外壁塗装の訪問販売は危険？｜名古屋小林塗装

1.　訪問販売の外壁塗装を安易に契約するのは危険です！

外壁塗装の工事業者は日本全国に数多くいますが、残念ながら良心的な業者ばかりではありません。
中には悪質な営業を行う業者も存在し、お客様に対して強引に工事契約を迫るケースもあります。
ここでは悪徳業者を生みやすい外壁塗装業界の体質（暗部）について分かりやすくお伝えします。

1-2　外壁塗装の訪問販売には悪質な業者もいます

国民生活センターには、1年間に10,000件を超えるリフォーム関連（外壁塗装を含む）の苦情が寄せられ、中でも訪問販売によるものが50％以上の割合になります。
苦情内容は高額な料金と契約関連のトラブルになっています。

ある日、訪問販売業者がいきなり家にやってきて、悪質な営業活動で実際に被害に遭う人もいる為、訪問販売の外壁塗装業者に対して、何だか悪いイメージを持つ人は多いかと思います。
しかし、本当に悪質なのは一部の業者であって、ちゃんとした営業活動を行っている業者が大多数であるという事はご理解下さい。

1-3　悪質業者がいる背景には、外壁塗装業界の体質があります。

悪徳な外壁塗装業者はもちろん悪い存在ですが、その手の業者が蔓延る業界の体質にも原因があります。
塗装工事は料金が高額であり、定価が存在しません。
外壁の状態は住宅ごとに千差万別で、傷み方や作業内容もそれぞれ異なるため、決まった価格を設定するのは困難です。

悪徳業者は、不透明な外壁塗装の料金体系を良い事に、実際の相場価格からかけ離れた金額を提示してきます。
お客様も外壁塗装の相場が分からず、押しの強い営業マンの口車に乗せられて、何だかよく分からないままに契約してしまうケースもよくあります。

工事についても、悪徳業者は大きな利益を確保する為、下請け業者に著しく安い金額で仕事を発注します。 下請けの塗装業者も正しい工程では赤字になるため、手抜き工事に繋がるのです。
こういった外壁塗装業界の不透明な環境が、悪徳業者を生み出す一因とも言えるでしょう。

2.　注意すべき　外壁塗装　営業トークの一例

脅しや煽り、勧誘‥悪徳業者の営業トークは様々なパターンがあります。
ここでは代表的な営業トークをお伝えします。

お客様の不安を煽るのは、悪徳業者の常套手段と言えます。
「外壁の状態が酷いので、今すぐ工事しないと大変な事になりますよ？」‥といった定番のトークから、「もうすぐ、外壁が剥がれてくる」、「雨漏りが起きて家が腐る」‥といった感じでお客様の不安を煽ってきます。

外壁は急に崩れたり、雨漏りが突然発生したりという事はほとんどあり得ません。
もし、建物に致命的なトラブルが生じる前は、大抵何かしらの兆候があります。
ですから、営業マンがお客様に契約を急がせる様な煽りの営業トークをしてきたら、「悪徳業者の常套手段」という認識で、安易に契約書にサインをしてはいけません。

大幅な値引きによって、割安感を煽り契約を急がせるパターンも多く見られます。
「今日契約したら、正規料金より、～%オフにしますよ」‥といった定番の営業トークがあります。
「もし、今日契約してくれたら、更に割引できる様、上司を説得します」‥という、ある種お客様に特別感を持たせる営業トークもあります。

営業マンがお値打ち感を前面にアピールしてくる場合、例えその見積提示価格が本当だったとしても、値引きに対しては予め織り込み済みだったと考えて下さい。
なぜなら、「逆に言えば、その程度の値引きをしても十分に利益になる価格だった」と思えば悪徳業者の営業トークに引っかからずに済みます。

モニター、キャンペーン‥と称して、お客様にお得な特別感を煽って、契約を迫る方法もよくあります。
例えば、「この地域で、工事モニター特別キャンペーンを実施中なので、ぜひモニターになって下さい」‥といった話です。

こういったモニター、キャンペーン営業は、色々なパターンがあり、全てを理解して対策する事は難しいですが、少しでも営業トークの内容に不安や違和感を感じたら、一度冷静になって考えるのが重要です。
例えば、「通常なら、150万円が特別モニター価格で、何と100万円！！」‥といった大幅値引きは明らかに怪しい為、絶対誘いに乗らない様にしましょう。

市販品ではなく独自に開発した塗料をアピールしてくる訪問販売業者にも疑いの目を持った方が良いでしょう。
「うちの塗料は30年の耐久性があります」‥といった、通常よりも明らかに耐用年数が長い塗料を勧めてきたら、悪徳業者の可能性が高いと言えます。

なぜなら、日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研、大日本塗料‥国内一流メーカーが販売する高級塗料でも、耐久年数は15～20年です。
会社の名前もよく知らない訪問販売業者のオリジナル塗料が、大手メーカー塗料よりも高性能とは普通では考えられません。
また、オリジナル塗料を謳っていても、実際はメーカーのOEM商品だったり、塗料缶のラベルを変えただけだったり、といったケースはよくあります。

3.　見積書の内容で外壁塗装訪問販売 営業マンの人柄が分かります。

悪徳業者の特徴は、お客様の射幸心を煽る様な営業トークだけでなく、外壁塗装の見積書にもよく表れ、営業マンの人柄も何となく分かります。
「こんな内容の見積書を受け取ったら要注意！！」というポイントをざっくりお伝えします。

見積書は悪徳業者かどうか、見極めるのに重要な役割を果たします。
外壁塗装は、足場の組立から外壁の高圧洗浄・外壁補修・養生・塗装・足場の解体・清掃と様々な工程があります。

ちゃんとした外壁塗装の見積書は、各工程ごとに作業範囲、数量、単価、工事金額が記載されていますが、いい加減な業者は工程をまとめて記載したり、工事する面積を書かなかったりします。

このように見積内容が大雑把な内容になるほど、工程ごとの価格を自由に操作しても、お客様にバレにくいので、手抜き工事の温床となります。
ですから、お客様が見積書を受け取ったら、必要な工程がそれぞれ記載されているか、単価と工事金額がきちんと分けて記載されているか、しっかりと確認しましょう。

外壁塗装の見積を依頼したら、1種類の見積しか出してこない業者は注意が必要です。
2パターン以上の見積書を作成してくれる業者を選ぶと良いかと思います。
（よっぽど、その塗装プランに自信があれば別の話ですが。‥）

塗装業者から工事に対する要望を聞かれた場合は、訪問販売業者のおすすめする塗装プラン3パターンでお願いするのが良いかと思います。
なぜなら、塗装業者のおすすめしてくる提案は、建物の現状把握と工事に対する提案力を計れますし、建物全ての塗装工事をお願いすれば、古くなった部分を全て塗り直してしてもらえる為、追加工事が発生する可能性が低くなります。

遮熱塗料、超低汚染塗料、超撥水塗料‥機能性塗料による見積依頼は、塗料に関する専門的な知識が要求される為、いい加減な外壁塗装業者では作成する事はできません。
ですから、お客様の建物の状態や要望に合った2～3種類の見積書を作成してくる塗装業者は、信頼性が高いと考えられます。

名古屋市周辺で信頼できる安心・お値打ちな外壁塗装の事なら、名古屋『外壁塗装のプロ』小林塗装にお任せ下さい。

外壁塗装のお見積・
ご相談は無料です。
お問い合わせはコチラから

コラム筆者
小林塗装　店主　小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

　筆者　小林ゆずのプロフィールはコチラ