

軒天塗装の色選びで絶対失敗しない方法をお伝えします
「外壁塗装をするんだけど、軒天の色はどうすればいいの?」
「軒天が腐っていて張り替えしたいけど、色はどうしようかな?」
今回は、そんな軒天塗装の色に関する悩みや疑問について「名古屋の塗装店」小林塗装がお伝えします。
軒天は下から見ると目立つ部分です。
軒天の色選びは外壁塗装のイメージを決める際にも大切なポイントなので、軒天の色選びの際にはぜひこのコラムを参考にしてください。
1. そもそも、軒天ってどこの部分?
「軒天」とは、屋根の外壁より出ている部分である軒先の天井部分のことで、屋根の真下部分のことを言います。
「軒天井」「軒裏天井」「上げ裏」ともよばれます。
軒天部分は、準耐火構造の建物や準防火地域に建てる木造建築で延焼の起こる恐れがある部分は、材料や構造などにおいて制限を受けることもあります。
また軒天も屋根や外壁と同じく、外部にあって雨風や紫外線にさらされているため徐々に劣化します。
ですから、防カビ、防藻、通気性(透湿性=湿気を逃がす機能)の備わった艶消し塗料が塗られることが多いです。
2. 軒天の塗装色選びは、ベーシックな白系が無難です
軒天の色の選び方が分からないお客様は、一般的に人気のあるベーシックな白を選ぶと良いかと思います
なぜなら、軒天は影になりやすい部分なので建物のイメージを明るく、清潔感あるように見せるようにするためにも、軒天を白などの明るい色で塗装することをおすすめします。
なお軒天の白色のデメリットは、白以外の汚れが目立つことです。白っぽい汚れは目立たないのですが、それ以外の汚れはよく目立ちます。また、白い軒天の場合、虫が集まりやすいのもデメリットといえます。
3. 軒天をおしゃれにしたい場合は、ブラウン、黒、木色系がおすすめです
洗練されたモダンな感じの外壁塗装に仕上げるには、軒天の色をブラウン、黒、ダークグレー、木色系を選ぶと良いかと思います。なぜなら、ブラウン、黒、木色系などと言った落ち着いた色を選ぶことで軒天に重厚感も持たせられるからです。
なお軒天のブラウン、黒系のデメリットは、熱や紫外線を吸収しやすいことと、白っぽい汚れが目立つことです。
4. 外壁と同色で軒天塗装する方法もあります
軒天の色を外壁色と合わせることによって、家の一体感が高まってシンプルでなおかつスマートな仕上がりを創る事ができます。
5. 軒天塗装で失敗しない色選びとは?
軒天塗装で失敗しない色選びにするためには、お客様がイメージした色を実際に塗装色見本板で見てみることです。
一口に白やベージュと言いましても、大変多くの色があります。
薄いアイボリー色なのか?、濃いアイボリー色の様な白なのか?選ぶ色によって軒天がオシャレにもなりますが、色の配色や選び方がまずいと本当にダサくなります。
ですから、軒天の色を決める際には、「こういう色にしたい」としっかり業者に伝え、実際にどういう色を塗るのかを確かめる事が必要があります。
6. 軒天塗装におすすめの色をお伝えします
軒天塗装におすすめの色をピックアップしました。
数多くの色彩提案を行っている小林塗装の店主が選んだ厳選の色なので、ハズレはないです!!
なお、軒天の色は、建物内からの通気性を確保する上で「つや消し」が絶対おすすめです。
■ 軒天 白・ベージュ・クリーム・グレージュ系塗装色 日塗工番号
白・ベージュ・クリーム・グレージュ系の軒天色は、シンプルモダン、ナチュラルテイスト、アーバンスタイル、南欧風、カントリー、北欧風、英国風の住宅などに合うかと思います。
■ 軒天 黒系、ダークグレー系塗装色 日塗工番号
黒系、ダークグレー系の軒天色は、シンプルモダン、アーバンモダン、和モダンの住宅などに合うかと思います。
■ 軒天 黄色(木色)系塗装色 日塗工番号
黄色(木色)の軒天色は、和風、和モダン、ナチュラルテイスト、北欧風の住宅などに合うかと思います。
■ 軒天 ブラウン・茶系 塗装色 日塗工番号
ブラウン・茶系の軒天色は、和風、和モダン、シンプルモダン、ナチュラルテイスト、北欧風の住宅などに合うかと思います。
■ 軒天 グレー・シルバー・アッシュ系塗装色 日塗工番号
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7. 軒天塗装費用の目安
軒天の塗装の費用の目安は、1㎡=950~1,500円くらいです。
軒天塗装に使う塗料や軒天の材質によって、塗装費用は若干違ってくるので正確な費用を知りたいお客様は、近くの施工業者に見積もりをとってみましょう。
また、軒天塗装は高所なので、足場の設置が必要です。
一般的な住宅の足場工事の費用は、15~20万円ほどです。
なお、軒天塗装の費用についてはこちらで詳しくお伝えしています。
気になるお客様は、ぜひご覧ください。
■ 軒天塗装を検討する際のチェックポイント
軒天塗装は外壁塗装の際、同時に行うと足場費用が軽減できます。
外壁塗装の際に軒天を塗装しようか迷っている方は必ず塗装するようにしましょう。
なぜなら、軒天を塗装しない場合、薄汚れた状態が目立ってしまうからです。
8. 軒天の塗装色をきれいに仕上げるための大切なポイント
軒天の塗装色をよりきれいに仕上げるためのポイントをいくつかお伝えします。
- ■ 軒天の表面に付着したカビ、ホコリ脆弱な塗膜をウェスやサンドペーパーなどを使ってきれいに取り除きましょう
(ブツが混入する原因なります。) - ■ 塗料の密着性を良くするために破風の表面に細かい傷を付けましょう(キレイが長持ちします)
- ■ 軒天の表面に釘跡、ビス跡、傷がある場合は、パテ処理を行いましょう
- ■ 軒天周囲の養生をしっかり行いましょう(雨樋の塗装がキレイな色になっても、周りが汚れてしまっては台無しです。)
- ■ 軒天の見切り部分の隙間が目立つ場合や軒天材のジョイントクラックがある場合は、適切なシール処理を行いましょう。
- ■ 塗料の粘度調整を適切に行いましょう(過度な希釈は、塗料のたれ、透け、耐候性の低下につながります。)
- ■ 規定の塗装回数を守りましょう(濃彩色から淡彩色の場合は、3回塗りになる場合があります。)
- ■ ローラー塗装仕上げの場合は、毛が抜けづらく、ローラーマークがきれいな高密度繊維ローラーを使用しましょう
- ■ ローラーで軒天塗装を行う際は、ローラー筋が出ない様、塗り継ぎ部分に注意しながら丁寧に塗装しましょう。
- ■ 塗料の乾燥時間をしっかり守りましょう(濃彩色から淡彩色の場合は、3回塗りになる場合があります。)
