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外壁塗装の塗料はなぜ高くなった? 硬化剤の高騰とこれからの塗料選び

ここ数年、外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料の価格は、少しずつ上がり続けています。

その背景には、塗料そのものの値上がりだけでなく、原材料費、エネルギー費、物流費、為替の影響など、さまざまな要因があります。
なかでも、特に価格上昇の影響を受けやすい材料のひとつが「硬化剤」です。

硬化剤と聞いても、一般の方にはあまりなじみがないかもしれません。
簡単に言うと、硬化剤とは、塗料をしっかり固め、丈夫な塗膜をつくるために使う大切な材料です。

外壁や屋根に塗った塗料は、ただ乾けばよいというものではありません。
紫外線、雨、風、暑さ、寒さに長く耐えられるように、塗膜としてきちんと硬化し、建物の表面にしっかり密着することが大切です。

そのため、二液型ウレタン塗料や二液型エポキシ塗料では、主剤と硬化剤を決められた割合で混ぜて使用します。
この硬化剤の働きによって、塗料はより強く、より密着性のある塗膜へと変わっていきます。

たとえるなら、硬化剤は料理でいう「つなぎ」や「仕上げの火入れ」のような存在です。
見た目には目立ちませんが、仕上がりの強さや持ちの良さを左右する、とても重要な役割を持っています。

しかし近年は、硬化剤の原料となる化学材料の価格が上がり、さらに原油価格、天然ガスなどのエネルギー価格、海外から材料を運ぶ物流費、円安による輸入コスト、安全管理や環境対応にかかる費用も重なっています。

つまり、硬化剤の価格上昇は「塗料メーカーが急に値上げした」という単純な話ではありません。
世界的な原材料価格の変動、物流の混乱、円安、環境規制、安全管理の強化といった、いくつもの事情が重なって起きているものです。

外壁塗装の見積りで材料費が上がっている背景には、こうした見えにくいコストの積み重なりがあります。だからこそ、これからの塗装工事では「安いか高いか」だけで判断するのではなく、どの材料を、どの場所に、どのような理由で使うのかを丁寧に確認することが大切です。

このコラムで分かること
  • ■ 建築塗料の硬化剤とは何か
  • ■ 硬化剤の価格が高くなった主な理由
  • ■ 外壁塗装の見積りにどのような影響があるのか
  • ■ これからの塗料選びで大切になる考え方
  • ■ 安さだけで塗料を選ばない方がよい理由

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建築塗料の硬化剤とは何か?

建築塗料の硬化剤とは何か? イメージ

硬化剤とは、塗料をしっかり固め、丈夫な塗膜をつくるために使う材料です。

外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料には、大きく分けて「一液型塗料」と「二液型塗料」があります。

一液型塗料は、基本的に缶を開けてよくかき混ぜれば使用できる塗料です。
扱いやすく、施工性にも優れているため、一般住宅の外壁や軒天など、幅広い場所で使われています。

一方、二液型塗料は「主剤」と「硬化剤」を決められた割合で混ぜて使う塗料です。
この硬化剤を混ぜることで、塗料の成分同士が化学的に反応し、より強く、より密着性の高い塗膜へと変わっていきます。

種類 特徴 使われやすい場所
一液型塗料 そのまま使える塗料。扱いやすく、施工性が高い 外壁、軒天、一般的な住宅塗装
二液型塗料 主剤と硬化剤を混ぜて使う塗料。強い塗膜をつくりやすい 鉄部、屋根、床、防水、付帯部、高耐久仕様

二液型塗料で大切なのは、主剤と硬化剤の配合比率を正しく守ることです。

硬化剤が少なすぎると、塗膜が十分に固まらず、乾きが悪くなったり、ベタつきが残ったりすることがあります。
反対に、硬化剤が多すぎても、本来の性能が出にくくなったり、塗膜がもろくなったりする場合があります。

また、二液型塗料は一度混ぜると、使える時間が限られます。
この時間を「可使時間」といい、時間を過ぎると塗料が固まり始め、きれいに塗れなくなります。

つまり、二液型塗料は高性能な反面、職人の知識と管理力が求められる塗料でもあります。
気温、湿度、混ぜる量、作業スピード、塗る場所の状態などを見ながら、正しく扱う必要があります。

料理でたとえるなら、硬化剤は「生地をきちんと固めるための大切な材料」のようなものです。
分量やタイミングを間違えると、見た目はそれなりに整っていても、中までしっかり仕上がらないことがあります。

塗装も同じです。
表面だけきれいに見えても、塗膜がきちんと硬化していなければ、数年後に剥がれ、膨れ、ひび割れ、早期劣化につながるおそれがあります。

そのため、硬化剤は単なる脇役ではありません。塗装の耐久性、密着性、仕上がりの美しさを支える、まさに縁の下の力持ちのような重要な材料なのです。

塗料の硬化剤はどこで造られているのか?

なぜ外壁塗装の価格にも影響するのか 塗料 硬化剤 イメージ

塗料の硬化剤は、塗装店や塗料販売店で造られているものではありません。

多くの場合、硬化剤のもとになる原料は、石油化学原料を扱う大きな化学工場や樹脂・化学品を製造するメーカーで造られています。

外壁塗装の現場では、硬化剤は小さな缶に入った材料として届きます。
しかし、その中身をたどっていくと、ナフサなどの石油化学原料、化学工場での製造、樹脂メーカーによる調整、塗料メーカーでの製品化、塗料販売店を通じた流通という、とても長い経路があります。

つまり、硬化剤は「塗料の付属品」のように見えて、実際には世界的な化学産業の流れの中で造られている材料なのです。

段階 内容 関係する会社・工場
1. 原料づくり ナフサ、ベンゼン、トルエン、塩素などの基礎化学品をつくる 石油化学メーカー、化学コンビナート
2. 硬化剤原料の製造 イソシアネート系、アミン系などの硬化剤原料をつくる 大手化学メーカー、樹脂メーカー
3. 塗料用に調整 建築塗料に使いやすいように、性能や安定性を調整する 樹脂メーカー、塗料原料メーカー
4. 塗料として製品化 主剤と硬化剤のセットとして、塗料メーカーが製品化する 塗料メーカー
5. 現場へ流通 塗料販売店を通じて、施工店や現場へ届く 塗料販売店、塗装店

二液型ウレタン塗料に使われる硬化剤には、イソシアネート系と呼ばれる原料が関係しています。
また、二液型エポキシ塗料に使われる硬化剤には、アミン系と呼ばれる原料が使われることがあります。

どちらも、外壁や屋根、鉄部、防水部分などに強い塗膜をつくるために重要な材料です。
ただし、これらの原料は簡単につくれるものではなく、専門的な設備と安全管理が整った化学工場で製造されます。

たとえるなら、現場で見る硬化剤の缶は、料理でいう「仕上げのソース」のようなものです。
手元では小さな容器に見えても、その背景には、原料の仕入れ、製造、品質管理、輸送、保管といった多くの工程が重なっています。

そのため、硬化剤の価格は、日本国内の事情だけで決まるわけではありません。

海外の原料価格、化学工場の稼働状況、原油や天然ガスの価格、船やトラックの輸送費、円安による輸入コスト、安全管理や環境対応の費用など、さまざまな要因が関係します。

特に近年は、世界的な物流の混乱やエネルギー価格の上昇、円安の影響により、硬化剤のような化学材料は価格が下がりにくい状況になっています。

つまり、外壁塗装で使う硬化剤は、現場では小さな缶の材料に見えますが、実際には世界中の原料・工場・物流・為替の影響を受けている大切な材料なのです。

2.建築塗料の硬化剤が高くなった主な理由とは?

