よくわかる ウレタン塗料とウレタン塗装 メリット・デメリット
ウレタン塗装とは、主にポリウレタン樹脂を主成分とする「ウレタン塗料」を用いて、建物の外壁や屋根などの表面を保護・美装する塗装方法のことを指します。
ウレタン塗料をはじめとして、外壁や屋根の塗装に使用される塗料には多種多様な種類があり、それぞれに特有の性能や耐用年数、適用箇所があります。
同じ塗装工事でも、選ぶ塗料の種類によって仕上がりの質感や耐久性、費用が大きく異なるので、メリット・デメリットをしっかり理解した上で比較検討することがとても大切です。
このコラムでは、「名古屋の塗装店」小林塗装が、ウレタン塗装の具体的な特徴や期待できる性能、費用の目安などを他の塗料(シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料など)と比較しながら、専門的な視点から分かりやすくお伝えしています。
また、ウレタン塗装が適しているケースや、逆にあまりおすすめできない場面についても詳しくお伝えしていますので、これから外壁や屋根の塗装を検討されるお客様やどんな塗料を選んだら良いか迷われている方は、ぜひ参考にしてください。
1. ウレタン塗料とは?

ウレタン塗料(正式にはポリウレタン樹脂塗料)は、自然界にそのまま存在しない合成樹脂を原料とし、主剤(ポリオール)と硬化剤(イソシアネート)が反応して強靭な塗膜をつくる塗料です。
密着性と柔軟性に優れ、下地の微細な動きにも追従しやすく、耐摩耗性・耐薬品性・艶持ちの良さが評価されてきました。
建築の外壁塗装や付帯部塗装(雨樋・破風・雨戸・手すり・木部・金属部)はもちろん、自動車や家具、床材など幅広い分野で活躍する「バランスが良いオールラウンダー」と言えます。
ウレタンの研究自体は19世紀のヨーロッパに端を発し、20世紀前半に工業材料として実用化が進みました。
日本では第2次世界大戦後の復興と高度経済成長期に合わせて普及が加速し、1950〜70年代にかけて建築、自動車、家具分野でウレタン樹脂が一気に広まりました。
とりわけ建築では、1,990年代に金属部や木部に求められる「密着力と上品な光沢」が現場の支持を集め、意匠性と耐久性を高めた2液型、取り扱いやすい1液型が並行して発展していきます。
1990年代以降は生活環境や近隣配慮への意識が高まり、においを抑えた弱溶剤タイプや居住中の工事に適した水性タイプの開発が進み、2000年代には低臭・低VOCと仕上がりの美しさを両立させた製品が一般住宅でも定着しました。
今日では、一般住宅の外装でも、外壁部分はラジカル制御・シリコン・フッ素・無機など上位耐候グレードを選びつつ、付帯部分には艶感と密着に強いウレタンを使い分ける、そんな「部位ごと最適化」が標準的な考え方になっています。現在主流のウレタン塗料は、アクリルポリオールを主材にしたアクリルウレタン樹脂系で滑らかな肌感と艶の維持に優れ、水で薄める水性タイプは臭いが少なく扱いやすい一方、溶剤で薄める溶剤タイプは金属や木部への食いつきと深い艶に強みがあります。
また、計量不要で手早く使える1液型は細部のタッチアップや小面積に適し、主剤と硬化剤を混合して化学反応で硬化させる2液型は、より緻密で耐久性の高い塗膜を形成します。
いずれも適正な下地調整、塗布量、乾燥時間の管理が品質を左右する点は変わりません。
ウレタン塗料の魅力は、仕上がりの美しさ、扱いやすさ、コストの納得感という三拍子が揃っていることにあります。外壁全体の長期耐候を最優先する場合は上位グレードの選択肢も有効ですが、付帯部分を中心に「上品な艶と密着性」を確実に求められる場面では、今なおウレタン塗料が多く使われています。
2. ウレタン塗料の種類

現在、建築塗装工事で使われているウレタン塗料には以下の種類があります。
| ウレタン塗料の種類 | ウレタン塗料の価格と特徴 |
|---|---|
| 溶剤2液型(溶解力が強いウレタンシンナーで希釈) アクリルウレタン樹脂塗料 |
・費用が少し高め ・臭いが強い ・耐久性は高い・仕上がり感が極めて良い |
| 弱溶剤2液型(溶解力が弱い塗料用シンナーで希釈) アクリルウレタン樹脂塗料 ポリウレタン樹脂塗料 |
