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外壁刷毛塗装の特徴・メリット・デメリット

外壁塗装の仕上がりを大きく左右する塗装方法のひとつに、昔から多くの職人に愛されてきた「刷毛塗り」があります。
ローラーや吹付けとはまた違った温かみがあり、細かな部分もきれいに塗り分けられるため、「丁寧に仕上げたい」とお考えのお客様からも関心を持たれることが多い工法です。

今回はそんな刷毛塗りについて、名古屋の塗装店・小林塗装が、特徴やメリット・デメリット、そして実際の施工で気をつけるポイントまで、できるだけやさしく、ゆっくり読み進められるようにまとめてみました。

「刷毛で塗るとどんな仕上がりになるの?」「丁寧さって本当に違うの?」など、外壁塗装をご検討中のお客様にも役立つ内容になっています。 塗装の世界の“ちょっと奥深い話”として、ぜひお茶を飲みながら気軽に読んでみてくださいね。

「刷毛塗装」とは、その名の通り、さまざまな大きさや形状の刷毛を使って塗料を丁寧に伸ばしていく、日本の塗装文化を長く支えてきた伝統的な工法です。 現在ではローラーやスプレーガン(吹付け機)が普及していますが、外壁塗装の歴史を振り返ると、この「刷毛による手仕事」こそが塗装の原点でした。

刷毛塗りの大きな特長は、なんといっても「小回りのききやすさ」。
細い柱まわりや雨樋、窓枠、幕板の影など、ローラーでは入りにくい細部も、刷毛ならスッと塗料を届けることができます。職人が手首を軽く返すだけで細やかな塗り分けができるため、「細部の仕上がりが美しい」という理由で、根強い人気を持つ工法です。

反対に、広い壁面を均一に塗るのは不向きです。 ローラーのように一度に塗れる面積が限られるため、現在の外壁塗装では、広い面=ローラー、細部=刷毛といった施工が一般的になっています。

ただし刷毛塗りは、ローラー塗りや吹付け塗装に比べて「経験」と「手さばき」が仕上がりを大きく左右します。 塗料の含ませ方、筆圧、角度、乾き具合の見極め…どれか一つがズレてもムラにつながってしまうため、まさに職人の腕が試される工法と言えます。

今ではローラーが主流となり、塗装の効率や均一性は大きく向上しました。しかし、ローラーが普及する以前――およそ50年以上前の外壁塗装は、刷毛と吹付け機だけが頼りでした。 外壁一面を人の手で、何度も何度も往復させながら塗り重ねていく作業は、想像するだけでも大変だったことが分かります。

そう考えると、現代の刷毛塗りは「技術の継承」としての意味も大きく、塗装文化の歴史にしっかりと根を下ろした工法といえます。 最新のローラーと昔ながらの刷毛、それぞれの良さを活かしながら使い分ける現在の外壁塗装は、まさに「歴史と進化の融合」です。

2. 刷毛塗りが主流だった昭和の塗装現場

いまでは外壁塗装といえば「ローラー仕上げ」が主流ですが、昭和30〜40年代頃の塗装現場は、まったく異なる風景が広がっていました。 当時の外壁工事の中心は、なんといっても“刷毛”。 しかも、現在のような化繊混毛ではなく、豚毛や馬毛などの天然毛が中心で、塗料の種類もニス・油性ペンキ・強溶剤といったものが主役でした。

昭和の職人たちは、建物の外壁を塗る時も、付帯部を塗る時も、作業道具の大半が刷毛。 朝の早い時間から、刷毛を手桶(塗料バケツ)につけ、たらし板の上で毛先を整え、大きな面も細かい部分も、すべて“手の動き”だけで仕上げていったのです。

当時の写真を見ると分かるように、外壁ひとつ塗るのに数日、場合によっては1週間以上かかることも珍しくありませんでした。 ローラーが生まれる前の時代は、「広い面も細部も、すべて刷毛で勝負」という、まさに体力と技術の世界。 塗料の粘度も今より重く、臭いも強いため、炎天下や寒風の中、黙々と塗り重ねた職人たちの苦労は、現代の感覚では想像がつかないほどです。

ただ、そんな昔の現場には“良い意味での丁寧さ”が息づいていました。 刷毛の動き一つで仕上がりが変わるため、職人はみな、塗料の伸び方・乾燥具合・下地の吸い込み具合を細かく観察し、状況に合わせて塗り方を変える――そういった“塗膜を読む力”が自然と身についたと言われています。

ローラーやスプレーガンが一般化したいまでも、塗装の世界では、「刷毛あってこそ職人」と言われるほど、刷毛塗りの技術は大切な基礎。 昭和の現場で培われた経験は、現代の職人にも脈々と受け継がれています。

 刷毛塗装のメリット

  • ・ 狭い場所や細かい塗装作業に最適

  • ・ 塗膜の膨れなど塗膜欠陥が少ない

  • ・ タッチアップなどの部分的な補修塗装にも向いている

 刷毛塗装のデメリット

  • ・ 面積の広い部分の塗装に時間が掛かる

  • ・ 塗装の仕上がり感が職人の技量に大きく左右される

2. 刷毛塗りとローラー塗装の違い

刷毛塗りとローラー塗装の違い イメージ

一般的に、刷毛塗りはローラー塗りと比較して、最大の違いはローラー塗装特有のローラーマークが発生しないので、塗膜表面の仕上がり感が滑らかです。

さらに刷毛塗りは、刷毛自体の弾力性を利用して塗り付ける為、塗料と下地の間にせん断応力が作用して、塗料と下地との密着が良くなって、ピンホール(巣穴)などの塗膜欠陥の発生が少ないなどといった刷毛塗りでしかない優れた特徴があります。

この様な理由から、外部の空気と遮断させることが目的の防食塗装では、ローラー塗りのみの作業はおすすめできません。

そのため、防食性が求められる土木構造物の塗装では、被塗面に塗料を配る(塗り付ける)作業にローラーを使用したとしても、刷毛塗りで仕上げることが求められています。


3. 平面部分(垂直面)の刷毛塗り手順

1. 塗り付け
刷毛に塗料が垂れない程度含ませ、上から下に向って、縦に間隔で塗り付けます。
塗料を乗せる感覚で塗ります。

2. 配り
塗り付けた塗料を、横方向、若しくは斜め方向に上から下に向って(アルファベットのZを連続して書く様な感覚)、塗り広げます。

3. むら切り
全面に上から下に、下から上に刷毛を動かし、均一な膜厚になる様、ムラがない様塗ると共に刷毛すじや塗り継ぎ部分が目立たない様に仕上げます。

4. 枕を切る
最後に上部と下部の薄膜部分に対し、刷毛を横に通して仕上げます。

刷毛塗装 イメージ

上記の動きを横方向に移動しながら繰り返します。
横方向が塗り終わったら、次いで下の列を同様の方法で塗る事で、平面の塗装が完了します。

ちなみに下塗り塗料の塗装後に、中塗り塗料、上塗り塗料を塗る際には、それぞれの層の塗り継ぎ部分(LAP)が重ならない様に工夫します。

なお、塗装方法によって塗り継ぎ部分は多少異なり、スプレー塗りではパターンの重なりと膜厚の均一化を図るためには、1/3以上の重なり部分が必要です。



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外壁塗装を刷毛でキレイに仕上げたいお客様は、塗装工事の専門店小林塗装へお任せください。
当店では、塗装部分に合った最適な刷毛塗り仕上げを行っています。
刷毛仕上げの塗装工事を検討中のお客様は、小林塗装へお気軽に相談ください。



小林塗装 店主 小林ゆず

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコンテンツ作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けてます。

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