建築塗料の硬化剤が高くなった主な理由とは? 塗装 イメージ

硬化剤が高くなった理由は、ひとつだけではありません。

原油価格やエネルギー価格の上昇だけでなく、化学原料、物流費、円安、安全管理にかかるコストなど、いくつもの要因が重なっています。

外壁塗装で使う塗料は、現場では「塗料缶」として届きます。
しかし、その中身をたどっていくと、石油化学原料、海外からの輸送、製造工場のエネルギー、為替、保管管理、安全対策など、実に多くの工程とコストが関わっています。

つまり、硬化剤の値上がりは、単に「材料が少し高くなった」という話ではありません。
塗料をつくるための土台そのものが、以前よりもコストのかかる構造に変わってきているのです。

ここでは、硬化剤が高くなっている主な理由を、一般の方にも分かりやすく整理してお伝えします。

1. 原油や化学原料の価格が上がったため

塗料や硬化剤の多くは、石油化学製品をもとにつくられています。

石油化学製品とは、原油からつくられるナフサなどを出発点にして、さまざまな化学原料へ加工されたものです。
このナフサから、塗料、プラスチック、接着剤、シーリング材、防水材、断熱材など、私たちの暮らしに身近な多くの製品がつくられています。

外壁塗装に使う塗料も、その流れの中にあります。
つまり、塗料や硬化剤の価格は、原油価格やナフサ価格、さらにはその先にある化学原料の価格と深くつながっているのです。

硬化剤の原料には、トルエン、ベンゼン、塩素、アンモニアなど、さまざまな化学原料が関係しています。
少し専門的に聞こえるかもしれませんが、これらは塗料の性能を支えるために欠かせない材料です。

たとえば、二液型ウレタン塗料に使われる硬化剤は、イソシアネート系と呼ばれる原料が関係しています。
イソシアネート系の硬化剤は、主剤と反応することで、外壁や屋根の表面に強く密着する塗膜をつくります。

この塗膜は、ただ色を付けるためのものではありません。
紫外線、雨、風、熱、寒暖差から住まいを守るための、いわば「薄い保護膜」のような役割を持っています。

また、二液型エポキシ塗料に使われる硬化剤には、アミン系と呼ばれる材料が使われることがあります。
アミン系硬化剤は、密着性や耐薬品性、強度を出すために重要で、鉄部、床、防水関連、下塗り材など、丈夫さが求められる場所で力を発揮します。

このように、硬化剤は「塗料を固めるだけの材料」ではありません。
塗膜の密着性、強さ、耐久性、仕上がりの安定性を支える、非常に重要な材料です。

ただし、こうした高性能な硬化剤をつくるには、いくつもの化学原料と製造工程が必要になります。

原油からナフサがつくられ、そこからベンゼンやトルエンなどの基礎化学品がつくられ、さらに別の化学反応を経て、硬化剤に使われる原料へと加工されていきます。
ひとつの材料が完成するまでに、いくつもの工場、設備、エネルギー、輸送が関わっているのです。

主な原料・系統 硬化剤との関係 価格が上がると起こりやすいこと
原油・ナフサ 石油化学製品の出発点 塗料全体の原料コストが上がりやすい
ベンゼン・トルエン ウレタン系原料などに関係 二液型ウレタン塗料の硬化剤に影響しやすい
塩素系原料 一部の化学反応や中間原料に関係 製造工程のコストが上がりやすい
アンモニア・アミン系原料 エポキシ系硬化剤などに関係 エポキシ塗料や下塗り材の価格に影響しやすい

この表を見ると分かるように、硬化剤の価格は、ひとつの原料だけで決まるものではありません。

原油、ナフサ、芳香族原料、塩素系原料、アミン系原料など、複数の材料が関係しています。
そのため、どれかひとつの価格が落ち着いても、別の原料が高いままだと、硬化剤全体の価格は下がりにくくなります。

たとえば、原油価格が少し落ち着いたとしても、化学原料をつくるためのエネルギー費、物流費、為替、設備維持費が高いままであれば、最終的な硬化剤の価格はなかなか下がりません。

外壁塗装の現場では、塗料缶だけを見ていると何だか分かりにくいかと思います。
しかし、その缶の中には、世界中の原料価格、化学工場の稼働状況、輸送コスト、為替の影響が反映されています。

まるで一杯のコーヒーに豆の産地、輸送費、為替、焙煎コスト、お店の運営費が含まれているように、塗料にもさまざまなコストが重なっています。

しかも塗料の場合は、ただ安く材料を集めればよいというものではありません。
外壁や屋根を長く守るためには、品質の安定性、安全性、耐久性も必要です。

そのため、原料価格が上がったからといって、単純に安い代替材料へ切り替えればよいというわけではありません。
建築塗料では、密着性、乾燥性、耐候性、再塗装性、安全性まで含めて考える必要があります。

つまり、原油や化学原料の価格上昇は、硬化剤だけでなく、塗料全体の品質・価格・供給に影響します。外壁塗装の価格が上がっている背景には、こうした見えない原料の積み重なりがあるのです。

2. エネルギー価格が上がったため

硬化剤をつくる工場では、電気、ガス、蒸気など、多くのエネルギーを使います。

硬化剤は、原料をただ混ぜれば完成するものではありません。
いくつもの化学反応や精製工程を経て、品質の安定した材料としてつくられます。

たとえば、二液型ウレタン塗料に使われる硬化剤では、原料を反応させたり、不要な成分を取り除いたり、一定の品質になるように管理したりする工程があります。
二液型エポキシ塗料に使われる硬化剤でも、強度や密着性を安定させるために、専門的な設備と細かな品質管理が必要です。

こうした化学工場では、設備を動かすための電気、反応温度を保つための熱、蒸気、冷却設備、換気設備、排ガス処理設備などが欠かせません。

つまり、硬化剤の価格には、原料そのものの価格だけでなく、「工場を安全に動かし、安定した品質でつくるためのエネルギーコスト」も含まれているのです。

特に2022年以降は、世界的に原油や天然ガスなどのエネルギー価格が大きく上がりました。
原油や天然ガスは、燃料として使われるだけでなく、化学製品をつくるための土台にも関係しています。

そのため、エネルギー価格が上がると、化学工場では次のようなコストが増えやすくなります。

影響を受けるもの 内容 硬化剤価格への影響
電気代 製造設備、ポンプ、撹拌機、制御装置などを動かす費用 製造コストが上がる
ガス代・燃料費 反応工程や加熱工程に必要な熱源 化学反応や精製工程のコストが上がる
蒸気・冷却コスト 温度を一定に保ち、品質を安定させるための費用 品質管理コストが上がる
設備維持費 安全装置、排気処理、保管設備などの維持管理 安全管理や環境対応の費用が増える