・費用が少し高め ・臭いが強い ・耐久性は高い・仕上がり感が良い |
| 弱溶剤1液型(溶解力が弱い塗料用シンナーで希釈) 湿気硬化性ポリウレタン樹脂塗料 油変性ポリウレタン樹脂塗料 NADポリウレタン樹脂塗料 NADアクリルウレタン樹脂塗料 |
・費用が少し高め ・臭いが少ない ・耐久性は少し高め |
| 水性2液型 水性反応硬化アクリルウレタン樹脂塗料 | ・費用が少し高め ・臭いが少ない ・耐久性は少し高め・仕上がり感が良い |
| 水性1液型 水性反応硬化アクリルウレタン樹脂塗料 | ・費用が安い ・臭いが少ない ・耐久性が低い |
ウレタン塗料を、大きく分けると「ポリウレタン樹脂塗料」と「アクリルウレタン樹脂塗料」の2種類があります。
ポリウレタン塗料は、主材である「ポリオール」と硬化剤の「ポリイソシアネート」を配合して造られています。
アクリルウレタン塗料もポリウレタン塗料と同じく、硬化剤のポリイソシアネートとアクリルポリオールを配合して造られます。
現在では、ポリウレタン塗料よりもアクリルウレタン塗料が主流となっています。
ウレタン塗料の1液型と2液型は、使用前に硬化剤と混ぜる必要があるかどうかで分けることができます。
1液型のウレタンは硬化剤が不要なため、塗料容器は一つですみ、翌日にも同じ容器で塗装することが可能です。
一方、2液型は硬化剤と主剤を適切な量で混ぜ合わせて使用するので、塗装容器が複数必要です。
また、混合後は数時間で固まってしまうため、作った塗料は翌日に使うことはできません。
2液型のウレタン塗料は混ぜ合わせる工程が必要なので、知識と経験を持った職人でないと取り扱いが難しいです。
ただ、そういった手間がかかる分、1液型よりも物性が優れるという長所を持っています。
2. 溶剤で分別した ウレタン塗料の特徴
溶剤の種類で分別したウレタン塗料の特徴を紹介します。
水性ウレタン塗料は、その名の通り水で希釈して使用するタイプのウレタン樹脂塗料です。環境への配慮や施工現場での安全性が重視される昨今、外壁塗装や内装塗装において注目度の高い塗料のひとつとなっています。
一般的に、溶剤ウレタン塗料と比較すると、水性タイプのウレタン塗料は有害物質を含まないため扱いやすく、施工中の臭いも少ないという大きなメリットがあります。
そのため、住宅や集合住宅の外壁塗装においては、特に安心して採用できる塗料です。
さらに材料費も比較的リーズナブルで、施工コストを抑えたい場合にも適しています。
ただし、耐久性という点ではやや劣るため、いつも紫外線や雨風にさらされる環境ではツヤが落ちやすい、塗膜が傷みやすいといったデメリットがあることも事実です。ここが、溶剤系塗料との大きな違いといえます。
また水性ウレタン塗料には「1液型」と「2液型」があり、特に水性2液型ウレタン塗料は弱溶剤型ウレタン塗料と比べても遜色のない耐久性や仕上がりを実現できます。そのため、施工条件や環境に合わせて塗料の種類を見極めることが、長持ちする塗装工事には欠かせません。
溶剤ウレタン塗料は、塗料用シンナーやウレタンシンナーで希釈して使用する塗料であり、古くから外壁塗装や付帯部塗装(鉄部・木部・雨戸・手すりなど)で広く採用されてきました。
溶剤にはウレタン樹脂をしっかり溶かす作用があるため、強靭で密着性の高い塗膜を形成できるのが最大の特長です。
水性ウレタン塗料と比較した場合、乾燥の安定性・艶持ち・耐摩耗性に優れているため、外壁や屋根はもちろん、鉄部や木部など過酷な環境にさらされる部位においても確かな性能を発揮します。とくに金属や木部など下地の動きや劣化が気になる部分には適しており、塗膜の美しさと強度を長期的に保持できます。
ただし、溶剤ウレタン塗料の大きな特徴として、水性塗料に比べて臭いが強い点が挙げられます。施工中は十分な換気や火気厳禁が必要であり、また周辺環境への配慮(洗濯物や窓の開閉タイミングなど)も重要となります。
なお現在では、従来の強溶剤タイプに比べて臭気を抑えた弱溶剤ウレタン塗料も普及しており、低臭・低刺激でなおかつ、そこそこの耐久性を発揮する塗料として人気があります。
