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  2. 外壁塗装に関する質問「塗り回数」とは一体何ですか?
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外壁塗装に関する質問「塗り回数」とは一体何ですか?

ある外壁塗装の業者に「3回塗りをするので安心してください」と言われたのですが、「そもそも外壁塗装って、本当に3回も塗る必要があるの?」──そんな質問をうけることがたまにあります。

実際に、初めて外壁塗装を検討されているお客様にとって、「塗り回数が多ければ安心なの?」「費用もその分高くなるの?」といった疑問や不安を感じるのは当然のことです。

外壁塗装は、見た目をきれいにするだけではなく、住まいを長く守るための大切なメンテナンス工事です。
正しい手順や工程がきちんと守られているかどうかによって、仕上がりの美しさはもちろん、塗膜の耐久性や建物の寿命にも大きく関わってきます。

このコラムでは「3回塗りの意味」や「なぜ3回が基本とされているのか」を中心に、塗り回数と費用の関係なども分かりやすく解説します。
外壁塗装を検討している方はもちろん、すでに業者と打ち合わせ中という方にも役立つ内容となっていますので、ぜひご覧ください。

このコラムで分かること
  • ・外壁塗装の基本的な塗り回数は3回
  • ・3回塗りしなくてはならない理由
  • ・塗り回数によって費用が変わるの?

1. 外壁塗装の基本的な塗り回数は3回です。

外壁塗装の基本的な塗り回数は3回です。 イメージ

外壁塗装の「塗り回数」=塗装回数とは、外壁に対して塗料を塗り重ねる回数のことを言います。
塗り替え工事を検討される方の中には「3回塗りって本当に必要?」「2回じゃダメなの?」と考えている方もいますが、外壁塗装は「見た目をきれいにするだけ」ではなく、外壁を保護する塗膜(コーティング)をつくる工事です。
そのため、壁の状態や塗装仕様によって多少の前後はあっても、基本は3回塗りがスタンダードと考えておくと安心です。

なぜなら、外壁塗装は基本的に「下塗り」、「中塗り(上塗り1回目)」、「上塗り(上塗り2回目)」の3工程で重ね塗りが行われるからです。
下塗りは、外壁材と上塗り塗料をしっかり密着させる「接着剤のような役割」を担って、中塗り・上塗りは、色・艶・耐久性・防水性といった性能を発揮するための「仕上げの層」をつくります。
この3工程が揃ってはじめて、塗膜の厚み(膜厚)と均一性が確保され、長持ちする塗装になります。

ただし、すべての現場が必ず3回で塗装されているわけではありません。
たとえば外壁の傷みが少なく、下地の吸い込みが少ない場合や一部の塗装仕様にあるシーラーレス仕上げが可能な場合は、工程を最適化して2回塗りで成立するケースもあります。
一方で、外壁の劣化が進んでいる(チョーキングが著しい・旧塗膜が脆い・下地が荒れている)場合や塗装する色が鮮やかだったり、逆に淡色で下地色が透けやすかったりする場合は、仕上がりの均一性を出すために塗り回数が4回〜5回になることもあります。
つまり大切なのは「回数そのもの」ではなく、外壁の状態に合った工程設計になっているかという点です。

2. なぜ、外壁塗装の塗り回数は「3回」が基本なの?

なぜ、外壁塗装の塗り回数は3回なの? イメージ

外壁塗装の塗り回数が「基本3回」と言われるのには、 見た目だけでなく、耐久性・密着性・美観を長持ちさせるための明確な理由があります。

単に「昔からそうだから」「業界の慣習だから」という話ではなく、下地と塗料をきちんと結びつけ、必要な膜厚を確保し、色ムラや透けを抑えるために、理にかなった工程として3回塗りが基本構成になっているのです。

つまり3回塗りは、塗料の性能を「きちんと発揮させるための設計」と考えると分かりやすいです。

1回目(下塗り)

下塗りは、外壁塗装の中でも最も重要な「土台づくり」の工程です。
外壁にそのまま上塗り塗料(トップコート)を塗っても、外壁材との密着力が弱く、早期の剥がれ・浮き・膨れといった不具合が起きやすくなってしまいます。

そこで必要になるのが、下塗り塗料(アンダーコート)です。
下塗りには、外壁材と上塗り塗料をしっかり接着させる役割があり、それと同時に外壁材の吸い込みを抑えたり、錆の抑制、アルカリの抑制、不陸の調整など仕上がりの塗装ムラを防ぐ効果も担っています。
使用する下塗り材は、モルタル・サイディング・ALC・旧塗膜の状態などに応じて使い分ける必要があり、この選定を誤ると、どんなに高性能な上塗り塗料を使っても長持ちしません。

