トタン屋根を塗装したら、すぐに塗装が剥がれた。その原因とは
トタン屋根の塗装を行ったお客様から「2年前に屋根塗装したのに、塗膜が剥がれてしまった」「業者から屋根の塗装がはがれていると指摘された」などという話を時々お聞きします。
実際、トタン屋根塗装の剥がれは「本当に補修が必要なの?」などと疑問に思われるお客様も多いかと思います。
結論からお伝えすると、トタン屋根塗装の剥がれは、補修が必要と言えます。
なぜなら、塗装の剥がれをそのまま放置しておくと、「トタン屋根の腐食」、最悪の場合「雨漏り」などといった、さらなる大きな不具合に繋がることもあり得るからです。
今回は、トタン屋根の塗装の剥がれの原因と補修の必要性、そしてメンテナンス方法と費用相場について「名古屋の塗装店」小林塗装が詳しくお伝えします。
トタン屋根の塗装が剥がれてしまい、お困りのお客様はぜひこのコラムをご覧ください
- ・ トタン屋根塗装が剥がれる原因と対応方法
- ・ トタン屋根塗装の剥がれ 補修にかかる費用、また塗装を依頼した際のトタン屋根塗装の手順
1. トタン屋根塗装の塗膜が剥がれる原因とは

「屋根塗装をして間もないのに、塗膜がめくれてきた」、「パリパリと塗装が剥がれてきた」…そんな場合は、施工不良が疑われるケースが非常に多いです。
とくに塗装してから1~2年以内に塗膜の剥離(はくり)や膨れ(ブリスター)といった症状が出ている場合は、下地処理の不備や塗料の不適切な乾燥時間・塗布量・希釈率が原因となっている可能性が高いです。
また、屋根材の表面に夜露や雨水が残ったまま塗装してしまうと、塗膜の内部に水蒸気が含まれてしまい、寒暖差の激しい季節(特に春や秋)には塗膜の膨れや剥がれが非常に起きやすくなります。
塗装直後の見た目がどれだけキレイでも、密着性・下地との相性・乾燥条件が適切でなければ、耐久性のある仕上がりにはなりません。
だからこそ、屋根塗装では下塗り材の選定など、「見えない部分の丁寧な仕事」がとても重要です。
そこで施工不良の原因を以下にまとめました。
2. トタン屋根塗装する前のケレン(下地処理)や高圧洗浄を十分に行っていなかった場合、塗膜が剥がれることがあります。
トタン屋根の塗膜が剥がれてしまう原因で、いちばん可能性が高いのは、塗装前のケレン(錆びや古い塗膜を落として、表面を整える下地処理)や高圧洗浄が、十分にできていなかったケースです。
塗装は、実は「塗る前の準備」でほとんど決まります。
ここが足りないまま塗ってしまうと、どんなに良い塗料でも、時間が経ってからペリッと剥がれやすくなってしまいます。
とくに多いケースが古い塗膜(昔の塗装)が厚く残っていて、ケレンで落とし切れなかった部分から剥がれてくるパターンです。
この場合、「新しく塗った塗料が悪い」というよりも、新しい塗装がくっついた相手(古い塗膜)が弱っていた、という状態なんですね。
弱っているところに上から新しい塗装をのせても、土台がしっかりしていないと、どうしても後から浮きやすくなります。
「シンナーの影響で溶けたのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、もちろん可能性ゼロではないものの、現場では多くの場合、原因の中心はそこではありません。
やはり、剥がれてしまう理由としては、ケレンで残った古い塗膜の密着が弱くなっていたことが大きいです。
そしてもうひとつ大切なのが、「なぜ古い塗膜が弱くなったのか?」という点です。
古い塗膜が厚いと、年月とともにさらに硬くなり、季節の寒暖差で伸び縮みを繰り返します。
すると厚い塗膜ほど、その動きが大きくなって、だんだん“引っ張る力”が強くなります。
その結果、屋根の表面にかかる力が、密着している力を超えてしまうと、弱い部分から剥がれが始まってしまいます。
言い方を変えると、トタン屋根が悪いというより、長年がんばってきた塗膜が、最後に限界を迎えてしまった・・・そんなイメージです。
