外壁モルタル　シーリング工事とは？　名古屋　小林塗装

3.　外壁用モルタル補修に適したシーリング材の種類

外壁補修に使われるシーリングの材質も色々種類があります。
外壁モルタルのシーリング工事では、主にアクリル系シーリング材、シリコン系シーリング材、ノンブリードウレタン系シーリング材、変成シリコン系シーリング材といった4種類のシーリング材が使われています。
最近、外壁塗装工事で使われるシーリング材の種類は、ノンブリードウレタン系シーリング材、変成シリコン系シーリング材が多く使われています。
これらのシーリング材は、耐候性が優れており、充填したシーリングの上から塗料を塗る事ができます。
それ以外のシリコン系シーリング材は、塗料がシリコンの上で弾いてしまうので、塗装工事ではほとんど使われません。

しかし、電気屋さんや設備屋さんは、安価で耐候性、耐水性、耐熱性が優れるシリコン系シーリング材を頻繁に使用しています。
塗装工事を行う前に、他の業者さんが作業して外壁部分などにシリコン系のシーリング材をべったり塗ってある塗装工事を行う際、苦労します。
（特に外壁モルタルの仕上げ材が凸凹の吹付タイルやざらざらの吹き付けリシンは、シーリングを剥がすのが大変です。）
それはなぜかと言いますと、先ほどお伝えしたシリコン系シーリング材が塗装面に付いていると、塗料を塗ってもしっかり密着しないので、すぐ剥がれてしまうからです。
そういったひどい施工トラブルが起こらない様に塗装面に付いているシリコンのシーリングをキレイに取り除いたり、塗料がキレイに塗れる様、専用プライマーを塗ったりしなくてはいけない事になってしまうので、本当に大変です。
ちなみに、もしお客様がDIYでシーリング工事をされる場合は、後々の事まで考えて、できるだけシリコン製のシーリングは使わない方が良いかと思います。
（塗装がのりやすい、変成シリコン系のシーリング材を使って下さい。）

また、アクリル系シーリング材は、他のシーリング材に比べて耐候性が低いため、現在の外壁塗装工事ではほとんど使われる事はなく、内装工事で使われる程度です。

4.　外壁用モルタル補修用　各種シーリング材の期待耐用年数

ちなみに各種シーリング材の期待耐用年数は

• アクリル系シーリング材＝5～6年


• ウレタン系シーリング材＝8年～10年


• 変成シリコン系シーリング材＝13年～16年


• 超耐候ノンブリードウレタンシーリング材＝20年以上