2回目(上塗り1回目=中塗り)

外壁塗装の中塗りは、仕上げ塗装の1回目にあたる工程です。
ここからようやく、実際に仕上がりとして見える色や艶が付き始めます。

もし仕上げ塗装を1回だけで終えてしまうと、
下塗り塗料や下地の外壁色が透けて見えたり、色ムラが出たりして、
「一見きれいだけど、よく見ると雑」という仕上がりになりがちです。
中塗りでは、塗膜に必要な厚み(膜厚)を確保するための“下準備”を行って次の上塗り工程がきれいに仕上がる土台をつくります。

3回目(上塗り2回目=仕上げ塗り)

3回目の上塗りは、最終的な仕上げ工程です。
中塗りで整えた塗膜の上に、さらに塗り重ねることで、色の深み・艶の均一性・耐候性を完成させます。

この工程を行うことで、塗膜全体が均一な厚みとなり、紫外線・雨風・温度変化に強い外壁塗装に仕上がります。
逆に、仕上げ塗りを省略してしまうと、耐用年数が短くなったり、数年で色あせやムラが目立ったりする原因になります。

※4回目(オーバーコート)

オーバーコートとは、3回塗りを終えたあとに行う、塗膜をさらに保護するための追加塗装です。
「表面仕上げコート」「トップコート仕上げ」と呼ばれることもあり、艶の調整、防汚性の向上、耐候性アップなどを目的として行われます。

すべての住宅で必須というわけではありませんが、ワンランク上の高級仕上げを希望する場合やデザイン性や耐久性をより重視したい場合に採用されることがあります。

3回塗り以上がされる場合って、どんなとき?

外壁の劣化状態が非常に悪い場合(ひび割れが多い・塗膜の剥がれが進行している)や、
木部のように塗料を吸い込みやすい素材の場合は、下地調整(ファンデーション効果)や下地補強の意味を含めて、3回以上の塗り回数が必要になることがあります。
大切なのは「何回塗ったか」ではなく、建物の状態に合わせて適切な工程が組まれているかという点です。

3. 塗り回数によって外壁塗装費用が変わるの?

外壁塗装の費用は、塗り回数(=工程数)によって変わるのが基本です。
これは決して業者ごとの都合ではなく、塗装工事の仕組みそのものが、回数とコストに直結しているためです。

まず前提として、外壁塗装の費用は大きく分けて、
① 塗料代(材料費)② 施工にかかる手間(人件費・時間) で構成されています。
塗り回数が増えるということは、この両方が同時に増えていく、ということになります。

たとえば、基本となる3回塗りの場合は、
「下塗り材」+「上塗り材(中塗り・上塗りの2回分)」という構成になり、
3工程分の塗料費が必要になります。
さらに、各工程ごとにローラーや刷毛を使って丁寧に塗り重ねるため、
1回ごとに作業時間・職人の手間・乾燥待ち時間が発生します。

もし4回塗り・5回塗りになれば、
その分だけ塗料の使用量が増え
作業日数が延びたり、職人の稼働時間が増えたりします。
また、塗り重ねが増えるほど、養生を維持する期間や、
天候管理・工程管理にかかる負担も大きくなります。
つまり費用は、「塗料代+施工手間+管理コスト」が積み重なっていくイメージです。

そのため、塗り回数が多くなればなるほど、
外壁塗装の総費用は高くなる傾向があります。
ここまでは、とても分かりやすい話です。

ただし、ここで注意したいのは、
「回数が多い=必ず良い工事」ではないという点です。
本来の塗り回数は、
外壁材の種類(モルタル・サイディングなど)、
劣化の進み具合(チョーキング・ひび割れ・吸い込みの強さ)、
そして選ぶ塗料の仕様(メーカーが定める塗布量・乾燥時間)によって、
自然に“決まるもの”です。

たとえば、下地の状態が良好で、吸い込みも少ない場合は、
3回塗りで十分な膜厚と耐久性が確保できることもあります。
一方で、劣化が進んでいる外壁や補修跡が多い場合には、
下塗りを増やしたり、仕上げを重ねたりしないと、
見た目や耐久性が安定しないケースもあります。

逆に、費用を抑えるために必要な工程を省き、
塗り回数を無理に減らしてしまうと、
塗膜が薄くなり、早期の剥がれ・ムラ・退色につながりやすくなります。
結果として、数年で再塗装が必要になり、
長い目で見ると割高になることも少なくありません。