2-2 ケレン以外でトタン屋根の塗装が早期に剥がれる原因
トタン屋根の塗膜が剥がれるトラブルは、ケレン不足以外にもいくつか原因が考えられます。
「塗料が悪いのかな?」と感じる場面でも、実は乾燥・温度・湿度・天気・塗料の組み合わせといった“施工条件”が合っていなかったことが多いです。
・ 高圧洗浄の後、トタン屋根を十分に乾燥させずにすぐ塗装した。
洗浄で濡れた屋根をよく乾かさず、すぐ塗ってしまうと塗料がしっかり密着できず、あとからペリッと剥がれやすくなります。
特にトタンの継ぎ目や瓦棒周りは水分が残りやすいので、「乾いたつもり」でも実は乾いていないことがあるので要注意です。・ トタン屋根の表面が高温の時に塗装した。
夏場の午後などで屋根があまりに熱くなりすぎていると、塗料が急激に乾いてしまい、通常の塗膜が作れない(造膜不良)ことがあります。
その結果、表面だけ先に固まって中が追いつかず、後から塗膜の浮き・剥がれにつながる場合があります。・ 気温5℃以下、または湿度が85%以上の時に塗装した。
寒すぎる日や湿気が多い日は、塗料の乾きや硬化が遅くなり、塗膜が弱くなりやすいです。
その状態で次の工程を重ねてしまうと、塗膜の剥離だけでなく、塗膜と塗膜の間がはがれる層間剥離が起きることもあります。・ 作業途中に雨が降ってきたのにも関わらず塗装した。
雨や結露で表面が濡れた状態で塗ると、水分が塗膜の中に閉じ込められ、密着不良の原因になります。
「小雨だから大丈夫」は危険で、見た目以上に屋根は湿りやすいので、無理に進めるほどリスクが上がってしまいます。・ 塗装仕様(塗料の選定)を間違えている
トタン屋根は金属なので、下塗り(錆止め・プライマー)と上塗りの組み合わせ=仕様がとても重要です。
仕様が合っていないと、施工直後はきれいでも、数年以内に剥がれが出やすくなります。
屋根塗装で使う下塗り塗料と上塗り塗料は、基本的に役割が違うため、別の種類を組み合わせて使います。
その際に大切なのが、塗料同士の相溶性(違う材料同士がうまくなじみ合い、しっかり一体化できる性質)です。
相溶性が悪い組み合わせだと、樹脂同士がうまく架橋せず、時間が経ってから境目で浮いたり、塗膜の剥がれにつながることがあります。
だからこそ、屋根の状態(錆の程度・旧塗膜・過去の塗料)に合わせて、下塗りから上塗りまで「相性込み」で設計することが、長持ちする屋根塗装の基本になります。
3. トタン屋根の塗装の剥がれは補修が必要?
まず結論からお伝えすると、トタン屋根の塗膜が剥がれている場合は、できるだけ早めに補修(点検+必要な処置)をおすすめします。
というのも、塗膜の剥がれは回復することはなく、放っておくほど少しずつ傷みが広がりやすいからです。
塗装が剥がれた部分のトタンは、雨・風・紫外線を直接まともに受ける状態になります。
トタン材(金属屋根)は、塗膜が「見た目」だけでなく、防水・防錆(サビ止め)という大切な役割を担っています。
そのため、塗膜が切れたところから、サビや腐食がじわじわ始まりやすくなるんですね。
ただし、ここは安心していただきたいのですが、塗膜が少し剥がれたからといって、すぐに雨漏りになるわけではありません。
雨漏りは「いきなりザァー!」よりも、むしろ小さな傷みが積み重なって、ある日表に出てくることが多いです。
放置した場合に起きやすい流れとしては、
酸化 → サビの進行 → 小さな穴あき → 屋根材の欠損(抜け・割れ)
というように、だんだん屋根材そのものが弱っていきます。
屋根材が傷んでくると、雨水が入り込むきっかけが増え、タイミングや風向き次第では、建物内部に水が回る可能性も出てきます。
さらに厄介なのが、屋根の内部は外から見えにくいことです。
屋根の下には下地材(野地板など)や下葺き材、断熱材などがあり、そこに水が回ってしまうと、木材の腐食や断熱材の劣化、湿気によるトラブル(カビ・におい)など、建物の室内にまで影響が及ぶケースもあります。