特に2液型の弱溶剤ウレタン塗料は、外壁や付帯部分の塗装において高級感のある仕上がり感と中長期的な美観維持が可能です。
塗料の耐久性は、各塗料ごとに違ってきます。
下記は主なウレタン塗料の商品名と耐用年数や特徴一覧です。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| アクリル | 5年~7年 | 作業性、発色性が優れ、ホコリを寄せ付けにくい特徴があるが、耐久性に欠けます |
| ウレタン | 8年~10年 | 可とう性、耐水性、防カビ性、防藻性などを持っており、汎用性が優れています |
| シリコン | 10年~12年 | 耐汚染性と耐候性が優れる施工実績が豊富な塗料 |
| ラジカル | 13年~16年 | 最もコスパが良い安定した性質を塗料です。現在最も人気があります |
| フッ素 | 15年~20年 | 樹脂塗料の中で唯一、紫外線より強い素材特性を持っています |
| 無機 | 18年~22年 | セラミックやケイ素などの無機物を主成分とした、高い耐候性を誇る塗料です |
3. ウレタン塗料のメリット
ウレタン塗装には、5つのメリットがあります。
- ・ 種類が多い
- ・ 汎用性が高い
- ・ 弾性がある
- ・ 高級感のある仕上がりになる
- ・ 施工費用が比較的安い
それぞれ詳しくお伝えします。
ウレタン塗装仕上げは以前から人気があり、数多くのウレタン塗料が販売されているため、選択肢はかなり幅広いと言えます。 「使いたい色が見つからないかも。・・・」といった心配をせずに済みます。
色だけでなく、耐久性、弾力性、防水性、防カビ、防藻、透湿性能を高めたウレタンなど、様々な付加価値を持つ製品も販売されています。
ウレタン塗装は、経験豊富な業者が多く、安心して任せやすいといえます。
なぜならウレタン塗料は、外壁や屋根に限らず雨樋や軒の部分など幅広く使われており、職人たちの間で馴染みのある塗料だからです。
ウレタン塗料は弾性(ゴムのように伸びる性質)を持っているため、塗装面にひび割れが起きにくいです。
例えば弾性のない塗料を木材に塗った場合、経年劣化でひび割れが生じます。
木材は時間とともに少しずつ形を変えているため、伸縮する性質を持たない塗料では変化に対応できません。
しかしウレタン塗料を使って塗装することによって、塗った面の形に合わせて伸縮するため、ひび割れに強い施工方法と言えます。
ウレタン塗装は、シリコンやラジカルなどと比べて施工費用が安いです。
外壁塗料で最も価格が安いのはアクリル塗料ですが、これに次ぐ安さで、1㎡あたり1,500〜2,000円で施工することができます。
. ウレタン塗装のデメリット
いくつかメリットを持つウレタン塗装ですが、デメリットもあります。
具体的なデメリットは、以下の5つが挙げられます。
- ・ 塗膜が膨らむリスクがある
- ・ 耐久性は低い
- ・ 紫外線の影響を受けやすい
- ・ 熱に弱く、高温多湿の環境下では劣化が早い
- ・ 長期的なコストパフォーマンスは悪い
上記についてそれぞれ詳しくお伝えします。
外壁材に断熱材が入っている場合、外壁と塗膜の間に熱がこもりやすいです。
すると、熱によって塗膜が膨らんでしまい、剥がれてしまうことがあります。
ウレタン塗料は、耐候性が低く紫外線などの影響により劣化しやすく、シリコン、フッ素などの塗料と比較すると耐久性が低めです。
特に外壁や屋根などは、紫外線の影響を強く受けるため、劣化の進行が早くなります。
また、温度や湿気、雨などによって異なりますが、ウレタン塗料は黄色く変色しやすいです。
黄色く変色しやすい原因は、ウレタン塗料に含まれているイソシアネートという成分が原因です。
このイソシアネートは、紫外線に弱く毒性があるため、ウレタン塗料を使用する際には注意が必要です。
一般的にウレタン塗料の耐久性は8〜12年程度なので、最高級の無機塗料と比べると2倍以上の頻度で塗り替えが必要になります。
ウレタン塗料の塗膜は、シリコン塗料や無機塗料などに比べて耐汚染性が劣っているため、汚れが付着しやすいです。
そのため、わずか数年で塗装した部分が薄黒く汚れてしまい、建物全体が古びた印象となることも珍しくありません。