外壁塗装の費用を見るときは、
「何回塗るか」だけで判断するのではなく、
なぜその回数が必要なのか
その回数で本当に膜厚と性能が確保できるのかまで、
説明があるかどうかを確認することが大切です。

外壁塗装の費用を抑えたい場合、基本である3回以下に減らすのは、基本的にはおすすめできません。
なぜなら、回数を減らすほど塗膜の厚み「膜厚」(塗膜の厚さ)や密着力が不足しやすく、
早期の剥がれ・ムラ・艶引けにつながるリスクが上がるからです。

ただし、塗料の種類や下地条件によっては、
シーラーレス仕上げが可能な塗料(下塗り工程を最適化できる仕様)が採用できるケースもあります。
これは「下塗りを抜く」という意味ではなく、メーカーが定める手順に沿って、
塗布量(使用量)や乾燥時間を守ることで“成立する仕様”です。

また、外壁の状態が悪くて3回以上の塗装が必要になる場合は、
「なぜ増えるのか(下地補強なのか、色の透け対策なのか、仕様上必要なのか)」を業者に確認し、
追加費用の根拠(材料名・塗布量・工程)を明確にしてもらうと安心です。

小林塗装でも、回数が増える場合は“理由が分かる見積り”を心がけていますので、
気になる点は遠慮なくご相談ください。

4. 外壁塗装の塗り回数に関する よくある質問と答え

A. はい、基本的には3回塗りが必要です。
外壁塗装は、ただ色を付ける工事ではなく、外壁を長期間守るための「塗膜」をつくる工事です。
そのため、下塗り・中塗り・上塗りという3つの工程を重ねることで、はじめて塗料本来の性能が発揮されます。

下塗りは外壁材と塗料をしっかり密着させるための土台づくり、中塗り・上塗りは色ムラを防ぎ、十分な膜厚を確保するための仕上げ工程です。
この3工程が揃うことで、耐久性・防水性・美観のバランスが取れた外壁塗装になります。

一方で、2回以下に塗り回数を減らしてしまうと、塗膜が薄くなり、紫外線や雨風の影響を受けやすくなるため、数年で剥がれ・色ムラ・艶引けといった不具合が出るリスクが高まります。「今はきれいでも、数年後に後悔しやすい」のが、回数不足の塗装の特徴です。

もちろん、外壁の状態や塗料の仕様によって例外的なケースもありますが、多くの住宅にとって、3回塗りは“安心できる基準”と考えてください。

Q2. 2回塗りで済むケースはありますか?

A. 条件が揃えば、例外的に可能な場合もあります。
ただし、外壁塗装の「2回塗り」は“どの家でもOK”という話ではなく、成立するための条件がかなり限定的です。
むしろ、条件を満たしていないのに2回で済ませると、密着不良や早期劣化につながりやすいので注意が必要です。

2回塗りで大丈夫な場合は、たとえば以下のようなケースです。

  • ・ 外壁の劣化が少なく、チョーキング(白い粉)がほとんど出ていない
  • ・ 下地の吸い込みが少なく、塗料が染み込みづらい状態
  • ・ 旧塗膜が健全で、密着性の土台として活かせる
  • ・ メーカーが「シーラーレス仕様」として認めている塗料・工法を採用できる

ここで大切なのは、「2回塗り=下塗りを省く」ではないという点です。
実際には、下塗りに相当する役割を“兼ねる”仕様(下塗りレス設計)であって、メーカーが定める手順・塗布量・乾燥時間を守ってはじめて成立します。
つまり、2回塗りは「手抜きの近道」ではなく、条件と仕様が揃ったときの「最適化」という考え方です。

また、同じ外壁でも面によって劣化の進み方が違います。
南面や西面は紫外線で傷みやすく、北面は湿気でカビ・藻が出やすいなど、家はの状態は一律ではありません。
もし2回塗りの提案が出た場合は、「どんな条件を満たしているから2回でOKなのか」を、その理由を説明してもらうと良いかと思います。

Q3. 塗り回数が多いほど、良い工事になりますか?