だからこそ、トタン屋根の塗膜剥がれは「まぁ、今度でいいか」ではなく、早めに点検して、傷みが小さいうちに整えておくのがいちばん安心です。
早い段階なら、部分補修や下地処理で対応できることも多く、結果的に工事の範囲も費用も抑えやすくなります。
住まいを長持ちさせるためにも、小さなうちに補修が、いちばん賢い選択なります。
4. トタン屋根塗装が剥がれた際の対応方法
トタン屋根の塗膜が剥がれてしまったとき、まず大切なのは「原因を決めつけず、早めに動くこと」です。
塗料の選び方や施工の条件(乾燥・温度・湿度・天候)によって、剥がれ方は変わります。
もし「施工不良かもしれない」と感じる状況であれば、家を建てた会社、または塗装工事を依頼した会社へ、まずは連絡して状況を伝えましょう。
とくに工事完了から数年(目安として約1~2年以内)で塗膜の剥がれが出てきた場合は、経年劣化よりも施工条件の影響が疑われます。
このタイミングの剥がれは、「自然にそうなった」というより、どこかに原因が隠れていることが多いので、できるだけ早く施工した業者へ連絡し、点検・補修の相談をするのがおすすめです。
一方で、塗装から数年が経ってくると、施工不良なのか、単なる経年劣化なのかが判断しにくくなってきます。
劣化が進んでからだと「年数相応ですね」となりやすく、保証の対象外と判断されるケースも出てきます。
さらに、業者側が「経年劣化」と判断してしまうと、補修が有償になり、費用がかかる可能性もありますので、やはり気づいた時点で早めに相談するのが安心です。
また、塗装の品質保証を使うためには、基本的に施工会社の欠陥や不備が原因だと認められることが必要になります。
「保証があるから大丈夫」と思っていても、いざ使う段階で確認不足があると、話が複雑になりがちです。
そのため、品質保証を利用する可能性がある場合は、次の点をしっかり確認しておきましょう。
- ・ 施工した会社が自社で施工保証を行なっているか?
- ・ 施工した会社の定めた保証期間内に該当しているか?
- ・ 施工した会社が定めた保証内容に該当しているか?
まずは上記の内容をひとつずつ確認して、品質保証(施工保証)を使える状況かどうかを判断しましょう。
屋根塗装の保証期間や保証内容は、実は会社ごとにかなり差があります。
そのため「保証があると聞いたから安心」と思い込まず、トタン屋根塗装を依頼した会社の保証が、どこまで・どんな条件で・何を対象にしているのかを、きちんと確認しておくことが大切です。
なお、良心的な塗装業者の場合、保証期間内であれば、たとえ原因がはっきり「施工不良」と断定できなくても、お客様の不安を減らすために点検や補修に動いてくれることがあります。
こうした対応をしてもらうためにも、気づいた段階で早めに連絡し、状況を共有しておくと話がスムーズです。
そしてもうひとつ、意外と多いのが、施工不良ではなく経年劣化が原因で塗膜の剥がれが起きているケースです。
年数がある程度経っている場合は、保証の対象にならないこともありますので、その場合は、当店のような塗装店に屋根塗装を相談すると良いかと思います。
トタン屋根は、状態に合わせてきちんと下地処理をして塗装すれば、見た目が整うだけでなく、防錆(サビ対策)としての機能もきちんと回復できます。
「またきれいな屋根に戻したい」「これ以上傷みを広げたくない」と感じたら、無理に放置せず、まずは点検から進めるのがおすすめです。
次は、経年劣化が原因で剥がれが起きるケースについても、分かりやすくお伝えしていきます。
5. トタン屋根塗装の剥がれ補修にかかる費用の相場
トタン屋根塗装の補修費用は、塗膜の剥がれの「範囲」と「下地(サビや傷み)の状態」によって、金額が大きく変わってきます。
たとえば、剥がれが屋根のあちこちに広がっている場合は、部分的に直すよりも屋根全体を塗り替えた方が結果的に安心なケースが多いです。
反対に、剥がれが一部だけで、下地の傷みも軽い場合は、必要なところだけを整えて塗り直す「部分補修」で費用を抑えられることもあります。
