コロニアル屋根塗装について
コロニアル屋根の塗装は、屋根材の寿命を延ばし、見た目を美しく保つために欠かせない作業です。
今回は、そんなコロニアル屋根塗装の基本知識から具体的な施工手順、注意点、費用相場まで分かりやすくお伝えします。
コロニアル屋根塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. コロニアル屋根とは?

コロニアル屋根とは、(クボタとパナソニックの合弁会社)が取り扱う戸建て住宅専用の薄型化粧スレート屋根の商品名で一般住宅の屋根材として最も普及しています。
コロニアルの製造方法は、セメントと繊維質を混ぜて薄い板状に成型した屋根材で、コロニアルはスレート屋根のなかでも特にシェア率が高い製品です。
現行の商品として「コロニアルクァッド」や「コロニアルグラッサ」などが販売されています。
・屋根が色褪せてきている
・表面が白くなってきている
・カビが生えている
・苔や藻が生えている
・塗装が剥がれている
2. コロニアル屋根を塗装する前に知っておきたいこと 屋根の耐用年数とは?

コロニアル屋根の耐用年数は製造された時期によって異なりますが、一般的には20年〜25年程度と言われており、これはトタン屋根の耐用年数15年〜20年よりも長く、ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数30年と比較するとやや短いです。
コロニアル屋根の寿命を延ばすためには、10〜15年ごとの塗装や25年ごろに行うカバー工法や葺き替えが効果的です。
コロニアル屋根の第二世代に該当するコロニアルNEOは、修繕することが難しく定期的な点検と早めのメンテナンスが重要です。
最近主流のケイミューのコロニアルクァッドは、5年から10年ごとの点検を通じて、経年劣化を未然に防ぐことで、さらに耐用年数を延ばすことができます。
3. コロニアルが割れるのはなぜ?

コロニアルがどうして割れてしまうのかといいますと、経年劣化したコロニアル屋根は表面の塗膜がボロボロになり、屋根材が空気中や雨水の水分を含んでしまい、冬場にその水分が凍結するからです。
水分が凍結すると体積が膨張します。
こういった状態が数年間にわたって何度も繰り返されると、しだいに屋根材が耐えきれなくなり、屋根材に亀裂が入ってしまいます。
4. コロニアル屋根塗装にかかる費用と単価の相場

コロニアル屋根は、一般的に10年に1度の塗装メンテナンスが必要で、使用する塗料や屋根材によって施工費用が異なります。
これから業者を決める方は、まず塗装にかかる費用や単価相場を知ることが重要です。
適正価格を知っておくことで、お客様に合った優良業者が知ることができますし、トラブルを回避することもできます。
なぜなら、検索して上位にあった業者へ依頼したら、相場よりも高額で、予算オーバーしてしまったというお客様も多くいるからです。
費用が高額になる理由は、宣伝・広告費、営業の人件費など、塗装工事の品質とは関係のない費用が発生しているからです。
反対に、費用が相場よりかなり安い業者にも要注意です。必要な工程を省いた手抜き工事や安い塗料のせいで、仕上がりに満足できないこともあるので気をつけましょう。
屋根シリコン=1,800~2,100円
屋根シリコン(遮熱)=1,800~2,100円
屋根シリコン(ラジカル制御)=1,900~2,300円
屋根シリコン(ラジカル制御+遮熱)=1,900~2,300円
屋根フッ素(遮熱)=1,800~2,100円
屋根フッ素=1,800~2,100円
屋根フッ素(ラジカル制御)=1,800~2,100円
屋根フッ素(ラジカル制御+遮熱)=1,800~2,100円
屋根無機=1,800~2,100円
屋根無機(ラジカル制御)=1,800~2,100円
屋根無機(ラジカル制御+遮熱)=1,800~2,100円
5. コロニアル屋根塗装費用の目安
屋根の大きさ、塗料の種類によって変わりますが、戸建て住宅の平均的な広さ30坪程度の場合の費用は、足場工事を含めて40万円〜60万円くらいが相場と言えます。
屋根塗装にかかる費用の内訳はこのような項目になります。
足場・養生シート
塗料・副資材
高圧洗浄
縁切り作業・タスペーサー
塗装作業
費用相場はあくまで目安で、塗料などの実費以外にも、地域や業者、作業する人数などで変動するので、注意ください。