たとえるなら、パン屋さんで小麦粉だけでなく、オーブンを動かす電気代やガス代、冷蔵庫の電気代、換気設備の維持費まで上がっているようなものです。

材料費と製造費が同時に上がれば、パンの価格にも反映せざるを得ません。
塗料や硬化剤も同じで、原料費だけでなく、つくるためのエネルギーコストが上がることで、価格が下がりにくい状態になります。

また、化学製品は一度価格が上がると、すぐに元の水準へ戻りにくい特徴があります。
なぜなら、エネルギー価格が少し落ち着いても、工場の設備維持費、人件費、安全管理費、物流費、為替の影響など、ほかのコストが残るからです。

さらに、硬化剤は品質の安定性がとても重要な材料です。
外壁や屋根に塗ったあと、しっかり硬化し、密着し、長く住まいを守るためには、製造段階での品質管理を簡単に省くことはできません。

価格を抑えるために品質管理を弱めてしまえば、乾燥不良、密着不良、塗膜の弱さなどにつながるおそれがあります。
そのため、メーカー側も安全性と品質を守りながら製造する必要があります。

このように、エネルギー価格の上昇は、目に見えないところで塗料や硬化剤の価格にじわじわと反映されています。外壁塗装の材料費が上がっている背景には、工場で材料を安全に、安定した品質でつくり続けるためのコスト上昇もあるのです。

3. 物流費が上がったため

塗料や硬化剤の原料は、日本国内だけで完結しているわけではありません。

硬化剤のもとになる化学原料は、海外で製造されたものを輸入したり、海外から入ってきた原料を国内の工場で加工したりするケースがあります。
そのため、船、港、倉庫、トラックなど、いくつもの物流工程を経て、ようやく塗料メーカーや塗料販売店、そして施工現場へ届きます。

近年は、海上輸送の混乱、コンテナ不足、燃料費の上昇、港湾の混雑、国際情勢の不安定化などにより、物流費が高くなりやすい状況が続いています。

たとえば、海外から原料を運ぶ場合、船の運賃だけでなく、港での荷役費用、保管費用、通関手続き、国内でのトラック輸送費なども必要になります。
ひとつひとつは目立ちにくい費用でも、積み重なると材料価格に大きく影響します。

物流でかかる主な費用 内容 塗料価格への影響
海上輸送費 海外から原料や製品を船で運ぶ費用 輸入原料の価格に影響しやすい
燃料費 船やトラックを動かすための燃料代 輸送コスト全体が上がる
港湾・倉庫費用 荷物の積み下ろし、保管、管理にかかる費用 原料が工場へ届くまでのコストが増える
国内輸送費 工場、倉庫、販売店、現場まで運ぶ費用 最終的な塗料価格に反映されやすい
品質管理費 温度管理、容器管理、安全な保管にかかる費用 硬化剤のような化学製品では特に影響しやすい

また、硬化剤のような化学製品は、普通の荷物と同じように簡単に扱えるものではありません。

種類によっては、温度管理、保管方法、容器の安全性、漏れや破損への対策、輸送中の品質保持など、細かな管理が必要になります。
特に二液型塗料に使われる硬化剤は、塗料の性能に直結する材料のため、輸送中に品質が落ちないように注意しなければなりません。

もし輸送中の管理が不十分で、硬化剤の品質が変わってしまえば、現場で塗料を混ぜたときに本来の性能が出にくくなるおそれがあります。
乾燥不良、硬化不良、密着不良などにつながれば、塗装工事の品質にも関わってきます。

つまり、硬化剤の価格には、材料そのものの価格だけでなく、「安全に運ぶための費用」や「品質を落とさず届けるための費用」も含まれています。

外壁塗装の見積りでは、物流費という項目が表に出ることはあまりありません。
しかし実際には、塗料缶が現場に届くまでの間に、海外輸送、港での管理、倉庫保管、国内配送など、さまざまな輸送コストが積み重なっています。

たとえるなら、スーパーで買う輸入チョコレートの価格に、カカオ豆の価格だけでなく、船で運ぶ費用、温度管理、包装、倉庫保管、お店までの配送費が含まれているのと同じです。
塗料や硬化剤も、工場でつくられたあと、品質を保ったまま現場へ届くまでに多くの手間と費用がかかっています。

さらに、物流が不安定になると、納期にも影響します。
材料が予定通りに入らない場合、工事の段取りを組み直したり、代替材料を探したりする必要が出てきます。これも、塗装店にとっては目に見えにくい負担になります。

塗料の価格は、工場でつくられた瞬間だけで決まるものではありません。原料を運び、保管し、品質を守りながら現場へ届けるまでの長い道のりの中で、物流費という見えにくいコストが積み重なっているのです。

4. 円安と日本の国際競争力低下の影響を受けているため

日本では、塗料の原料や硬化剤に関係する化学材料を、海外から輸入しているケースがあります。

そのため、円安になると、同じ材料を仕入れる場合でも、日本円で支払う金額が大きくなります。

円安とは、簡単に言うと「円の価値が下がること」です。
たとえば、海外で1ドルの商品を買う場合、1ドル=110円のときは110円で買えますが、1ドル=150円になると、同じ1ドルの商品でも150円を支払う必要があります。

つまり、海外の原料価格が変わっていなくても、円安が進むだけで、日本の会社にとっては仕入れ価格が上がってしまうのです。

為替の状態 海外原料価格 日本円での仕入れ負担
1ドル=110円 1ドル分の原料 約110円
1ドル=130円 1ドル分の原料 約130円
1ドル=150円 1ドル分の原料 約150円

このように、海外での材料価格が同じでも、円安になるだけで日本国内の仕入れコストは上がります。

塗料や硬化剤は、原油やナフサ、ベンゼン、トルエン、アミン系原料、イソシアネート系原料など、世界的な化学原料の価格と深く関係しています。
これらの原料や中間材料の一部は、海外市況やドル建て取引の影響を受けやすいものです。

そのため、塗料メーカーや原料メーカーは、海外から原料を仕入れる際に、為替の影響を受けます。
円安が進むと、同じ量の原料を仕入れるだけでも、以前より多くの日本円が必要になります。

また、為替の影響は原料そのものだけにとどまりません。

  • ■ 海外から原料を運ぶ輸送費
  • ■ 海外メーカーとの取引価格
  • ■ 輸入時の保険料や手数料
  • ■ 海外製の添加剤や樹脂材料
  • ■ 海外設備や部品の調達費

こうしたものにも、円安の影響がじわじわと関係してきます。

さらに近年は、円安だけでなく、日本の国際競争力の低下も塗料原料の価格に影響しやすくなっています。

かつて日本の化学産業は、国内の石油化学コンビナートを中心に非常に高い技術力と安定した供給力を持っていました。
しかし現在は、エネルギーコストの上昇、設備の老朽化、国内需要の縮小、人手不足、環境対応コストの増加などにより、国内で原料をつくる力が以前より弱くなっている分野もあります。

