店舗の木部塗装工事について
外壁塗装や屋根塗装といえば、戸建て住宅やアパート・マンションを思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし塗装工事の現場は住宅だけに限らず、実は飲食店・雑貨店・衣料品店といった店舗の塗装工事も非常に多く依頼をいただいています。
なぜなら、お店の「顔」となる外観や内装が第一印象を大きく左右するため、塗装の仕上がり一つで集客やイメージがガラリと変わることも少なくないからです。
特に店舗の塗装工事では、外壁や鉄部だけでなく、カウンター・扉・柱・軒天などに使われる木部塗装の仕上がりが重要です。
木の風合いを活かしつつ耐久性を高めることで、温かみのある雰囲気を長く保てるかどうかが決まります。
今回はそんな「店舗の木部塗装工事」について、名古屋の塗装店 小林塗装が専門的な視点から、分かりやすくお伝えします。
これから店舗の塗り替えやリニューアルを検討中のオーナー様は、ぜひ参考にしてください。
1. 店舗の塗装工事と木部塗装について
一口に「店舗」といっても、その形態は本当に多種多様です。
雑貨店・飲食店・衣料品店をはじめ、スーパーやデパート、ショッピングモールといった大型商業施設まで、幅広い業種や規模があります。
こうしたお客様が訪れる空間に関わるすべての塗装工事を総称して、業界では「店舗 塗装」と呼んでいます。
店舗の塗装工事とひとことで言っても、施工内容は業態やデザインによって大きく変わります。
例えば大型商業施設では、天井・壁面・サッシ枠の塗装が中心となることが多いのに対し、カフェやレストラン、居酒屋、雑貨店といった比較的小規模で個性を重視した店舗では、むしろ塗装する部分が格段に多く、しかもデザイン性が強く求められます。
とりわけ、木部塗装は店舗内装における重要な要素となり、オーナー様が最もこだわるポイントのひとつです。
飲食店や雑貨店で塗装工事が頻繁に行われる理由は、お店の雰囲気に合わせて「木材」や「土壁」など自然素材を多用した内装が選ばれるケースが多いからです。
木部塗装は、壁や天井のフラットな面を塗る作業に比べると、実に2倍以上の手間が掛かることも珍しくありません。
なぜなら木目を活かした仕上げや耐久性を持たせる工夫が必要で、単に色を塗るだけではなく、span class=”ftw-b”>「素材の良さを最大限に引き出す塗装」
実際におしゃれなカフェや雑貨屋さんに入った際、カウンターやテーブル、椅子、柱、建具などが自然な木の質感を残したまま塗装されているのに気付かれた方も多いのではないでしょうか。
これは、木材特有の温もりやナチュラル感を損なわずに保護するため、職人が丁寧に木部塗装を施しているからこそ生まれる空気感です。
まさに木部塗装は、店舗の雰囲気や世界観を左右する「仕立ての要」であり、デザイン性と実用性を兼ね備えた塗装技術が必要とされる分野です。
2. 店舗の木部塗装に使われる塗料の種類とメンテナンスの重要性
店舗の内装や外装に欠かせない木部塗装ですが、その仕上がりや耐久性を大きく左右するのが「使用する塗料の種類」です。
一般的に木部に使われる塗料は、大きく分けて「浸透型塗料」と「造膜型塗料」の2種類があります。
浸透型塗料は、木の繊維に浸透して内部から保護するタイプです。
木材本来の質感や木目を生かした仕上がりが特徴で、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。
ただし表面に厚い塗膜を作らないため、紫外線や風雨に曝される部分では色あせが早く、定期的な塗り替えメンテナンスが必要になります。
店舗のカウンターや柱など「木の風合いを残したい部分」におすすめです。
一方で、造膜型塗料は、木材の表面に塗膜を形成して外部から保護するタイプです。
塗膜がしっかりとバリアを張ることで、汚れや傷、紫外線の影響を受けにくくなるため、耐久性が優れています。
塗り替えサイクルも長く取れるのがメリットですが、その分木目は隠れてしまい、仕上がりはやや人工的・モダンなイメージになります。
耐久性を重視したい外部の木部や、頻繁に水や汚れがつく場所に適しています。
いずれの塗料もメリット・デメリットがあるため、店舗のデザインコンセプトや使用環境に応じて選ぶことが大切です。
例えば「自然な木の温もりをお客様に感じてもらいたい店舗」では浸透型を、「日々の清掃性や耐久性を優先したい店舗」では造膜型を選ぶといった考え方です。
そして忘れてはならないのが、木部塗装のメンテナンスです。
木は呼吸する素材であり、湿度や紫外線の影響を受けやすいため、放置すれば反りや割れ、変色が進行してしまいます。
適切な時期に塗り替えを行うことで、美観を長持ちさせるだけでなく、木材そのものの寿命も延ばすことができます。
特に店舗は「お客様の目に触れる空間」であるため、定期的なメンテナンスを心がけることで清潔感を維持できます。
2. 店舗の木部塗装 着色ステイン(浸透型塗料)仕上げとは?