2階建て住宅で築年数 約12年のコロニアル屋根の見積りを紹介するニャ♪
屋根の形状は切妻、屋根面積 80㎡、足場面積 260㎡です。
| 工事項目 | 単価 | 小計(税抜) |
|---|---|---|
| 足場仮設工事(仮設・解体 養生シート含む) | 700/㎡ | 182,000円 |
| 高圧洗浄作業 12~15MPA洗浄・濯ぎ | 130円/㎡ | 10,400円 |
| 高圧洗浄機 損料=ガソリン・オイルメンテ | 1式 | 6,500円 |
| 養生作業 飛散防止 羽出し養生 | 1式 | 8,000円 |
| 縁切り作業 タスペーサー01 W工法 両端15㎝付近 2枚挿入 | 360円/㎡ | 28,800円 |
| 屋根塗装(シリコンラジカル制御 仕様)シーラー下塗り1回+上塗り2回 | 2,100円/㎡ | 168,000円 |
| 笠木・ケラバ板金塗装 (シリコンラジカル制御 仕様)エポキシ錆止め下塗り1回+上塗り2回 | 1式 | 20,000円 |
| 廃材処分費 | 1式 | 6,000円 |
| 工事保険 | 8,000円 | |
| 消費税 43,770円 | ||
| 端数値引き 1,470円 | ||
| 合計金額 480,000円 (税込) |
6. コロニアル屋根塗装におすすめ塗料

コロニアル屋根塗装におすすめの塗料をお伝えします。
| シリコン塗料(ラジカル制御・遮熱含む) | |
|---|---|
| エスケー化研 | 「水性ヤネフレッシュシリコン」(水性1液型) 「エスケープレミアムルーフSi」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) |
| 関西ペイント | 「ラグゼMUKIルーフマイルド」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) 「ラグゼMUKIルーフマイルド遮熱」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) 「アレスクール2液F」(弱溶剤2液型・遮熱) |
| KFケミカル | 「セミフロンルーフ」(弱溶剤1液型・ラジカル制御) 「セミフロンルーフⅡ」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) 「セミフロンルーフⅡ遮熱」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) |
| スズカファイン | 「1液ワイドルーフセラF」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) 「ワイドルーフF」(弱溶剤1液型・ラジカル制御・遮熱) |
| 日本ペイント | 「ファインDFベスト」 「サーモアイDF」(弱溶剤2液型・遮熱) |
| ロックペイント | 「サンフロンルーフ」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) 「シャネツロックルーフF」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) |
| 無機(ラジカル制御・遮熱含む) | |
|---|---|
| エスケー化研 | 「エスケープレミアム無機ルーフ遮熱」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) |
| スズカファイン | 「1液ワイドルーフセラ無機」(弱溶剤1液型・ラジカル制御・遮熱) |
| KFケミカル | 「セミフロンスーパールーフⅡ」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) 「セミフロンスーパールーフⅡ遮熱」(弱溶剤2液型・ラジカル制御・遮熱) |
| 日本ペイント | 「グランセラ™ベスト 2液ファイン」 「グランセラ™ベスト 2液ファイン 遮熱」 |
| ロックペイント | 「ロックハイパーリアクターコート 無機ルーフ」(弱溶剤2液型・ラジカル制御) |
7. コロニアル屋根塗装の施工手順
コロニアル屋根塗装の施工手順をお伝えします。

薄型化粧スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)屋根の表面に付着している汚れ(ホコリ・カビ・藻等)やチョーキング現象による旧塗膜の白い粉を落とす為に、高圧洗浄機の12~15Mpa(1c㎡当たり120~150kgの圧力)と780L/hの総水量で汚れを押し流します。
チョーキングによる白い粉や屋根材に付着したカビや藻は、屋根塗装の妨げとなるため、塗装する前に高圧洗浄で入念に洗い流す必要があり、不十分な高圧洗浄は、塗装の光沢ムラの原因になります。
また、高圧洗浄を行う際には、屋根材の張り重ね部分に詰まったホコリを入念に洗い流すことがきれいな塗装仕上げにする大きなポイントとなるので、高圧洗浄を行った後は、しっかりと屋根材を乾燥させて、後の屋根補修や塗り替え作業に支障が無い状態にします。
余談ですが、「コロニアル屋根の塗膜が早期に剥がれてしまう。」といった不具合に関しましては、十分な高圧洗浄と素地が乾燥した状態で塗装作業が行われていれば、先ずをもって簡単に塗膜が剥がれることはありません。