一方で、中国、韓国、東南アジア、中東などでは、大規模な化学プラントが整備され、世界市場向けに大量生産できる体制が広がっています。

つまり、日本だけで原料を安定して安くつくることが難しくなり、海外の原料や中間材料に頼っている場面が増えています。

背景 塗料・硬化剤への影響
国内化学工場の老朽化 設備維持費が増え、製造コストが上がりやすい
国内需要の縮小 大量生産によるコストメリットが出にくくなる
エネルギーコストの高さ 国内生産品の価格競争力が弱くなりやすい
海外大型プラントの台頭 原料供給が海外市況に左右されやすくなる
円安の進行 輸入原料の円換算コストが上がりやすい

ここで大切なのは、「日本の技術力がなくなった」という意味ではありません。

日本の塗料メーカーや化学メーカーには、今でも高い品質管理力、配合技術、現場に合わせた製品開発力があります。
しかし、原料を安く大量につくるという面では、エネルギー価格の安い国や、大型プラントを持つ国との競争が厳しくなっています。

たとえるなら、日本の職人がつくる洋服の縫製技術は高くても、生地そのものを海外から仕入れている場合、円安や海外相場の影響を避けにくいのと似ています。

塗料も同じです。
最終的な塗料の品質や使いやすさは日本メーカーの技術で高められていても、その土台となる原料や中間材料の一部を海外に頼っていれば、円安や国際市況の影響を受けやすくなります。

また、日本国内の化学産業では、採算性の低い設備を縮小したり、海外生産に切り替えたり、事業再編を進めたりする動きもあります。
これは企業として自然な判断でもありますが、国内だけで原料を安定確保する力が弱まると、海外の供給不安や価格変動の影響を受けやすくなります。

その結果、海外の原料価格が上がる、物流が乱れる、円安が進む、海外メーカーが値上げする、といった変化が起きると、日本国内の塗料や硬化剤の価格にも反映されやすくなります。

外壁塗装の現場では、塗料缶や硬化剤の缶だけを見るため、為替や国際競争力の影響はあまり実感しにくいかもしれません。
しかし、その缶が現場に届くまでには、海外原料、化学工場、輸送、国内加工、塗料メーカー、販売店という長い流れがあります。

その流れのどこかに海外との取引が含まれている場合、円安や国際競争力の低下は材料価格に影響します。

たとえるなら、輸入食材を使うレストランと似ています。
同じチーズ、オリーブオイル、ワインを仕入れていても、円安になると仕入れ価格が上がります。
さらに日本国内で同じ品質の食材を安定して大量につくることが難しければ、海外価格の影響をより強く受けることになります。

塗料も全く同じです。
性能や品質を落とさず、外壁や屋根を長く守れる塗料をつくるためには、必要な原料を安定して仕入れる必要があります。
その仕入れに円安や海外依存の影響が重なると、塗料や硬化剤の価格も上がりやすくなります。

さらに難しいのは、原油価格や一部の化学原料価格が少し落ち着いたとしても、円安や国内生産力の低下が続いていると、日本国内の価格はすぐには下がりにくいという点です。

海外の原料価格が下がっても、円の価値が下がっていれば、日本円で見た仕入れ負担は思ったほど軽くなりません。
また、国内で代わりに安くつくれる体制が十分でなければ、海外市況に合わせて仕入れるしかない場面も出てきます。

そのため、ニュースなどで「原油価格が下がった」と聞いても、塗料価格がすぐに下がるとは限らないのです。

最近、塗料価格が「一度上がるとなかなか戻らない」と感じられる背景には、円安だけでなく、国内化学産業の構造変化や国際競争力の低下も関係しています。

塗料や硬化剤の価格は、原料価格だけでなく、為替、物流、エネルギー、安全管理、在庫リスク、国内外の生産体制など、いくつもの要素が重なって決まります。

つまり、円安と国際競争力の低下によって、海外の材料価格が少し落ち着いても、日本国内の塗料や硬化剤の価格は以前の水準に戻りにくくなっています。
外壁塗装の材料費が高止まりしやすい背景には、こうした為替と産業構造の見えにくい影響もあるのです。

5. 安全管理や環境対応のコストが増えているため

硬化剤の中には、取り扱いに注意が必要な成分を含むものがあります。

特に二液型ウレタン、シリコン、フッ素、無機塗料などで使われる硬化剤は、正しい知識を持って扱うことが大切です。
硬化剤は、主剤と混ぜることで塗料をしっかり固め、強い塗膜をつくるために欠かせない材料ですが、その一方で使用方法や保管方法を誤ると、職人の健康や施工品質に影響するおそれがあります。

そのため、施工現場では、換気、保護具、保管方法、混合方法、使用後の管理など、細かな安全対策が求められます。

安全管理の項目 主な内容 なぜ大切なのか
換気 においや揮発成分がこもらないように空気を入れ替える 職人や周囲への負担を減らすため
保護具 手袋、防毒マスク、保護メガネなどを適切に使用する 皮膚や呼吸器への影響を防ぐため
保管方法 直射日光や高温多湿を避け、決められた方法で保管する 材料の劣化や品質低下を防ぐため
混合管理 主剤と硬化剤を正しい割合で混ぜる 硬化不良や密着不良を防ぐため
使用後の管理 残材や容器を適切に処理する 安全性と環境への配慮のため

こうした安全管理は、職人を守るためにも、お客様の住まいを安全に施工するためにも、とても大切なことです。

外壁塗装は屋外で行う工事が多いため、一般の方から見ると「においが少しするくらい」と感じられることもあります。
しかし、実際の現場では、塗料や硬化剤を正しく扱うために、職人は材料の性質、気温、湿度、乾燥時間、換気状況を確認しながら作業しています。

特に硬化剤を使う二液型塗料では、主剤と硬化剤を混ぜたあとの「使える時間」が限られています。
この時間を過ぎると、塗料の粘度が変わったり、塗りにくくなったり、本来の性能が出にくくなることがあります。

つまり、安全管理は「職人の健康を守ること」だけでなく、「塗料の性能をきちんと発揮させること」にもつながっています。

また、近年は世界的にVOCと呼ばれる揮発性有機化合物を減らす流れが進んでいます。

VOCとは、塗料やシンナーなどから空気中に出る成分のことです。
においの原因になることもあり、環境や健康への配慮から、できるだけ少なくしていく方向にあります。

そのため、塗料メーカーは、より安全で、においが少なく、環境に配慮した製品づくりを進めています。

たとえば、近年は次のような塗料や材料が増えています。

  • ■ においを抑えた低臭タイプの塗料
  • ■ VOCを減らした環境配慮型塗料
  • ■ 水性でありながら耐久性を高めた塗料
  • ■ 作業者への負担を減らした材料設計
  • ■ 安全データシートによる使用方法の明確化

これは、お客様にとっても、職人にとっても、地域環境にとっても良い流れです。

ただし、こうした環境対応型の製品を開発したり、安全性を高めたりするためには、研究開発費、検査費、品質管理費、表示や書類整備のコストも必要になります。

塗料メーカーは、ただ色をつける材料をつくっているわけではありません。
耐久性、密着性、防カビ性、防藻性、低汚染性、低臭性、作業性、安全性など多くの性能をバランスよく整える必要があります。

