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無機塗料とは?特徴、価格、外壁塗装の無機塗料完全ガイド

「外壁塗装業者に無機塗料を勧められたけれど、本当にすごい塗料なの?」
「無機って、あまり聞いたことのない塗料だけど、実際のところ性能や費用は?」
「うちの外壁にも、ちゃんと使えるの?」

などと気になっているお客様も多いのではないでしょうか。

この無機塗料とは、ここ4~5年で開発が進んで登場した次世代型塗料です。
これまでのウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料以上の抜群の耐久性と耐汚染性を誇ります。

国内の大手メーカーも住宅向け無機塗料が多数発売されており、これから外壁塗装を検討するお客様は、ぜひ使用する塗料の候補の中に入れることをおすすめします。

今回は、そんな無機塗料の基礎知識とメリット、デメリット、選ぶ時のポイント、価格、おすすめの無機塗料を「名古屋の塗装店」小林塗装が詳しくお伝えします。

またコラムの最後には、国内主要メーカーのおすすめできる無機塗料もいくつかお伝えします。
無機塗料を使用した外壁塗装を検討中のお客様やこれから外壁塗装を検討しようとしているお客様はぜひご覧ください。

コラム「無機塗料とは?特徴、価格から代表的な外壁塗装の無機塗料」で分かること
  • ・ 無機塗料の特徴 メリットとデメリット
  • ・ 無機塗料の価格
  • ・ おすすめの外壁無機塗料

高品質な無機塗料を使用した外壁塗装に関するお問い合わせはこちら

動画でも「無機塗料って何? そのメリットデメリット、誰にとっていいの?」をご覧いただけます

1. そもそも、無機ってなに?

そもそも、無機ってなに? イメージ

無機塗料の説明に入る前に「有機物」と「無機物」の違いと塗料に含まれる成分についてお伝えします。

有機物:プラスチック、木材、紙など

〈特徴〉

  • ・ 炭素を含む
  • ・ 紫外線で劣化する
  • ・ 加熱すると二酸化炭素が発生する
無機物:ガラス、石などの鉱物、陶器、金属など

〈特徴〉

  • ・ 炭素を含まない
  • ・ 紫外線で劣化しない(半永久的な耐久性)
  • ・ 加熱しても二酸化炭素が発生しない
無機塗料に使われる主な無機顔料とは?

無機顔料とは、鉱物や金属酸化物などを主体とする無機物(炭素骨格を持たない化合物)をベースにした顔料です。
化学的に安定した物質から作られているため、屋外で最大の敵になる紫外線(耐光性)や、熱(耐熱性)、酸性雨・排気ガスなどの影響(耐酸性)、下地由来のアルカリ(耐アルカリ性)に強いという特長があります。

その結果、無機顔料は一般的に色褪せしにくく、長期にわたって色味が安定しやすい傾向があります。
一方で「鮮やかさ」は有機顔料の方が得意な領域もありますが、無機顔料は「落ち着いた発色の中で、色が変わらない」のが魅力。
外壁塗装の世界で、ベージュ・グレー・ブラウン・オフホワイトなどの定番色が長く支持されるのは、無機顔料の安定感が関係していることも多いです。

また、塗料だけでなく、印刷物や屋外広告、建築資材、包装材、工業製品のラベルなど、色の耐久性が求められる幅広い用途で使用されています。
(外で使われる“色”は、想像以上に過酷です。だからこそ、顔料の選択が効いてきます。)

さらに無機顔料は、一般に有機顔料と比べて低毒性で環境負荷が少ないとされるものが多く、製品設計によってはエコフレンドリーな選択肢としても注目されています。
ただし、顔料の種類によっては有害性が懸念されるものもあるため、現在の建築塗料では環境規制や安全性に配慮した顔料へ置き換えが進んでいる点も押さえておくと安心です。

無機塗料に使われる主な天然無機顔料

・赤土 ・黄土 ・緑土 ・孔雀石 ・胡粉 ・亜鉛華 ・黒鉛

天然無機顔料は、土・石・鉱物など自然由来の色材をもとにした顔料です。
赤土や黄土、緑土のように、自然の景色に溶け込む落ち着いた色味を持ち、和の意匠やナチュラル系の外観とも相性が良いのが魅力です。
胡粉や亜鉛華は白系の表現に関わる代表格で、黒鉛は深みのある暗色側の表現に使われることがあります。

無機塗料に使われる主な合成無機顔料

・酸化鉄(黒酸化鉄、ベンガラ、黄酸鉄など)  ・紺青 ・亜鉛華 ・コバルト青 ・エメラルド緑 ・ビリジャン ・チタン白 ・クロムイエロー(クロム酸鉛)

合成無機顔料は、鉱物系成分を工業的に合成して品質を安定させた顔料で、建築塗料で最も一般的に使われるゾーンです。
とくに酸化鉄系は耐候性が高く、外壁でよく見かけるベージュ・ブラウン・赤み系・黒系の安定した発色に欠かせません。
また、チタン白(酸化チタン)は白色顔料として代表的で、隠ぺい性(塗装下地を覆い隠す力)にも大きく寄与します。

なお、クロムイエロー(クロム酸鉛)のように、重金属を含む顔料は環境負荷・安全面の観点から使用が制限・置換される流れが進んでいます。
現在の建築塗料では、同等の色味を別の顔料設計で再現しているケースも多いため、実際の採用可否は塗料メーカーや製品仕様によって異なります。

無機塗料を「長持ちさせたい」「色褪せを抑えたい」と考える場合、樹脂グレードだけでなく、顔料の種類(無機か有機か)と、その設計バランスまで知っておくと安心です。
とくに濃色・原色系は顔料の影響が出やすいので、色選びの段階で「色持ち」も含めて相談できる施工店だと、仕上がりの満足度がぐっと上がります。

無機塗料に使われる主な有機顔料とは?