ただし、ここが悩ましいところで…
「部分補修でいけそう」と見えても、実際に近くの旧塗膜が弱っていたり、サビがじわっと広がっていたりすると、後から追加補修が必要になることもあります。
ですので、どの補修方法が合うかは、事前に屋根の状態を見てもらい、業者と相談して決めるのがおすすめです。
それでは、代表的な補修パターンごとに、費用の目安をお伝えします。
5-2 トタン屋根塗装 全面塗り替えの費用相場
一般住宅の場合、足場費用を含めて30~45万円くらいが相場です。
※屋根の面積・勾配(傾き)・傷み具合・サビの程度・使用する塗料のグレード(耐久年数)・下地処理の内容によって費用は上下します。
また、雪止めや板金部の補修など、付帯作業が必要な場合は追加になることがあります。
5-3 トタン屋根塗装 部分補修の費用相場
部分補修の費用は、足場なしの場合は約3.5万円~、足場が必要な場合は15万円~が相場です。
「足場がいるかどうか」で金額がガラッと変わるのが、屋根補修の分かりやすい特徴です。
高さがある建物や、作業が危険な位置(軒先・妻側・急こう配など)の場合は、安全のため足場が必要になることがあります。
ただ、部分補修は屋根の状態によって工事内容が変わりやすく、同じ“部分補修”でも金額に幅が出やすい工事です。
そのため、最終的には「剥がれの範囲」「サビの深さ」「旧塗膜の状態」を見てもらい、屋根の状態と費用の根拠を業者に確認しましょう。
部分補修の作業方法としては、剥がれている場所の一部を下地処理して塗り直す形になります。(タッチアップ塗装、ブロック塗装)
全面塗装より価格を抑えられるのがメリットですが、どうしても元の色と、塗り直した部分の色が少し違って見えることがあります。
特に、日当たりの良い屋根は既存塗膜が色あせているため、塗りたての部分が一時的に“少し濃く”見えることもあります(時間とともに馴染む場合もあります)。
なお、足場を組む必要があったり、剥がれが広い範囲に及んでいたり、サビが複数箇所で進行している場合は、部分補修を繰り返すよりも、最初から全面塗り替えをした方が安心で、結果的に効率が良いケースも多いです。
「どちらが得か?」は屋根の状態で変わりますので、遠慮せずに見積り時に、部分補修と全面塗り替えの両方で比較提案を出してもらうと判断しやすくなります。
5-4 トタン屋根塗装を品質保証で補修する場合
もし保証期間内で、なおかつ施工不良などが原因と判断され、塗装業者が再施工(やり直し)を行なう場合は、無償補修になる可能性が高いです。
「早めに連絡して良かった・・・!」となるのは、まさにこのケースです。
ただし注意したいのは、保証の内容はどこの会社も同じではないという点です。
たとえば、保証が「塗膜の剥がれは対象」でも、原因が経年劣化・天災・下地の想定外の劣化と判断された場合は対象外になることがあります。
また、保証期間内であっても、契約内容によっては「材料のみ」「工賃のみ」「一部負担あり」など、対応の範囲が異なることもあります。
ですから、工事契約の際には、品質保証(施工保証)が「何をどこまで保証してくれるのか?」を、必ず書面でしっかりチェックしておきましょう。
分からない言葉があれば、その場で遠慮なく質問して大丈夫です。
屋根塗装は決して安い買い物ではありませんので、保証も含めて「安心して任せられる形」に整えてから契約するのが、失敗しないコツになります。
屋根塗装価格|名古屋 屋根塗装のプロ 小林塗装
6. 塗装が剥がれてしまったトタン屋根の塗装の手順
トタン屋根塗装の塗り替えで、最初に行うのが「ケレン」と呼ばれる下地処理(下地調整)作業です。
ここは、屋根塗装の仕上がりと耐久性を左右する“いちばん大事な準備運動”だと思ってください。
ケレンとは、サンドペーパー、マジックロン、ワイヤーブラシ、各種電動工具などを使って、屋根に発生している錆や汚れ、浮いている古い塗膜を落とし、塗料がしっかり食いつく状態に整える作業のことです。
