塗装工事の高圧洗浄作業とは?|名古屋 小林塗装

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高圧洗浄,塗装工事 高圧洗浄,塗装工事

塗装工事の高圧洗浄作業について

塗装工事に関連する高圧洗浄作業は、外壁や屋根の塗装する部分に対し、高圧洗浄機を使って、外壁や屋根などに堆積、付着している、チョーキング、砂塵、汚れ、苔、藻、カビなどをキレイに洗い流す作業のことです。

もしも外壁や屋根など汚れが付着したまま塗装をすると、塗装面と塗料がしっかりと密着しないので、塗装後に塗膜のひび割れ、膨れ、剥がれなどと言った重大な品質トラブルの原因になったりする場合もあります。

ですから、高圧洗浄は、塗装を長持ちさせる上で、とても重要な下準備作業と言えます。

今回はそんな高圧洗浄作業について、「名古屋の塗装店」小林塗装が塗装工事を検討しているお客様に詳しくお伝えします。

このコラム「塗装工事 高圧洗浄作業について」で分かること

1. 塗装工事に使われる高圧洗浄機とは?

塗装工事に使われる高圧洗浄機とは? イメージ

高圧洗浄機とは高圧で水を噴射し、水の勢いだけで汚れを取れるようにした洗浄機のことです。
高圧洗浄機は「パスカルの原理」を応用して高圧の水をノズルから射出されます。

これは、密閉容器の一部に加わった圧力が、容器内の液体全体に均等に伝わるというものです。
具体的には、水の入った容器に対して一部に力を加えると、その力が容器の中の水すべてに加わるという原理です。

容器の中で高い圧力をかけられた水は、耐圧ホースの中を通って、トリガーガンや噴射ノズルから射出されます。

水に圧力を加えるのには、ポンプが使われます。
ポンプの駆動は電動モーターやガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどが使われています。

高圧洗浄機の防音対策では、周辺環境を考慮してポンプやモーターなど騒音の原因となる部分をカバーで覆い、防音マフラーや吸水部分にゴムパッドや振動吸収材を使用して、さらにガン洗浄をしない時は、エンジン回転が自動で下がるスローダウン機能によって動作音を極限まで低減させています。

2. 塗装工事でよく使われる高圧洗浄機メーカー

塗装工事でよく使われる高圧洗浄機メーカー イメージ

塗装工事でよく使われる高圧洗浄機メーカーと最近の人気機種をお伝えします。

精和産業
1971年(昭和46年)に設立された塗装機、高圧洗浄機、コンプレッサー、廃溶剤再生機の製造販売を行っているメーカーです。
開放型高圧洗浄機 「JC-1513GO」、防音型高圧洗浄機 「JC-1513SLN+」などが人気機種です。

フルテック
1982年(昭和57年)に設立された塗装機器及び高圧洗浄機の開発、製造を行っているメーカーです。
開放型高圧洗浄機 「JA160L」防音型高圧洗浄機 「GB160」が人気です。

ワグナー
ワグナーは、ドイツの塗装機メーカーで高圧洗浄機も取り扱っています。
防音型高圧洗浄機 「WZ13-150ECO N」が人気です。

ケルヒャー
ドイツの世界最大手の清掃機器メーカーです。高圧洗浄機をはじめ、床洗浄機、スイーパー、乾湿両用クリーナー、スチームクリーナーなど様々な清掃機器を扱っています。

マキタ
パワフルな洗浄力で汎用性が高いのが特徴です。
バッテリー搭載の充電式モデルも電源式と同等レベルの洗浄力を持つのを謳っているのは、エネルギー効率のよいリチウムバッテリーを開発したマキタならではです。そのなかでもマキタ18ボルト充電式洗浄機「MHW180Z」、「MHW001Z」などが人気です。

大塚刷毛
塗装用刷毛やローラー、塗装用機器・用具用品、オートボディ商品、工業塗装設備などを製造・販売する専門商社です。
防音小型洗浄機「MTウォッシャーマン」を販売しています。
MTウォッシャーマンは、三菱製エンジンと三菱防音純正マフラー搭載した国産防音型圧力15MPaクラス最軽量43.0Kgの高性能洗浄機です。