有機顔料とは、石油由来の原料を化学合成してつくられる顔料のことで、現在では100種類以上の系統が存在します。
無機顔料(酸化鉄や酸化チタンなどの鉱物系顔料)に対して、より鮮やかで発色の良い色彩を表現できるのが特長です。

代表的な有機顔料の系統には、以下のようなものがあります。

  • フタロシアニン系:鮮やかな青・緑系。発色が強く、着色力が高いです。
  • アゾ系:黄・オレンジ・赤系に多く使われています。コストと発色のバランスが良いです。
  • キナクリドン系:高級赤紫系。耐光性に優れ、価格はやや高めです。
  • ジオキサジン系:濃い紫系。深みのある色味を出せます。

これらの有機顔料は主に着色顔料(色をつくるための顔料)として用いられ、特に濃色やビビッドカラーを出す際に欠かせません。
「はっきりとした色」「鮮やかなアクセントカラー」を実現できるのは、有機顔料ならではの強みです。

ただし、注意点もあります。
一般的に有機顔料は、無機顔料(酸化鉄系など)に比べると耐候性・耐光性がやや劣る傾向があります。
つまり、紫外線による退色(色あせ)が起こりやすい色も存在します。
また、顔料そのものの価格が高価なケースも多く、特に高耐候型の有機顔料はコストが上がりやすい傾向があります。

そのため、無機塗料であっても、「どの顔料が使われているか」によって色持ちや価格に差が出ます。
淡彩色(白・ベージュ・薄いグレーなど)は無機顔料主体で安定しやすい一方、濃色や原色系は有機顔料の割合が増えるため、色選びと耐候性のバランスを考慮することが大切です。

顔料以外で無機塗料には、何が含まれていますか?

無機塗料は「顔料」だけでできているわけではありません。
基本構成は大きく分けて①樹脂 ②添加剤 ③溶剤(または水)の3つ。
この3要素の設計バランスこそが、塗料の性能を決定づける心臓部です。

無機塗料に含まれる樹脂の役割とは?

樹脂の役割は、塗料の骨格(バインダー)を形成することです。
顔料を包み込み、下地に密着させ、乾燥後に塗膜という一枚の保護層をつくります。
特に樹脂の種類によって耐候性(どれだけ長持ちするか)や柔軟性、耐汚染性が大きく変わるのが特徴です。

無機塗料に使われる主な樹脂

アクリル樹脂=透明性が高く、発色を美しく引き出す性質があります。
耐候性も一定水準あり、コストとのバランスに優れるため、建材・標識・自動車関連用途など幅広く使用されています。
ただし長期耐久という点では、上位グレード樹脂に一歩譲る位置づけです。

ウレタン樹脂=分子内にウレタン結合を持ち、弾力性と強靭性に優れます。
細部へのなじみが良く、仕上がりが滑らかで美しいため、雨樋や破風板などの付帯部上塗りとして活躍することが多い樹脂です。
ただし紫外線への耐性はシリコン以上には及びません。

シリコン樹脂=現在の戸建外壁塗装で最も普及している主流グレードです。
耐候性・耐汚染性・耐熱性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。
ウレタンより耐久性が高く、一般住宅では「安心の標準」といえる存在です。

フッ素樹脂=炭素とフッ素の結合が非常に強固で、紫外線に極めて強いのが特長。
撥水性・撥油性にも優れ、汚れが付きにくく、長期間美観を維持できます。
価格は高めですが、高耐久を求める建物では有力な選択肢となります。

エポキシ樹脂=密着性が非常に高い熱硬化性樹脂。
耐水性・耐薬品性・防錆性に優れ、主に下塗り(プライマー)として使用されます。
上塗りではなく“縁の下の力持ち”として、塗膜全体の安定性を支える重要な役割を担います。

無機塗料といっても、実際にはこれらの有機樹脂と無機成分を掛け合わせたハイブリッド設計が一般的です。
つまり「無機」という名前だけで判断するのではなく、
どの樹脂がベースで、どんな設計思想なのかを確認することが、後悔しない塗料選びのポイントになります。

無機塗料に含まれる添加剤の役割とは?

添加剤の役割は、塗料の性能や作業性を“微調整”すること――と一言で言えますが、実際はもう少し奥が深いです。
塗料は「樹脂+顔料」だけでも成立はします。しかし、そのままだと現場では塗りにくい/ムラが出る/ダレる/泡が噛む/沈殿する/カビる/色が早く飛ぶなど、困りごとが山ほど出ます。
そこで添加剤が登場し、塗料を“現場で安定して使える製品”に仕上げているのです。

つまり添加剤は、言うならば「料理のスパイス」。主役ではないけれど、入れ方ひとつで味(=性能)がガラッと変わります。
樹脂と添加剤の種類・配合比が企業秘密になりやすいのは、まさにこの“味付け設計”が塗料メーカーの腕の見せどころだからです。

無機塗料に使われる主な添加剤(深掘り解説)

■ 1)塗料を「均一に保つ」ための添加剤

  • 分散剤:顔料や無機フィラーを均一に散らし、色ムラ・ザラつき・沈みを抑える。発色や艶の安定にも直結します。
  • 沈降防止剤:缶の中で顔料が沈んで固まるのを防ぐ。攪拌してもダマが残る塗料は、沈降設計が弱いことがあります。
  • 乳化剤:水性塗料で樹脂と水を安定的に混ぜるための“つなぎ役”。保管安定性にも関わります。