見た目は地味ですが、この工程が丁寧だと、塗装はびっくりするくらい長持ちしやすくなります。
この作業は、塗料の密着性(付着性)を良くするために欠かせません。
もしケレンが不十分なまま塗装してしまうと、せっかく塗っても塗膜が浮いたり、剥がれやすくなる場合がありますので注意が必要です。
ケレンで落とした錆の粉や、屋根に付着しているホコリ・苔などの細かな汚れは、高圧洗浄機やブロアを使ってしっかり取り除きます。
ここでゴミが残っていると、その上に塗料をのせてしまう形になり、密着が弱くなる原因になります。
屋根の錆や汚れを落とした後は、釘の浮きや板金のゆるみなど、屋根の小さな不具合をきちんと直していきます。
「塗る前に、まず屋根を整える」――この順番がとても大切です。
そのうえで、いよいよ錆止め塗料(下塗り)を塗っていきます。
一般住宅のトタン屋根塗装で使用される錆止め塗料は、主に次の3種類が代表的です。
- ・ 塗料シンナーで薄める、弱溶剤1液型のエポキシ樹脂錆止め塗料
- ・ 塗料シンナーで薄め、錆び止め(主材)と硬化剤を混ぜて使う、弱溶剤2液エポキシ樹脂錆止め塗料
- ・ 水で薄め、錆び止め(主材)と硬化剤を混ぜて使う、水性2液エポキシ樹脂錆止め塗料
ざっくり言うと、作業しやすいのは1液型エポキシ錆止め、付着力が強くて頼もしいのが2液型エポキシ錆止めです。
また水性2液型は、旧塗膜の種類によって“ちょっと相性が心配”という部分(リフティングが出やすそうな箇所)に使うことがあります。
錆止め選定は、作業性・経済性・付着性・錆を止める力(錆遮蔽性)などを総合的に見て決めるのが基本になります。
下塗り(錆止め)が完了したら、いよいよ仕上げの塗装作業に入ります。
トタン屋根塗装の上塗り塗料(仕上げ塗料)は、基本的に2回塗ります。
そのうち1回目を「中塗り(上塗り1回目)」、2回目を「上塗り(上塗り2回目)」と呼びます。
この2回をしっかり重ねることで、膜厚が確保され、塗料本来の耐久性や防水性が発揮されやすくなります。
“1回で厚く塗って終わり”ではなく、きちんと重ねて仕上げるのが長持ちのコツです。
現在、トタン屋根塗装の仕上げ塗料は、弱溶剤タイプのシリコン・ラジカル・フッ素・無機塗料などがよく使われています。
どれを選ぶかは、屋根の状態や立地環境、ご予算、今後どれくらいの年数もたせたいかで変わりますので、ここも業者と相談しながら決めるのが安心です。
トタン屋根塗装に関する よくある質問(Q&A)
A.はい、屋根材そのものに大きな穴あきや著しい変形がなければ、塗装で十分対応できるケースが多いです。
トタン屋根は、瓦やスレートとは違い、表面の塗膜が防水・防錆の役割を担う“生命線”となっている屋根材です。
そのため、見た目が傷んできた=屋根がもうダメ、というわけではありません。
多少のサビや塗膜の剥がれが見られる場合でも、ケレン(下地処理)でサビや脆弱な旧塗膜をしっかり除去し、適切な錆止め塗料と仕上げ塗料を正しい工程で施工すれば、防水性・防錆性・見た目の美しさは十分に回復します。
実際、定期的に塗装メンテナンスを行っているトタン屋根は、20年、30年と長く使われているケースも珍しくありません。
ただし、すでに穴が開いている・板金が波打つほど変形している・サビが貫通しているような状態の場合は、塗装だけでは根本的な改善が難しく、部分的な張り替えや板金補修が必要になることもあります。
「塗装でいけるかどうか」は、見た目だけでは判断しにくい部分もあるため、まずは現地で屋根の状態をしっかり確認することが大切です。
A.一般的には、10~15年前後がトタン屋根塗装のひとつの目安とされています。
ただしこれはあくまで「平均的な目安」であり、実際の塗り替え時期は、お住まいの環境によって前後します。
たとえば、南面で日当たりが強い屋根、雨風が直接当たりやすい立地、海が近く塩分を含んだ風を受けやすい地域などでは、塗膜の劣化が早く進みやすくなります。
