

悪質な外壁塗装業者が多い 5つの理由
今回は、「外壁塗装業界には、どうして悪質業者が多いのか?」その大きな5つの理由を『名古屋の塗装店』小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁塗装の業者選びで悩んでいるお客様や塗装業界に興味があるお客様はぜひご覧ください。
- ・悪質な外壁塗装業者が多い 5つの理由
悪質な外壁塗装業者が多い理由1. 業者の数が多すぎる
「どうして塗装業者は、悪質業者が多いの?」などと言ったお客様からの質問に対し、お答えするであれば、社会全体の仕事量に対して業者の方が多く、需要と供給のバランスが悪く、過当競争になっているからです。
しかし、それでも以前と比べたら、悪徳な業者はだいぶ減ったかと思います。
なぜなら、以前別のコラムでお伝えしたように、悪徳な塗装業者(リフォーム業者)は、消費者保護の法整備が行われ、悪質な塗装業者の多くは倒産、もしくは廃業してしまったからです。
とは言いましても、まだまだ悪質な業者が、塗装業を行っているのも現状です。
ですから、お客様が外壁や屋根の塗装工事を依頼する際、最も頭を悩ませていることが、「信頼できる業者選び」だと思います。
その理由は、「業界シェア10%を越える一流企業と言われるような会社」が塗装業界に未だ存在しないからです。
(なぜなら、現場で行われる塗装工事は施工管理がとても難しく、一律の品質にしづらいからです。)
ですから、「塗装工事とは、こうあるべき」という、しっかりしたモデル=典型もありません。
先にお伝えした理由で、各塗装業者が勝手に「~の匠」、「~塗装No.1」、「~地域No.1」、「~塗装名人」という感じで、簡単に名乗れてしまうのです。
(言わば、言ったもん勝ちの状態です。ちなみに「外壁塗装のプロ」小林塗装は、品質本位と適正価格をモットーにしているから、何とかセーフかな?)
このあたりが、「悪質な塗装業者が存在できる理由」=「業者選びが難しい」理由の1つと言えます。
悪質な外壁塗装業者が多い理由2. 外壁は外から見えるので営業しやすい
外壁は、外から見えるので営業しやすいことが悪質な業者が多い理由の一つといえます。
直接状況が確認できる状態だと、業者は何かにつけて理由をつけて飛び込み営業をしやすいからです。
これがもし、室内のリフォームでしたら、「家の中を見せてください」とお願いするところから始めなければならないので、かなりハードルが上がります。
また、訪問されたお客様側しても、住まいの外壁を見られた上であれこれ言われると、相手はプロなのでなかなか反論できません。
「あそこのヒビ割れは雨漏りの原因になる」「塗装が劣化しているので、外壁が傷んでしまう」「地震が来たら、建物が崩れてしまう」などと矢継ぎ早に指摘されるとどんどん不安になってしまい、つい契約してしまうケースが多いからです。
悪質な外壁塗装業者が多い理由3. 塗装請負業は、資格が要らない
「塗装工事には、特に資格が要らない」ということも悪質な塗装業者が多い理由の1つだと言えます。
当然ですが、お客様から直接受注した工事を自社施工で行っている塗装工事会社は、資格が要ります。
逆に資格が要らないのは、「塗装請負業」です。
これが塗装工事を下請け業者(協力業者)に発注するだけの、トンネル会社(ブローカー)が多い理由です。
最近、県道、幹線道路沿いにあるショールームを持つ「塗装工事専門会社」のほとんどがこれに該当します。
ですから、塗装業者は、新規参入の障壁が意外と低い業種と言えます。
また先にもお伝えした、「塗装業界に未だ一流企業が存在しない」などといった事も、他業種から「外壁塗装業」に新規参入する魅力になっているかと思います。
さらに、塗装工事業の魅力は、工事前に比較的簡単に工事原価がある算出できる点です。
しかも、その工事原価にはあまりズレが生じることがありません。
(なぜなら、建物の塗装工事には材料使用量、塗装歩掛り、必要経費など、ある程度の係数があります。)
そして、お客さんから集金した後に関連業者(塗料商社、塗装職人、足場業者)に支払います。
一般のお客様と直接取引する一般住宅塗装工事の元請けがメインの業者は、実質ほぼ無借金の状態で経営ができるので、「非常にキャッシュフローが良い」と言え、塗装工事をビジネスとして考えみますと、比較的ローリスクでの経営が可能と言えます。