9. 軒天の塗装色をきれいに仕上げるためにおすすめの塗料一例
軒天の塗装色を丈夫でよりきれいに仕上げるためにおすすめの軒天用塗料を紹介します。
エスケー化研 水性エコファイン (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
セラミタウンマイルド (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ノキフレッシュ (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿 細骨材入り)
関西ペイント アレスセラマイルド (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
水性セラマイルド (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
アレスノキテンコート (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿 細骨材入り)
アレスダイナミックノキエ (水性艶消しタイプ 低汚染・防虫・防カビ・透湿)
菊水化学工業 水系ファインコート (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ファインコート (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
スズカファイン 水性モルコン (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ニューモルコン (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ビーズコート軒天用P (水性艶消しタイプ 低汚染・強撥水・防カビ・透湿)
ビーズコート軒天用S (水性艶消しタイプ 低汚染・強撥水・防カビ・透湿・細骨材入り)
ワイドビーズコート軒天用Si (弱溶剤艶消しタイプ 低汚染・強撥水・防カビ・透湿・細骨材入り)
日本ペイント 水性ケンエース (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ケンエースG-Ⅱ (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ノキテンエースセラ (弱溶剤艶消しタイプ 町低汚染・防カビ・透湿・細骨材入り)
ノキテンエース
大日本塗料 水性ビルデック (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
ビルデックNeo (弱溶剤艶消しタイプ 低臭・防カビ・透湿)
ロックペイント エバーロックネクストⅡ (弱溶剤艶消しタイプ 防カビ・透湿)
水性エバーロックネクスト (水性艶消しタイプ 防カビ・透湿)
10. 軒天の塗装色をきれいに仕上げるのにおすすめの道具
軒天の塗装色をきれいに仕上げることができる「名古屋の塗装店」小林塗装で実際に使用しているおすすめの道具の一例を紹介します。
より良い道具の選定が軒天の塗装色をより引き立てます。
刷毛 | |
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大塚刷毛 | 「金助」「伝翔」「黄金GP」「ふくろう」 |
好川刷毛 | 「GPフレッシュ」「ユリックス ビーナス」「建築用ユリックス」「ユリックス 毘沙門」 |
はけや | 「極上隅切り」「水性用菊」「太陽」「満開隅切り」 |
ローラー | |
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大塚刷毛 | 「NEW WAKABA 13㎜、20㎜」「マイクログランデ 13mm、18mm」 |
好川刷毛 | 「マイクロキューブ 12㎜、18㎜」「桜」「マシュマロ」 |
PIA | 「チャスキ 15㎜」「ボンパラゴン」「Joker」 |
タイホウ | 「虎セブン 7㎜」「赤虎10㎜」「黄虎 12㎜」「ミラクル8、13㎜」 |
低圧温風ガン・中圧温風ガン | |
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精和産業 | 低圧温風ガン「電動低圧温風塗装機 クリーンボーイCB300E」 中圧温風ガン「電動中圧温風塗装機 CB-400E」 |
11. 軒天の劣化が気になる場合は交換も検討しましょう
軒天に雨の染みのようなものがある場合、屋根や壁面から雨水が入り込んで下地材まで傷んでいる可能性があります。
そういった場合は、雨水によって軒天の腐食がしているので、家の寿命を縮めてしまうことに繋がるため、早急に修繕が必要になります。
塗装工事に比べると割高になってしまいますが、腐食している場合は軒天材の交換も検討する必要があります。
なお、軒天材の張り替えの費用は、1㎡4000~6500円くらいが相場です。
高所の軒天張り替えも外壁塗装と同様に足場工事が必要になります。
ですから、外壁塗装や屋根塗装の際、軒天の張り替えを同時に行うことで足場費用を節約させることできます。
12. 軒天塗装の色選びについて まとめ
基本的に軒天の色は白が一般的です。
絶対に色で失敗したくない方は、無難な白系を選びましょう。
しかし先ほどお伝え様に、白にも様々な色合い(色相・彩度・明度)があるので、後で後悔しない様に塗装業者とよく相談してから塗装工事を行いましょう。
また、外壁塗装や屋根工事をする際に同時に軒天塗装を行うことで足場の費用を抑えることができます。
「名古屋の塗装店」小林塗装では、軒天の色選びに関してもアドバイスしますので、お気軽に相談ください。
外壁塗装のカラーシミュレーション
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軒天塗装の調査と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラム作成をしています。 塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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