たとえるなら、現代の塗料づくりは、味だけでなく、栄養、アレルギー表示、衛生管理、保存性、環境負荷まで考えて商品をつくる食品メーカーに近いところがあります。

「おいしければよい、安ければよい」という時代から、「安心して使えること、長く品質が保てること、つくる人にも使う人にも配慮されていること」が求められる時代へ変わってきているのです。

また、安全管理や環境対応の強化は、塗装店側にも影響します。

職人は材料の性質を理解し、正しい混合比を守り、適切な保護具を使い、現場ごとに安全な作業環境を整える必要があります。
さらに、材料の保管、残材の管理、近隣へのにおい配慮、作業中の換気など、現場での判断も以前より重要になっています。

このような管理をきちんと行うには、知識、経験、教育、道具、時間が必要です。
それらは一見すると見積書に表れにくい部分ですが、工事品質と安全性を支える大切なコストです。

反対にこうした安全管理を軽く見てしまうと、職人の健康リスクだけでなく、硬化不良、乾燥不良、においのトラブル、近隣への配慮不足などにつながるおそれがあります。

外壁塗装は、ただ建物に色を塗るだけの工事ではありません。
お客様の住まい、職人の安全、近隣環境、将来のメンテナンスまで考えて行う工事です。

つまり、安全性や環境性能を高めることは、塗料の価値を高める一方で、製造コストや施工管理コストにも影響します。

これからの塗料は「安ければよい」ではなく、「安全性・環境性・耐久性をどう両立するか」が問われる時代になっています。
住まいを長く守るためには、価格だけでなく、その材料がどのようにつくられ、どのように安全に使われるのかまで見ていくことが大切です。

3.なぜ外壁塗装の価格にも影響するのか

なぜ外壁塗装の価格にも影響するのか 塗料 硬化剤 イメージ

硬化剤の価格が上がると、二液型塗料を使う工事の原価が上がります。

外壁塗装では、すべての場所に二液型塗料を使うわけではありません。
しかし、屋根、鉄部、付帯部、防水部分、高耐久仕様の外壁など、強さや密着性が求められる場所では、二液型塗料が選ばれることがあります。

二液型塗料は、主剤と硬化剤を混ぜて使うことで、より強い塗膜をつくりやすい塗料です。
紫外線、雨、風、熱、湿気などにさらされる外装部分では、この「しっかり硬化して密着する力」がとても大切になります。

たとえば、次のような場所では、二液型塗料が適している場合があります。

  • ■ 屋根塗装
  • ■ 鉄部塗装
  • ■ 雨戸やシャッターボックス
  • ■ ベランダ床や防水関連
  • ■ 高耐久仕様の外壁塗装
  • ■ クリヤー塗装や意匠性の高い仕上げ

こうした場所は、外壁の中でも特に傷みやすかったり、素材との密着性が求められたりする部分です。

屋根は外壁よりも紫外線や熱を強く受けます。
鉄部は錆びやすく、下塗りや上塗りの密着性が重要になります。
ベランダ床や防水部分は、雨水や歩行による摩耗に耐える必要があります。

そのため、単に「色が付けばよい」という考え方ではなく、場所ごとに必要な性能を考えて塗料を選ぶことが大切です。

場所 求められる性能 二液型塗料が選ばれる理由
屋根 耐候性、耐熱性、密着性 紫外線や熱にさらされやすいため
鉄部 防錆性、密着性、耐久性 錆びや剥がれを防ぐため
雨戸・シャッター 密着性、仕上がりの美しさ 金属面にしっかり密着させるため
ベランダ床 防水性、摩耗性、耐久性 雨水や歩行による負荷に耐えるため
クリヤー塗装 透明感、耐候性、意匠保持 既存の柄や質感を長く守るため

二液型塗料は、強い塗膜をつくりやすい反面、材料費や施工管理の手間がかかります。

一液型塗料のように缶を開けてすぐ使うのではなく、主剤と硬化剤を決められた割合で混ぜる必要があります。
この配合比を間違えると、乾燥不良、硬化不良、密着不良、塗膜の弱さなどにつながるおそれがあります。

つまり、二液型塗料は高性能な塗料である一方、扱い方にも高い精度が求められる塗料です。

また、硬化剤は一度主剤と混ぜると、使える時間が限られます。
これを「可使時間」といいます。

可使時間を過ぎると、塗料は少しずつ固まり始めます。
その状態で無理に使うと、塗りにくくなったり、仕上がりが悪くなったり、塗料本来の性能が出にくくなることがあります。

そのため、職人はその日の気温、湿度、日当たり、作業人数、塗る面積を見ながら、必要な量だけを計算して塗料を混ぜます。

必要以上に多く混ぜてしまうと、使い切れずに固まってしまい、材料ロスにつながります。
反対に少なすぎると、何度も作り直す必要があり、作業効率が落ちることもあります。

硬化剤が高くなっている時代ほど、このような材料ロスは工事原価に大きく響きます。

たとえば、料理で高級なソースを仕込むときと似ています。
必要以上につくりすぎて余らせてしまえば、その分は無駄になります。かといって少なすぎれば、料理の流れが止まってしまいます。

塗装現場でも同じです。
必要な量を、必要なタイミングで、正確に混ぜて、時間内に使い切る。この段取りが、品質にも原価にも関わります。

さらに、硬化剤の価格が上がると、塗料そのものの材料費だけでなく、次のような部分にも影響します。

  • ■ 材料の仕入れ価格
  • ■ 在庫管理の負担
  • ■ 使い切れなかった材料のロス
  • ■ 残材処分にかかる手間
  • ■ 施工管理に必要な職人の教育や確認作業
  • ■ 見積り時と施工時の材料価格差による原価リスク

外壁塗装の見積書では、硬化剤だけが単独で大きく表示されることはあまりありません。

しかし実際には、二液型塗料を使う場所が多い工事ほど、硬化剤の価格上昇は材料費に反映されやすくなります。
屋根、鉄部、防水、付帯部などを丁寧に施工するほど、使用する材料の種類も増え、管理する手間も増えます。

ここで大切なのは、硬化剤が高くなったからといって、必要な場所まで安易に性能の低い材料へ変えてしまうことではありません。

もちろん、建物の状態によっては一液型塗料で十分な場所もあります。
一方で、鉄部や防水部分、強い密着性が必要な場所では、二液型塗料を使った方が長い目で安心できる場合もあります。

無理に材料費だけを下げようとすると、数年後に剥がれ、錆び、膨れ、防水不良などが出てしまい、結果的に補修費用が高くつくこともあります。

外壁塗装は、今この瞬間の金額だけでなく、数年後、十年後の住まいの状態まで考えて選ぶことが大切です。

だからこそ、これからの塗装工事では、ただ高い塗料を使うだけでも、ただ安い塗料を選ぶだけでもなく、建物の状態に合わせて「どこに、どの塗料を、どれだけ使うか」を見極める力が重要になります。硬化剤の価格上昇は、塗装店の材料選定力、施工管理力、そして誠実な見積り姿勢がより問われる時代になったことを示しているのです。

