

最高の耐久性を持つ無機塗料の特徴とは?
今回は、『名古屋の塗装店』小林塗装が最高級の建築塗料である無機塗料の特徴とセールスポイントを「名古屋の塗装店小林塗装が詳しくお伝えします。
無機塗料を使った外壁塗装や屋根塗装を検討しているお客様はぜひご覧ください。
- ・無機塗料の機能
- ・無機塗料で外壁塗装をする際の注意点
- ・無機塗料で外壁塗装を検討する際、知っておきたいこと
1. 無機塗料は、極めて優れる耐候性を持っています
外壁塗装で使われる塗料は多くありますが、その中でも現在最高の塗料と言われているのが無機塗料です。
文字通り無機化合物を主材料に使われた塗料です。
一般の方は、無機物と言われてもピンとこないかもしれませんが、ガラスやタイル、レンガ、石などの鉱物を指します。
無機塗料のメリットはいくつかありますが、その中でも極めて優れた耐候性が大きなセールスポイントです。
塗料が劣化してしまう要因の大きな一つは、日光に含まれる紫外線です。
無機物は、紫外線が当たったとしても劣化することがないので、その結果極めて優れた耐候性を生み出しています。
ある有名な塗料メーカーが調査したデータによると、同じ条件で塗膜に紫外線による負荷をかけて、フッ素塗料と比較したところ、フッ素塗料の光沢保持率は約20%だったのに対して、無機塗料の光沢保持率は何と約70%を記録しました。
こういった試験結果から、無機塗料がいかに優れた耐久性を持っているかが分かるかと思います。
フッ素塗料も耐候性に優れた性質を持っているのですが、それを圧倒的に上回る大変優れた耐久性を持っています。
こういった無機塗料の期待耐用年数は20年~25年以上とも言われています。
ですから、無機塗料で1回外壁塗装を行うと当分の間、次の塗装工事を行う必要がなくなります。
メンテナンスフリーで、を外壁塗装の寿命を長期間持たせたいと思っているお客様に無機塗料はおすすめの塗料と言えます。
しかも、以下でお伝えするように、長い耐用年数の他にも様々な優れた機能を持っているので、塗装工事による外壁メンテナンスを極力行わずに建物の長寿命化にも大きく役立ちます。

「無機塗料は最高級塗料」と呼ばれているニャ♪
2. 無機塗料は、耐候性以外にも色々な機能を持っています
無機塗料は耐久性に優れているだけでなく、他にも優れた様々な機能を持ち合わせています。
その中でも注目すべき点が、「超低汚染性」です。
無機塗料の主成分である無機材は、ガラスやタイルと同じような原料が使われています。
ガラスやタイルをイメージしてみると、汚れがなかなか付着しないかと思います。
もし塗装に汚れが付着しても水に流せば、簡単に洗い流すことができます。
この極めて優れた親水性によって、いつまでもキレイな状態を維持することができます。
なお、もともと無機塗料の場合、静電気が起こりにくい性質も持っています。
ですから、ホコリをはじめとした汚れを寄せ付けない性質を持っているので、いつまでもきれいな外観を維持できる訳です。
また、塗りたての色を長く維持するという意味では、変色や退色しにくい性質にも注目する必要があります。
無機塗料の主成分である無機化合物は、紫外線による加水分解や酸化による塗膜の劣化が起こりにくい性質を持っています。
この為、無機塗料で塗装すると塗装した当時の色合いを長時間経過しても、ずっと維持することができます。
ですから、長く見た目のきれいな外観をキープしたいのでしたら、無機塗料の使用も検討してみると良いかと思います。
無機塗料は、その他にも難燃性が優れている点も着目しておきたい大きなポイントです。
なぜなら無機塗料の主成分の無機材は鉱物なので、有機化合物と比較すると、燃えにくい性質を持っています。
ちなみに、「無機塗料は、ケイ素など硬い鉱物が主成分なので、塗装がひび割れしやすいのでは?」と思っている方も多くいるかと思いますが、最近の無機塗料は、ひび割れの起こりにくいクラック追従性(微弾性)を持つ有機化合物が添加された「無機有機複合塗料」と呼ばれる外壁塗料も多くあります。
このような無機有機複合塗料を使って、外壁塗装の施工することによって、外壁のひび割れ発生に対するリスクも最小限に抑えることができます。
3. 無機塗料で外壁塗装を依頼する際、注意すべきこと
このように大変優れた性質を持っている無機塗料ですが、塗装業者の知識や技術によっては、せっかくの優れた機能も十分発揮できない可能性があります。
ですから、無機塗料で外壁塗装する場合、業者の選定を慎重に行う必要があります。
先程もお伝えした様に、無機塗料は耐久性が極めて優れている塗料ですが、塗装技術の低い業者に依頼してしまうと、無機塗装を行って数年で塗装そのものが剝がれたたり、割れたりすることがあります。
ですから、丁寧で慎重に塗装を行ってくれる業者かどうか見極めることがとても大切です。
