外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなるの?
外壁塗装を20年せずにそのまま放置すると、住まいにどんな影響が出るのか。
実はこの点を、はっきりイメージできていないお客様は意外と多いかと思います。
「見た目が少し古くなるだけでは?」「まだ雨漏りもしていないし大丈夫そう」
そんなふうに感じている間に、外壁は少しずつ紫外線や雨風のダメージを受け続けていることもあります。
そこで今回は、そんなお客様に向けて、外壁塗装を20年行わずに放置した場合に起こりやすい変化や注意点を「名古屋の塗装店」小林塗装ができるだけ分かりやすくお伝えします。
外壁塗装は「見た目をきれいにするため」だけではなく、住まいを長持ちさせるための大切なメンテナンスでもあります。
「うちはまだ先かな?」と思っている方ほど、ぜひ一度、自宅の外壁を思い浮かべながら読み進めてみてください。意外と身近なところに『サイン』が見つかるかもしれません。
すでに「どうなるか」をご存知のお客様も、改めて確認するつもりで読んでいただくと、理解がより整理しやすくなります。
とくに、塗り替え時期の判断や点検のポイントは、知っているようで案外あいまいになりやすい部分です。
この機会に、ご自宅の現状を照らし合わせながら、確認のつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
まず初めに外壁塗装の限界を示すサインを4つお伝えします。

外壁塗装耐用年数 初期のサインであるチョーキング現象とは、太陽の紫外線や雨水などによって塗料中の顔料が劣化することによって、塗装が粉状に変わる現象です。
もし、外壁面にチョーキング現象が起きていると、外壁を指でこすると指にチョークのような粉が付いてきます。
特に日当たりの良い場所の外壁は、太陽光中の紫外線によって塗料中の顔料や樹脂が劣化し、色褪せや変色が起こります。
また、方角によって塗装の劣化程度が異なるため注意が必要です。
なお南側、西側の塗装は劣化しやすい傾向があります。
外壁塗装耐用年数 中期から末期まで限界のサインについてお伝えします。

外壁の一部が緑や黒色に変色している場所があるとします。
これらはカビ、藻、苔の繁殖による外壁塗装の劣化現象といえます。
カビ、藻、苔は、外壁の美観を損ねるだけでなく、外壁材表面の劣化が進んでいるという証でもあり、外壁材の劣化を促進させる原因にもなりかねません。
外壁の金属部分が経年劣化によって、外壁に錆びが発生することがあります。
湿気の多い場所や海の近くに住んでいる場合は特に注意が必要です。
錆びは、雨や湿気に含まれる水分や塩分が酸素と共に鉄に触れ、酸化鉄になった状態です。
鉄が錆びると、しだいに錆びが周囲に広がっていき、外壁全体に腐食が進んでいきます。
外壁塗装後、一定の年数が経過すると外壁にひび割れが生じることがあります。
小さなひび割れ(幅0.3ミリ未満、深さ5ミリ未満)は経年劣化による表面の硬化が原因で、「ヘアークラック」と呼ばれます。
大きなひび割れ(幅0.3ミリ以上、深さ5ミリ以上)は主に下地材の割れによる「構造クラック」と呼ばれます。
上記の症状がある場合は、外壁塗装を検討する目安となります。
自宅の外壁を確認して、早めに対策を考えましょう。
特に外壁の目地やサッシ枠などにあるシーリング(コーキング)部分のひび割れはそのまま放置すると、シーリングの劣化だけでなく、外壁材の傷み、カビ、雨漏りの原因となる可能性があります。
ですから、シーリングの劣化を発見した場合は、早急に外壁補修を検討しましょう。
2. 外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなる?

外壁塗装を20年以上行っていない場合、既に外壁材自体が限界を迎えている可能性があります。
その大きな理由は、外壁や塗料の寿命は一般的に10〜20年程度と言われており、外壁塗装が劣化しているサインが見られるからです。
10年未満で経年劣化が著しく進むアクリル塗料などもあるので、かなりの進行具合で劣化している可能性も考えられます。
外壁塗装を20年せずに放置した場合の最悪のケース
外壁塗装を20年せずに放置した場合の最悪のケースをお伝えします。

外壁塗装の剥がれは、外壁材の劣化の中でも特に深刻な状態です。
外壁塗料が劣化し、下塗り材の付着力が著しく低下してしまい、外壁から剥がれてしまう状態を指します。
外壁の保護が不十分なため、下地材にダメージが進行してしまい、最悪の場合は外壁の欠陥に繋がる可能性があります。
ですから、外壁塗装の剥がれが見受けられた場合は、外壁の状態が悪化してしまう前に、外壁塗装の依頼を検討することをおすすめします。

