外壁塗装の際には、軒天の劣化を定期的にチェックしましょう
外壁塗装を検討中のみなさま、まずはひとつお聞きしたいことがあります。
「軒天(のきてん)」という部分はどこか知っていますか?
毎日の生活ではあまり意識する場面がなく、言葉だけ聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、軒天とはお住まいの屋根が外側へ張り出した部分の裏側にある小さな天井のことです。
この軒天、実はとても働き者で、雨風の吹き込みを防いだり、屋根裏の湿気を逃がしたり、虫や小動物が入り込まないように守ってくれたりと、見えないところで暮らしを支えてくれる、いわば「縁の下の力持ち」のような存在です。
ところが普段軒天は目に入りにくい場所なので、気づいたときにはシミ・黒ずみ・たわみ・カビ・塗膜のはがれといった症状が進んでいることも珍しくありません。
特に軒天は日陰になりやすく湿気がこもりやすい場所のため、外壁や屋根以上にデリケートで、素材によっては経年劣化が早く進んでしまうこともあります。
表面に少し汚れがあるだけならまだしも、反りやが出ている場合、内部のダメージが進んでいるサインであることもあります。
そのまま放置してしまうと見た目の印象が損なわれるだけでなく、外壁まわり全体の耐久性に影響が出てしまう場合もあります。
そこで今回は、ふだんはなかなか意識しにくい軒天について、「外壁塗装の専門店」小林塗装が、役割・劣化の見分け方・補修や塗り替えのタイミングなどを、できるだけ分かりやすく、お伝えします。
- ・軒天部分に使われる材質
- ・軒天の劣化症状
- ・軒天部分も定期的なメンテナンスが必要

軒天材として使われる材質は、主にボードタイプと外壁一体型という2つの種類に分類されます。
外壁がサイディング張りの場合は「軒天用ボード」が頻繁に使われています。
モルタルなどの塗り壁仕上げの場合は、外壁一体型の軒になることが多く、外壁一体型の軒は外壁と同じ方法で塗り替えすることになります。
軒天用に使われるボードは、ケイ酸カルシウム板(ケイカル板)と呼ばれる不燃系の天井材が最もよく使われています。
また、価格面、デザイン面、施工の容易さで優れている素材として、ベニヤ板やプリントベニヤ板もあります。
しかしケイカル板は、ベニヤ板に比べて耐久性や耐火性、耐水性が優れており、防火性能基準をクリアした製品も多いので、安心して使うことができます。
なお、ケイカル板の軒天には、屋根裏に溜まった熱気や湿気を外部に排出するため、軒天の表面に小さな穴がたくさん付いた「有孔タイプ」や軒天に「樹脂製や金属製の軒換気口が付いたタイプ」もあります。
2. 軒天部分の劣化症状も色々あります

軒天部分の劣化症状は様々なので、劣化の原因を把握した上で適切な補修を行う必要があります。
軒天は、外壁と同じように経年劣化で色が褪せてくることがあります。
そういった場合、外壁塗装の際に軒天部分も一緒に塗り替えすることをおすすめします。

軒天の一部が茶色い染みのようになっている場合、外部から雨漏りしている可能性があります。
軒天に発生する染みの原因は、破風板の腐食、シーリングの剥落、屋根に溜まった雨水がきちんと排水されず、屋根最下部の軒天部分まで流れてきてしまうケースです。
こういった場合は、早急に修理することをおすすめします。

ベニア板や化粧板など木材の軒天材では、塗装の剥がれや、積層になったベニヤ材がささくれのように欠けてしまうこともよく見られます。
表面が剥がれたベニヤの上からでは、いくら塗っても塗装をきれいに仕上げることはできません。
こういった場合、軒天の下地板を張り替えて補修する必要があります。

軒天の通気性が悪かったり、雨水がうまく流れていない場合、藻やカビが発生することがあります。
こういった藻やカビの発生は、大きな不具合の前兆と言えます。
さらに軒天に付着した藻の周囲に染みが発生している場合、すでに雨漏りしている可能性が高いです。
こういった場合は、早急に専門業者に軒天修理の相談をすることをおすすめします。

破風や外壁の一部劣化や雨水など腐食によって、軒天の一部に穴が空いてしまう場合があります。
この穴から、さらに雨水の浸食や鳥などの小動物が侵入する可能性もあります。
そんな状態の軒天をそのまま放置していると、建物に大きなダメージを与えてしまうので、早い段階で修理しましょう。
3. 軒天セルフチェックリスト(気になる劣化部分が1つでもあれば要点検)