■ 2)塗りやすさ・仕上がりを整える添加剤

  • 増粘剤:粘度を調整し、ローラー乗り・刷毛さばき・飛散性をコントロール。増粘が合わないと「重い」「糸を引く」「伸びない」などが出ます。
  • たれ防止剤:垂直面でのダレを抑え、膜厚を確保しやすくする。特に厚付けが必要な高性能塗料では重要です。
  • レベリング剤:塗膜表面をなめらかに整え、ローラー目・刷毛目を出にくくする。“艶の均一感”にも影響します。
  • 消泡剤:攪拌やローラーで混入した泡を抜き、ピンホール(針穴)や泡噛みを防ぐ。艶あり塗料ほど目立つので重要です。
  • つや消し剤:反射を抑え、落ち着いた外観にする。入れ方次第で汚れの見え方・触感も変わります。
  • 可塑剤:塗膜に柔軟性を与える。無機系は硬くなりやすいので、追従性(割れにくさ)に関わることがあります。

■ 3)「長持ち」に直結する添加剤(耐候・保護系)

  • 紫外線吸収剤(UVA):紫外線を吸収して熱などに変換し、樹脂や顔料の劣化を抑える。濃色の色持ちにも影響。
  • 光安定化剤(HALS:ヒンダードアミン系):紫外線で発生するラジカル(劣化の引き金)を抑制し、塗膜の分解を遅らせる。
  • 抗酸化剤(ヒンダードフェノール等):熱や酸化による劣化を抑える。長期耐久の“保険”のような役割。

■ 4)カビ・藻・腐敗を抑える添加剤(衛生・防生物系)

  • 防藻剤:藻の発生を抑制。北面・日陰・川沿い・山沿いなど湿気環境で差が出やすい。
  • 防カビ剤:カビの定着を抑える。外壁の美観維持だけでなく、においや黒ずみ予防にもつながります。
  • 防腐剤:主に水性塗料の缶内腐敗(菌の繁殖)を防ぎ、保管安定性を確保します。

■ 5)乾燥・保管・施工トラブルを防ぐ添加剤

  • 乾燥剤:乾燥・硬化反応を助け、適正な硬化を促進。気温条件の影響を受けるため設計が重要。
  • 皮張り防止剤:缶の中で表面が膜になって固まるのを防ぐ。保管中の使い勝手に関わります。

たとえば、防藻・防カビ剤は北面の湿気対策に、紫外線吸収剤やHALS(光安定化剤)は色褪せ・艶引け対策に重要な役割を担います。
目に見えない成分ですが、実は「長持ち」の裏側を支える重要パーツです。

最後に、添加剤の深掘りでいちばん伝えたいのはここです。
『添加剤が多い=良い塗料』とは限りません。
大切なのは、建物の立地(湿気・日射・汚れ環境)や外壁材、狙う艶感に合わせて、必要な添加剤が適切に入っていること。
だからこそ、塗料を選ぶときは名前や価格だけでなく、仕様書の設計思想や施工業者の説明力まで含めて判断するのが、いちばん失敗が少ない選び方です。

無機塗料に含まれる溶剤の役割とは?

溶剤(正確には「溶媒」)の役割は、樹脂を溶かす・分散させることで塗料を“塗れる状態”に整え、適切な粘度・乾燥性・塗膜形成をコントロールすることです。
塗料は、ただ薄めれば良いわけではありません。
溶媒の設計次第で、塗りやすさ、ムラの出にくさ、密着性、乾燥時間、そして最終的な耐久性まで影響します。

言い換えるなら、溶媒は「塗料の走り方を決めるギア」。
同じエンジン(樹脂)でも、ギア比(溶媒設計)が違うと走り方が変わる…そんなイメージです。

溶媒が担う“具体的な役割”
  • ① 粘度調整:ローラー・刷毛・吹付など、施工方法に合う“ちょうどいい粘度”にする
  • ② レベリング(ならし):塗膜表面をなめらかにし、刷毛目・ローラー目を整える
  • ③ 乾燥速度の制御:速すぎると肌荒れ・塗り継ぎムラ、遅すぎるとタック(べたつき)や汚れ付着の原因に
  • ④ 密着性のサポート:下地への“濡れ”を良くして、プライマーや上塗りの付着を安定させる
  • ⑤ 塗膜形成の安定化:乾燥過程で樹脂が均一に並び、強い塗膜になるよう補助する

溶媒は大きく、水系(水性)溶剤系に分かれます。
ここで大事なのは、“水性=性能が低い”“溶剤=強い”という単純な話ではない、という点です。
近年は水性でも高耐久品が増えていますし、溶剤系にも使いどころがあります。

水系(=水性)塗料の特徴

水を主な溶媒として、樹脂を微粒子化して分散させたタイプ(エマルション等)です。
臭いが比較的少なく、室内外問わず扱いやすいのがメリット。
近年は樹脂技術が進み、高耐候の水性無機塗料も増えています。

  • メリット:低臭、環境負荷を抑えやすい、住宅密集地でも扱いやすい
  • 注意点:低温・高湿度条件では乾燥が遅れやすく、施工タイミングの管理が重要
溶剤系塗料の特徴

有機溶剤(シンナー類など)を主な溶媒として、樹脂を溶かして塗るタイプです。
下地への“濡れ”が良く、密着性が安定しやすい傾向があります。
また、素材や旧塗膜の状態によっては水性より適する場面もあります。

  • メリット:密着性が出しやすい、条件によっては乾燥性が安定します
  • 注意点:臭気、取扱い(換気・火気管理)、周辺配慮が必須です

なお溶剤系は、炭化水素系・アルコール系・エステル系・ケトン系などに分類され、溶解力や乾燥速度が異なります。
この溶剤の組み合わせが、塗りやすさや塗膜の肌を大きく左右します。