通常の高圧洗浄では除去しきれない、脆弱な塗膜(塗膜の膨れ・塗膜剥がれの周り)や板金笠木に錆びがある場合は、スクレイパー・ワイヤーブラシ・マジックロン等のケレン具を用いて、しっかりケレン作業を行います。
ケレン作業は、一般的に旧塗膜や錆びの除去のことです。ケレン作業が塗膜の耐久性と仕上がりの良さに大きな影響を与えます。
屋根の高圧洗浄ができない場合は、特にケレン作業を入念に行う必要があります。
(ちなみにケレン作業を丁寧に行うことで、塗装工事で生じる不具合の約50%は、回避できるといっても過言ではありません。)
塗装面に劣化した脆弱な旧塗膜が残っていると、屋根を塗り替えた後、不具合が生じやすくなります。
高圧洗浄で取り除けない汚れがある場合は、丁寧にケレン作業を行い、屋根塗装に適した状態にする必要があります。
塗装前には、必要に応じて、防カビ・防藻剤の塗布を行います。
コロニアル屋根の劣化症状に応じて、クラック補修・屋根材の部分差し替え等の適切な屋根補修を行います。
その際には、屋根棟笠木の板金部分の浮いた釘打ち込み補修も行います。
棟笠木の木下地の状態によっては、釘が効かない場合もありますので、その様な場合には、釘をステンレス製の皿ビスに交換してインパクトドライバーで打ち込みます。
その際には、ビス周りから漏水しない様、ビスの周りに塗装する笠木の色に合わせたシリコン系シーリング材を充填します。
(なお、木下地が腐食している場合は、木材を交換する必要があります。)
塗料を塗る下地が塗装に適さない状態では、塗料が本来持つ性能を十分発揮できなくなるため、塗装工事の前には、適切な補修作業を行う必要があります。
コロニアル屋根塗装を行う前には、屋根の周囲をマスカー・ビニル・布テープ・マスキングテープ(耐溶剤性・耐熱性に優れたものを選定します)などを使って、塗装しない部分に塗料が飛散、付着、潜りこまないようにしっかりと養生作業をします。
養生テープが塗装の仕上がりの見切りラインになるので、正確に養生作業ができていれば、当然ですが仕上がり感も美しくなります。
また、養生作業には、仕上がった塗装面を汚れや傷から守る役割もあります。

コロニアル屋根塗装に適した、カチオン系シーラー・エポキシ系シーラーなどを1~2回(下地の状態によっては、最高4回位)まで、屋根に下塗りします。
シーラーの下塗り前には、コロニアル屋根の掃き掃除を行い、(特に屋根材の張り重ね部分に残っているホコリやカビに注意して、掃除する必要があります。)塗装の品質を大きく向上させます。
コロニアル屋根の表面が濡れ肌感になるまで、耐久性に優れ、毛の長さ18~20mmで塗料の吐き出しの良いローラーや刷毛を使って丁寧に塗装します。
コロニアル屋根用のシーラーには、下地強化機能、吸い込み止め、密着向上、色むら防止させる役目があります。
屋根板金部分の下塗りは、塗料の含みと厚仕上げが可能な錆止め用ローラーや筋交い刷毛を使って、弱溶剤型エポキシ系錆止めを1~2回下塗りします。
《コロニアル部分》
大塚刷毛 「NEWツイスト」18㎜「スクリュー」21㎜
タイホウブラシ「桃虎」21㎜
はけや「ぺインターズマイクロファイバースモール」20㎜
《板金、金具部分》
大塚刷毛 「マイクロエイト」13㎜「NEWツイスト」13㎜
はけや「ミニスモールローラー」13㎜
コロニアル屋根の貼り重ね部分が狭すぎることによって生じる「毛細管現象」は、屋根材の裏に湿気や水分が溜まり、屋根材を腐食させ、室内漏水の原因になります。
このような重大な施工トラブルを防ぐため、薄型化粧スレート屋根用縁切り部材 セイム「タスペーサー02」を1㎡当たり6~12カ所 (幅900mm=1㎡12カ所挿入、幅600mm=㎡6カ所挿入する事を推奨します。)
ただし、屋根材の反り上がりが激しい場合は、「タスペーサー01」を使用する必要があります。屋根材の隙間に挿入します。
また、コロニアル屋根に4mm以上の広い隙間がある場合や屋根の勾配が緩やかな場合にタスペーサーを挿入する必要はありません。
カラーベスト(コロニアル)屋根の縁切りについて