普段は気に留めにくい軒天ですが、見上げるだけで分かる劣化のサインがあります。
難しい専門知識は不要ですので、時間のあるときにぜひ確認してみてください。
ひとつでも当てはまる場合は、軒天の塗装または補修を検討するタイミングといえます。
- ① シミがある(雨染み・黄ばみ・黒ずみなどが広がっている)
- ② 表面がふわっと「たわんで」見える(素材が湿気を吸っている可能性)
- ③ 塗膜がポロポロとはがれている(ケイカル板・ベニヤで多い症状)
- ④ 表面がザラつき、カビが見える(黒カビ・緑藻が点状に発生)
- ⑤ 目地(コーキング)が切れている(サイディング軒天は特に重要)
- ⑥ 小さな穴がある(鳥・虫・小動物の侵入経路の可能性)
- ⑦ 金属部分にサビがある(金属系軒天で多い症状)
- ⑧ 外壁よりも軒天の色が極端に薄くなっている(紫外線による退色)
- ⑨ 台風後に変形・外れが見られた
- ⑩ 触ると「ボソボソ」する(内部劣化の可能性が高いサイン)
これらはどれも「軒天のSOS」を示す代表的なサインです。
ひとつだけなら軽度の場合もありますが、複数当てはまる場合は、内部の下地の傷みが進んでいる可能性があります。
外壁塗装とあわせて軒天も点検すると、無駄のない工事計画につながります。
4. 劣化した軒天部分も定期的なメンテナンスを行いましょう
軒天は雨が当たりにくい部分ですが、湿気がこもりやすい性質があるため、塗膜による保護が行われていないと意外なほど早く劣化してしまいます。
そのまま放置するとカビやシミの発生・塗装の剥がれ・下地材の傷みに繋がり、住まい全体の耐久性を低下させる原因になりかねません。
また、外壁に吹き付ける風が土埃や花粉を運び、軒天の表面に付着して汚れを目立たせることもあります。
そのままにすると、せっかく外壁や屋根を塗装しても建物全体の美観を損ねてしまうのです。
ですから、外壁塗装を行う際には軒天部分も同時に点検・補修・塗装を行うことが大切です。
定期的なメンテナンスで、建物の見た目の美しさはもちろん、住まいの耐久性や快適性を長持ちさせることができます。
軒天とひとことで言っても、実際にはいくつかの素材が使われています。
素材によって劣化の仕方も違えば、補修方法もまったく異なりますので、まずは住まいの軒天が何でできているかを知ることが大切です。
ここでは、一般的な住まいでよく使われる「ケイカル板」「ベニヤ」「サイディング」について、それぞれの特徴と補修方法をできるだけ分かりやすくまとめました。
現在の住宅で最も多く使われている軒天材が、ケイカル板です。
防火性・耐湿性に優れ、カビにも強いことから、軒天材としては非常に優れた素材といえます。
しかし、長年雨風にさらされると、表面の塗膜が弱り、シミ・黒ずみ・チョーキング・剥離が起きやすくなります。
■ 補修方法の基本
表面の汚れ・微細な劣化 → 再塗装
高圧洗浄 → 下塗り(密着向上材)→ 上塗り2回の「3回塗り」が基本です。部分的な剥がれ・軽い浮き → パテ補修 + 再塗装
剥離部分を除去し、パテで平滑に整えてから塗り直します。広範囲の剥離・たわみ・欠損 → 張り替え(交換)
劣化が進んでいる場合は、部分張り替えあるいは全面張り替えを行います。
ケイカル板は素材そのものが吸湿しにくい反面、塗膜が劣化すると部分的に水を吸い込みやすくなり、剥がれが連鎖的に進むことがあるため、早めの塗り替えが安心です。
1970年代〜90年代頃の住宅で多く使われているのが、ベニヤ(木製合板)です。湿気に弱い・反りやすい・腐食しやすいという弱点があります。長年放置すると、表層がめくれる「ラワン剥がれ」や、ふやけによるたわみが起きることもあります。
■ 補修方法の基本
軽度の汚れ・日焼け → 再塗装
ただし、素材が動きやすいため、専用の下塗り材を使用します。表面のめくれ・浮き → 部分補修 + 再塗装
めくれ部分を除去し、傷んだ箇所をパテで平滑にしてから塗装します。強い反り・腐食・ふやけ → 交換が基本
合板は耐水性が低く、一度大きく劣化すると元に戻りません。
ベニヤ軒天は、塗装よりも張り替えの提案が必要になるケースが多い素材です。木材特有の動きがあるため、塗膜だけでは劣化を完全に防げません。
近年の新築住宅やリフォームで増えているのが、サイディング仕上げの軒天です。
外壁と同じ窯業系サイディングをそのまま軒天にも使用したタイプがあります。
サイディング軒天は一見すると外壁と同じように見え、「特に劣化しなさそう」と思われることもありますが、実際には軒天特有の湿気・通気・陰の影響を受けるため、表面の塗膜が傷んだり、目地のコーキングが劣化したりと、見た目以上にダメージが蓄積していることがあります。
■ 補修方法の基本(窯業系サイディング軒天)
軽い汚れ・軽度の退色 → 再塗装
高圧洗浄 → 下塗り → 上塗り2回の3回塗りが基本です。目地のコーキング劣化 → 打ち替え or 打ち増し
水分の侵入を防ぐため、軒天まわりのシーリング補修はとても重要です。塗膜剥離・部分的な吸水 → 補修 + 再塗装
表面処理を行い、吸水を改善したうえで再塗装します。広範囲の反り・腐食 → 部分張り替え or 全面張り替え
吸水による変形がひどい場合は、張り替えをご提案することがあります。
サイディング軒天は、外壁と同じく「目地のシーリング」が大切な役割を持っています。
ここが傷んだまま放置すると、軒天内部へ湿気や雨水が入り込み、思わぬトラブルにつながることがあります。
ですから、外壁塗装のタイミングで軒天の目地もあわせてメンテナンスすると、長くきれいで丈夫な状態を保ちやすくなります。
これはどの素材にも言えることですが、軒天は普段目にしづらいため、劣化に気づいたときには想像以上に傷みが進んでいることがあります。 素材ごとの特徴と補修方法を知っておくことで、早めの判断・適切なメンテナンスにつながり、住まい全体の寿命を大きく延ばすことができます。
5. 劣化した軒天におすすめの塗料とは?