A. 単純に回数が多ければ良い、というわけではありません。
外壁塗装は「塗った回数が多い=自動的に高品質」という単純な話ではなく、建物の状態・下地・塗料仕様に対して“適正な工程”になっているかが重要です。

たとえば、メーカーは塗料ごとに「必要な塗布量(㎡あたり何kg)」「乾燥時間」「適正膜厚(仕上がりの厚み)」を定めています。
このルールを守って、下地に合う下塗り材を選定し、3工程で必要な膜厚が取れていれば、それが“きちんとした塗装”です。
逆に、理由なく回数だけ増やしても、耐久性が大きく伸びるとは限りません。

また、回数が増えることで注意点が増える場合もあります。
乾燥時間が不十分なまま重ね塗りをすると、膨れ・縮み・艶ムラなどの不具合につながることがありますし、
塗り重ねすぎて膜厚が過多になると、塗膜が硬くなりすぎて微細な動きに追従しにくくなるケースもあります。
つまり「多ければ安心」ではなく、多いなら多いで、成立する理由と管理が必要なのです。

大切なのは、建物の状態に合った回数かどうかです。
劣化が進んで下地の吸い込みが強い、補修跡が多い、発色が難しい色を採用する、といった場合には、4回塗り以上が合理的なこともあります。
反対に、状態が良い壁に対して「理由なく回数を増やして高額にする」提案は、慎重に見極めた方が安心です。

結論として、良い工事かどうかは回数ではなく、下地処理・材料選定・塗布量・乾燥管理といった“工程の中身”で決まります。
回数はあくまで目安として捉え、見積りでは「なぜその回数なのか」の説明があるかをチェックすると失敗しにくくなります。

Q4. 外壁塗装の見積書に「3回塗り」と書いてあれば安心ですか?

A. 工程の中身まで確認することが大切です。
見積書に「3回塗り」と書いてあっても、3回という文字だけでは品質は確定しません
なぜなら、外壁塗装は、回数よりも「何を・どれだけ・どう乾かして塗るか」で、
仕上がりと耐久性が大きく変わる工事だからです。

たとえば、下塗り材の種類が外壁材に合っていない、塗布量(膜厚)が不足している、乾燥時間を守らずに重ね塗りしている――。
こうした条件が重なると、回数が3回でも塗膜性能が出にくく、早期の剥がれ・ムラ・艶引けにつながることがあります。

安心するためには、見積書で材料名(下塗り・上塗りの製品名)と、工程内容(どこを何回、どの順で塗るか)まで、
具体的に明記されているかをチェックしておくのがおすすめです。

Q5. 色によって塗り回数が変わることはありますか?

A. はい、あります。
外壁塗装は「同じ塗料・同じ回数でも、色によって仕上がりが変わる」ことが意外とあります。
とくに下地の色や補修跡が透けやすい色を選ぶと、回数(もしくは工程)が増えるケースがあります。

代表的なのは、淡い色(白・クリーム・薄いグレーなど)です。
下地の濃淡や補修部分の段差が光の当たり方で出やすく、
きれいに均一に見せるために、上塗りを1回追加して調整することがあります。

逆に、鮮やかな色や濃い色(赤・青・黒など)も注意が必要です。
顔料の特性で発色が安定しにくい場合があり、
色ムラ透けを防ぐために重ね塗りが必要になることがあります。

そのため、見積りで「同じ3回塗り」でも、色を変えたら仕様が変わることがある、
という点は知っておくと安心です。
気になる場合は、「この色だと回数は増えますか?」と事前に確認しておくのがおすすめです。

Q6. 下塗りを省く業者は問題ありますか?

A. 絶対ダメな業者です
下塗りは、外壁塗装の“接着剤”のような役割を持つ重要工程で、
ここが合っていないと、上塗りがきれいでも長持ちしません。
ですので「下塗りしません」と言われた場合は、理由と根拠を必ず確認しましょう。

下塗りには、外壁材と上塗り材をしっかり密着させる役割のほか、
下地の吸い込みを止めて発色を安定させる役割もあります。
これを省くと、早期剥がれ色ムラ艶引けが起きやすくなります。

ただし例外的に、メーカーが「シーラーレス仕様」「下塗り工程の簡略が可能」として認めている塗料もあります。
その場合でも、“省く”のではなく“仕様として成立させる”という考え方です。

「うちは下塗りしません」「一体型だから不要」と言われたら、
メーカー仕様(カタログ・施工要領書)で本当に成立するかを必ず確認しましょう。
仕様を見せてくれる業者ほど、安心感は高いです。

Q7. 塗り回数は現場で勝手に変わることはありますか?

A. 信頼できる業者であれば、事前説明なく変更することはありません。
外壁塗装は、洗浄後に下地の状態がはっきり見えてくるため、
必要に応じて工程を調整すること自体はあります。
ただし、そこで大切なのは「説明と合意があるかどうか」です。

下地状態によって追加が必要な場合でも、信頼できる業者は、
なぜ増えるのか(理由)どこが増えるのか(範囲)費用はどうなるのかをセットで説明し、
相談のうえで工程を調整します。

逆に、説明がないまま工程が減る・増えるのは注意が必要です。
「当たり前ですよ」と流されず、
工程表・施工写真・使用材料などで“見える形”にしてもらうと、安心して任せやすくなります。

Q8. 塗り回数を減らして安くしてもらうことはできますか?

