モッズファッションに学ぶ外壁塗装の色選び
― モッズが好きな方におすすめしたい、都会的で芯のある住まいの色 ―
外壁塗装の色を選ぶとき、「目立たせたい」「個性を出したい」と考える方もいれば、その逆に、こう感じる方もいます。
きちんと整って見えること。でも、量産的には見せたくない。静かに”違い”が伝わる外観がいい
もしあなたがモッズファッションに惹かれてきた方なら、この感覚には、きっと覚えがあるはずです。
モッズの美意識は、声高に主張しない、完成度の高さにあります。
そしてそれは、外壁塗装の色選びにおいても、非常に理にかなった考え方なのです。
- ■ モッズファッションの美意識は、外壁塗装の色選びにも応用できる。
- ■ モッズ風の外観に合わせるなら、直線的で整ったデザイン・素材感・色数を絞った配色がポイント。
- ■ 失敗しないためには色を増やしすぎず、コントラストや艶を抑えることが大切
モッズ(Mods)は、1950年代後半から60年代中頃のロンドンで生まれました。
労働者階級の若者たちが、
- ■ モダンジャズ
- ■ ソウル、R&B
- ■ ビートミュージック
といった洗練された音楽を愛し、スクーター(ベスパ、ランブレッタ)で街を駆け抜けながら、「上品であること」「都会的であること」を強く意識したカルチャーです。
重要なのは、彼らが「派手さ」ではなく清潔感・シルエット・完成度を追求した点です。
2. 外壁塗装で「モッズファッションの色」が似合う住宅の外観デザイン特徴とは
モッズファッションの色が似合う住宅は、派手さで目を引く家ではありません。
きちんと整っていて、無駄がなく、それでいてどこか都会的な緊張感がある外観──そんな住まいが舞台になります。
まず大切なのは、外観全体が「シャープに整理されている」ことです。
箱型やフラットルーフ、水平・垂直のラインがきれいに通った立体構成は、モッズらしい端正さと非常に相性が良く、オリーブグリーンやグレイッシュホワイト、スモーキーネイビーといった色が、重たくならずにすっと立ち上がります。装飾で語るのではなく、線と比率で語れる外観であることが重要です。
素材感は、主張しすぎないことがポイントになります。
木目や石柄を前面に出すよりも、フラットなサイディングやモルタル調など、表情を抑えた素材のほうが、モッズファッションの持つクリーンさを邪魔しません。ツヤも強すぎない半艶〜マット寄りにすることで、光が反射しすぎず、色が”面”としてきれいに見えます。
配色の考え方は、とても理知的です。
色数を増やして雰囲気を出すのではなく、限られた色を正確に使う。
オリーブ×白、グレー×黒、ネイビー×オフホワイトなど、コントラストは控えめでも、境界線がはっきりした配色は、モッズ特有の「きちんと感」を外観に与えてくれます。
ここで大切なのは、くすませすぎないこと。
少しだけ彩度を残すことで、無機質になりすぎず、洗練された印象が保たれます。
また、生活感の見せ方も重要な要素です。
ガレージや玄関、窓まわりが整理され、外観全体が一つのまとまった構成に見える住宅は、モッズ系の色と非常に相性が良く、都会的で知的な雰囲気を自然にまといます。
ラフさや無骨さより、「きちんとしているのに堅すぎない」バランスが求められます。
小林塗装の感覚でまとめるなら、モッズファッションの色が似合う外観とは、主張しすぎず、流行に振り回されず、整った美しさを静かに保つ住宅。
派手な色で個性を出すのではなく、選び抜いた色を、正しい分量で使う。
その引き算の姿勢こそが、モッズの色をいちばん美しく見せてくれます
モッズの装いを思い浮かべると、そこにあるのは意外なほど落ち着いた色です。
- ■ ネイビー
- ■ グレー
- ■ ブラック
- ■ オリーブ
- ■ ホワイト(シャツ)
色数は少なく、コントラストも強すぎない。