ウレタン・シリコン・フッ素などコロニアル屋根に適した上塗り塗料を2~3回ローラーや筋交い刷毛を使って、丁寧に塗布します。
屋根用上塗り塗料には、下塗り塗料や屋根下地を紫外線や水から守る役割があります。
また、屋根材の美観もこの作業で決まるので、とても重要な作業です。
余談ですが、当店では遮熱タイプの2液型シリコン系塗料を頻繁に使用しています。
《コロニアル部分》
大塚刷毛 「マイクログランデ」
タイホウブラシ「黒虎」 18㎜
はけや「東京ローラー」 23㎜
PIA「チャスキ」 23㎜
《板金、金具部分》
大塚刷毛 「マイクログランデ」13㎜「マイクロエイト」13㎜
はけや「ミニスモールローラー」
コロニアル屋根塗装の完了後に、マスカー、マスキングテープなどの養生材を手早く撤去します。
屋根の周囲に塗料の飛散汚れが付着している場合は、溶剤やウェス、スクレイパー等を使って丁寧に掃除をします。
シンナー等の溶剤で飛散した塗料を拭き取る場合には、拭き掃除に適したキレイなメリヤスウェスに溶剤や水を含ませ、塗料の汚れを拭き取るようにします。
また屋根塗装のかすれ等、塗装の手直しが必要な場合、ナイロン筆などで慎重にタッチアップ塗装(補修)を行い、最後の仕上げをします。
なお、補修塗りする際には、同一ロットの屋根塗料を使用する様にします。
8. コロニアル屋根塗装の品質保証期間

コロニアル屋根塗装の品質保証期間は、使用した塗料と作業条件によって異なりますが、1~8年程度が一般的です。
| コロニアル屋根塗装の品質保証に関する注意事項 | |
|---|---|
| 保証内容 | 施工保証では、主にコロニアル塗膜のひび割れ、剥がれ、変色などの不具合が対象で、保証期間内に不具合が生じた場合は、無償で再塗装することが一般的です。 |
| 注意点 | コロニアル屋根基材、下地材が起因する場合、経年劣化に伴う色あせやチョーキングは、品質保証の対象外となるケースが多いです。 また、リフォーム瑕疵保険や第三者機関の保証についてもしっかり確認しましょう。 |
| リフォーム瑕疵保険 | コロニアル屋根塗装における不具合(瑕疵)が発覚した場合、施工業者が倒産した場合などに備えて、リフォーム瑕疵保険に加入している業者を選ぶことが重要です。 なお、リフォーム瑕疵保険は、基本的に「構造耐力上の主要な部分・雨水の侵入を防ぐ部分」に瑕疵が見つかった場合に適用されるので、構造に関係がない部分の瑕疵、災害、事故、経年劣化などにより生じた不具合は保証対象外となります。 |
| 第三者機関の保証 | 国土交通大臣指定の第三者機関による保証を付与している業者もいるので、そういった業者を選ぶことも重要です。 |
9. コロニアル屋根塗装に関する予備知識
コロニアル屋根塗装に関する予備知識についていお伝えします。
コロニアル屋根塗装に関する予備知識1. コロニアルとコロニアルNEOの違いは何ですか?
コロニアルNEOは、2001年4月から販売が開始されているコロニアルで、アスベストが社会問題化したためにアスベストを含まない商品として製造・販売されました。
コロニアルNEO(ネオ)はアスベストの規制直後に販売された屋根材で、ニューコロニアルの後継品になります。
ニューコロニアルなどのアスベスト含有のコロニアルと比べて、明らかに劣化の進行が早いという問題点があります。
築10年から15年後、屋根先1cmから2cmの部分に欠けもしくは、細かいひび割れが目立ち始めます。
現在では製造・販売ともにされていません。
コロニアル屋根塗装に関する予備知識2. コロニアルNEOの耐用年数は?
コロニアルNEOの耐用年数は一般的に10~15年程度とされています。
築10年を過ぎた頃から割れ始め、15年を超えるとひび割れや損傷が急増することが特徴です。
これらの劣化を放置すると、雨漏りなどの深刻な問題に発展するため、早めの対応が必要です。
・イバリーNEO ・スペリアルNEO ・ザルフ ・ミュータスNEO ・グリシェイドNEO
・レサス ・エコ・シンプル ・シルバス ・シンフォニー ・パミール
この中でも、パミールやレサスは不具合が発生しやすいノンアスベスト屋根として有名です。
特徴的な不具合として層間剥離(そうかんはくり)が挙げられます。
築後7~10年くらいで屋根の先端部分がめくれはじめます。
パミール屋根塗装について
10. コロニアル屋根以外で塗装の不具合が生じやすい屋根材
コロニアルNEOと同様、経年に伴い不具合が生じやすい屋根材なので塗装する際には十分な注意が必要です。
不具合が確認できる場合、塗装はおすすめできません。