現在は環境配慮の観点から水性塗料が主流ですが、用途や下地によっては溶剤系が選ばれるケースもあります。
たとえば、旧塗膜の状態が複雑な場合、金属部、密着性を優先したい場面などでは、溶剤系や溶剤系下塗りが有効になることがあります。

無機塗料は「無機成分が主役」ではありますが、実際は樹脂・添加剤・溶媒が精密に設計された総合材料です。
どの成分も欠けては成立しない――
だからこそ、塗料選びは名前やイメージだけでなく、「どんな溶媒設計で、どんな条件に強い塗料か?」まで含めて考えると、仕上がりの満足度が一段上がります。

2. 外壁塗装に使われる無機塗料の特徴について

外壁塗装に使われる無機塗料の特徴について イメージ

無機塗料とは、「無機物(炭素を含まないもの)」を配合して作られた塗料のことです。

例えば、ガラスや鉱石などが無機物です。
紫外線で劣化せず、非常に硬くて燃えにくい性質があります。
無機塗料はこのような性質を持つセラミックやケイ素を主成分にして、約20年の大変優れた耐候性を実現させています。

一方、これまでの一般的な塗料は「有機物(炭素を含むもの)」を主成分にしているので有機塗料と呼ばれます。
有機物は、例えばアクリル、ウレタンなどの樹脂のことです。
こうした有機の樹脂は柔軟性に富んでいますが、紫外線によって劣化してしまいます。

無機物100%なら半永久的に劣化しないものができますが、そうすると液体にならないので建物に塗装ことができなくなってしまいます。
こういった理由から、無機塗料とは「有機樹脂の中に無機物の成分を配合した塗料」を指します。

厳密に言うなら、無機物の耐久性や耐候性を活かした有機と無機の長所を良いとこ取りした塗料なので、「無機有機ハイブリッド塗料」、「有機無機複合塗料」などと表記するメーカーもあります。

2-2. 他にもあります「無機塗料」!?

少し話が逸れてしまいますが、世の中には「無機塗料」と呼ばれたり、無機系として紹介される材料が他にもあります。
ここがややこしいポイントで、「無機=全部同じ」ではなく、無機成分を入れている目的がそれぞれ違います。

たとえば、アクリルエマルション(アクリル樹脂塗料)に寒水や骨材(細かく砕いた石や砂)を混ぜて質感を出す「リシン仕上げ」で使われるアクリルリシン
あるいは、無機顔料・ケイ酸塩・天然石・陶石などを配合し、石材調の意匠をつくる吹付塗材としてのセラミック系塗材
さらに、エマルション塗料にケイ酸(シリカ)を配合したシリカ系塗料(無機高分子塗料などと呼ばれることもあります)こういった無機要素を含む材料は実際に存在します。

これらに共通して言えるのは、外装に使う湿式仕上材の中に、無機素材が含まれているという点です。
ただし、リシンやセラミック系塗材に無機素材を配合する理由は、耐久性を主目的というよりも、意匠性(質感・石材調・陰影)を狙った意味合いが強いケースが多い。
つまり、ここで言う「無機」は、“長持ちのための無機”というより、“見た目をつくるための無機”として理解すると、混乱が少なくなります。

2-3. シリコン樹脂塗料は「無機塗料」?

「シロキサン結合」「シリコーン」と聞いて、シリコン樹脂塗料を思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、シリコン樹脂の正式名称は「シリコーン樹脂」で、分子構造の中に無機的な性質を持つ結合(シロキサン結合)を含んでいます。
では、なぜシリコン樹脂塗料を一般に「無機塗料」と呼ばないのでしょうか?

結論から言うと、理由はシンプルで、無機成分を入れる目的と比率(設計思想)が違うからです。

シリコン塗料が普及する以前、外壁塗装の主流はアクリル樹脂塗料・ウレタン樹脂塗料でした。
そこに登場したシリコン樹脂塗料は、従来塗料の作業性(塗りやすさ)を維持しながら、耐久性を引き上げ、なおかつ価格を抑える――いわば「コストパフォーマンスを上げる」目的で開発が進んできた背景があります。

シリコーン素材は、性状や種類、目的別に非常に多くの銘柄があり、シリコン樹脂塗料ではその中から、価格に大きく影響しない範囲で配合率や銘柄を選び、無機素材ならではの機能(耐候性・親水性など)を上手に取り入れたランク付けです。
つまり、シリコン樹脂塗料は「無機素材を活かした塗料」ではありますが、一般に言われる「無機塗料」とは目的が違います。

一方、いわゆる無機塗料(高耐久グレードの無機有機複合塗料)は、フッ素樹脂塗料を超えることを意識して設計されてきた背景があります。
無機素材を高い割合で取り込み、耐候性の“芯”をつくる設計思想で、シリコン樹脂塗料とは無機素材の質も量も異なります

ここで少し理屈っぽい話を一つだけ。
樹脂の結合エネルギーでよく知られているのはフッ素結合(C-F)で、非常に強固です。
ただ、フッ素樹脂は高価で、製造コストもかかりやすいという課題があります。

そこで同等レベルの耐久性を目指す場合、フッ素樹脂をどっさり使うのではなく、無機素材の品質と配合設計を突き詰めることで、耐久性と経済性の両面からフッ素を超える設計が可能になる――という考え方が、無機塗料の開発思想として語られることがあります。
もちろん最終的な性能は、塗料の設計だけでなく、下地処理・膜厚管理・乾燥条件など施工品質にも大きく左右されますが、
「シリコンは“バランス型”、無機は“長期耐久志向の設計型”」と捉えると、違いがスッと整理できます。