3. 塗装工事で使われる高圧洗浄機の選び方

塗装工事に使われる高圧洗浄機を選択する際には、騒音レベル、吐出圧力と吐出水量、給水方法、持ち運びのしやすさ、取り扱いのしやすさなどを考慮して選択する必要があります。

1. 騒音レベル

使用環境に応じた騒音レベルのものを選択します。
掃除機の騒音レベルが約80dBと言われているので、住宅地域で使用する場合は 、エンジン音が80dB以下の高圧洗浄機がおすすめです。

2. 吐出圧力と吐出水量

使用用途に応じた吐出圧力と吐出水量のものを選択します。
吐出圧力は、洗浄対象が軽い汚れであれば5~9MPa、頑固な汚れの場合には10~14MPa、モルタル、コンクリート、サイディング、金属サイディングなど外壁の洗浄の場合には15MPa以上が適しています。

吐出水量は1分間に噴射する水の量のことです。
洗浄面積が広い場合は、吐出水量が多い方が良いです。

3. 給水方法

給水方法には、水道直結方式とタンク式があります。
高圧洗浄中、安定した水量を得るためには水道を確保できるようでしたら、水道直結方式がおすすめです。

4. 持ち運びのしやすさ

ポータブル式の高圧洗浄機では、機械の重量の他、キャスター付きや手押しバー付きのものを選ぶことをおすすめします。

5. 洗浄ガンやスプレーノズルの形状や取り扱いのしやすさ

高圧水を洗浄物に向けて噴射する際には、ある程度の反動があります。
実際の使用用途や吐出圧力を考えて、適切な大きさと形状のトリガーガン、スプレーノズル、トルネードノズル、ターボノズルを選択する必要があります。

4. 塗装工事の高圧洗浄 水圧・洗浄グレードについて

塗装工事の高圧洗浄 水圧グレードについて イメージ

各種素地の高圧洗浄に適した水圧・洗浄のグレードについてお伝えします。

高圧洗浄10~12mpa(メガパスカル)

10~12mpa(メガパスカル)での高圧洗浄は、強度の低いスレート屋根、セメント瓦やモニエル瓦を洗浄する際に適した水圧です。

そんなに水圧が高くないので、汚水の飛散も少なくて済みます。
このくらい水圧は、散水作業や道路の洗浄作業にも適しています。

高圧洗浄13~15mpa(メガパスカル)

13~15mpa(メガパスカル)での高圧洗浄は、家庭用高圧洗浄機の約2倍から、2.5倍の高水圧です。

健全なカラーベスト、窯業サイディング、モルタル壁、トタン壁などのチョーキング、カビ、藻などを洗浄する際に適した水圧です。
一般的な塗装工事の高圧洗浄に最も適した水圧と言えます。

高圧洗浄20mpa(メガパスカル)

20mpa(メガパスカル)での高圧洗浄は、汚れ具合がひどい床面、外壁、ブロック塀、擁壁などを洗浄する際に適した水圧です。

このくらいの水圧は、また浮き上がった脆弱な旧塗膜の剥離作業にも適しています。
一般の住宅塗装の高圧洗浄では、あまり使われることはありません。

高圧洗浄30mpa(メガパスカル)

30mpa(メガパスカル)での高圧洗浄は、脆弱なリシン、吹付タイルなどと言った塗膜を剥離するのに適した高水圧です。

また、30mpa(メガパスカル)での高圧洗浄は、コンクリートの目粗し作業にも適しているので、役所物件の改修仕様で指定されている場合もあります。

外装用洗浄剤を使用した高圧洗浄

高圧洗浄は、カビ、苔、藻など既存の塗装面に付着した汚れを洗い流す作業ですが、カビ、藻、苔の種類によっては、高圧洗浄だけでは十分に落ちない場合があります。
こういった場合、外装用の洗剤を混ぜた水を高圧噴射することで、カビ、藻、苔の根まで根こそぎ死滅させる洗浄方法を用います。

カビ、苔、藻など汚れが残ったまま塗装しても、また繁殖してしまうので、カビ、苔、藻などが多く発生している場合は、外装用洗浄剤を使用した高圧洗浄を検討した方が良いかと思います。