しかし、全体としては非常にシャープで、「だらしなさ」とは無縁です。
これは、色で主張するのではなく、整い方で差をつけるという思想の表れです。
外壁塗装においても、この考え方は非常に重要になります。
4. モッズが好きな方におすすめしたい外壁塗装色
モッズファッションの核となるのが細身のスーツ。
その色は、黒よりも柔らかく、グレーよりも引き締まったネイビー系が多く使われました。
外壁では、
- ■ 青みを抑えたネイビーグレー
- ■ 黒に寄りすぎないダークブルー
がおすすめです。
- ✔ 重くなりすぎない
- ✔ 昼夜で表情が変わる
- ✔ 都会的で知的
まさに、モッズの「静かなかっこよさ」を体現する色です。
グレーは、モッズ的美意識と最も相性の良い色です。
- ■ 明るすぎない
- ■ 暗すぎない
- ■ 彩度を抑えた中間域
このゾーンのグレーは、
- ■ 建物の形をきれいに見せ
- ■ 周囲から浮かず
- ■ 年月が経っても古さを感じにくい
という、外壁塗装において非常に優秀な特性を持っています。
スーツの「グレー」が体型を美しく見せるのと同じ原理です。
モッズコート(M-51)は、スーツを守るための実用着でした。
その色であるオリーブやカーキは、
- ■ 目立たない
- ■ 汚れが馴染む
- ■ 環境に溶け込む
という、非常に合理的な色です。
外壁に取り入れる場合も、
- ■ 緑を抑えたオリーブ
- ■ グレーを含んだスモーキーグリーン
を選ぶことで、機能美と上品さが両立します。
モッズの白は決して「真っ白」ではありません。
それは、スーツやコートを引き立てるための白。
外壁でも同様に、
- ■ グレーを含んだ白
- ■ 生成り寄りのオフホワイト
を、付帯部やアクセントとして使うのが理想です。
5. モッズ的外壁塗装 配色で失敗しないために
モッズの世界観を外壁に落とし込む際、よくある失敗があります。
- ✗ 色を増やしすぎる
→ モッズは「引き算」の美学 - ✗ コントラストを強くしすぎる
→ 派手さはモッズらしくない - ✗ 艶を出しすぎる
→ スーツの光沢とは別物
モッズ配色は、色数を絞り、艶を抑え、形を美しく見せることが何より大切です。
6. モッズと日本の住まいの相性
実はモッズ的美意識は、日本の住宅とも非常に相性が良い文化です。
- ■ コンパクトな敷地
- ■ 直線的な建物
- ■ 周囲との距離感を大切にする街並み
これらはすべて、「整っていること」を重んじるモッズの思想と重なります。
派手ではないが、どこか凛として見える家。
それは、モッズが目指した「都会的な上品さ」と同じ方向を向いています。
7. モッズ外壁をさらに深く理解するための4つの視点
モッズの色は感覚的に語られがちですが、外壁塗装では数値化された色選定が不可欠です。
- N-75(ダークグレー)
黒に寄りすぎない濃色
細身スーツの「知性」を感じさせる色
向いている使い方:モダン住宅の外壁ベース / 建物を引き締めたい場合 - N-80(薄鈍色)
グレーに深みを持たせた色
夜景でも沈みすぎない
向いている使い方:外壁全面 / 都市部住宅
- 22-65B(バレーフォージタン)
緑を抑えたオリーブ
機能美を感じさせる色
向いている使い方:木部との組み合わせ / 和モダン住宅 - 22-70B(雉鳩色)
グレーに緑を含んだ低彩度色
主張しすぎない都会的グリーン
- 22-85B(絹鼠)
白に見えるが、実はグレー
コントラストを抑えるための白
用途:軒天・破風・付帯部
考え方:建築の線を”服のシルエット”として捉える
おすすめ構成
- ■ 外壁:N-75(ダークグレー)
- ■ 付帯部:22-85B(絹鼠)
- ■ 玄関:N-80(薄鈍色)
仕上がり
- ■ シャープで無駄がない
- ■ 量産的に見えない