3. 外壁塗装 無機塗料4つのメリット

外壁塗装 無機塗料4つのメリット イメージ

無機塗料は、他の塗料と比べて非常に高い性能を持っており、近年大手メーカー各社も戸建て向け商品を発売し始めました。

無機塗料を使用する主なメリットは、

  • ・ 18~25年もの高い耐候性がある
  • ・ カビコケが繁殖しにくい
  • ・ 汚れが落ちやすい
  • ・ 燃えにくい

というものです。

3-2. 外壁塗装で無機塗料を選ぶメリット 20~25年もの超高耐候性を持っています

無機塗料と従来からある外壁塗料の期待耐用年数をまとめました。

《耐用年数》

  • ・ アクリル=3~5年
  • ・ ウレタン=8~10年
  • ・ シリコン=10~15年
  • ・ フッ素=15~20年
  • ・ 無機=18~25年

無機塗料最大のメリットは、何と言ってもその耐候性(紫外線に対する抵抗力)の高さです。
これは、無機成分自体が紫外線での劣化をほとんどしないからです。
石や岩は何十年とずっと屋外に置いてあっても、ボロボロになったりしないかと思います。
それに倣って無機塗料の耐用年数は18~25年で、フッ素を超えて最長です。

以下は、国内大手メーカーであるエスケー化研が発表している、無機塗料の試験結果です。

3-3. 外壁塗装で無機塗料を選ぶメリット カビやコケが繁殖しにくい

無機塗料は、カビ、コケ、藻に対する抵抗力である防カビ性と防藻性を持っています。

なぜなら無機自体、カビ、コケ、藻などの栄養分である有機物の含有量が少なく、しかも防カビ、防藻に対する薬効成分が配合されているからです。
(完全にカビ、コケ、藻が付かない訳ではありません。)

塗装面に付いたカビ、コケ、藻は建物の見た目を悪くするだけではなく、根を張ることで建材自体を傷めてしまいます。
無機塗料を使うことによって、見た目を綺麗に保つこともできますし、壁や屋根の素材そのものも保護することができます。

3-4. 外壁塗装で無機塗料を選ぶメリット 汚れが落ちやすい

無機塗料は、表面に着いた汚れが雨で流れ落ちやすく、美しさを保ってくれます。

水となじみやすい「親水性」という性質をもっているためです。(低汚染性、セルフクリーニング機能とも言います。)

例えば、砂埃や排気ガス、鳥のフンなどが外壁に付着することがあると思いますが、雨が降ると塗膜と汚れの間に水が入り込み汚れをきれいに洗い流してくれます。
交通量が多い地域など汚れが付きやすい建物には、とても嬉しい機能と言えます。
(ただし、全ての汚れが完全に流れる訳ではありません)

3-5. 外壁塗装で無機塗料を選ぶメリット 燃えづらい

無機塗料は非常に火に強く、燃えづらいというメリットがあります。

そもそも無機物が燃えにくい(不燃性の)ものだからです。 有機物は燃えると二酸化炭素が発生し、黒く焦げて炭になります。

一方、無機物であるガラスや石は火を付けても燃えてなくなったりしません。
ただし無機塗料は、100%無機ではなく、有機成分も含んでいるので、全く燃えないわけではありませんが、それでも有機塗料と比べてかなり燃えづらいです。

万が一近隣の火事などが飛び火してきても燃え移りにくいため、二次災害の確立を低くすることができます。

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4. 外壁塗装で無機塗料を選んだ場合の4つデメリット

外壁塗装で無機塗料を選んだ場合の4つデメリット イメージ

無機塗料は非常に優れた塗料ですが、万能というわけではなく、デメリットもあります。

ここでは大きく分けて3つを紹介します。
何回も行う事がない外壁塗装ですから、無機塗料の注意点もしっかり理解した上で決定し、「こんなはずじゃなかった!!」という失敗を防ぎましょう。

4-2. 外壁塗装 無機塗料のデメリット 材料価格が高い

1㎡あたりの外壁塗装 全国相場費用

  • ・ 外壁アクリル塗装 1㎡=1,400~1,600円
  • ・ 外壁ウレタン塗装 1㎡=1,700~2,300円
  • ・ 外壁シリコン塗装 1㎡=2,100~3,300円
  • ・ 外壁フッ素塗装 1㎡=2,500~4,500円
  • ・ 外壁無機塗装 1㎡=2,800~5,000円

塗装は家全体を塗っていきますから、単価だと数百円の差でも、工事全体だと数万~十数万円の差になってきます。

4-3.  外壁塗装 無機塗料のデメリット 職人の知識、技術が必要

これは無機塗料に限ったことではありませんが、外壁塗装を行う上で職人の知識、技術は大変重要です。

どんなに性能が優れている塗料でも、作業する職人の技術が良くなければ、その性能を充分に発揮することができないからです。

例えば、塗装前に行う下地処理が足りず本来の耐久性が発揮できなかったり、下塗り塗料(外壁材によって変える必要がある)の選定を知識が無いせいで誤って、せっかく塗ったのに剥がれてしまったり、という不具合が起こり得ます。

元々が性能の良い無機塗料だと、万が一塗装の仕上がり具合が悪かった場合のギャップというのも激しくなってしまいます。
せっかく高い費用をかけて塗装したのに、全くの無駄になってしまっては意味がありません。

しかも、無機塗料は一番新しい種類なので、まだ使った経験がない、知識がない業者も多くいます。

無機で外壁塗装をお考えのお客様は、無機塗料を使った外壁塗装の施工実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。

4-4.  外壁塗装 無機塗料のデメリット 無機塗料は種類によって、品質に優劣がある

一口に無機塗料と言っても、実は様々な種類があり、中にはシリコンやフッ素とあまり変わらない耐久性のものも多くあります。

なぜなら、「無機物が何パーセント含まれていたら、無機塗料」というちゃんとした定義が決まっていないからです。
例えば、シリコン系塗料にほんの数パーセント無機成分を加えただけでも、現状は無機塗料と表記できてしまいます。