前述のとおり、ウレタン塗料は耐久性があまり高くないので、塗り替えの頻度が多くなります。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 30年間の塗り替え回数 |
|---|---|---|
| ウレタン塗料 | 5~10年 | 3~6回 |
| アクリル塗料 | 3~8年 | 3~10回 |
| シリコン塗料 | 8~15年 | 2~3回 |
| フッ素塗料 | 12~20年 | 1~2回 |
5. ウレタン塗料を使った塗装の手順
外壁、屋根、木部、鉄部などウレタン塗装工事の手順をお伝えします。
ウレタン塗装工事の作業手順は、次のとおりです。
まずは、塗装する面をきれいにします。
下地の汚れや錆などを取り除いて、サンドペーパーで下地の表面に細かい傷を付けて、塗料を塗りやすい状態にします。
下地処理がちゃんとできていないと、塗料がきれいに塗れません。
特に油分やホコリが残っていると、塗料がうまく密着しないので入念に下地処理する必要があります。
また下地にひび割れや欠損がある場合は、シーリング材やパテで補修作業を行う必要があります。
これを怠ると、後にクラックが発生しやすくなったり、塗装の仕上がりがよくなかったりするので、しっかりと下地を作ることが重要です。
塗装しない部分をマスキングテープ、マスカー布、テープ、ビニルシートなどで養生します。
これを怠ると、思わぬところに塗料が飛び散って、塗装しない部分を汚してしまうことがあるので、丁寧に行うことが重要です。
養生作業は時には塗装工事よりも手間がかかることもありますが、「丁寧な養生作業によって、見栄えが整ったきれいな塗装が創られる」と言っても過言ではありません。
塗装する下地が整ったら、プライマーやシーラーなど下塗りを塗ります。
下塗り材によって、下地とウレタン塗料の密着を良くします。
下塗りの乾燥時間は製品によって違いますが、通常は1〜2時間程度で乾きます。
いよいよウレタン塗料を塗ります。無泡ローラーや化繊刷毛を使って、塗りむらが無いよう、手早く均一に塗っていきます。 ウレタンを2回塗りする際は、最初の層が完全に乾いてから次の層を塗ることが重要です。
塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。
乾燥時間はウレタン塗料の製品ごとに違うので、仕様書を確認することが大切です。
気温と湿度: ウレタンは、ラッカーと同様、塗装作業は気温や湿度に影響されるので、適切な環境で行うことが重要です。
換気: 塗料の臭いが強いから、作業中はしっかりと換気を行うことに気を付けてください。
道具の清掃: 使用した道具はすぐに洗浄しておくと、次回も気持ちよく使えます。
6. ウレタン塗料を使った塗装費用の一例
ウレタン塗料を使った塗装費用の一例についてお伝えします。
- ・ 外壁塗装 1㎡=1,500~1,800円
- ・ 屋根塗装 1㎡=1,650~2,000円
- ・ 破風板塗装 1m=1,000~1,300円
- ・ 雨樋塗装 1m=550~700円
- ・ 化粧胴差し塗装 1m=1,000~1,300円
- ・ 水切り板金塗装 1m=350~500円
- ・ シャッタ―ボックス塗装 1か所=2,000~2,500円
- ・ 雨戸塗装 1枚=2,500~3,000円
7. 住宅など塗装工事で使われるウレタン塗料 一例

一般住宅の塗装工事で最近使われているウレタン塗料の一例です。
下記に掲載してある半分くらいのウレタン塗料は、当店でも使用したことがあります。
| 外壁塗装・鉄部・塩ビ製品など付帯塗装(屋外) | |
|---|---|
| エスケー化研 | 水性コンポウレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) 水性コンポウレタン弾性(水性1液型反応硬化弾性ウレタン) 1液マイルドウレタン(弱溶剤1液型NADウレタン) エスケー1液NADウレタン(弱溶剤1液型NADウレタン) クリーンマイルドウレタン(弱溶剤2液型NADウレタン) ウレタンカラー(溶剤2液型ウレタン) ワンツーマイルドU(錆止め入り弱溶剤2液型ウレタン) |