4.建築塗料の硬化剤が高くなった これからの建築塗料の流れについて【予想】

建築塗料の硬化剤が高くなった これからの建築塗料の流れについて【予想】 イメージ

これからの建築塗料は、ただ「長持ちする塗料」へ進むだけではありません。

もちろん、耐久性はとても大切です。
しかし近年は、それに加えて、環境への配慮、職人の安全性、においの少なさ、施工のしやすさ、建物との相性まで含めて、塗料の価値が見直される時代になってきています。

以前は「強い塗料」「高級な塗料」「二液型塗料」といった分かりやすい性能が注目されやすい傾向がありました。
しかし現在は、原材料価格の上昇、硬化剤の高騰、環境規制、安全管理の強化などにより、塗料選びの考え方も少しずつ変わっています。

これからの外壁塗装では、単純に高い塗料を選ぶのではなく、住まいの状態や使用する場所に合わせて、無理なく長持ちする仕様を選ぶことが大切になります。

今後の流れ 内容
低VOC化 においを抑え、環境や健康に配慮した塗料が増える
水性塗料の進化 扱いやすく、住宅塗装で使いやすい高性能な水性塗料が増える
二液型塗料の使い分け 必要な場所にだけ二液型を使う考え方が重要になる
高耐久化 長持ちする塗料を選び、塗り替え周期を延ばす考え方が強まる
安全管理の重視 職人の保護具、換気、材料管理、教育がより大切になる
1. においや環境に配慮した「低VOC化」が進む

これからの塗料では、VOCをできるだけ少なくする流れがさらに進んでいくと考えられます。

VOCとは、塗料やシンナーなどから空気中に出る揮発性有機化合物のことです。
においの原因になることもあり、環境や健康への配慮から、できるだけ少なくしていく方向にあります。

外壁塗装は屋外で行う工事が多いとはいえ、作業中のにおいは、お客様だけでなく近隣の方にも関係します。
特に住宅密集地では、においへの配慮はとても大切です。

そのため、これからは低臭タイプの塗料や、VOCを抑えた塗料、水性塗料などが、より重要な選択肢になっていきます。

塗料は、ただ建物を守るだけでなく、暮らしの周辺環境にも配慮して選ぶ時代になっているのです。

2. 水性塗料の性能がさらに進化する

以前は「水性塗料は弱い」「溶剤塗料の方が長持ちする」というイメージを持たれることもありました。

しかし近年の水性塗料は、かなり性能が向上しています。
外壁用の水性塗料でも、耐候性、低汚染性、防カビ性、防藻性などを備えた製品が増え、一般住宅の外壁塗装では十分に実用的な選択肢になっています。

水性塗料は、においが比較的少なく、住宅地での施工にも向いています。
また、硬化剤を使わない一液型の水性塗料であれば、二液型塗料に比べて材料ロスや混合管理の負担を抑えやすいというメリットもあります。

もちろん、すべての場所に水性塗料が最適というわけではありません。
素材や部位によっては、弱溶剤塗料や二液型塗料の方が適している場合もあります。

大切なのは「水性だから良い」「溶剤だから良い」と決めつけることではなく、建物の状態や施工場所に合わせて、最も相性のよい塗料を選ぶことです。

3. 二液型塗料は「必要な場所に使う」時代へ

昔は「強い塗料=とにかく二液型」という考え方もありました。

もちろん、二液型塗料には今でも大きな価値があります。
主剤と硬化剤を混ぜて使うことで、密着性や耐久性に優れた塗膜をつくりやすく、鉄部、床、防水、高耐久仕様が求められる場所では、二液型塗料が適している場合も多くあります。

ただし、住宅全体を何でも二液型にすればよい、という時代ではなくなってきています。

二液型塗料は高性能な反面、主剤と硬化剤の配合比、可使時間、気温、湿度、塗布量などの管理が必要です。
また、硬化剤の価格が上がっている現在では、必要以上に二液型塗料を使うと、材料費やロスも増えやすくなります。

そのため、これからは「本当に二液型が必要な場所できちんと使う」という考え方が大切になります。

たとえば、鉄部や防水部分のように密着性や強度が必要な場所には二液型塗料を使い、外壁の広い面には建物の状態に合った水性塗料や一液型塗料を使う。
このように、部位ごとに塗料を使い分けることで、品質と費用のバランスを取りやすくなります。

高性能な塗料を「全部に使う」のではなく、「必要な場所に正しく使う」これが、これからの塗料選びでとても大切な考え方です。

4. 塗り替え周期を考えた「高耐久化」が進む

塗料価格が上がっている今、ただ安い塗料を選ぶよりも、長い目で見たメンテナンス性を考えることが重要になっています。

外壁塗装には、塗料代だけでなく、足場代、高圧洗浄、下地補修、養生、職人の手間など、さまざまな費用がかかります。
そのため、短い周期で何度も塗り替えるより、建物に合った耐久性のある仕様を選び、塗り替え周期を適切に延ばす方が長い目で見ると負担を抑えられる場合があります。

ただし、「高耐久塗料を選べば必ず安心」というわけではありません。

どれだけ高性能な塗料でも、下地処理が不十分だったり、外壁材との相性が悪かったり、塗布量や乾燥時間が守られていなかったりすれば、本来の性能は発揮されません。

高耐久化で大切なのは、塗料のグレードだけではなく、建物診断、下地補修、塗料選定、施工管理を一体で考えることです。

これからは「高い塗料を選んだから安心」ではなく、「建物に合った仕様で、長く持たせる施工をする」ことがより大切になります。

5. 職人の安全管理と施工管理がより重視される

塗料の性能が高くなるほど、施工する職人の知識と管理力も重要になります。

特に二液型塗料では、主剤と硬化剤の配合比、混ぜる量、使い切る時間、乾燥時間、気温や湿度の管理が欠かせません。
これらをきちんと守らないと、乾燥不良、硬化不良、密着不良、艶ムラなどにつながることがあります。

また、塗料や硬化剤の中には、取り扱いに注意が必要なものもあります。
そのため、保護具の使用、換気、材料の保管、残材処理、近隣へのにおい配慮など、安全管理もますます大切になっています。

お客様から見ると、塗装工事の品質は「仕上がりの色」や「艶」で判断されやすいものです。
しかし実際には、見えないところでの管理こそが、数年後の耐久性を左右します。

塗装は、塗料缶の性能だけで完成するものではありません。
現場の気温を読むこと、乾燥時間を守ること、下地の状態を見極めること、適切な道具を使うことです。 こうした一つひとつの積み重ねが、住まいを長く守る塗膜になります。

これからの外壁塗装では、塗料の性能だけでなく、その塗料を正しく扱える職人の施工管理力も、これまで以上に重要になっていきます。

6. これからは「塗料の使い分け」が重要になる

外壁には外壁に合う塗料、屋根には屋根に合う塗料、鉄部には鉄部に合う塗料があります。

まるで洋服のコーディネートと同じで、全身を高級ブランドで固めればおしゃれになるとは限りません。
大切なのは、素材、季節、場所、雰囲気、着る人に合っているかどうかです。