軒天は屋外に面した天井なので、湿気がこもりやすく、結露やカビ汚れが目立ちやすい部位です。
ですから、防カビ・防藻性と透湿性(湿気を逃がす作用)を備えた水性反応硬化エマルション、水性反応硬化シリコンエマルション、弱溶剤NAD塗料といった軒天に適した塗料をおすすめします。
共においが少なく、仕上がりの美しさと長持ちを両立させることができます。
ケイカル板やベニヤなど吸水しやすい下地には、微細な水蒸気を外へ逃がす効果がある透湿性塗膜が適しています。
内部の水分が抜けにくいと塗膜のふくれ・はがれの原因になるため、下地の含水率を見極め、浸透性シーラーで面を安定させてから仕上げるのがポイントです。
既存の黒カビ・藻汚れは高圧洗浄だけでは根が残りやすいため、バイオ洗浄で根元から除去→十分乾燥の工程を丁寧に踏みます。
仕上がりの質感は、軒天らしい落ち着きを出す艶消しがおすすめです。
色は白系が定番ですが、外壁や鼻隠しとのバランスを見て、オフホワイト系・ブラウン系にすると汚れが目立ちにくく上品な感じにまとまります。
有孔ボード(通気穴つき)の軒天は、塗料で目詰まりさせないように霧状の塗装と適切な膜厚管理で通気を確保します。
軒天の取り合いに金属や木の見切り部材、換気口などが絡む場合は、部位ごとに弱溶剤のウレタン、アクリルシリコン、フッ素、無機など目的に応じて選ぶことおすすめします。
6. 軒天塗装の工程説明(劣化した軒天は、下地づくりが仕上がりを左右します)