ずっと放置されたままの外壁は、表面の塗膜が劣化し水分を吸収し、外壁に反りやひび割れが生じ、外壁の一部が剥落してしまう可能性があります。
さらに外壁材の繋ぎ目やサッシ周りのシーリング部分も劣化し、割れや剥がれが生じます。
こういった場合、外壁が持つ防水機能が失われ、雨水が侵入してしまいます。
外壁から雨漏りが発生すると、当然ですが建物内に水が浸入します。
木造建築の場合、柱や土台などの構造部材が湿気を含んでしまい、白蟻が繁殖しやすい環境となってしまいます。
白蟻の被害によって、木材が食い荒らされてしまい、床材が沈んだり、建物が傾いたりしてしまうこともあります。

白蟻の発生に気付かずに放置し続けると、柱や土台などの構造部材が朽ちてしまいます。
そういった状態をそのまま放置すると、軽い地震などの衝撃で建物が倒壊してしまう恐れがあります。
ですから、外壁のメンテナンスを怠ると最悪の場合には家自体を失ってしまうことになりかねません。
住まいの外壁塗装に掛かる費用は決して安くはありませんが、外壁塗装を20年以上行っていないお客様は、まず専門業者に調査を依頼し、必要な対策を行うことをおすすめします。
外壁の劣化は、ある日突然大きなトラブルとして現れるものではなく、
小さなサインを少しずつ積み重ねながら進行していきます。
下の項目にいくつ当てはまるか、ぜひご自宅を思い浮かべながらチェックしてみてください。
- ☑ 外壁の色が明らかに薄くなり、ツヤがほとんど感じられない
- ☑ 外壁を手で触ると、白い粉が手につく(チョーキング現象)
- ☑ 外壁に細いひび割れ、または目で見て分かるヒビがある
- ☑ サイディングの継ぎ目や窓まわりのシーリングにヒビ・隙間がある
- ☑ 北側や日陰部分にコケ・カビ・黒ずみが目立ってきた
- ☑ 雨が降ったあと、外壁がなかなか乾かない感じがする
- ☑ 外壁の一部が反っている、浮いているように見える
- ☑ 外壁の表面がザラつき、触ると劣化を感じる
- ☑ 室内の壁紙にシミ・浮き・カビ臭さを感じることがある
- ☑ 前回の外壁塗装から15年以上が経過している
チェックが2〜3項目当てはまる場合は、外壁の防水性能が落ち始めているサインです。
5項目以上当てはまる場合は、塗装時期をかなり過ぎている可能性があります。
「まだ住めているから大丈夫」ではなく、
『大きな修理が必要になる前に手を打てるかどうか』が、住まいを長持ちさせる分かれ道になります。
気になる項目があれば、早めに専門家による点検を受けておくと安心です。

できるだけ外壁の塗装を長持ちさせるには一体どんな方法があるのか具体的にお伝えします。
耐用年数の長い塗料を選ぶことが重要です。
塗料の耐用年数が長ければ、メンテナンスのサイクルを延ばすことができます。
その際、費用は高くなりますが、無機塗料を使うことをおすすめします。
無機塗料を選ぶと、耐用年数を20年以上に延ばすことができるからです。
その中でも特に耐久性が優れる無機塗料は、関西ペイント「アレスダイナミックMUKI」、エスケー化研「スーパーセラタイトF」、日本ペイント「アプラウドシェラスターMK2」などが挙げられます。
外壁塗装を依頼する際には、信頼できる業者に頼むことが重要です。
未熟な業者に依頼すると、1年で塗膜が剥がれるなどトラブルが起こる可能性があります。
また悪徳な業者に頼んでしまうと、手抜き工事が行われ、数年しか持たないかもしれません。
耐用年数は業者によって異なるため、業者選びは非常に重要といえます。
業者選びの際には、相見積もりをする、見積書の具体性をチェックする、塗装技能士1級の資格を持っているか、会社の操業年数、担当者の人柄の5つをしっかり確認する事で信頼できる業者を見つけることができます。
相見積もりとは、2つ以上の会社に同じ工事条件で見積もりを依頼することです。
同じ条件で比較することで、各業者の特徴が明確になります。
相見積もりをする際には、価格が高すぎる、安すぎる業者には注意が必要です。
高すぎる場合は詐欺業者の可能性があり、安すぎる場合は手抜き業者の可能性があるからです。
もし工事内容が曖昧だったり、「一式」としか記載されていなかったりする場合は、悪徳業者の可能性が高いです。
信頼できる業者であれば、塗装方法に加えて「使用する塗料の商品名」や「メーカー名」なども具体的に記載しています。
また、相見積もりを行って見積書の作業項目をじっくり比較し、お客様が信頼できる業者かどうかを選定基準にしましょう。
その際、業者が塗装技能士1級の資格を持っているか確認するのもおすすめです。
塗装技能士1級とは、5年以上の実務経験と豊富な知識を持つ職人が、学科と実技の試験に合格して獲得する国家資格です。
塗装技能士1級を持つ職人を抱えている業者は、知識と技術だけでなく社員教育にも力を入れているため信頼できます。
ですから業者選びの際には、会社に塗装技能士1級を持つ職人がいるか聞いてみましょう。
4. 外壁塗装を20年行わずに問題ない外壁の一例
20年、外壁塗装せずに問題ない外壁材の一例を紹介します。