アーバニーは、クボタのコロニアルスレート屋根の中でも、ハイグレード製品として知られています。
コロニアルの上位商品となる位置付けです。
アーバニーは、1982年からある人気シリーズでアスベスト入りとアスベストなしの両方の商品が流通しています。
アーバニーは他のスレート屋根と形が違います。
一枚一枚がひだのように小さくなっており、両脇に切れ込みがあります。
そのため、負荷がかかってしまうと割れやすい特徴があります。

セキスイU瓦は、積水化学工業の子会社が取り扱っていたスレート屋根です。
以前、古い屋根に重ねて張れる屋根材として流行した屋根材で、厚型スレートに分類されます。
30年以上の実績があった屋根材でしたが、ノンアスベストの不具合のある製品が流通したことで販売中止に至っています。
主な不具合は、剥離や割れです。
セキスイU瓦は人の体重で簡単に割れてしまうことがあるため、特に注意が必要な屋根材です。
「セキスイ瓦U」の塗替えについて

パミールとは、ニチハが製造販売したスレート屋根材で、1996年から2008年まで販売されていました。
販売された当初は、抄造法で製造されたアスベストを使用していない屋根材として注目されましたが、経年劣化による不具合がとても多く、現在は製造中止となっています。
特に、基材の層間剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)や、使用されているラスパート釘の腐食による屋根のズレや落下などが問題として挙げられます。
パミール屋根塗装について
11. 小林塗装が施工したコロニアル屋根塗装の施工例を紹介します。
小林塗装が自信をもって施工したコロニアル屋根塗装の施工例を紹介します。

