ですから、大切な住まいを守るためにも、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

現在、日本の住宅の外壁材は窯業系サイディングボードが約70％を占めると言われています。

しかし、窯業系サイディングボードは主成分がセメント系のため、元来防水機能はありません。
そのため、工場出荷時に塗装を行い、防水性を持たせていますが、その防水機能も通常5～7年で無くなってしまいます。
その他の外壁材もほとんどが同様の年数で最初の防水性が切れてしまうため、

その目安として「新築から10年で１回目の外壁塗装」‥と一般的に言われています。
塗装をするメリットとして次の2つが主に挙げられます。

それでは防水機能が低下すると建物は、一体どの様になるのでしょうか？

もし、防水機能が無くなってしまうと、外壁材に直接雨水や紫外線に曝されてしまい、外壁材や住まいの構造体の劣化・雨漏りに繋がる恐れがあります。

ですから、そのまま放置すると外壁塗装では済まされず、住宅の建て替えまで発展してしまう恐れもありますので、定期的な外壁メンテナンスが必要だと言えます。

2.　外壁塗装をおこなうべき劣化のサイン

定期的なメンテナンスと言っても、外壁がどのような状態になったら塗り替えが必要なのか、分からないお客様も多いのではないでしょうか。
そういったお客様のために、外壁塗装を行なった方が良い外壁の劣化状況をお伝えします。

外壁　劣化進行度：低
外壁塗膜に劣化が見られなくとも、外壁が当初より色褪せをしている場合は、塗り替えを検討した方が良いかと思います。
外壁の色褪せは塗膜劣化が徐々に始まっている状態です。

外壁の色褪せ・変色が見られるからと言って、早急に塗り替えをおこなう必要はありませんが、外壁塗り替えの目安の一つとして覚えておくと良いかと思います。

外壁　劣化進行度：中
外壁を手で触った際、白い粉が手に付く劣化症状を「チョーキング」と言います。

これは紫外線や直射日光、風雨などが原因となって、塗装が樹脂や顔料が加水分解して起こるものなのです。
このチョーキングをそのまま放置しておくと、外壁のひび割れやカビの発生‥にまで発展する恐れがあるので、早めのメンテナンスが必要です。

外壁塗料に含まれるカビ・藻の薬効成分が消失するに伴い、栄養分が風などで周辺から飛散してきて外壁に付着するため発生しやすいです。

また藻やカビの発生は、周りの環境や立地条件に関係される場合が多く、カビ・藻が発生した場所は生える条件が揃ってしまっているので、今後も生えてくる可能性が高いです。

こういった場合、外壁塗料に強力な防カビ・防藻剤が配合された塗料で外壁塗装する事をおすすめします。

劣化進行度：高
外壁塗装が膨れていたり、剥がれていたりする場合は、外壁塗装の下塗り材の経年劣化・不具合が原因です。

塗膜の膨れ・剥離をそのまま放置しておく事で、外壁内部へ雨水が浸入してしまい、外壁にクラックや爆裂‥不具合を引き起こす恐れがあります。

劣化進行度：高
外壁面に生じたひび割れの事を「クラック」と言います。

クラックの幅が0.3㎜以下のものをヘアークラック、0.3㎜以上のものを構造クラックと言います。
外壁に構造クラックがある場合には、早急にメンテナンスが必要となります。

外壁に生じたクラックをそのまま放置しておくと、そこから雨水がどんどん浸入してしまい、カビや藻‥が発生する原因になる以外にも、躯体の強度低下を引き起こす恐れがあります。

劣化進行度：高
サイディングボードの継ぎ目や窓のサッシ回りなど、シーリング部分が劣化し亀裂が生じていることがあります。
シーリング部分が劣化している場合は、「増し打ち」や「打ち替え」を行い、サイディング目地、サッシ部分からの雨水の浸入を防ぐ必要があります。

このように外壁材の劣化においても、経年劣化のサインがいくつかあります。
まだ早急な修繕が必要でないものから、住宅の構造劣化に繋がる重大なものまで、いくつかあるので、劣化進行度が高の劣化が見られる場合には、できるだけ早めに業者へ相談をしましょう。

3.　長持ちさせる外壁塗装に最適な季節～各季節のメリット・デメリット～<

それではいよいよ、外壁塗装を行なうのに一番良い季節をお伝えしたいと思います。
外壁塗装の作業環境は一般的に

と言われており、この条件下でしたら、年中外壁塗装を行なう事ができます。
「それじゃあ一体、いつ外壁塗装をすればいいの！？」‥と決めかねてしまいますよね。
そこで各季節の外壁塗装を行うメリット・デメリットをお伝えします。

また、季節のメリット・デメリットを考慮した施工以外にも、各家庭の年間スケジュールに合わせての施工も多く、実際に「お盆や年末年始の親戚の集まりに合わせて外壁塗装をしたい」という工事の依頼で、7月から8月のお盆前迄や10月中頃からの年内完工に合わせた時期は外壁塗装工事が増加する傾向にあります。

外壁塗装の作業が行いやすいと言われる春や秋は、その他の季節と比べ、着工件数が多い傾向にあります。

また、お盆・年末年始の前になる、7月や11月の工事が多くなっています。
その他の月では、着工件数はさほど変化は見られませんでした。

ですから、いつ外壁塗装を行うのかは、季節のメリット・デメリット、各ご家庭の年間スケジュールに合わせて決めると良いかと思います。

4.　外壁塗装とリフォームを同じ時期におこなうとお得！？

外壁塗装を行なう際には、家の周りに足場を必ず設置します。
家の大きさや形状にもよりますが、足場設置には費用がかかりますので、足場設置のタイミングに合わせ、お家のリフォームを行なうと良いかと思います。

屋根塗装を行う際にも、足場の仮設は必須です。
屋根塗装と外壁塗装を別々に行うと、その都度の工事金額は安くなりますが、トータルで考えると高くなってしまいますので、足場を掛けた際に一緒に行う事をおすすめします。

外壁塗装や屋根塗装と同時にベランダ・バルコニーの防水工事を行う事で、建物外回りの漏水対策は万全と言えます。

5.　家を長持ちさせる外壁塗装に最適なタイミングはいつ？まとめ

外壁塗装を行なう最適なタイミングは、建物の築年数や劣化状態によって若干変わってきます。

ですから、築10年目を迎えるタイミングや、外壁に気になる症状が出た際には、そのまま放置せず、業者に塗装が必要かどうか？外壁の劣化診断を行ってもらう様にしましょう。

そして、外壁塗装を行う事が決めてから、ご家庭の年間スケジュールや室内リフォームの予定に合わせて、どの時期に塗装工事を行うのか？決めると良いかと思います。

名古屋市周辺で、外壁塗装塗装を検討中のお客様は「名古屋の塗装店」小林塗装にお任せ下さい。
当店は、2003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識・技術・経験で、品質本位の外壁塗装を行っています。
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コラム筆者
小林塗装　店主　小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗装工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。