外壁塗装も同じです。
住まいの素材、築年数、劣化状態、日当たり、雨の当たり方、周辺環境、色の好み、今後の暮らし方によって、適した塗料は変わります。

部位 重視したい性能 考え方
外壁 耐候性、低汚染性、防カビ・防藻性 美観と耐久性のバランスを重視
屋根 耐候性、遮熱性、密着性 紫外線や熱への強さを重視
鉄部 防錆性、密着性 錆止めと上塗りの相性を重視
軒天 透湿性、防カビ性 湿気がこもりにくい仕様を重視
ベランダ床 防水性、摩耗性、メンテナンス性 歩行や雨水への耐性を重視

このように、部位ごとに必要な性能は違います。

だからこそ、これからの塗装では「この塗料が一番高いから良い」「この塗料名を聞いたことがあるから安心」といった選び方だけでは不十分です。

大切なのは、素材、場所、目的、予算、耐久性のバランスです。

高い塗料を使うことよりも、建物の状態に合った塗料を選び、正しく施工すること。
この基本こそが、外壁塗装で後悔しないための一番大切なポイントです。

これからの塗装は「高い塗料を使うこと」よりも、「住まいに合った塗料を正しく選び、正しく施工すること」がより重要になっていきます。

5. 建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった? これからの外壁塗装で大切なこと

建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった? これからの外壁塗装で大切なこと イメージ

硬化剤や塗料価格が上がる時代だからこそ、外壁塗装では「どの塗料を使うか」だけでなく、「なぜその塗料を使うのか」「どの場所に使うのか」「どのように施工するのか」が、これまで以上に大切になります。

塗料の価格が上がると、どうしても見積り金額に目が向きやすくなります。
もちろん、費用はとても大切です。大切なお住まいの工事ですから、納得できる価格であることは欠かせません。

しかし、外壁塗装は「安く買って終わり」の商品ではありません。
塗料という材料を、職人が現場で建物の状態に合わせて使いこなし、一つひとつの工程を積み重ねて仕上げていく工事です。

同じ塗料を使っても、下地処理、塗布量、乾燥時間、気温や湿度の管理によって、仕上がりも耐久性も変わります。

たとえば、どれだけ高性能な塗料を使っても、外壁の汚れやチョーキングをしっかり落とさずに塗れば、密着性が悪くなることがあります。
ひび割れやシーリングの劣化をそのままにして塗装すれば、表面はきれいに見えても、雨水の侵入リスクを残してしまう場合があります。

p>また、塗料にはメーカーが規定している塗布量や乾燥時間があり、塗る量が少なすぎれば、十分な厚みの塗膜ができません。
乾燥時間が不十分なまま次の工程へ進めば、塗膜の中に湿気や溶剤が残り、膨れや剥がれの原因になることもあります。

つまり、外壁塗装の品質は、塗料のグレードだけで決まるものではありません。

確認したいポイント 大切な理由
建物診断 外壁材や劣化状態に合った工事内容を決めるため
下地処理 塗料をしっかり密着させ、早期剥がれを防ぐため
塗料選定 外壁・屋根・鉄部など、場所ごとに適した性能を選ぶため
塗布量 塗膜に必要な厚みを確保し、耐久性を高めるため
乾燥時間 塗膜を安定させ、膨れや密着不良を防ぐため
職人の管理力 気温・湿度・材料の状態を見ながら、現場で適切に判断するため

特に硬化剤を使う二液型塗料では、主剤と硬化剤の配合比、混ぜる量、使い切る時間も重要です。
二液型塗料は高性能な反面、扱い方を間違えると、本来の性能を発揮しにくくなることがあります。

見積り金額が安く見えても、必要な下地処理が省かれていたり、塗料の使用量が少なかったり、乾燥時間を十分に取らずに工期を短縮していたりすれば、数年後に不具合が出る可能性があります。

反対に適正な価格の中で、建物診断、下地補修、塗料選定、施工管理がきちんと組み込まれている工事は、完成直後だけでなく、数年後の安心感にもつながります。

外壁塗装は、料理でいえば「良い食材を、腕のよい料理人が、適切な火加減で仕上げる」ようなものです。
高級な食材を使っても、下ごしらえや火入れが雑ではおいしく仕上がりません。
塗装も同じで、良い塗料を使うだけではなく、その塗料の性能を引き出す施工が大切です。

これからの外壁塗装では、塗料のグレードだけで判断するのではなく、次のような視点で見ることが大切です。

  • ■ なぜその塗料を提案しているのか
  • ■ 建物の劣化状態に合った仕様になっているか
  • ■ 下地処理や補修内容がきちんと含まれているか
  • ■ 塗装する場所ごとに材料を使い分けているか
  • ■ 職人がどのように施工管理を行うのか
  • ■ 工事後のメンテナンスや保証の考え方が明確か

価格が上がっている時代だからこそ、安さだけを追いかけると、見えない部分の品質が削られてしまうことがあります。
一方で、高い塗料を使えば必ず良い工事になる、というわけでもありません。

大切なのは、建物の状態に合わせて、必要なところに必要な手間と材料を使うことです。
それが、結果的に住まいを長く守り、塗り替え後の満足感にもつながります。

これからの外壁塗装では、塗料のグレードだけで判断するのではなく、建物の状態に合わせた仕様選定と誠実な施工管理を見極めることが大切です。
見積りの金額だけでは見えにくい「工事の中身」こそ、住まいの未来を左右する大切なポイントなのです。

1. 塗料名だけで判断しない

外壁塗装では、塗料の名前やグレードが気になる方も多いと思います。

「シリコン塗料」「ラジカル制御塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」など、いろいろな塗料名を聞くと一体どれを選べばよいのか迷ってしまう方も少なくありません。

もちろん、塗料選びはとても大切です。
ただし、塗料の名前だけで工事の良し悪しが決まるわけではありません。

たとえば、どれだけ高性能な塗料を使っても、外壁の汚れや古い塗膜をきちんと落とさずに塗ってしまえば、密着性が悪くなることがあります。
また、ひび割れやシーリングの劣化をそのままにして塗装すれば、見た目はきれいになっても、住まいを守る力は十分に発揮されません。

塗料は、いわば「良い服地」のようなものです。
上質な生地でも、採寸や縫製が雑であれば、着心地も見た目も美しく仕上がりません。
外壁塗装も同じで、塗料の性能を引き出すためには、下地処理と施工技術が欠かせないのです。

特に外壁材には、窯業サイディング、モルタル、ALC、金属サイディングなど、さまざまな種類があります。
さらに、日当たり、雨の当たり方、ひび割れの有無、チョーキングの状態、旧塗膜の劣化具合によって、適した下塗り材や上塗り材は変わります。

そのため、塗料名だけで判断するのではなく、「なぜその塗料を使うのか」「この住まいの状態に合っているのか」「下地処理まで含めて適切な仕様になっているのか」を確認することが大切です。