品質の良い無機塗料を選ぶには、実績のある大手塗料メーカーの製品で、カタログなどにきちんと試験結果(促進耐候試験や屋外暴露試験という、紫外線に当てて劣化度合いを見る試験)が掲載されているか確認しましょう。

4-5. 外壁塗装 無機塗料のデメリット 大手メーカー以外の無機塗料にはリスクがある

耐用年数が長い、汚れにくい、燃えにくいなどのメリットがある無機塗料ですが、それは国内有名メーカーが作っている信頼できる塗料である場合のみの話です。
先にもお伝えしましたが、無機塗料で信頼できるメーカーとは日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研を含めた国内15社程度なので、それ以外のメーカーの無機塗料は基本的にやめておいた方が良いかと思います。

信頼できない塗料メーカーというのは、無機塗料でなくても不安が残る部分が多く、「20~30年ほど持つといわれた塗料がほんの数ヶ月で剥がれてきた」なんてことは本当にあることです。
例え10年保証が付いている塗料だとしても、「施工に関しては問題ないので、保証対象外」などで大変な思いをされている方もたくさんいます。
このような場合は、品質保証されていないのと全く同じなので、どのような理由があっても、大手メーカー以外の無機塗料は控えておいた方が無難です。

もちろん、大手メーカー以外の無機塗料であっても、高性能な無機塗料はあるのかもしれませんが、客観的に判断する方法がありません。
それをお客様自身の住まいで試すとなるとリスクが高すぎます。

本当に持つかどうかが分からない様な「30年、長持ちする塗料」よりも、信頼できる大手塗料メーカーの「20年持つ無機塗料」の方がずっと安心だと思います。

無機塗料は、すでに「非常に優れた塗料」というイメージが付いており、多少高くても売れる塗料なので、多くのメーカーが無機塗料を作っています。
しかし、信頼できる無機塗料はほんの一部なので、十分に見定めた上で使用しましょう。
無機塗料の善し悪しが判断できなければ、無機塗料を無理に使う必要はなく、従来からあるシリコン塗料やフッ素塗料でも十分だと思います。

さらにもう一点気を付けておきたいことは、いくら信頼できる大手メーカーの塗料であったとしても、作業内容によって低品質になってしまう可能性があります。
例えば、下地処理をしっかり行っていない、塗料を薄めて使うなどといった手抜き工事です。

そういった手抜き工事を行わない、しっかりと丁寧に業者を探す事も大切です。

5. 無機塗料がおすすめなのは、こんなお客様です!

外壁塗装 無機塗料がおすすめなのはこんなお客様です! イメージ

それでは、無機塗料のメリットとデメリットを踏まえて、「こんなお客様に無機塗料を使った外壁塗装をぜひお勧めしたい!」というケースをいくつかお伝えします。

5-2. 無機塗料がおすすめのお客様1. 外壁塗装のコストパフォーマンスをよくしたい

無機塗料は費用が高いのがデメリットですが、実は長期的に考えてみると費用が安くなります。
なぜなら、耐用年数が長く、今後の外壁塗り替え回数が少なくなるからです。

ですから、20年30年という長い目で考えると、耐用年数が長い塗料ほどコストパフォーマンスが良くなります。

長期的な目線で費用をお得にしたい方は、ぜひ無機塗料で塗装しましょう。

5-3. 無機塗料がおすすめのお客様2. とにかく長く持たせたい、最後の外壁塗装にしたい

何度もお伝えしましたが、無機塗料は何と言っても、耐用年数が20~25年と非常に長いのが最大の特徴です。

もうしばらく大きな工事はしたくない、家の外壁メンテナンスはこれで最後にしたい、というお客様は無機塗料が合っています。
また、工事時に家の周りに組まれる足場やシートにストレスを感じる方もいると思います。

工事回数を減らしたいという場合にもぜひ無機塗料をご検討ください。
逆に、短いスパンで塗り替えたい、こまめに流行りの色に変えていきたいなどといった希望のあるお客様は、ハイグレードな無機塗料を使った外壁塗装は向いていません。

ですから、外壁塗装で使用する塗料は、今後のメンテナンス計画を充分考えて選ぶ必要があります。

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6. 外壁塗装におすすめ 有名メーカーの無機塗料

外外壁塗装におすすめ 有名メーカーの無機塗料 イメージ

大手塗料メーカーが販売している無機塗料には以下のようなものがあります。

建築塗料は常に開発されていますので、新しいものがどんどん出てきます。
それぞれの家によって合う塗料は異なってくるので、業者さんと相談しながら良い塗料を選びましょう。

エスケー化研 「スーパーセラタイトF」
外壁塗装 無機塗料 エスケー化研 「スーパーセラタイトF」

スーパーセラタイトFは、有機、無機のハイブリッド、光安定化技術が組み込まれた塗膜によって、大変優れた耐候性を示しています。

外壁に付着した汚れは、雨水で自然に除去され、塵やホコリ、排気ガスによる汚れを抑制することができます。
さらに一液化することで施工の省力化や性能の均質化を実現しました。

こういった理由から、スーパーセラタイトFは次世代型外壁無機フッ素塗料といえます。

エスケー化研 「エスケープレミアム無機」
外壁塗装 無機塗料 エスケー化研 「エスケープレミアム無機」

エスケープレミアム無機は、エスケー化研独自の無機系超耐候性樹脂やラジカルコントロール技術により、超耐候性を発揮します。

また、 エスケープレミアム無機の超低汚染性塗膜は親水性のため、優れた超低汚染性を発揮します。

なおエスケープレミアム無機は、他の無機塗料に比べて材料価格もお値打ちなので、大変人気があります。

関西ペイント 「アレスダイナミックMUKI」
外壁塗装 無機塗料 関西ペイント 「アレスダイナミックMUKI」

アレスダイナミックMUKIは、水性1液型のハルスハイリッチ無機有機ハイブリッド塗料で「無機」の強靭さと「有機」の柔軟性、そしてフッソレジンの素材の保護機能を高効率で配合させることで優れた耐候性を発揮します。