なお、外壁用洗浄剤を使用した場合は、水の洗い流しが不十分だと外装用洗浄剤に含まれる界面活性剤が原因で、カビが再発したり、塗料が密着不良したりすることがあるので、キレイに洗浄剤を水で洗い流す必要があります。

トルネード高圧洗浄

塗装工事トルネード高圧洗浄 イメージ

トルネード高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使った洗浄方法の一つで、洗浄ガンの先端ノズル(ターボノズル・トルネードノズル)が回る事で、らせん状に水が噴射され、洗浄幅が広がります。

また、通常のストレートガンを使った高圧洗浄よりも、強い水圧となって噴射されますので、通常落とせなかった汚れを簡単に落とすことができ、1.5倍くらい洗浄するスピードが上がります。
こういったトルネード洗浄は、屋根や床の洗浄に使われることが多いです。

但し、通常のストレートガンによる高圧洗浄よりも、水の勢いが強いので、作業状況によっては塗装下地を傷付けてしまったり、周囲に汚水が飛散したりする可能性もあるので、トルネード洗浄作業の際には注意が必要です。

外壁塗装や屋根塗装の高圧洗浄作業は、通常の高圧洗浄で済ませることが多いのですが、通常よりも汚れがひどい場合は、外装用洗浄剤を使用した高圧洗浄やトルネード高圧洗浄を検討してみても良いかと思います。

この様に塗装を長持ちさせる為には、塗装する前に下地をキレイにしておかないと、いくら優れた性能を持つ塗料を使っても、その性能を十分に発揮することができません。


5. 塗装工事 高圧洗浄の基礎知識

塗装工事 高圧洗浄の基礎知識 イメージ

塗装工事における高圧洗浄の基礎知識を詳しくお伝えします。

高圧洗浄だけでは、対応できない汚れもあります

いくら強い水圧で洗浄するからといっても、高圧洗浄だけで全ての汚れが取れるわけではありません。
その場合は、職人が手作業で薬剤などを使いながら、汚れを擦り落とすなどの作業が必要な場合があります。

塗膜に浮きや剥がれが起きている部分も、高圧洗浄だけで終わらせず、洗浄後に皮スキなどで擦って完全に取り除くことが重要です。
高圧洗浄の後、さらに手作業で徹底的に脆弱な旧塗装をちゃんと除去する業者は、塗装の仕上がりを重視している誠実な業者と言えます。

また、チョーキングが起きて粉が付いている外壁を高圧洗浄しても、乾燥後に粉が若干残っているケースがあります。
これは手抜きということではなく(手抜きの場合もあります)、高圧洗浄では取り除けなかった旧塗膜が粉化したものです。
粉化したものが完全になくなるまで高圧洗浄を続けてしまうと、今度は下地にまで影響を及ぼす可能性があるので、よいタイミングで洗浄をやめる必要があるのです。

高圧洗浄後に粉が残ってしまった外壁に塗料をしっかり外壁に密着させるためには、プライマー、フィラー、シーラーといった密着性を高めるための下地材を塗ります。

漏水しそうなシーリング部分の補修は先に済ませしょう

サイディングボードの窓枠の周りや出窓枠周りに充填されているシーリング材は、紫外線や雨で劣化するとひび割れたり縮んだりすることがあり、そのまま高圧洗浄を当てるとシーリング材を通り抜けて水が室内に浸水してしまう恐れがあります。
ですから、こういった場合は高圧洗浄作業よりも先にシーリング工事を済ませておかなければなりません。

本来の外壁塗装の工程としては、足場設置→高圧洗浄→下地処理→塗装→シーリングが正しい順序ですが、シーリング材が著しく劣化してる場合、本来の順序通りに高圧洗浄を行ってしまうと、高圧洗浄によってさらに建物にダメージを与えることになってしまいます。
そういう場合は、シーリング補修作業を先に行う必要があります。