- ■ 都会的で静かな存在感
モダン住宅は、
モッズの「細身・引き算」思想と最も相性が良い建物です。
考え方:和の陰影に、都市の知性を重ねる
おすすめ構成
- ■ 外壁:22-65B(バレーフォージタン)
- ■ 木部:ダークブラウン
- ■ 付帯部:22-85B(絹鼠)
仕上がり
- ■ 和風だが古く見えない
- ■ 落ち着きと緊張感が共存
- ■ 文化人住宅のような佇まい
| 観点 | モッズ | アメカジ | グランジ |
|---|---|---|---|
| 美意識 | 完成度・都会性 | 定番・耐久 | 反骨・未完成 |
| 色数 | 少 | 中 | 少 |
| 明度 | 中〜低 | 中 | 低 |
| 彩度 | 低 | 低 | 低〜中 |
| 艶 | 艶消し〜3分 | 艶消し | 艶消し |
| 外観印象 | 凛としている | 親しみやすい | 静かに尖る |
- ■ モッズ:整えたうえで主張しない
- ■ アメカジ:使い込みながら完成する
- ■ グランジ:完成を拒否する美学
どれも「正解」ではなく、生き方の選択です。
- ■ リズムがタイト
- ■ 無駄な音がない
- ■ 都会的で理知的
対応する外壁色
- ■ ネイビーグレー
- ■ ミディアムグレー
- ■ 絞ったモノトーン
- ■ 即興性
- ■ 陰影
- ■ 深み
対応する外壁色
- ■ チャコールグレー
- ■ スモーキーブラウン
- ■ 深みのあるグリーン
- ■ 温度
- ■ 人間味
- ■ 柔らかさ
対応する外壁色
- ■ ベージュ
- ■ 生成り
- ■ ウォームグレー
音楽で見ると、色の性格がよく分かる
- ■ モッズ=タイト
- ■ ジャズ=陰影
- ■ ソウル=温度
8. 小林塗装的まとめ モッズとは「静かに完成度を高める」美意識
モッズは、派手さでも、奇抜さでもありません。
それは、
- ■ きちんと整え
- ■ 無駄を削ぎ
- ■ 静かに差をつける
という、非常に成熟した美意識です。
外壁塗装も、同じ方向を向いたとき、流行に左右されない本当に美しい住まいになります。
モッズファッションが好きな人の外壁塗装色選びなら、「外壁塗装のプロ」小林塗装へ
名古屋の塗装専門店「小林塗装」は、流行や色の感度を大切にするモッズファッション好きの方の感性を、そのまま外壁色選びに活かす提案を得意としています。
モッズは、目立つためのファッションではありません。
それは、「きちんとしていること」「清潔であること」そして「芯があること」を、若者たちなりに突き詰めた文化です。
外壁塗装の色選びも、同じ姿勢で向き合うと、流行に振り回されない10年後も誇れる外観になります。
もしあなたが、モッズの音楽やファッションに惹かれてきたなら、その感性は、きっと住まいの色にも、美しく表れるはずです。
もちろん、いきなり工事の話を進めることはありません。まずは気軽に話してみてください。
「こんな色の組み合わせって、外壁でもできますか?」、「トレンドを取り入れつつ、長く飽きない色にしたいんです」、「他社では色の話が少なくて、イメージが湧きにくかった…」など、どんな小さなことでも大丈夫です。
相談・現地調査・お見積りはすべて無料です。
10年後にふと振り返ったときに「あの色にしてよかった」と思える塗装を、一件一件大切に施工しています。
外壁塗装の見積り・
相談は無料です。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「モッズファッションが好きな方におすすめする、失敗しにくい外壁塗装の色」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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