さらにハイブリッドテクノロジーとラジカル抑制技術の高耐候機能とダイナミックレジン結合技術の優れた付着力により、塗膜の耐久性を最大限へと導きます。

また、「ダイナミック強化剤」を組み合わせることで、湿潤面や高湿度環境でも塗装可能になります。

関西ペイント 「アレスダイナミックMUKIマイルド」
外壁塗装 無機塗料 関西ペイント 「アレスダイナミックMUKIマイルド」

アレスダイナミックMUKIマイルドは弱溶剤2液型のハルスハイリッチ無機有機ハイブリッド塗料で「無機」の強靭さと「有機」の柔軟性を併せ持ち、そして高級フッソレジンの素材の保護機能を高効率で配合させることで優れた耐候性を発揮します。

さらにハイブリッドテクノロジーとラジカル抑制技術の高耐候機能とダイナミックレジン結合技術の優れた付着力により、塗膜の耐久性を最大限発揮します。

外壁材以外にも木部、珪酸カルシウム板、鉄、アルミ、亜鉛めっきなど広い範囲で使用することができます。

菊水化学工業 「無機ガードZ」
外壁塗装 無機塗料 菊水化学工業 「無機ガードZ」

菊水化学工業の無機ガードZは、無機有機ハイブリッド樹脂を使用しているので、従来のふっ素樹脂塗料を上回る耐候性を発揮します。

菊水化学工業 「ラーテル」

菊水化学工業のラーテルは、主成分と結合部分の両方を無機成分にする「W無機複合技術」を取り入れて、無機塗料と比べて耐候性を圧倒的に向上させることに成功しました。

ラーテルの期待耐用年数は約30年と言われています。

菊水化学工業 「ロイヤル無機」

高濃度の無機成分と、結合力・柔軟性を加える有機成分との有機無機ハイブリッドにより、超耐候性と超低汚染性の機能をバランスよく配合した塗料です。
菊水化学工業の独自技術であるデンスシリカ処理・ラジカルトラップ・紫外線吸収のトリプルブロック機能も標準で配合しています。ロイヤル無機の期待耐用年数は17~21年です。

菊水化学工業 「ロイヤル無機遮熱」

高濃度の無機成分と、結合力・柔軟性を加える有機成分との有機無機ハイブリッドにより、超耐候性と超低汚染性の機能をバランスよく配合した塗料です。
菊水化学工業の独自技術であるトリプルブロックの機能も標準で配合しています。
優れた遮熱性も持っているので、室内に熱が伝わるのを抑えます。ロイヤル無機遮熱の期待耐用年数は17~21年です。

菊水化学工業 「ロイヤル無機α」

ロイヤル無機αは、フッ素塗料を上回る超耐候性・超低汚染性の機能を高いレベルで持続する、トリプルブロック型のハイエンドクラスの水性1液型無機塗料です。

独自のマイクロレベリング技術によって、塗膜表層がキメ細かく滑らかに整っていることで、従来の水系塗料より鮮映性・光沢性が向上しています。
ロイヤル無機αの期待耐用年数は20~24年です。

菊水化学工業 「ロイヤル無機α遮熱」

ロイヤル無機αクリヤーは、超耐候性・超低汚染性の機能を高いレベルで持続することができるハイエンドクラスのサイディング無機クリヤー塗料です。 期待耐用年数は20~24年です。

菊水化学工業 「ロイヤル無機αクリヤー」

ロイヤル無機αクリヤーは、超耐候性・超低汚染性の機能を高いレベルで持続するハイエンドクラスのサイディング無機クリヤー塗料です。
ロイヤル無機αクリヤーの期待耐用年数は20~24年です。

KFケミカル 「セミフロンスーパーマイルドⅡ」

セミフロンスーパーマイルドⅡは、特殊変性したオルガノポリシロキサン系樹脂と4フッ化フッ素樹脂からなる2液常温反応硬化形の弱溶剤無機フッ素塗料です。

KFケミカル 「セミフロンスーパーアクアⅡ」

セミフロンスーパーアクアⅡは、オルガノポリシロキサン系樹脂エマルションとグリシジル基含有シリコンオリゴマー、4フッ化フッ素樹脂からなる2液常温反応硬化形の外壁水性無機塗料です。

また、フッ素樹脂塗料を越える超高耐候と低汚染性を併せ持つ、強靭な塗膜が形成されます。

シーカジャパン 「ダイヤスーパーセランフレックス」

ダイヤスーパーセランフレックスは、高い耐候性に加え、シーリング上に施工した場合のひび割れのリスクが軽減するほどの柔軟性を持っています。
また、カビや藻の発生を抑制します。

シーカジャパン 「ダイヤスーパーセランマイルド」

ダイヤスーパーセランマイルドは、無機の特徴である超耐候・超低汚染性・難燃性及び高硬度に、有機の特長であるフレキシブル性・耐酸性・耐アルカリ性を付加した弱溶剤2液型の有機ハイブリッド型無機塗料です。
ダイヤスーパーセランマイルドの期待耐用年数は、25~28年と言われています。

シーカジャパン 「ダイヤスーパーセランアクアセランG4」

スーパーセランG4は、一般的な艶消し塗料の問題点を大幅に改善した水性2液型の外壁無機塗料で、特に戸建て住宅の改修に適しています。
超耐候性、超低汚染性、可とう性、防カビ性などを優れた特徴を持ち、塗替え時の美しさを永く保ちます。