| 関西ペイント | アレスアクアレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) コスモレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) カンペ1液MレタンHG(弱溶剤1液型特殊NADウレタン) アレスエコレタンⅡ(弱溶剤2液型NADウレタン) アレスセラレタン(溶剤低汚染形セラミック変性ウレタン) セラMレタン(弱溶剤2液型NADウレタン) アレスレタン(溶剤2液型ウレタン) パワーMレタンEX(錆止め入り弱溶剤2液型ウレタン) |
| 菊水化学工業 | ビュートップウレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) ファインコートウレタン(弱溶剤2液型NADウレタン) キクスイ SPパワーウレタン(弱溶剤2液型NADウレタン) |
| スズカファイン | エコウレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) エコウレタンつや消し(水性1液型反応硬化艶消しウレタン) エコウレタンBIO (水性1液型反応硬化強力防カビ・防藻ウレタン) ウォールバリア水性U+(水性1液型反応硬化ラジカル制御ウレタン) 水性ウレタンユニ(水性1液型反応硬化ウレタン) 1液ワイドウレタン(弱溶剤1液型NADウレタン) 弾性ワイドウレタンα(弱溶剤2液型NADウレタン) ラフトンボースイタイル水性トップU(水性1液型反応硬化弾性ウレタン) ワイドウレタン(弱溶剤2液型NADウレタン) 1液ワイドウォールU(弱溶剤1液反応硬化形NADウレタン) アクアエポーレU(水性2液形エポキシ変性ポリウレタン) |
| トウペ | ニューウレタンネクスト (速乾弱溶剤2液型ポリウレタン) ニューウレタンネクストDC (速乾弱溶剤2液型ポリウレタン) ニューウレタンネクストクリヤー(速乾弱溶剤2液型ポリウレタンクリヤー) ニューウレタンT-1 (弱溶剤1液型NADウレタン) トアスイセイウレタン (水性1液型反応硬化ウレタン) |
| 日本ペイント | ワイドエポーレU(弱溶剤2液形エポキシ変性ポリウレタン) ワイドルーフ(屋根用弱溶剤2液形ポリウレタン) アクアエポーレU(屋根用水性2液形エポキシ変性ポリウレタン) エポーレ(屋根用溶剤2液形エポキシ変性ポリウレタン) |
| ロックペイント | ビニロックウレタン(水性1液型反応硬化ウレタン) ダイナロックⅢ(弱溶剤1液型NADウレタン) |
| 屋根塗装 | |
|---|---|
| エスケー化研 | ヤネフレッシュ(弱溶剤2液型NADウレタン) ルーフスターU (金属屋根用 弱溶剤2液型ポリウレタン) |
| スズカファイン | ワイドエポーレU(弱溶剤2液形エポキシ変性ポリウレタン) ワイドルーフ(屋根用弱溶剤2液形ポリウレタン) アクアエポーレU(屋根用水性2液形エポキシ変性ポリウレタン) エポーレ(屋根用溶剤2液形エポキシ変性ポリウレタン) |
| 木部塗装(屋外) | |
|---|---|
| エスケー化研 | 弾性ウレタンカラー(強溶剤2液型ポリウレタン) 弾性クリーンマイルドウレタン(弱溶剤2液型NAD弾性ウレタン) |
| 関西ペイント | アレスエコレタンⅡ(弱溶剤1液型ウレタン) セラMレタン(弾性硬化剤入り弱溶剤2液型ウレタン) アレスレタン(溶剤2液型ウレタン) カンペ1液MレタンHG(弱溶剤1液型NADウレタン) |
| 菊水化学工業 | ファインコートウレタン(弾性添加剤入り弱溶剤1液型NADウレタン) キクスイ SPパワーウレタン(弾性添加剤入り弱溶剤2液型NADウレタン) |
| 日本ペイント | ファインウレタンU100(弾性硬化剤入り弱溶剤2液型NADウレタン) 1液ファインウレタンU100 (弾性添加剤弱溶剤1液型NADウレタン) |
| 玄々化学工業 | ユートンエクステリア(油変性型1液ポリウレタンクリヤー) |