店舗のカウンターやテーブル、椅子などに多く使われている木部塗装の仕上げ方法のひとつが「着色ステイン仕上げ」です。
この方法は、塗料を表面に膜として残す「造膜型塗料」とは異なり、木材の内部にまで染料を染み込ませることで、木目や素材感をそのまま生かすことができる塗装技法です。
店舗の雰囲気づくりにおいて「ナチュラルで温かみのある仕上がり」を求めるオーナー様に特に選ばれています。
作業の流れとしては、まず木部の下地処理から始まります。
サンドペーパーで木目の毛羽立ちや節部分を丁寧に研磨し、表面をなめらかに整えます。
この「下地調整」をおろそかにすると、ステインの浸透ムラや仕上がりの色ムラにつながってしまうため、職人の技術と根気が必要です。
その後、着色用のステイン(浸透型塗料)を木目に沿って均一に塗布していきます。
ステインを塗布した後は、すぐに乾燥させるのではなく、「半乾き」の絶妙なタイミングでウエス(布)を用いて余分な塗料を拭き取ります。
こうすることで、木材にしっかりと染み込んだ部分は色が残り、表面に浮いている余分な染料だけが取り除かれます。
その結果、木目が際立ち、自然な風合いと深みのある色合いが調和した美しい仕上がりになるのです。
この「着色ステイン仕上げ」は、単に色を付けるだけでなく、木材そのものの表情を引き立てながら耐久性を高める効果もあります。
例えば、カフェやレストランではカウンターやテーブルに用いることで、お客様に「木の温もり」を感じてもらえる空間の演出ができますし、雑貨店などでは什器や棚をナチュラルに仕上げることで商品の魅力を引き立てる効果も期待できます。
なお、着色ステイン仕上げは美観を保つために定期的なメンテナンスが欠かせません。
塗料が木に浸透している分、表面の塗膜で守る造膜型塗料に比べて耐候性はやや劣ります。
しかし、適切な周期で再塗装や上塗りクリア仕上げを行えば、木材の寿命を延ばし、店舗の印象を長く美しく保つことができます。
つまり、「木目を生かす美観」と「実用的な保護性能」を両立できるのが、店舗における着色ステイン仕上げの最大の魅力です。
木部エクステリア塗装を検討のお客様へ
3. 店舗の木部塗装 着色クリヤー(造膜型塗料)仕上げとは?