2. 安さだけで選ばない

塗料や硬化剤の価格が上がっている中で、極端に安い見積りには注意が必要です。

もちろん、価格が安いこと自体が悪いわけではありません。
仕入れや施工体制を工夫し、企業努力によって適正な価格を出している業者もあります。

ただし、外壁塗装には、どうしても削ってはいけない工程があります。

  • ■ 高圧洗浄で汚れや旧塗膜の粉を落とすこと
  • ■ ひび割れや欠損を補修すること
  • ■ シーリングを適切に打ち替えること
  • ■ 外壁材に合った下塗り材を選ぶこと
  • ■ メーカー基準に近い塗布量を守ること
  • ■ 乾燥時間をしっかり確保すること

こうした工程を省いてしまうと、工事直後はきれいに見えても、数年後に色あせ、剥がれ、膨れ、ひび割れ、雨水の侵入といった不具合につながるおそれがあります。

外壁塗装は、完成した直後だけを見ると、工事の差が分かりにくいです。
新しく塗れば、たいていの外壁は一度きれいに見えます。

しかし、本当の差は数年後に出てきます。
ていねいに下地処理を行い、適切な塗料を正しく塗った住まいは、色つやの持ち方や汚れ方、ひび割れの出方に違いが出やすくなります。

反対に、価格を下げるために必要な工程を削ってしまうと、結果的に早い段階で再補修が必要になり、長い目で見るとかえって高くついてしまうこともあります。

だからこそ、外壁塗装では「一番安い見積り」だけで決めるのではなく、工事内容、使用材料、下地処理、保証内容、施工する職人の体制まで含めて、適正価格かどうかを見極めることが大切です。

3. 必要な場所に必要な塗料を使う

これからの塗装工事では、すべてを同じ考え方で塗るのではなく、場所ごとに適した仕様を選ぶことが大切です。

外壁、屋根、鉄部、雨樋、破風板、軒天、ベランダ床では、それぞれ傷み方も求められる性能も違います。
日差しを強く受ける場所、雨が溜まりやすい場所、熱を持ちやすい場所、サビが出やすい場所では、必要な塗料や下地処理も変わります。

場所 大切な考え方
外壁 耐候性、低汚染性、下地との相性を重視
屋根 紫外線や熱に強い塗料を選ぶ
鉄部 錆止め、密着性、上塗りとの相性を重視
ベランダ床 防水性、摩耗性、メンテナンス性を重視
付帯部 外壁との色合わせと耐久性のバランスを重視

たとえば、外壁には汚れにくさや色あせにくさが大切です。
屋根は外壁以上に紫外線や熱を受けるため、耐候性や遮熱性を考える必要があります。

鉄部では、上塗り塗料だけでなく、錆止め塗料の選び方が重要です。
ベランダ床や防水部分では、歩行による摩耗や雨水の流れ方まで考える必要があります。

また、付帯部は面積こそ外壁より小さいですが、住まい全体の印象を左右する大切な部分です。
雨樋、破風板、水切り、シャッターボックスなどがきれいに整うと、外観全体がぐっと引き締まります。

塗装工事は、建物全体を一枚の絵のように考えることが大切です。

外壁だけきれいでも、付帯部が早く色あせてしまえば、全体の印象は少し残念に見えてしまいます。
反対に、外壁・屋根・雨樋・破風板・水切りなどのバランスが整うと、住まい全体が品よく見えます。

色も材料も、住まい全体の調和が大切です。
外壁塗装は、家を守る工事であり、暮らしの印象を美しく整える工事でもあります。

4. 職人の施工管理がより重要になる

先にも少しお伝えしましたが、硬化剤を使う二液型塗料では、職人の施工管理力がとても重要です。

二液型塗料は、主剤と硬化剤を決められた割合で混ぜて使います。
この配合比を間違えると、塗料本来の性能が出にくくなります。

また、二液型塗料は一度混ぜると、使える時間が限られます。
この時間を「可使時間」といい、時間を過ぎると塗料が固まり始め、きれいに塗れなくなります。

つまり、二液型塗料は高性能な反面、現場での管理がとても大切な塗料です。

主剤と硬化剤の配合比、混ぜる量、使い切る時間、気温、湿度、乾燥時間、どれも仕上がりに関わります。

特に硬化剤が高くなっている時代は、必要以上に材料を作りすぎて廃棄することも避けなければなりません。

材料を作りすぎればロスが増えますし、反対に少なすぎれば作業の流れが悪くなります。
さらに気温が高い日は硬化が早く進み、寒い日は乾燥や硬化に時間がかかる場合があります。

このように塗装の現場では、職人がその日の気温、湿度、日当たり、風の強さ、塗る場所の状態を見ながら判断しています。

適切な量をつくり、適切な時間内に使い切り、正しい塗布量で仕上げる。
当たり前のようで、実はここに職人の経験と段取りが表れます。

塗装の品質は、塗料缶の中だけで決まるものではありません。現場での一手間、一判断、一呼吸が、仕上がりの差になります。

6. 建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった まとめ

建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった まとめ イメージ

建築塗料の硬化剤が高くなった理由は、単なる原油高だけではありません。

化学原料、エネルギー価格、物流費、円安、安全管理、環境対応など、さまざまな要因が重なっています。

そのため、これからの外壁塗装では「昔の価格に戻るはず」と考えるよりも、今の時代に合った塗料選びと施工管理を行うことが大切です。

特に大切なのは、次の3つです。

  • ■ 建物の状態に合った塗料を選ぶこと
  • ■ 必要な場所に必要な性能の塗料を使うこと
  • ■ 下地処理・塗布量・乾燥時間をきちんと守ること

「高い塗料を使えば必ず長持ちする」というわけではありません。
反対に安い塗料だから必ず悪い、というわけでもありません。

大切なのは、住まいの状態、素材、劣化の進み方、周辺環境、お客様のご望に合わせて、最適な仕様を選ぶことです。

外壁塗装は、ただ色を塗り替える工事ではありません。
これから先の暮らしを守り、住まいの印象を整え、大切な家を長く保つためのメンテナンスです。

塗料価格が上がっている今だからこそ、「どれだけ安く塗るか」ではなく、「どれだけ意味のある工事にするか」が問われています。

小林塗装では、塗料の価格や性能だけでなく、建物との相性、下地の状態、仕上がりの美しさ、将来のメンテナンスまで考えた提案を大切にしています。
外壁塗装や屋根塗装で気になることがありましたら、どうぞお気軽に相談ください。

外壁塗装の塗料選びのことなら、小林塗装にお任せください

外壁塗装の塗料選びのことなら、小林塗装にお任せください 硬化剤 イメージ

小林塗装では、外壁塗装の価格だけでなく、硬化剤の高騰の理由についても分かりやすく丁寧に説明しています。
「この見積りは高いのかしら?」「まだ塗り替えなくても大丈夫?」そんな疑問がある方も、どうぞお気軽に相談ください。

無理に工事をおすすめすることはありません。
現在の状態を確認したうえで、必要な場合はその理由をまだ必要でない場合はその判断も、できるだけ正直にお伝えしています。

現地調査・相談・見積りは無料です。
住まいの状態を正しく把握しながら、予算と品質のバランスを大切にした提案をします。
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建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった コラム筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「建築塗料の硬化剤はなぜ高くなった」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、気軽に読んでもらえる言葉で安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

建築塗料の硬化剤はなぜ高くなったけど 外壁塗装 とってもお得な塗り替えプラン

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