| 和信化学工業 | ワシン エコ 外部用 ウレタンクリヤー(油変性型1液ポリウレタンクリヤー) アクレックス外部用クリヤー(水系アクリルシリコンクリヤー) |
| 大谷塗料 | 外部1液油性ウレタンクリヤー(油変性型1液ポリウレタンクリヤー) |
8. 外装ウレタン塗装に適したおすすめローラーと刷毛
キレイなウレタン塗装に欠かせないおすすめのローラーと刷毛をお伝えします。
| メーカー | 商品名 | 用途 | おすすめのウレタン | 作業性 | 耐久性 | 仕上がり感 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PIA | ボンパラゴン | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | 〇 | 〇 | ★ |
| 若竹 | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | 〇 | 〇 | ★ | |
| ピナクル | 鉄部・外壁平滑部分 | 水性・弱溶剤 | △ | 〇 | 〇 | |
| チャスキ | 外壁平滑~粗面 | 水性 | ◎ | ◎ | ◎ | |
| ステラデラックス | 外壁平滑~粗面鉄部・木部 | 水性・弱溶剤 | ★ | ★ | 〇 | |
| 大塚刷毛 | ウレタンくん | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | 〇 | 〇 | ★ |
| マイクロエイト | 鉄部・木部 | 水性・弱溶剤 | 〇 | 〇 | ★ | |
| マイクログランデ | 鉄部・木部・外壁 | 水性・弱溶剤 | ◎ | ◎ | ◎ | |
| NEW WAKABA | 鉄部・木部・外壁 | 水性・弱溶剤 | ★ | ★ | ★ | |
| 好川産業 | マイクロキューブ | 鉄部・木部・外壁 | 水性・弱溶剤 | ◎ | ◎ | ◎ |
| revo | 鉄部・外壁平滑部分 | 水性・弱溶剤 | △ | 〇 | 〇 | |
| ハイブリッド | 鉄部・外壁平滑部分 | 水性・弱溶剤 | △ | 〇 | 〇 | |
| スーパーエクセル | 鉄部・外壁平滑部分 | 水性・弱溶剤 | 〇 | 〇 | ◎ | |
| スモールローラー美匠 | 鉄部・外壁平滑部分 | 水性・弱溶剤 | 〇 | △ | ★ | |
| タイホウ | 赤虎 | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 虎セブン | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | ◎ | ◎ | ◎ | |
| 赤鬼 | 外壁 | 水性 | ◎ | ◎ | ◎ | |
| エメラルド | 鉄部・木部 | 溶剤・弱溶剤 | ◎ | 〇 | ◎ | |
| 黒虎 | 外壁 | 溶剤・弱溶剤 | ◎ | ◎ | ◎ |
9. ウレタン塗料を使った塗装が向いているケース
ウレタン塗装の魅力は施工費用の安さと言えます。
長期的なコストパフォーマンスが悪いとはいえ、「今だけは塗装に予算を割けない!」というお客様にはおすすめできる塗装方法です。
ただし、将来のメンテナンス費用を抑えたいなら、耐久性の高い商品を選ぶことをおすすめします。
例としては、高い耐候性を持つ関西ペイントの「セラMレタン」、日本ペイントの「ファインウレタンU100」、エスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」などがおすすめです。
10. ウレタン塗料を使った塗装が向いていないケース
ウレタン塗装が向いていないケースには以下のような場合があります。
- ・ 長期的に使う建物の場合
- ・ 塗料にこだわりがない場合
「長期的なコストパフォーマンスは悪い」でお伝えした通り、ウレタン塗料は耐久性が低く、コストパフォーマンスが悪くなります。
コストパフォーマンスがよい塗料には、シリコン塗料やラジカル塗料があります。
特別ウレタン塗料が使いたいなどのこだわりがなければ、シリコン塗装やラジカル塗装がおすすめです。
11. ウレタン塗料の外壁塗装を依頼するなら?