また、前回使用した塗料の種類(耐久年数の短い塗料か、長持ちする塗料か)や、当時の下地処理の丁寧さによっても、次の塗り替え時期は大きく変わります。
ご自宅で分かりやすいサインとしては、色あせ・チョーキング(触ると白い粉が付く)・小さなサビが挙げられます。
これらが見え始めたら、「もう少し様子を見る」よりも、「一度点検してもらおうかな」と考えるタイミングです。
早めに塗装を行えば、大きな補修をせずに済むことも多く、結果的に屋根を長持ちさせることにつながります。
A.はい、むしろその段階が塗装のベストタイミングです。
サビは一度出始めると、目に見えない部分でもじわじわ広がっていきます。
軽度のうちにケレンで落とし、錆止めを入れて塗装すれば、大きな補修工事にならずに済みます。
A.間違いなくケレン(下地処理)です。
錆や古い塗膜をしっかり落とさずに塗ってしまうと、どんな高級塗料でも剥がれやすくなります。
「塗る作業」よりも「塗る前の準備」が仕上がりと耐久性を左右します。
A.基本は下塗り(錆止め)+中塗り+上塗りの3工程です。
中塗り・上塗りを2回に分けることで、膜厚が確保され、塗料本来の性能が発揮されやすくなります。
「1回で厚く塗る」より、「適正な回数で重ねる」ことが大切です。
A.現在、トタン屋根塗装でよく使われているのは、弱溶剤タイプのシリコン・ラジカル・フッ素・無機塗料です。
これらは金属屋根との相性が良く、耐候性や密着性のバランスが取れているため、一般住宅でも安心して使われています。
どの塗料が最適かは、「何年くらい持たせたいか」「今後も住み続ける予定か」「今回のご予算はどのくらいか」といった条件によって変わってきます。
たとえば、コストを抑えつつ定期的にメンテナンスしたい場合はシリコン系、できるだけ塗り替え回数を減らしたい場合はフッ素や無機系が選ばれることが多いです。
大切なのは、塗料のグレードだけで決めないことです。
どんな塗料でも、下地処理や錆止めが不十分だと本来の性能は発揮できません。
「この屋根には、どの塗料が無理なく合うか」を、屋根の状態を見たうえで相談しながら決めるのが、失敗しにくい選び方です。
A.剥がれの範囲や屋根の状態によっては、部分補修で対応できる場合もあります。
ただし、その判断でいちばん大切なのが、剥がれている周囲の劣化状況まできちんと見極めることです。
見た目では小さな剥がれに見えても、実際には近くの旧塗膜が弱っていたり、サビが塗膜の下で広がっていたりすることがあります。
その状態で部分補修だけを行うと、「直したところのすぐ横から、また剥がれてきた」というケースも少なくありません。
また、部分補修でも安全確保のために足場が必要になる場合があります。
その場合は、費用面を考えると、最初から全面塗装をした方が、長い目で見て安心になることもあります。
「今だけ直す」のか、「これから先も安心して使う」のか、目的に合わせて判断することが大切です。
A.トタン屋根塗装は、雨漏りを直接止める工事ではありませんが、雨漏りを防ぐための予防としては、とても効果的です。
トタン屋根の場合、塗膜が健全な状態を保っていることが、雨水の侵入を防ぐ大きなポイントになります。
塗膜が劣化すると、サビが進行しやすくなり、やがて穴あきや板金の欠損につながります。
そうなる前に塗装で屋根を保護しておくことで、雨水の入口そのものを作りにくくすることができます。
雨漏りは「突然起きる」ように見えて、実際には長年の劣化が積み重なった結果であることがほとんどです。
トタン屋根塗装は、「漏れてから直す」のではなく、漏れる前に守るためのメンテナンスと考えていただくと分かりやすいと思います。
A.屋根工事ですので、室内での生活に大きな支障が出ることは、基本的にはあまりありません。
ただ、まったく影響がゼロかというと、やはり工事ですので、いくつか「知っておくと安心」なポイントがあります。