高圧洗浄作業の際、室内に水が入ってしまう恐れがあります

高圧洗浄の作業は、いつも高水圧で行うわけではありません。
最高出力15MPaが必要という事でしたが、外壁の状態に応じて水圧を調整する必要があります。

高圧洗浄の水圧を調節しなければならない場所には、サッシ周りのシーリング部分、金属系サイディングボードの表面、大きなクラック(ひび割れ)が入っている部分などがあります。

サッシ周りに強力な水圧をかけてしまうと、サッシの隙間から室内に水が入ってしまう恐れがあります。

また外壁にクラックがある部分は、高圧洗浄機の高水圧によって壁に衝撃が加えられ、クラックが大きくなってしまったり、クラックから外壁の内側に水が入って室内の壁紙が濡れてしまったりする可能性があります。

つまり高圧洗浄作業を行っている職人が、建物の構造や不具合をちゃんと把握していない場合、「室内に水が浸入する」というトラブルが発生してしまいます。

こういったトラブルは、室内に入ってきた水を見つけた時点で、すぐ担当者に連絡するようにしましょう。

ちなみに、瓦スレートなどの屋根材や、サイディングボードなどの外壁材というものは、上から当たる雨水を想定して作られてはいますが、下から吹き上げる強い水を想定しては作られていませんので、高圧洗浄の際に下から強い水圧を当てた場合も室内への水の浸入が予想されます。

ですから、外壁や屋根にはどの方向から高圧洗浄水をかけるべきかの方向があるので、それを熟知している職人が建物の状態に合わせて行う必要があります。

高圧洗浄は高度な洗浄技術と洗浄具合の見極めが必要なので、現場経験の少ない職人が行うような簡単な作業ではありません。

薬剤を使ったバイオ高圧洗浄もあります

バイオ洗浄は「外壁や屋根において汚れている原因の多くが、細菌によるもので、それらの汚れをバイオの力で完全に分解して取り除く」という考えの元に開発されました。

外壁や屋根にこびりついたコケ、藻、青カビや黒カビといったカビを完全に取り除くために、薬剤を水に混ぜたバイオ洗浄を取り入れる塗装業者も増えてきました。

塗装工事 バイオ洗浄と高圧洗浄の違い

バイオ洗浄は高圧洗浄中の水全てにバイオ洗剤を混ぜるというものではなく、高圧洗浄をする前に、洗浄する面全体にバイオ洗剤を散布して、細菌を分解した上で、高圧洗浄を行うというものです。

細菌を減らすことが出きるので、洗浄中の外壁の臭いなども抑えられ、洗浄液自体は人体に無害なので近隣の人にも迷惑がかからないという考えです。

あくまでバイオ洗浄用に考えられた薬剤を使用するのであって、車を洗うときなどに使う洗剤を使用するわけではありません。

悪徳業者の中には泡立ちが良い、外壁洗浄に不向きの一般洗剤を使う所もあるので、気を付けましょう。

もしバイオ洗浄を行うのでしたら、どのメーカーのどんな洗剤を使うのかをちゃんと確認し、それがどういう洗剤なのかをしっかりと事前に調べておきましょう。

バイオ洗浄は絶対必要ではありません

バイオ洗浄用の薬剤はローラーやスポンジを使って塗るよう指示しているメーカーもあり、実際にそのようにして薬剤を壁に塗布する業者もいますが、その場合は家全体に薬剤を塗るために工程と作業時間が非常に増えて費用もかかってしまいますので、薬剤の手塗りを提案された場合は、バイオ洗浄は断るようにしましょう。

なぜなら、そうしてまでバイオ洗浄が必要な理由がないからです。

ですから、見積書でバイオ洗浄という単語を見つけたら、「どういう工法で薬剤を外壁に散布するのですか」と質問して確認しましょう。

薬剤は高圧洗浄機を使って散布できるタイプのものを使用し、バイオ洗浄は「そこまで費用や手間がかからないならお願いする」くらいのスタンスにしましょう。

バイオ洗浄にしたとしても単価の相場は100~300円/㎡と変わらないので、もし相場を超えるようであれば、その場合も、バイオ洗浄を断りましょう。

バイオ洗浄を否定する業者もいます

バイオ洗浄はマイナーな洗浄方法なので、「意味がない」「薬剤が残って悪影響」など否定的な見解をしている業者も多く居ます。

しかし、バイオ洗浄用の薬剤を作っているメーカーは、薬剤が残っても悪影響が発生しない、もしくは出づらいものを原料にして作っているはずです。そもそも水でもしっかり乾かさないと錆びやカビ、コケ、藻などが早期に再発生する問題があります。