外壁タイルは、塗装によるメンテナンスが不要で、耐用年数は30~40年です。
しかし、完全にメンテナンスを無視して良い訳ではなく、定期的にタイル目地部分や継ぎ目部分のシーリング(コーキング)補修を行う必要があります。
約10年ごとに点検を受けることをおすすめします。

打ち放しコンクリートで仕上げた外壁も塗装によるメンテナンスは基本的に不要ですが、露出した化粧仕上げのシーリング材は確実に劣化します。
周りの環境によっては、カビ、コケ、藻が発生することもありますので、約10年ごとの定期点検が必要です。5. 外壁塗装を20年せずに放置するとどうなる?|Q&A

外壁塗装は「見た目をきれいにする工事」という印象を持たれがちですが、実際には住まいを雨や紫外線から守るための大切なメンテナンスです。
では、もし外壁塗装を20年近く行わずに放置してしまった場合、住まいにはどのような変化が起こるのでしょうか。
このQ&Aでは、外壁塗装を長期間しなかった場合に起こりやすい症状や注意点を、できるだけ分かりやすく解説していきます。
A1.最初に起こるのは、「色あせ」と「防水性能(撥水性)の低下」です。
築10年を過ぎたあたりから、外壁は少しずつ紫外線(UV)・雨風・排気ガス・砂ぼこりの影響を受け始めます。塗膜は『いつまでも同じ状態』ではなく、年数とともに樹脂成分が劣化し、表面の艶が消え、色味が抜けていきます。
20年間まったく塗装をしない場合、表面の塗膜はすでに役目を終えていることが多く、色あせ・くすみ・ツヤ消失がはっきり分かる状態になりやすいです。
そしてここが大事なのですが、色あせは「見た目の変化」だけで終わりません。
塗膜が劣化すると、外壁表面の微細な凹凸(ピンホールのような隙間)が増え、雨水を弾く力が落ちて、外壁が汚れを抱え込みやすくなります。さらに進むと、外壁材(サイディングやモルタル)自体が水分の影響を受けやすくなり、劣化のスピードが上がっていきます。
一見「見た目が古くなっただけ」に思えますが、ここが落とし穴です。
この段階で雨水を弾く力(防水性・撥水性)は大きく落ちていることが多く、外壁は“コートなしで雨にさらされ続けている”ような状態に近づきます。
つまり、まだ剥がれや雨漏りが起きていなくても、「外壁が守られていない期間が長くなっている」——ここが20年放置のいちばん怖いポイントです。
A2.多くの場合、大小さまざまなひび割れ(クラック)が発生します。
外壁は、夏の高温・冬の低温、そして日射による温度差で、毎年伸び縮み(熱膨張・収縮)を繰り返しています。さらに地震や車の振動など、わずかな揺れも積み重なるため、外壁には想像以上に“動き”が出ます。
ところが塗膜が劣化して柔軟性を失うと、その動きについていけず、細かなヘアクラック(髪の毛のようなヒビ)から、目に見える割れまで出やすくなります。
ひび割れは「見た目の問題」として片づけられがちですが、専門的には水の侵入口になり得る点が重要です。
特に、幅が広いクラックや、深さがあるクラック、そして窓まわり・入隅(内側の角)・出隅(外側の角)のように応力が集中しやすい部位は、雨水が入り込みやすくなります。
また、モルタル外壁ではクラックが出やすく、サイディング外壁では目地(シーリング)とセットで劣化が進むため、20年無塗装の場合はどちらでも注意が必要です。
特に、南面・西面(直射日光が強い面)や、窓まわり・ベランダ付近・角部分は症状が出やすいポイントです。
20年無塗装の場合、「ヒビが増えていく前提」で考えるとイメージしやすいです。
「細いヒビだから大丈夫」と思っていたものが、季節の温度差や雨の浸入をき
A3.はい。外壁のヒビは雨水の入口になり得ます。
外壁のひび割れ(クラック)は、見た目では「細い線」に見えても、雨が降ったときは水が毛細管現象のように吸い込まれ、じわじわ内部へ入り込むことがあります。特に、風を伴う雨(横殴りの雨)や、雨が当たり続ける面では浸入のリスクが上がります。
小さなヒビでも、そこから雨水が侵入して外壁の内側に水分が溜まりやすくなると、外壁材の裏側や下地(胴縁・合板など)が湿り、乾きにくい状態が続きます。