店舗の木部塗装において、「着色クリヤー仕上げ」は非常にポピュラーかつ高級感のある塗装方法です。
これは、浸透型の着色ステインで木材に色を与えた後、そのままでは摩耗や汚れで色が落ちやすいため、透明のクリヤー塗料(ウレタンクリヤーやラッカーなどの造膜型塗料)で表面を保護する仕上げ方法です。
一言でいえば、「木目を生かしながらも、しっかりと強靭な保護膜を形成する」ための木部塗装の王道仕上げといえます。
工程としてはまず、ステインで木材に着色した後、サンディングシーラーという下塗り材を塗布します。
サンディングシーラーには、木材の表面にある小さな凹凸を埋め、仕上げのクリヤー塗料がムラなくのるようにする下地調整効果があります。
また、木材への過度な吸い込みを防ぐ役割も担い、最終的な塗膜の透明感や均一性を大きく左右します。
サンディングシーラーが乾燥したら、ペーパーがけを丁寧に行います。
この研磨工程によって、シーラーの余分な成分を削ぎ落とし、表面をなめらかに整えるのです。
この時点での木材表面は驚くほどつるつるに仕上がり、次のウレタンクリヤー塗装が完璧にのる「キャンバス」が完成します。
この下地処理を怠ると、後の仕上げが曇ったり、艶感にムラが出てしまうため、職人にとっては見えない部分ほど気を遣う作業です。
次に仕上げのウレタンクリヤー塗装を施します。
ウレタンクリヤーは透明度が非常に高く、しかも強靭な造膜性能を持っているため、傷や摩耗に強く、店舗のカウンターやテーブル、什器など日常的に使用頻度の高い部位に最適です。
塗装方法としては、ローラーを使うと気泡やローラーマークが出やすいため、基本的には「ニス刷毛」での手塗り、あるいは「カップガン」でのスプレー工法が採用されます。
特にテーブル天板のように滑らかさと光沢が求められる部位では、スプレー工法によるラッカーやウレタンのクリヤー塗装が効果的です。
この仕上げによって、木材本来の木目や色合いはそのままに、ガラスのような透明感と耐久性を兼ね備えた塗装面が実現します。
店舗に来店されたお客様がカウンターに触れたとき、さらりとした感触と美しい艶感を感じ取れるのは、この着色クリヤー仕上げならではの魅力です。
また、浸透型のステイン仕上げに比べ、造膜型であるため汚れや水分に強く、日常のメンテナンス性にも優れています。
まさに「見た目の美しさ」と「実用的な強さ」を両立させた、店舗 木部塗装のハイグレード仕上げといえます。
店舗の木部塗装において「着色クリヤー仕上げ」を選択する場合、仕上がりの美しさを決定づけるのは職人の手仕事です。
特に木枠や細かな装飾部分、入り組んだ隅の箇所などはローラーやスプレーでは到底対応できないため、隅切り刷毛を使用して繊細に塗装を行います。
この隅切り刷毛は、文字通り端部や狭小部分のために作られた専用刷毛であり、木部の凹凸や細部の形状に合わせてクリヤー塗料を丁寧に乗せることができます。
ただし、この刷毛塗りによるクリヤー仕上げは決して簡単な作業ではありません。
スプレー工法と違って、職人の筆運び一つで艶の均一性や透明感が大きく変わってしまうからです。
経験の浅い施工者が作業すると、どうしても艶ムラ・刷毛ムラ・塗り継ぎムラが発生し、場合によっては店舗の雰囲気を損なう取り返しのつかない仕上がりになってしまうこともあります。
だからこそ、木部塗装におけるクリヤー仕上げは、熟練の職人による確かな技術が不可欠なのです。
また、塗装が完了したからといって、そのままでは本当の意味での完成ではありません。
仕上げの工程として、粒子の非常に細かい仕上げ用ペーパーや専用ポリッシャーでの研磨作業が行われます。
この仕上げ研磨によって塗装面の微細な凹凸が整えられ、艶の深みや滑らかな手触り感が一層高まります。
特に店舗のカウンターやテーブルなど、来店されるお客様が直接手で触れる部分においては、この最終仕上げの有無が「高級感」と「心地よさ」を左右する重要な要素となります。