この点については家の立地や建物の築年数によって結果が異なり、絶対にどちらが良いという答えは出せないため、バイオ洗浄を行うべきかどうかは外壁の汚れの程度で判断しなければなりません。

「バイオ洗浄をしてくれるからこの業者にしよう」などと安易に決めず、業者からバイオ洗浄の必要性やメリット、デメリットをちゃんと説明されて、納得できた際に採用すると良いかと思います。

6. 外壁高圧洗浄の際、高圧洗浄機の水圧が上がらない原因とは?

外壁高圧洗浄の際、高圧洗浄機の水圧が上がらない原因とは? イメージ

高圧洗浄の際、洗浄力が低下する原因は「水圧の低下」が主な原因として考えられます。
そこで高圧洗浄機の水圧が低下する原因をまとめました。

吸水ホースの不具合

その中でます1つ目が「給水の問題」です。

高圧洗浄機に十分な水が供給されていなければ、水圧を高くすることはできません。
ですから、水道から水を供給している場合は、水道の蛇口をもっと開いてください。
また、給水ホースに不具合が生じている可能性があるので、給水ホースが折れ曲がっている、もしくは穴が空いて水漏れしている場合もあるので、給水ホースの状態をしっかり確認しましょう。

エアーが混入している

高圧洗浄機本体や高圧ホース内のどこかに空気が入り込んでいることも水圧が上がらない原因として考えられます。
こういった場合の対処法は、ノズルを装着していない状態で高圧洗浄ガンのトリガーを握って、出てくる水に泡が含まれない状態になるまで放水し続けましょう。
その後、ノズルを再装着して洗浄力を確かめます。

どこかで水漏れを起こしている

水の通り道のどこかで水漏れを起こしていると、高圧洗浄機の水圧が低下してしまいます。
高圧ホースや高圧洗浄機本体をくまなくチェックして、水漏れを起こしているところを見つけ出しましょう。

高圧ホースが水漏れを起こす原因は、洗浄高圧ホースに「撚り=より」が生じて損耗することが考えられます。
なお、高圧カプラーの中には、よりを自動的に解消する「より戻し」の性能があるカプラーがあります。

高圧洗浄ガン、ノズルの不具合

高圧洗浄ガン、ノズルの問題は「ガン先に異物が詰まっている」か「ノズルパーツが損耗している」が考えられます。

もし異物が詰まっている場合は、詰まり解消用のピンか細い針金を使って、ノズル内の詰まりを抜いてください。
ピンを使用したあとに水を流してガン先を洗浄する必要があります。
ノズルのパーツが損耗している場合は、メンテナンスでは問題を解消することができないので新しいノズルに買い替えて交換する必要があります。

もしくは、そもそもノズルの規格が合っていない可能性があります。
ノズルの穴が高圧洗浄機の性能に合ったものでないと、穴が大きすぎても小さすぎても洗浄力は低下します。
ノズルを購入する際にはノズル穴の径にも注意しましょう。

高圧洗浄機本体ポンプの不具合

高圧洗浄機本体のポンプに異物が入り込んでいる場合も水圧が上がりません。
ですから、本体のポンプ内に異物が入り込んだことが分かったら、ただちに高圧洗浄機の使用を中止して、メーカーや販売店に相談してください。
もしそのまま使用し続けると、洗浄力が低いままどころか、高圧洗浄機本体が故障してしまう原因になります。

7. 必見!!一般的な塗装工事 高圧洗浄作業の手順(小林塗装の場合)

必見!!一般的な住宅塗装工事 高圧洗浄作業の手順 イメージ

一般的な住宅塗装 高圧洗浄作業の手順(小林塗装の場合)についてお伝えします。

1. 高圧洗浄を行う前に近隣住民の皆様へのあいさつと周囲の確認を行います。

塗装工事 高圧洗浄を行う前に近隣住民の皆様へのあいさつと周囲の確認 イメージ

まず、事前に近隣住民の皆様へのあいさつや建物周囲の確認を行い、高圧洗浄によって破損や汚損する恐れがある場合は、事前にマスカー、不織布、養生シートなどを使って適切な養生を行います。
特に洗濯物がある場合は注意が必要です。