これが長年続くと、壁の中の木材が湿って腐食しやすくなったり、断熱材が湿気を含んで性能が落ちたり、カビが発生してにおいの原因になったりします。
さらに進行すると、室内側の壁紙が浮く・シミが出る、押入れや北側の部屋がカビやすい、という形で「生活の違和感」として現れることもあります。
雨漏りのように“ポタポタ落ちる”状態になる前に、内部でゆっくり傷みが広がるのがやっかいな点です。
「外は少しヒビがあるだけなのに、中が傷んでいた」
これは20年放置のお住まいでは、決して珍しい話ではありません。『外壁の内側は見えない』からこそ、早めの確認(ひびの幅・深さ・位置、周辺のシーリング状態までの点検)が大切です。
A4.塗膜が劣化し、外壁が『水を吸う状態』に近づくからです。
塗装された外壁は本来、塗膜がバリアになって雨水を弾き、汚れも付きにくい構造になっています。ところが20年放置すると、紫外線や雨風で塗膜の樹脂成分が劣化し、表面に微細な凹凸が増えて水分が残りやすくなります。
すると外壁は『乾きにくい肌』になり、特に日照が少ない北面や、植栽・隣家の影になる面などで、コケやカビが一気に目立ちやすくなります。
具体的には、北面や日陰に緑っぽいコケ、湿気がこもりやすい場所に黒カビ、換気口まわりに汚れの筋(雨だれ汚れ)…といった症状が増えます。
また、外壁の種類(凹凸の多い意匠サイディング、スタッコ・リシンなど)によっては汚れが溜まりやすく、同じ20年でも見た目の変化がより強く出ることがあります。
見た目が気になるだけでなく、コケやカビは水分を抱え込みやすく、外壁が常にしっとりした状態になりがちです。
その結果、外壁そのものの劣化スピードをさらに早める原因にもなります。
「汚れが増えた=そろそろ塗り替え時期のサイン」と捉えると、判断しやすくなります。
A5.はい。塗装の役割は、外壁材を紫外線・雨風から守る“保護膜”であることです。
20年無塗装だと、その防御がなくなり、サイディングが反る・割れる、モルタルが粉を吹く、表面がボロボロ欠ける…といった素材自体の劣化が進行することがあります。
この状態になると、塗装だけでは済まず、部分交換・張り替えなどが必要になるケースも出てきます。
「塗ってきれいにする」より先に「直す」が必要になるイメージです。
A6.多くの場合、硬化・ひび割れ・剥離(はくり)・隙間が出ています。
サイディングの継ぎ目や窓まわりにあるシーリング材は、消耗品です。一般的に10年前後で劣化が目立ちやすく、20年放置するとゴムがカチカチに硬化し、肉やせして隙間が空いていることも少なくありません。
シーリングが傷むと、雨水が壁の中へ入りやすくなります。
つまり、外壁そのものより先に“目地”からトラブルが始まることも多い、ということです。
A7.はい。結論から言うと、早めに塗装している場合と比べて高くなる可能性が非常に高いです。
定期的に外壁塗装を行っていれば、高圧洗浄・軽微な下地補修・塗装といった「基本的な工程」で対応できるケースが多く、費用も比較的安定しやすくなります。
しかし20年放置すると、防水性の低下や劣化が進行し、単なる塗り替えでは済まなくなります。
具体的には、大規模な下地補修、シーリングの全面打ち替え、外壁材の部分交換や張り替えなどが必要になり、工事内容が一気に増えます。
その結果、「塗装費用」ではなく「修理+塗装費用」として考えなければならなくなり、総額が大きく膨らむ傾向があります。
「塗装代を節約したつもりが、修繕費が倍以上になった」
こうした話は、実際の現場でも決して珍しくありません。
外壁塗装は先延ばしにするほど負担が増えやすく、『先延ばしの利息が積み重なる』ようなイメージで捉えていただくと分かりやすいでしょう。
A8.はい。外壁の劣化は、見た目だけでなく日々の暮らしの快適さにも影響が出ることがあります。
たとえば「室内がなんとなく湿っぽい」「カビ臭が気になる」「冬になると以前より冷えやすい」「夏はエアコンが効きにくく暑く感じる」など、はっきりした不具合ではないものの、じわじわとしたストレスにつながるケースがあります。