コロニアル屋根塗装施工前は、紫外線や降雨による退色・変色、汚れや苔やカビの発生などが見られました。
ですから、高圧洗浄機2台を使用して12~15Mpa(1c㎡当たり120~150kgの圧力)の高水圧でしっかり外壁と屋根全体の汚れをきれいに洗い流してから施工しました。
今回、コロニアル屋根塗装には、KFケミカル「セミフロンルーフⅡ」を使用しました。
セミフロンルーフⅡは、4フッ化フッ素樹脂が主成分の2液常温反応硬化タイプの弱溶剤フッ素樹脂塗料です。
耐候性を大幅に向上させた4フッ化フッ素樹脂を採用し、雨筋汚れなどの汚染が少ない耐汚染性に優れた塗膜を形成します。
さらに無機成分の導入によって、従来のフッ素樹脂塗料と比べ高い耐候性を持っています。
また、セミフロンルーフⅡは、溶剤による溶解力が弱く下地を侵す事が少ない事から、幅広い種類の下地塗膜に塗装することができます。
コロニアル屋根に使用した色は、落ち着いた雰囲気の「ダークグリーン」で塗替え、お客様にも大変喜んでもらうことができました。
12. コロニアル屋根塗装におすすめの色
コロニアル屋根塗装におすすめの色をまとめました。
コロニアル屋根塗装の色きめでお悩みのお客様は参考にしてください。
| 日塗工番号 | 色名 | 艶 | 住宅のスタイル |
|---|---|---|---|
| N-40 | 鈍色(にびいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | トラッド、モダン、カリフォルニア住宅など |
| N-45 | スレート | 艶有り・3分艶・艶消し | トラッド、モダン、カリフォルニア住宅など |
| N-25 | スレートグレー | 艶有り・3分艶・艶消し | モダン住宅など |
| 05-30B | スイスチョコレート | 艶有り・3分艶・艶消し | 北欧風、ナチュラルモダン、カントリー住宅など |
| 07-40P | ダークラッカーレッド | 艶有り・3分艶・艶消し | 北欧風、カントリー住宅など |
| 07-30F | 海老茶(えびちゃ) | 艶有り・3分艶・艶消し | 北欧風、カントリー住宅など |
| 09-30L | 赤銅色(しゃくどういろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | 北欧風、カントリー住宅など |
| 09-40L | レンガ色 | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、カントリー住宅など |
| 09-30F | 赤銅暗色 | 艶有り・3分艶・艶消し | 英国風、カントリー住宅など |
| 09-30D | 錆色(さびいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風、カントリー住宅など |
| 12-30H | 栗色(くりいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、リゾート住宅など |
| 12-50L | 代赭色(たいしゃいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、リゾート、カントリー住宅など |
| 15-20B | 憲房色(けんぼうしょく) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、英国風、カントリー、トラッド住宅など |
| 15-30B | ナイジェル・薩摩黒土 | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、英国風、カントリー住宅など |
| 15-30F | 蝦茶(えびちゃ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、英国風、カントリー住宅など |
| 15-40H | コーヒーブラウン | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、リゾート、カントリー住宅など |
| 17-40H | タバコ色 | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、リゾート、カントリー住宅など |
| 17-30F | ゴシックブラウン | 艶有り・3分艶・艶消し | 南欧風、リゾート、カントリー住宅など |
| 19-40B | 草灰色(ツァオホイス) | 艶有り・3分艶・艶消し | トラッド、モダン、カントリー、カリフォルニア住宅など |
| 19-30B | 赤墨色(あかすみいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風、トラッド住宅など |
| 19-20B | 蝋色(ろういろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風住宅など |
| 19-30A | 黒橡(くろつるばみ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風住宅 |
| 19-30D | バーントアンバー | 艶有り・3分艶・艶消し | トラッド、モダン、カリフォルニア住宅など |
| 25-40B | 藍海松茶(あいみるちゃ) | 艶有り・3分艶・艶消し | トラッド、モダン、カリフォルニア住宅など |
| 39-50H | 木賊色(とくさいろ) | 艶有り・3分艶・艶消し | カントリー住宅 |
| 35-30D | エバーグリーン | 艶有り・3分艶・艶消し | 英国風、カントリー住宅など |
| 45-30D | 暗緑(あんりょく) | 艶有り・3分艶・艶消し | カントリー住宅など |
| 65-40B | 紺鼠(こんねず) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風、カリフォルニア住宅 |
| 65-30B | 相済茶(あいすみちゃ) | 艶有り・3分艶・艶消し | ナチュラルモダン、北欧風、カリフォルニア住宅 |
13. コロニアル屋根塗装 まとめ

コロニアル屋根の塗り替え時期を判断するためには、「チョーキング」や「カビ・コケの発生」、「塗膜の膨れ」、「板金部分の錆」などをチェックすることがポイントです。
コロニアル屋根を長持ちさせるためには、耐用年数が長い仕上げ塗料だけではなく、高性能な下塗り材を選んで、お客様が信頼できる業者に適正価格の施工を依頼して、塗装後は定期的にチェックすることが大切です。
高品質なコロニアル屋根塗装のことなら、お任せください
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「コロニアル屋根塗装 知っておきたい知識・費用について」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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