2. 屋根から高圧洗浄を行います

塗装工事 屋根から高圧洗浄 イメージ

一般的な屋根の洗浄手順は、洗浄ガンと洗浄する屋根面までの距離を30㎝程度に保ち、屋根の頂上から下にゆっくりと洗い流す様にします。
屋根の洗い忘れやカビ、藻などが含まれた汚水の流し忘れが無いようにしっかり2~3回流します。

屋根を洗い終えたら、チョーキングの有無やカビ、コケ、ホコリがしっかりとれているか確認します。
もし汚れが残っている場合は、もう一度高圧洗浄を行ないます。

3. 外壁や付帯部分の高圧洗浄を行います

塗装工事 外壁や付帯部分の高圧洗浄 イメージ

当店の場合、外壁を洗浄する際には、高所で角部分にある破風板や軒樋の洗浄から行います。

次に水圧を落として、軒部分の洗浄を行います。
その際、軒に有孔ボードや軒換気、壁面の電気の引き込み口、TVアンテナのブースター、光ファイバー引き込み口、電話の保安器、ベントキャップ、人感センサーなどがある場合は、予めビニール養生を行ったり、該当部分を避けたりして洗う様にします。

外壁洗浄は、屋根面の洗浄と同様に、外壁面から洗浄ガンを30cm位の距離で保ちながら、チョーキング、カビ、藻、ホコリなどを2~3回ゆっくりと丁寧に洗い流します。
また、外壁を高圧洗浄する際には、サッシなどのホコリも同時に洗い流します。
サッシの網戸を洗う際には、網戸が破損しないように水圧を落として洗う必要があります。

雨戸の洗浄は、いったん雨戸を取り外し、雨戸両面のホコリをきれいに洗い流します。
一通り高圧洗浄が終わりましたら、チョーキングの有無を確認し、壁面にチョーキングが残っている場合は再度洗浄します。
それから、サッシ枠や雨どい、破風板などを拭き掃除を行い、養生や塗装する素地をキレイに整えて高圧洗浄の完了です。

8. 高圧洗浄作業の費用について

塗装工事 高圧洗浄作業の費用について イメージ

高圧洗浄の施工価格はいくら位なのか?各業者によって多少異なってくる部分はあるかと思いますが、住宅塗装における高圧洗浄の作業単価は100円~180円/㎡くらいだと言えます。

作業単価は作業性と汚れ具合によって増減します。

また、外壁塗装の場合は、塗装面積だけでなく、サッシなど開口部分、軒などの面積も合わせた面積が高圧洗浄する面積になります。
一般的な住宅の場合、外壁塗装面積×係数(1.3~1.6)程度になります。

屋根の高圧洗浄の面積は、屋根の形状に合った実際の作業面積となるので、屋根の平面×係数(1.1~1.7)程度になります。

ですから、高圧洗浄する外壁の面積が150㎡と仮定しますと、外壁洗浄価格は15,000円~27,000円程度で、サッシ、軒などを含めてどんなに高くても35,000円で収まるか思います。
最近では、通常の高圧洗浄価格を200円~250円/㎡と見積もってくる業者はあまりいません。
(但し、よっぽど汚れがひどい場合は、その限りではありません。)

また、こういった高圧洗浄作業は、外壁塗装の他の工程と違い、それほど施工価格が高くありませんので、悪質業者でも外壁洗浄で高い費用を見積もる会社は少ないでしょう。
ですから、通常の高圧洗浄で外壁洗浄の作業費用が50,000円を超えるといった、明らかに相場価格よりも高い場合は、業者に見積明細を確認してみたり、悪質な施工業者と判断したりして依頼しない方が無難かと思います。