これらは必ずしも外壁だけが原因とは限りませんが、外壁の防水性低下や、壁内部に湿気がこもる状態が続くことで、断熱材の性能が落ちたり、空気環境が変化したりすることもあります。
特に築年数が経っているお住まいでは、こうした影響が重なりやすくなります。
20年放置している場合、外からは分かりにくくても、『見えないところで住環境が少しずつ変わっている』可能性があります。
「大きな不具合が出てから考える」よりも、「暮らしの違和感に気付いた段階で点検する」ことで、結果的に負担を抑えやすくなります。
A9.すぐに倒壊することは稀ですが、結論として安心できる状態とは言えません。
まず前提として、外壁塗装をしていない=すぐに建物が崩れる、という単純な話ではありません。構造体(柱・梁)そのものは、外壁より内側にあるため、短期間でいきなり壊れることは少ないです。
ただし外壁のトラブルは、『外側の見た目』ではなく壁の中で静かに進行して、ある日表に出ることが多いのが特徴です。
たとえば、ひび割れや目地(シーリング)の隙間から雨水が入り、壁内部の木材や下地が長年湿った状態になると、腐食やカビが進んでしまうことがあります。
こうなると、雨漏りが起きてから気付く、室内の壁紙のシミで気付く…という形になり、発見が遅れるほど修復範囲が広くなりやすいです。
その結果、修復に時間も費用もかかりやすく、場合によっては「塗装」ではなく「補修工事」が中心になってしまいます。
つまり20年放置は、「何も起きていない」ではなく「まだ表に出ていない」可能性もある、という視点が大切です。
『倒壊するかどうか』よりも、住まいの寿命を縮める劣化が進んでいないかを早めに確認することが、安心につながります。
A10.状態次第ですが、多くの場合はまだ間に合います。だからこそ、最初に必要なのは「正確な診断」です。
20年放置=必ず手遅れ、というわけではありません。ただし、ここで大切なのは「塗る前提」で考えすぎないことです。
外壁材の傷み具合、雨水侵入の有無、下地(外壁の内側)や目地(シーリング)の状態を確認し、塗装で保護できる範囲なのか/補修が先に必要なのかを見極めることが重要です。
たとえば、表面の劣化が中心で下地がしっかりしていれば、適切な下塗り材を選び、下地処理を丁寧に行うことで、塗装で十分に性能回復が狙えるケースがあります。
一方で、外壁材の反り・割れが大きい、目地の隙間が広い、雨漏り兆候がある場合は、塗装の前に補修工事(シーリング打ち替え、部分交換など)が必要になります。
つまり、「何をどこまで直してから塗るか」の判断が、仕上がりと耐久性を大きく左右します。
「まだ大丈夫かな?」と思った今が、実はダメージを最小限に抑えられるタイミングかもしれません。
気になる症状がある場合は、早めの点検で“余計な工事”を防ぎやすくなります。
逆に言えば、点検をして「まだ早い」と分かることも収穫です。住まいの健康診断だと思って、気軽に確認しておくと安心です。
6. 外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなる? まとめ

今回は、「外壁塗装を20年行わずにそのまま放置するとどうなるか?」についてお伝えしました。
外壁塗装を20年行わずに放置すると一体どうなるかを知りたかったお客様は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
今回コラムでお伝えした内容を参考にして、今後の外壁塗装を検討してはいかがでしょうか?
外壁塗装の事なら「塗装工事のプロ」小林塗装にお任せください。
名古屋市周辺で、高品質な外壁塗装をお求めのお客様は、小林塗装にお任せください。
いつも安心、品質本位の外壁塗装を行っています。
外壁塗装の調査と見積りはもちろん無料です。お気軽にお問い合わせください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装を20年せずに放置するとどうなる?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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