スズカファイン 「ワイドウォール無機」

スズカファインのワイドウォール無機は、ラジカルプロテクト高密度シェル構造の弱溶剤2液形無機系つやあり塗料です。
サイディングボードなど、シーリング材への適性を高めた壁面専用設定です。 下塗り材のWBリメークサーフNBと組み合わせることで窯業系サイディングのシーリング目地部のひび割れを低減します。 超高耐候性無機系樹脂を使用した強靭で光沢保持力の高い塗膜です。
強溶剤タイプと比較し臭気がマイルドで、既存塗膜のチヂミや溶解が少なく、幅広い旧塗膜に適応します。ワイドウォール無機を使った外壁塗装の期待耐用年数は、14~20年です。

スズカファイン 「水性無機コートSi」

水性無機コートSiは、超低汚染タイプの超高耐候性水性2液形エポキシ変性アクリルシリコン樹脂系無機塗料です。
無機質ポリマーを主成分とした、紫外線や熱に起因する劣化に強く、耐候性に優れた超高耐候性塗料です。 反応硬化による緻密な塗膜が汚れの浸入を防ぎ、無機質の特長である親水性により優れた超低汚染性を発揮します。 有機物質をハイブリッドした、適度な柔軟性を有する、ひび割れに強い塗膜を形成します。
主成分が無機物質なので、非常に燃えにくい難燃性塗膜を形成します。 微生物の発生を抑える優れた防かび・防藻剤を配合しています。水性無機コートSiを使った外壁塗装の期待耐用年数は、15~20年です。

スズカファイン 「ビーズコート無機BIO」

ビーズコート無機BIOは、超撥水タイプの水性1液反応硬化形無機・有機ハイブリッド樹脂系つや消し塗料です。
塗膜表面に微細な凹凸構造を施し、ハスの葉と同様のロータス効果を再現した超撥水性塗膜で塗膜への汚れが付着しにくい低汚染タイプです。 ラジカル制御された超高耐候性無機・有機ハイブリッド系樹脂により、長期にわたり撥水性を維持します。ナノサイズの細孔を通して建物内部の水蒸気を外部に発散する透湿性があります。
安全性が配慮された持続性に優れる強力防かび・防藻最新技術によって、建物内外壁を長期にわたり 微生物汚染から守り、いつまでも壁面の美しさを保ちます。
ビーズコート無機BIOを使った外壁塗装の期待耐用年数は、11~15年です。

日本ペイント 「アプラウドシェラスター2」

アプラウドシェラスター2は、水性2液形無機系塗料です。

耐用年数は20年以上を誇ります。
超親水性を持つ塗膜がいつまでも建物の美観を持続させます。
有機塗料の可とう性と無機の耐候性によって建物のメンテナンスサイクル長期化に貢献します。

日本ペイント 「グランセラトップ1液水性」

グランセラトップ1液水性は、ラジカル制御技術にセラミックハイブリッド技術を融合することで、フッ素樹脂塗料を超える高耐候性、超低汚染性を誇るハイグレードの外壁塗料です。
エスケー化研から先行発売されている「エスケープレミアム無機」と並んで無機塗料のスタンダード塗料になるかと思われます。

日本ペイント「グランセラトップ2液水性」

グランセラトップ2液水性(旧商品名:パーフェクトセラミックトップG)は、「超低汚染性」(親水性機能)によって、建物外観に付着した汚れを雨とともに洗い流し、美観を維持することが可能です。

日本ペイント 「グランセラトップ 2液ファイン」

グランセラトップ 2液ファインは、フッ素樹脂塗料を超える高耐候性のハイグレード外壁・付帯部用塗料です。
弱溶剤2液型でコンクリート面や窯業サイディングボード面モルタルや金属面など幅広い素材に対応が可能です。

日本ペイント 「ピュアライドUVプロテクトMKクリヤー」
外壁塗装 無機塗料 日本ペイント 「ピュアライドUVプロテクトMKクリヤー」

ピュアライドUVプロテクトMKクリヤーは、サイディングボード保護する弱溶剤2液形セラミックハイブリッド無機系塗料です。
高意匠サイディングボードの模様を、より長期間美しく保つことが可能です。

ロックペイント 「ロック ハイパーリアクターコート無機」
外壁塗装 無機塗料 ロックペイント 「ロックリアクターコートUV」

ロック ハイパーリアクターコート無機は、弱溶剤2液型有機無機複合塗料で、シロキサン結合による強固な架橋を形成し、紫外線(UV)をはじめ、風雨、寒暖など極めて過酷な気象条件において、長期的に安定した性能を発揮します。

なお、ロック ハイパーリアクターコート無機の期待耐用年数は20年以上です。

7. 無機塗料とは、メリット、デメリットから代表的な塗料まで まとめ

無機塗料とは、メリット、デメリットから代表的な塗料まで まとめ イメージ

無機塗料とは、無機物を配合して作られた次世代の高機能塗料です。

最高ランクの耐久性など多くのメリットがありますが、金額面などデメリットもあります。
長期的なコストパフォーマンスを重視する方や今後の塗り替え回数を減らしたいお客様にはぜひおすすめの塗料です。

各メーカーが戸建て向けの無機塗料を発売していますので、実績のあるメーカーの塗料を選ぶと安心できます。

外壁塗装 施工に関するよくある質問・相談まとめ

無機塗料を使った外壁塗装なら、小林塗装にお任せください

無機塗料を使った外壁塗装の事なら、小林塗装にお任せください イメージ

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

無機塗料とは|特徴・価格 代表的な外壁塗装の無機塗料まで完全ガイドコラム筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「無機塗料とは|特徴・価格 代表的な外壁塗装の無機塗料まで完全ガイド」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

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