軒天塗装は、ただ塗料を塗り重ねるだけの単純な作業ではありません。
素材の種類や劣化具合、湿気のこもり方、建物全体との調和など、さまざまな条件を見極めながら、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねていく“手仕事”です。
ここでは、軒天塗装の作業工程をお伝えします。
軒天は意外にも汚れやカビが付着しやすい場所です。まずは高圧洗浄で表面の汚れをしっかり落とし、塗料が密着しやすい状態を整えます。
特にカビが多い場合は、専用の洗浄剤を併用しつつ、素材を傷めないよう慎重に洗います。
軒天は湿気の影響が大きいため、素材の浮き・剥がれ・ひび割れが目立ちやすい部分です。
ここでの下地処理が不十分だと、どれほど高級な塗料を使っても長持ちしません。
剥がれ部分の除去、パテ補修、目地やジョイント部分の調整など、素材ごとに最適な処理を施します。
下塗りは塗装の土台づくりです。素材の吸い込みを整え、上塗りの密着性を高める大切な工程です。 ケイカル、ベニヤ、金属、サイディングなど、軒天材の種類によって使用する下塗り材を変えています。
上塗り1回目では、軒天が本来持つ「透湿性」や「防カビ性」を生かす塗料でしっかりと塗り広げます。
細かな凹凸にまで均一に塗布し、素材が持つ弱点を補うように丁寧に作業します。
仕上げの2回目塗装は、色ムラの解消や艶感の均一化、防汚性の向上に欠かせません。 軒天は “見る角度” によって印象が変わるため、職人が複数方向から確認しながら塗り重ね、柔らかな陰影のある美しい仕上がりに整えます。
塗り残し、ムラ、補修部分の仕上がり、目地周りの状態を入念に確認します。 普段の生活の中では見上げにくい場所だからこそ、最後のチェックは丁寧に、慎重に行っています。
軒天は「ちょっと見えにくいけれど、実は住まい全体の耐久性に深く関わる場所」です。
もし、セルフチェックで気になるサインがあれば、お気軽に相談ください。
外壁・屋根・付帯部分をまるごと見ることができる小林塗装は、住まい全体のバランスを考えた提案ができます。
7. 軒天塗装の費用について(素材別・劣化別)

軒天の塗装費用は、使用されている素材・劣化の程度・必要な下地補修の内容によって大きく変わります。
表面が少し汚れているだけなのか、反りや剥離が見られるのか、下地材の交換が必要なのか――これらによって費用が上下するため、まずは素材ごとの一般的な目安をまとめました。
あくまで参考価格ではありますが、「大体どれくらいかかるの?」という疑問の解消にお役立てください。
| 基本的な軒天塗装の費用(目安) | |
|---|---|
| 軽度の汚れ・劣化(再塗装のみ) | 1,200〜1,800円/㎡ |
| 下地補修+再塗装 | 1,800〜2,500円/㎡ |
| 部分張り替え+塗装 | 3,500〜6,000円/㎡ |
| 全面張り替え(素材交換) | 8,000〜12,000円/㎡ |
軒天は外壁・屋根まわりと比較すると面積が小さいため、単価だけを見ると手頃に感じられるかもしれません。
しかし、劣化が進んでいると下地補修が必要になり、そのぶん費用が増えることがあります。
特にベニヤ軒天や、サイディング軒天の目地劣化などは、見た目以上に内部が傷んでいるケースもあります。
- ケイカル板:最も一般的で、再塗装しやすい素材。軽度なら比較的安価に収まります。
- ベニヤ(木質):腐食・反りやすく、塗装よりも張り替えが必要になることが多いため費用が上がりがちです。
- 金属軒天:状態良好なら洗浄のみで済むこともありますが、サビが進行している場合は交換が必要です。
- サイディング軒天:目地コーキングの補修が必要な場合があり、塗装と併せて行うことでトータルの耐久性が向上します。
軒天は高い位置にあるため、ほとんどの場合、塗装・補修には足場が必要になります。
そのため、外壁塗装を行うタイミングで軒天も同時に施工すると、足場費用を別々にかけずに済み、全体費用を大きく抑えることができます。
逆に、軒天単体で工事を行うと、塗装費よりも足場費が大きくなってしまうこともあるため、外壁塗装とセットでのメンテナンスがいちばん効率的です。
軒天塗装の費用は、数字だけを見ると分かりにくい部分が多いかもしれません。
しかし実際には、素材・劣化具合・湿気の影響・内部の状態など、さまざまな要素が重なって費用が決まります。
だからこそ、まずは現地調査で状態をしっかり確認し、必要な補修範囲を見極めることがとても大切です。
「見た目はきれいだけれど内部が傷んでいた」「部分補修で済むと思ったら張り替えが必要だった」など、お家によって状況はまったく異なります。
小林塗装では、軒天の状態を丁寧に診断して、お客様の目線で「無駄のない最適な提案」を心掛けています。
どうぞ、小さな不安や気になる点も、遠慮なくお尋ねください。
8. 劣化した軒天に関するよくある質問