ですから、大手の訪問販売会社で営業ノウハウを培ったトップセールスマンの人達が、自分達も儲けようして、すぐに独立起業するケースが多いことも、塗装業界の特徴の1つです。
(しかし、塗装業を続ける事は実際そんなに簡単ではありません。)
しかしその中には、「高品質な塗装工事を行う」などといった、確固たる信念やビジョンを持って、起業する人も多くいます。
悪質な外壁塗装業者が多い理由4. 相場費用はあるけど、定価がない
前項の話と矛盾しますが、外壁塗装は、足場の仮設から、高圧洗浄、外壁補修、塗料代、塗装工事の作業費などの相場はありますが、絶対的な「定価」というものがありません。
また、塗料自体にもメーカーからの小売り希望価格はありますが、各業者によって仕入れ金額は違うため、一概に「この塗料なら、1㎡の単価はいくら」とは言えません。また、塗装工事の内容は、既存外壁の状況などによっても違ってきます。
「外壁の状態が良くないので、下地の補修に費用がかかる」と言われれば、まかりなりともプロである相手に「下地は問題ないので結構です」と反論できる人はあまりいないかと思います。
このように塗装工事には定価がないので、高いのか安いのか、お客様が的確に判断できないことも、悪徳業者が多くなる理由の一つと言えます。
悪質な外壁塗装業者が多い理由5. お客様の塗装工事に対する知識が乏しい
「お客様の塗装工事に対する知識が乏しい。」
‥‥実はこれが悪質な塗装業者が多くなる一番の原因かもしれません。
100万円、200万円・・・と言った、すごく高額な買い物をするのに、その商品の事をほとんど理解せず、「ブランド名」、「会社の規模」や「口コミ」それに「人柄」だけで判断して買う事を決める。
こんな事、普通では考えられないことですよね?
例えば、高価な新車を買う際、お客様自身で車に関する知識が全くない状態で、「コマーシャルで見る有名な会社で安心できそうだから」、「営業担当者が信用できそうだから」って理由だけでは、車を買うことはないかと思います。 もしその車を買うとしたら、どんな性能で、お客様の価値感と照らし合わすなど、そういった感じで買う前にいろんな情報を知ってから、車を買われるかと思います。
しかし、なぜか塗装工事の場合は違います。
これは推測ですが、塗装工事は手仕事と塗料の性能と完成イメージが合わさっているので、一般のお客様にとって塗装工事全体のメージがしづらいからだと思われます。
ですから一般常識では考えられないことが塗装工事では起こってしまうことが度々あるので、悪徳な塗装業者が存在できるのです。
(このような悪徳業者がはびこる原因は、お客様の塗装工事に対する知識が乏しいことが起因です。)
逆に、本当に良い工事をしようと誠実に頑張っている会社、業者、職人達がなぜか損してしまう。・・・
塗装業界ではこういった一般的な社会通念から掛け離れた、何だかおかしな常識が蔓延しており、何とか改善する必要があります。
4. 悪質な外壁塗装業者が多い理由 まとめ
どうしたら、そんな混沌とした塗装業界が良くなっていくのか?
その答えを自分なりにじっくりと考えてみました。
そしてその結論は、「会社(塗装店)や現場で作業する職人が変わるだけではなく、同時にお客様にも正しい塗装の知識を持ってもらう事」に行き着きました。
ですからこれからも、小林塗装は、公平な立場で塗装工事の情報を発信して、より良い塗装工事の提案を行おうと思っています。
何だか、ちょっと内容が重いこのコラムを読んで、お客様、同業者方共々、共感して頂けたら幸いです。
安心、高品質な外壁塗装なら、小林塗装へお任せ下さい。
名古屋の塗装店小林塗装は、「お客様の疑問や質問に誠実にお答えする」、「どうすればお客様の希望をカタチにできるか?」、「どうすれば、もっとお客様から喜んでもらえるだろう?」などといった事をいつも真摯に考えて品質本位の塗装工事を行っています。
塗装工事の調査と見積りは無料です。
お気軽にお問い合わせください。
外壁塗装のお見積・
ご相談は無料です。
お問い合わせはコチラから
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
このコラムは役に立ちましたか?
このページに関連するコラムはこちら