まず、高圧洗浄を行い、外壁に付いているホコリ汚れ、カビ、コケ、藻などをしっかり洗い流し、外壁材の傷み具合に合った適切な外壁補修を行った上で下塗り、中塗り、上塗りとすべての工程を手を抜かず行う誠実な施工業者を見つけることが大切です。
無機塗料の外壁塗装施工業者を探すにあたっては、無機塗料の実績の多い業者をピックアップすると良いかと思います。
なぜなら、無機塗料の施工実績が多ければ、無機塗料の性質を理解し、なおかつ高い塗装技術を持っているはずですから、安心して依頼することができかと思います。
こういった業者の場合、ホームページに施工実績が掲載されていることが多いので、そうした点も参考にして、しっかり判断するようにしましょう。
しかし、多くの施工実績のある塗装業者でも、塗装の不具合が起きる可能性もゼロではないので、そういった場合の品質保証などアフターフォローが充実しているかもしっかりチェックしておきたい点です。
ですから、塗装工事を行ってから一定期間の品質保証をしている業者を選ぶ必要があります。
無機塗料を使った塗装工事を検討しているお客様は、こういった点を十分理解して、お客様が信頼できる業者に工事を依頼することをおすすめします。
4. 無機塗料の予備知識 100%無機の無機塗料は絶対にありません!!
上記の話をさらに掘り下げてお伝えします。
「ガラスや石と同じ無機の塗料だったら、すごく長持ちするのでは?」と思われるお客様も多くいるでしょうが、無機だけでは塗料にはなりません。
なぜなら、無機物を塗装できる液体(ビンガム流体=定まった形を持たず、形状を自由に変化させて流れを生む物質のなかでもある程度の力を加えないと流動しない流体)にして、さらに塗装するものにしっかり密着させるためには有機物(炭素(C)を含む化合物)が絶対必要だからです。
ですから、無機塗料と称されている物は、100%の無機ではなく、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など有機物が混ぜ合わせているハイブリッドタイプなので、健全な塗料メーカーはちゃんと明記しています。
しかし、お客様を騙そうとする悪徳な業者は「完全無機」などと称して、まるで100%無機で作られている塗料かのようにアピールしてセールスしているので、注意が必要です。
5. 無機塗料の予備知識 同じ無機塗料でも、性能はピンからキリです
無機塗料は、商品によって性能差が大きくあります。
塗料報知新聞社から発刊される「塗料年鑑」に掲載されていないファブレスメーカー(自社で塗料を製造していない、なんちゃってメーカー)が販売している塗料(塗料のカタログが必要以上に豪華だったり、イメージがメインとなった立派なホームページがあるのが特徴)にある無機塗料の多くは、無機を合わせたフッ素樹脂塗料で、これらのが多く流通しているのは、OEMとして供給してくれるメーカーが何社かあって、なおかつ塗料の仕入価格を比較的低く抑えられる塗料であるからだと思われます。
こういった塗料は、「最高峰の無機」を謳っていますが、性能としては汎用フッ素樹脂塗料とそれほど変わらないと考えられます。
無機塗料には、シリコンの含有量が多い(一般的な汎用塗料のシリコンとは違うものです)高級塗料もあります。
これらは廉価品のフッ素塗料と比べて価格が高いのですが、汎用フッ素塗料よりも5~10年くらい長くもつ性能があるという試験結果があります。
また実績もある塗料なので、性能には何ら問題がないことは確認されています。
6. 無機塗料で外壁塗装を検討する際に必ず知っておきたいこと
せっかくの外壁塗装ですから、耐久性が高いに越したことはありません。
しかし、いくら塗料の耐久性が高くても塗膜は数ミクロンの厚みしかない物なので、塗装が持っていても、塗装する対象となる外壁や屋根が、それ以前に不具合が生じてしまうと全く意味がありません。
ですから、素材の状態や建物の造りなどから本当にその無機塗料が適しているのかをよく考える必要があります。
なぜなら木造住宅の多くは、無機塗料の期待耐用年数以前に、塗装以外の不具合が起きることが多いからです。
無機塗料を使用した塗装工事のことなら、小林塗装にお任せください。
小林塗装は、名古屋市にある塗装店です。
当店は、2,003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識と経験で、塗装工事を行っています。
名古屋周辺で外壁塗装・屋根塗装を検討されているお客様は、お気軽にお問い合わせ・相談ください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコンテンツ作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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