まず多いのが、足場を組むとき・解体するときの音です。金属の部材を組み合わせるので、どうしてもカンカンと響きます。
また、屋根の上でケレン(下地処理)を行う際は、削る音や振動が一時的に出ることがあります。
さらに、塗料については弱溶剤タイプを使う場合、日によっては塗料のにおいを感じることもあります(換気や作業時間帯の調整で軽減できます)。
小林塗装では、工事が始まる前に「いつ足場を組むか」「どの工程で音やにおいが出やすいか」「何日くらいで終わる見込みか」をできるだけ分かりやすくお伝えし、ご負担が少なくなるよう配慮しています。
「洗濯物はどうする?」「車の出入りは?」など、生活の中の気になる点も遠慮なくご相談ください。
住みながらの工事だからこそ、安心して過ごせる段取りを一緒に整えていきます。
A.はい、現地調査・診断・お見積りはすべて無料です。
屋根の塗装は、家電のように「型番で一発比較」ができるものではなく、屋根材の状態・サビの程度・旧塗膜の種類・立地環境によって、必要な工程が変わります。
だからこそ、まずは実際の屋根を見て、今の状態をきちんと整理することが大切です。
小林塗装では、屋根の状態を確認したうえで、「部分補修で済むのか」「全面塗装が必要か」「どの錆止めと塗料の組み合わせが合うか」まで、できるだけ分かりやすくご説明します。
また、見積書も「一式」ではなく、工程や範囲が伝わる形で整え、納得して判断できる材料をご用意します。
7. トタン屋根塗装が剥がれた場合の対応方法 まとめ

今回は、トタン屋根塗装が剥がれる原因、メンテナンス方法、トタン屋根の塗装費用の相場についてお伝えしました。
このコラムを読んで分かることは、「トタン屋根の塗装の剥がれは、すぐに雨漏りが発生する不具合ではない」ということです。
ただし、トタン屋根塗装の剥がれた部分から確実に屋根の劣化は進んでいるため、なるべく早期に補修が必要ということ覚えておくと良いかと思います。
その際、トタン屋根の塗膜の剥がれ状態によっては全面塗替え、もしくは一部分の補修することをおすすめします。
どちらが良いのかは、塗装業者にしっかり確認してもらってから、適切にメンテナンスすることが良いかと思います。
また、塗装後早期に(1~2年以内)で剥がれが発生した場合は、施工不良の可能性もあり得ます。
そういった場合は、それが「経年劣化」なのか「施工不良」なのか適切に判断ができなくなってしまう前に、なるべく早く業者に相談することをおすすめします。
補修が必要になった場合、「業者から見積を撮ってもらったけど費用が高い」、「なるべく安く補修したい」
そんな時は、トタン屋根塗装の施工実績数が豊富な小林塗装へお気軽に相談ください。
トタン屋根塗装の調査と見積りはもちろん無料です。お気軽にお問い合わせください。
丁寧なケレンで長持ちへ。トタン屋根塗装は「塗装工事のプロ」小林塗装にお任せください。
名古屋市周辺で、トタン屋根塗装を検討中のお客様は、小林塗装にお任せください。
トタン屋根は、塗料の良し悪しだけでなく、塗る前の下地づくり――特にケレン(錆や古い塗膜を落として整える作業)の丁寧さで、持ちの差が出やすい屋根材です。
小林塗装では、見た目だけでなく「剥がれにくい」「サビを進めにくい」仕上がりを目指し、下地処理から工程管理まで品質本位で施工しています。
屋根塗装の現地調査・診断・お見積りはすべて無料です。
「どこまで補修が必要?」「部分補修で済む?」「何年くらい持たせたい?」など、気になることは遠慮なく相談ください。
住まいに合った、無理のないプランを提案しています。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「トタン屋根を塗装したら、すぐに塗装が剥がれた。その原因とは?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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