また、外装用洗浄剤を使った高圧洗浄を行う場合は、多少作業価格が高くなりますが、作業単価は300円/㎡前後で収まると思います。
少ししか施工価格が変わりませんので、もし外壁や屋根にカビ、苔、藻などが著しく多く付着している場合は、外装用洗浄剤を使った高圧洗浄を行った方が場合もあります。

高圧洗浄の水道費用について

塗装工事 高圧洗浄の水道費用 イメージ

高圧洗浄は、多くの水を使い、水を勢いよく噴射させて汚れを落としていきます。
ですから、水道代が掛かります。

こういった高圧洗浄作業の水道代は、基本的にお客様が負担していますので、見積りの中には含まれていません。

大体、一般住宅の高圧洗浄作業で1,500円~2,500円程度掛かります。

9. 塗装工事で高圧洗浄する時間は、一体どのくらい掛かるのか?

塗装工事 屋根や外壁を高圧洗浄する時間は、一体どれくらい掛かりますか イメージ

「住宅の屋根や外壁の高圧洗浄する時間はどれくらいかかるのか?」これは、各施工業者の洗い方による部分もありますが、外壁と屋根の両方を洗浄する場合、半日以上~1日(6~8時間)掛かると思っておいてください。

外壁塗装工事の作業工程の内、1日は高圧洗浄に使うということになるので、お客様の中には、「高圧洗浄って、そんなに時間が掛かるの?」と思う人もいるかもしれません。
25年以上前に外壁塗装や屋根塗装を依頼したことがあるお客様は、もう現役を引退している昔の職人さんに塗装を依頼していることが多いので、高圧洗浄をしていない場合もあるかもしれませんが、現在では高圧洗浄して壁面をキレイにしてから塗装することが基本といえます。

現在でも昔ながらの職人さんの中には、「高圧洗浄なんか必要ないよ。」という人も稀にいますが、塗装の膨れや剥がれなどと言った重大な不具合の原因にもなるので、高圧洗浄は必ず必要な工程と言えます。
1日かけてしっかり高圧洗浄を行なった後は、すぐに次の工程へ移りたいのですが、高圧洗浄の後は、十分乾燥時間をおいてから次の工程へと移る必要があります。

10. 塗装工事の高圧洗浄で注意すべきこと

塗装工事の高圧洗浄で注意すべきこと イメージ

塗装工事の高圧洗浄で注意すべきことについてお伝えします。

塗装工事の高圧洗浄費用「無料サービス」の業者には注意しましょう。

業務用の高圧洗浄機は、家庭用の高圧洗浄機に比べてかなり高額で、25万円~80万円以上するものもあります。

外壁塗装業者側からしてみれば、高圧洗浄機の購入にかかった高額な費用を、工事費用から回収するのが普通です。

しかし、それを無料で行うということは、塗装工事費用、足場費用、下地処理費用など高圧洗浄作業以外の部分に上乗せされていることがほとんどです。

また、高圧洗浄の費用がなぜ無料なのか質問した際、「以前から使っている機械なので、費用はとっくに回収しました」「正直負担になっていますが、今回はサービスで無料にしています」など無料にする理由は何とでも言えますので、いくら費用が少し安くなって嬉しいなどと思ってしまわず、本来かかるはずの高圧洗浄の費用が無料になった経緯を懐疑するようにしましょう。

高圧洗浄の作業時間が非常に短い業者には注意しましょう

高圧洗浄の時間が非常に短く2~3時間ほど家の周りを「サラッッと洗っただけで終わり。」という業者がよくいます。

高圧洗浄というのは業務用の高圧洗浄機を使いながら家全体を洗浄する作業です。

先にお伝えしたように水を使って洗い流すというよりは、非常に高い水圧によって、チョーキングや脆弱な旧塗膜などを洗い流す作業となります。

つまり一回さっと水を流しただけで洗い落とせるわけがありません。
高圧洗浄作業をたった2~3時間で終わらせてしまうような業者だった場合、下地調整作業や塗装作業といった他の塗装工程も手を抜かれてしまう恐れがあります。

洗浄担当者が新人でまだ不慣れ、とかならまだ良いのですが、会社自体のレベルが低い可能性もあります。
一般住宅の高圧洗浄作業は外壁と屋根を合わせると7~8時間くらいかかります。