ウレタン塗料を使った塗装工事は、取り扱いが慣れた専門業者に依頼することをおすすめします。
専門業者に塗装を依頼する際は、以下の点を押さえたうえで、業者を選ぶことが大切です。
- ・ 適切なアドバイスをしてくれる他、塗料の性質を把握しているなど、熟練した職人がいる業者を選ぶ
- ・ 下塗り・中塗り・上塗りの手順で塗装を行っている業者を選ぶ
- ・ 見積りの内訳を詳しく記載してくれる業者を選ぶ
塗装業者によって仕上がりの質は変わります。
そのため、実績や経験が豊富な熟練した職人がいる業者を選んだほうが、仕上がりに期待できるでしょう。
また、塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの順番で行われます。
しかし、中には、2回塗りだけで作業を終わらせる業者もいます。
そのような業者に依頼してしまうと、想定していた年数よりもウレタンが早く劣化したり、はく離などが発生したりする可能性があります。
そのため、正規の手順で塗装を行ってくれる業者を選ぶ必要があります。
塗装を初めて依頼する場合は、塗料の特徴や種類の他、費用について分からない方も多くいるでしょう。
塗装を依頼する場合の費用は塗料の単価や性質、バリエーションなどによって大きく異なります。
そのため、見積書には費用の内訳が詳しく記載されていることが一般的です。
しかし、中には詳しい内訳を記載していない業者も少なくありません。
そのため、塗装を依頼する際は、見積りの内訳が詳しく記載してくれる業者を選ぶようにしましょう。
12. ウレタン塗料とウレタン塗装に関するよくある質問
DIYでウレタン塗装を行うこと自体は、可能です。
しかし「思っていた色と違う色になる」「時間がかかりすぎる」といった失敗や、高いところから落下するなどしてけがをする危険性も考えられます。
また、ホームセンターで売られているウレタン塗料の中には、ウレタン樹脂が1%しか入っていないものが販売されているケースもあり、そのようなものを使うとコストパフォーマンスが悪くなるでしょう。
「塗料の種類の選択肢が豊富」「施工の費用が安い傾向がある」といったことです。
「予算をできるだけ抑えたい」「定期的に塗り替える木部や鉄部塗装に向いています。」
インターネットなどでウレタン塗装について調べると、「体に悪い」という言葉を見かけるかもしれません。
ウレタン樹脂は人の肌に触れても害が出ることはないとされています。
しかし問題は、塗料に含まれる硬化剤です。
硬化剤に含まれる「イソシアネート化合物」は長期間吸い続けると、ぜんそくや過敏性肺炎を引き起こし、皮膚へ触れると痛みや腫れ、水疱ができる恐れがあります。
(参考:国立大学法人 旭川医科大学|環境に広がるイソシアネートの有害性)
ただし、このイソシアネート化合物が人体に影響を及ぼすのは、塗料として硬化していない状態、つまり硬化剤が揮発している途中に限られます。
つまり、塗装されて固まった後であれば、剥がれた塗膜を口にしない限り、体に悪いということはありません。
ウレタン塗膜は劣化していない限り高い耐水性・撥水性を発揮しますが、防水性は期待できません。
ウレタン防水塗料は、外壁や木部、鉄部の仕上げに使われるウレタン塗料と全く異なる塗料だからです。
また、ウレタン塗膜による耐水性や撥水性も経年劣化と共にその機能が低下して、木部へ水分が浸透し、腐朽やシロアリ被害を引き起こす可能性があります。
ですから、木材を湿気から守るためには、定期的な塗り替えが欠かせません。
13. ウレタン塗料を使って小林塗装が施工した外壁塗装を紹介します
ウレタン塗料を使って小林塗装が施工した外壁塗装を紹介します。