A.軒天(のきてん)の塗り替え目安は、一般的には8〜12年程度とされています。
ただ、これはあくまで「標準的な環境の場合」です。
実際の軒天は、日光が当たりにくく湿気がこもりやすいため、外壁よりも劣化が早まるケースが珍しくありません。
とくに海沿い・山沿い・雑木林の近く・住宅密集地・風通しの悪い北面などでは劣化スピードが加速し、木質系(ベニヤ系)軒天の場合は、5〜7年ほどで黒ずみ・ふやけ・剥離が現れるケースもあります。
軒天は「普段は視界に入らない場所」のため、劣化に気づかれないお客様も多くいます。 外壁塗装のタイミングで一緒に点検してすることで、住まい全体の耐久性が大きく向上し、メンテナンスの費用も長い目で見ると抑えられます。
A.部分補修はもちろん可能ですが、「一見、部分的な剥がれに見える」場合でも、その奥では別の原因が静かに進行していることが多くあります。
例えば、「長期間の湿気の蓄積」、「外壁や屋根の取り合いから少量ずつ雨水が入り込んでいる」、「素材そのものが経年劣化している」といった、目には見えないダメージが既に始まっているケースが少なくありません。
特にベニヤ軒天では、剥がれの周囲まで内部がふやけていることが多く、「部分補修より全面張り替え」の方が仕上がりも耐久性も良くなる場合が多くあります。
「まだ塗れるのか」「もう、張り替えるべきか」など、判断が難しいときはどうぞお気軽にご相談ください。
A.軒天の黒ずみの多くは、カビ・雨染み・ホコリの堆積が原因です。
特に軒天は日光が当たりにくく湿気が逃げにくいため、外壁よりも早くカビが出やすい場所と言えます。
軒天材の黒ずみが表面だけであれば洗浄で取れる場合もありますが、放置するとカビが内部にまで入り込み、 素材の弱体化・たわみ・ふやけ・剥離へ進行してしまうことがあります。
また、美観への影響も大きく、外壁がいくら明るくきれいに仕上がっていても、軒天が黒ずんだままだと家全体が暗く見えてしまいます。 外壁とあわせて軒天も整えることで、住まいの印象が大きく変わり、より上質な雰囲気になります。
A.軒天のたわみは、素材の内部に水分が入り込み、徐々に弱っているサインです。
特にベニヤ軒天に多く見られ、見た目以上に深刻な状態であることが少なくありません。
主な原因としては、「湿気の蓄積」、「外壁や屋根の取り合いからの雨水侵入」、「経年劣化」が挙げられます。
ここまで劣化が進んでしまうと塗装だけでは改善できず、張り替えが必要なケースが大半です。 そのまま放置すると、軒天材の落下や他の部位への二次被害につながることもあるため、早めの点検をおすすめいたします。
A.軒天には外壁と同じ塗料を使うのではなく、軒天に適した「透湿性」「防カビ性」を備えた専用塗料を選ぶことが重要です。
EP系・AEP系などの軒天専用塗料は、湿気が抜けやすく、カビ・黒ずみ・剥がれを防ぎながら長くきれいな状態を保つことができます。
A.はい、外壁塗装と同じタイミングで軒天を塗ることを強くおすすめしています。
足場が必要な部位であるため、別工事にすると足場費用が二重にかかってしまうためです。
また、外壁・破風・雨樋との取り合い(つなぎ目)をまとめて整えられるため、家全体の美観・耐久性の向上に大きく貢献します。
外壁だけきれいで軒天だけ劣化していると、どうしても全体が古びて見えやすくなるため、外壁塗装とあわせたメンテナンスが最も合理的です。
A.軒天が「粉を吹く」「反りが大きい」「穴が空きかけている」状態であれば、塗装では改善が難しく、張り替えが必要になるケースがほとんどです。
こういった場合、表面的な痛みの裏側で内部が大きく弱っていることも多く、塗装を施してもすぐ再発する可能性が高いからです。
9. 劣化した軒天の塗り替えなら、名古屋の塗装店小林塗装にお任せください。

軒天を長持ちさせるためには塗装などによるメンテナンスが重要です。
塗装は見栄えを美しくするだけでなく、風雨や太陽光などの劣化から保護する役割があります。 軒天井は付帯部分に含まれるので、外壁塗装の際には一緒に塗装しましょう。
その際には、軒の湿気対策なども重要になってきます。
ですから、軒天塗装で使用する塗料には湿気を外に通す透湿性、下地に多する付着性、防カビ、防藻性が優れている塗料を選ぶ必要があり、
外壁塗装の際には、塗料を一つに統一する必要はなく、軒天の素材や状態に合わせて選ぶのが重要なポイントです。
塗料の種類が増えるほど費用は掛かってしまいますが、傷みやすい場所には、その条件に対応した性能を持つ塗料にすることで長持ちしますし、結果的に維持費用の削減に繋がります。
軒天塗装に使用する塗料はたくさん種類があるので、気になることや不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
高品質な軒天塗装や外壁塗装なら小林塗装にお任せください。
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いつも安心、品質本位の塗装工事を行っています。
軒天など塗装工事の調査と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装の際には、軒天の劣化を定期的にチェックしましょう」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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