つまり、外壁塗装を行うはじめの1日は、高圧洗浄のみで終了します。
その後一日乾燥させてから、次の工程に進みます。

見積書に「洗浄一式」と記載して、高圧洗浄費用をごまかす業者には注意しましょう

高圧洗浄をするにしてもきちんと1㎡あたりの施工単価を面積に応じて見積もらないと、家の大きさによって大きな差異が出てしまいます。

中には、きちんと費用を計算したうえで「一式」とまとめて記載している業者もいるかもしれませんが、そのような一式見積りは塗装工事について詳しくない人にとっては、少し不親切だと言えるかもしれません。

最近では、根拠が分かりやすい丁寧な見積りを作る業者も増えてきましたが、依然として「一式」としか記載ない業者は残念な業者も多くいます。

もし業者から渡された見積書に「高圧洗浄一式 ~円」と書かれていた場合は、一式の計算根拠(洗浄する面積はどれくらいで、単価はいくらなのかなど)を明らかにしてもらう必要があります。

「弊社の高圧洗浄の単価は1㎡あたり~円で、洗浄する建物の面積が~㎡だから、単価と面積をかけた結果こういった金額になりました」などと計算の過程を聞くことができれば、その業者の高圧洗浄の費用単価が市場の相場に対してどのくらい高いか、安いかちゃんと判断でき、建物のどこからどこまでを洗浄しようと計画しているのかを伺い知ることができます。

業者からしたら簡単な「一式」という表現ですが、お客様側としては分かりにくいだけなので、詳しく記載してもらいましょう。

11. 塗装工事の高圧洗浄に関する よくある質問

塗装工事の高圧洗浄に関する よくある質問 イメージ

Q1. 雨の日でも、高圧洗浄はしますか?

雨が降っていても、高圧洗浄は作業することはできます。
なぜなら、高圧洗浄は外壁や屋根の汚れやチョーキングした塗膜を洗い流す作業なので、もし雨が降っていても塗装の仕上がりには何ら影響しませんので安心ください。

Q2. 高圧洗浄はどのくらいの頻度で行うべきですか?

一般的には、外壁や屋根の状態にもよりますが、3年から5年に一度の頻度で行うと良いと言われています。
特に汚れが目立ってきたら、早めに洗浄するのがオススメです。

Q3. 高圧洗浄の際、騒音はしますか?

業務用高圧洗浄機のエンジン音、外壁や窓に高圧洗浄水を打ち付ける水の騒音が発生します。

Q4. 高圧洗浄後、すぐに塗装できますか?

高圧洗浄後は、表面が乾燥するまで待つ必要があります。
季節やその日の天候にもよりますが、高圧洗浄から数時~1日程度しっかり乾燥させてから塗装を行うのが理想です。

Q5. 高圧洗浄中 換気扇は付けたままでもよいですか?

換気扇から、高圧洗浄の水が室内に入ってしまうため、必ず換気扇の電源は切ってください。

Q6. 高圧洗浄中の音が気になるのですが、ご近所には大丈夫ですか?

洗浄中はずっと高圧洗浄機を稼働しているため、その間どうしても音が発生してしまいます。 高圧洗浄の音もそれなりに大きいので、予めご近隣の方のご迷惑とならないよう、小林塗装では事前に近隣挨拶をさせていただいています。

12. 塗装工事の高圧洗浄作業について まとめ

高圧洗浄 塗装工事 まとめ イメージ

今回は高圧洗浄作業について説明してきましたが、高圧洗浄で大切な事は、塗料の性能を十分に発揮させるために、塗装する下地をしっかりキレイにすることです。

脆弱な旧塗膜や汚れ、カビ、コケが付いたままでは、どんなに性能が良い塗料で塗装しても、すぐにカビが発生してしまったり、塗装が膨れてきたり、剥がれてきたりするなど大きな不具合が発生してしまい、塗装する意味が全く無くなってしまいます。

塗装する下地をキレイにして、塗料と外壁がしっかり密着する事で塗装に使用した塗料の性能、機能によって建物を長持ちさせることができます。

塗装は下地が命と言われるくらいなので、高圧洗浄の工程はとても大切といえます。

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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