つまり、着色クリヤー仕上げとは、単に透明な塗膜を乗せるだけの作業ではなく、隅切り刷毛による薄く精緻な塗布・均一な艶出し・仕上げ研磨による質感向上という複数の専門技術が融合した高度な施工方法です。
この「ひと手間」を丁寧に積み重ねることで、木部本来の風合いを最大限に引き出し、店舗の内装を長期間美しく保つことが可能となります。
店舗 木部塗装のクオリティは、こうした見えない細部への徹底したこだわりによって決まります。
店舗の木部塗装で「着色クリヤー仕上げ」を採用する場合、仕上がりを大きく左右するのは施工方法です。
特に細かな木枠や装飾部、入り組んだ箇所はローラーやスプレーでは十分に対応できないため、隅切り刷毛を用いた職人の手塗りが欠かせません。
刷毛仕上げは、木目に沿って塗料を均一にのせることができ、繊細な艶感や木材の質感を活かすのに適しています。
一方で、スプレー仕上げは短時間で広い面積を均一に塗布できるのが特長です。
テーブルの天板や什器などフラットで広い面を持つ木部には、ラッカーやウレタンクリヤーをスプレーで吹き付けることでガラスのような透明感と美しい光沢を得ることができます。
しかし、スプレー仕上げは飛散が多いため養生範囲が広がって、店舗の営業環境や施工現場の条件によっては不向きな場合もあります。
また、スプレーでは細部の入り隅や複雑な形状に対応しにくいため、結局刷毛との併用作業が必要になることも少なくありません。
刷毛仕上げのメリットとデメリット
メリットとしては、
・細かい部分や装飾的な木部にも対応できる
・塗料の含浸や仕上げの艶を職人の調整でコントロールしやすい
・木材本来の表情を活かした温かみのある仕上がりになる
という点が挙げられます。特に飲食店や雑貨店のように「木の質感を残したい」という要望には、刷毛仕上げが最適です。
逆にデメリットとしては、
・スプレーに比べて作業時間が掛かる
・職人の技量によって艶ムラや塗り継ぎムラが出やすい
・仕上がり品質が高度な技術に大きく依存する
といった点があります。つまり、刷毛仕上げは「誰が塗るか」によって完成度が大きく左右される工法なのです。
まとめると、スプレー仕上げはスピードと均一性、刷毛仕上げは繊細さと手仕事による表現力が強みです。
店舗木部塗装では、施工箇所の形状・求める仕上がり・メンテナンス性を考慮し、両者を適切に使い分けることが最良の結果につながります。
「店舗の雰囲気を壊さず、木の温もりを最大限に引き出す」ためには、クリヤー仕上げの工法選びも非常に重要なポイントとなります。
店舗 木部塗装のことなら「塗装工事のプロ」小林塗装にお任せください
名古屋市周辺で店舗 木部塗装を検討中のお客様は、ぜひ「外壁塗装・店舗塗装のプロ」小林塗装に安心してお任せください。
当店では、外壁塗装や屋根塗装と同じように、店舗のカウンター・扉・柱・什器といった木部の一つひとつに職人の手間を惜しまず、素材の風合いを生かしながら長持ちさせる塗装を施工しています。
「浸透型塗料で木の温もりを残したい」「造膜型塗料で耐久性を高めたい」といったご要望にも柔軟に対応して、お店の雰囲気やブランドイメージに合わせた最適なプランを提案します。
さらに、施工後のメンテナンスや点検も大切にしており、塗って終わりではなく、塗った後も安心してお使いいただける店舗塗装を心掛けています。
店舗は「お客様に見られる場所」であるからこそ、清潔感や上質さを長く保つことが重要です。
木部塗装の美しさと耐久性をしっかり両立させたいオーナー様は、どうぞお気軽に相談ください。
名古屋での店舗 塗装工事なら、経験と実績を積み重ねた小林塗装が全力でサポートします。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「店舗の木部塗装工事について」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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