外壁塗装で使用した樋、破風、水切りなど付帯部分のウレタン塗装の施工例を紹介します。
ダイナロックⅢは、ウレタン樹脂が持つ性質と特殊架橋により、すぐれた耐候性を発揮します。
また、ダイナロックⅢは、防藻・防カビ剤が配合されているので、建築物の表面を美しく保ちます。
原料は、鉛・クロムなどの有害な物質を配合せず、ホルムアルデヒドの放散もほとんどありません。
従来の2液型ウレタンのように配合の手間やミスがなく、可使時間の制限もないので、塗料を無駄にすることがありませんし、乾燥時間が早いので、ちぢみも起こりにくいので、低温時でも安心して塗装できます。

南欧風住宅の外壁塗装・屋根塗装の施工例を紹介します。
破風板・雨樋などの外壁に付帯する部分には、ロックペイントの弱溶剤1液型ウレタン系塗料「ダイナロックⅢ」使用しました。耐久性や耐候性に優れ、汚れにくい塗膜を形成します。
また、ダイナロックⅢは、屋内・屋外の鉄部や木部、外壁面、カラートタン屋根、カラーベスト、スレート屋根など幅広く使用できる優れたウレタン塗料です。

ダイナロックⅢ使用をしようした和風住宅の塗装の施工例です。
外壁塗装の施工前には、入念に高圧洗浄と下地補修(ひび割れ補修)、破風や樋といった付帯部は丁寧にケレン作業を行ってから施工しいました。
木部塗装・鉄部といった付帯部塗装には、ロックペイント「ダイナロックⅢ」を使用しました。 ダイナロックⅢは、汎用性に優れ、しかも耐候性、耐久性、低汚染性を持ち合わせているので、塗装部分をしっかり保護します。

賃貸アパートの外壁・屋根塗装施工例を紹介します。
トタン屋根には、エスケー化研の弱溶剤2液型ウレタン系塗料「ルーフスターU」を使用しました。
「ルーフスターU」は、ウレタン架橋による強靭で優れた耐久性を持っています。
また、弱溶剤なので、環境にも優しい設計です。
サイディング外壁には、水性シリコン系塗料「セラミシリコン」を使用しました。
セラミック成分を複合化したことで、従来の水性塗料を大幅に超える耐久性と低汚染性があります。
破風板や雨樋には、エスケー化研の弱溶剤1液型ウレタン系塗料「1液マイルドウレタン」を使用しました。
ウレタン架橋を有する塗膜は、耐久性・耐候性・耐薬品性など多くの性能を持っています。
14. よくわかる ウレタン塗料とウレタン塗装 メリット・デメリット まとめ
ウレタン塗料はさまざまな場所に使えることから、長年にわたって人気の塗料のひとつです。
ウレタン塗料には、ポリウレタン樹脂塗料とアクリルウレタン樹脂塗料の2種類があります。
また、油性ウレタンや水性ウレタンなど、溶剤によっても種類が分けられ、それぞれ特徴は違います。
ですから、まずはウレタン塗料の性質や種類を把握することが大切です。
最近はシリコン塗装に人気が集まっていますが、現在でもウレタン塗装が選ばれるケースもあります。
なぜなら、ウレタン塗料は自分でも塗装できる他、メンテナンスがしやすいなど、さまざまなメリットがあるからです。
しかし、紫外線に弱く劣化しやすいといったデメリットもあるため、ウレタン塗料を使用する前にはメリット・デメリットをしっかり把握することが重要です。
アクリル塗料は外壁塗装で使える?メリット・デメリット 塗装費用をお伝えします
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「よくわかる ウレタン塗料とウレタン塗装 メリット・デメリット」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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