A. おすすめできません。
塗り回数を減らす=工程を省くことになり、 結果的に耐久性が落ち、早期の再塗装で高くつくケースが多いです。

Q9. 塗り回数を減らして費用を安くするのは問題ありませんか?

A. 基本的にはおすすめできません。
外壁塗装は、見た目を整えるだけでなく、雨風や紫外線から外壁を守る「塗膜」をつくる工事です。
そのため回数を減らすと、結果的に塗膜が薄くなり、性能が出にくくなることがあります。

とくに注意したいのは、「回数を減らす=工程を省く」形になりやすいことです。
下塗りを省く、上塗りを1回にする、乾燥待ちを短縮する――。
こうした削り方は、塗膜の厚み「膜厚」(塗膜の厚さ)や密着力が不足し、
早期の剥がれムラ艶引けの原因になりやすいです。

費用を抑えたい場合は、回数を減らすよりも、
塗料グレードの調整(過剰スペックを避ける)、
付帯部の範囲整理(優先順位をつける)、
補修計画の整理(今やる補修・次回に回す補修を分ける)など、
品質を落としにくい削り方を業者と相談する方が安心です。
“削っていいところ”と“削ってはいけないところ”を分けるのが、後悔しないコツです。

Q10. 塗り回数が少ない工事は、なぜ安く見えるのですか?

A. 塗料代と手間(人件費)が減るため、数字として安く出やすいからです。
見積書の金額は、材料費と施工手間の合計で決まります。
つまり塗り回数が少ないと、その分だけ金額が下がりやすくなります。

塗り回数が1回減ると、単純に塗料の使用量が減り、職人の作業時間も短くなります。
その結果、見積り上は魅力的な金額になりやすいのですが、
工程が不足すれば塗膜性能が出にくく、数年で再塗装が必要になって結果的に高くつくケースもあります。

ここで大切なのは、「安い=得」とは限らないという点です。
安い理由が“工程の省略”になっていないか
具体的に「下塗り材は何か」「上塗りは何回か」「塗布量(使用量)の根拠はあるか」を確認しましょう。
きちんと説明ができる業者ほど、金額にも中身にも納得しやすくなります。

Q11. 外壁塗装の塗り回数は、現場で変更されることはありますか?

A. あります。ただし「業者が勝手に変える」のではなく、理由と説明があるのが一般的です。
外壁塗装は、工事が始まってから見えてくることも多い“現場判断のある工事”です。
とくに高圧洗浄をして汚れが落ちたあと、初めて下地の本当の状態がはっきりするケースが少なくありません。

たとえば、洗浄後に想定以上の劣化が見つかることがあります。
旧塗膜が脆くなっている(粉化・浮き)、下地の吸い込みが強い、補修箇所が増えた…などです。

こうした場合、下地を安定させるために下塗りをもう1工程追加したり、発色や均一性を整えるために上塗りを1回増やしたりすることがあります。
これは「回数を増やして儲ける」ではなく、仕上がりと耐久性を成立させるための調整として行われることが多いです。

そして大事なのは、変更があるときの進め方です。
信頼できる業者は、変更理由(なぜ必要か)・追加範囲・追加費用をきちんと説明し、
施主の合意を得たうえで進めます。

逆に、説明なく工程が減る・増える場合は注意が必要です。
「どこがどう変わったのか」「費用はどうなるのか」が曖昧なまま進む工事は、
後からトラブルになりやすいので、遠慮せず確認しておくと安心です。

Q12. 木部や鉄部も外壁と同じ塗り回数で考えていいですか?

A. 同じではありません。素材ごとに“必要な工程”が変わります。
外壁は外壁、木部は木部、鉄部は鉄部で、傷み方も塗料の効き方も違います。
そのため「外壁が3回塗りだから、全部3回でいいよね」という考え方は、実は少し危険です。
部位ごとに適した下地処理と塗装仕様を組んでこそ、全体として長持ちする塗装になります。

木部は塗料の吸い込みが強く、乾燥と収縮も起こりやすいため、
下地の状態によっては下塗りを増やしたり、吸い込み止めを丁寧に入れたりする必要が出ることがあります。
とくに劣化が進んだ木部は、表面が毛羽立っていることも多く、
ここを整えずに塗ると塗膜の割れ剥がれにつながりやすい点に注意が必要です。

一方、鉄部は「ケレン(目荒らし・サビ落とし)」+「防錆下塗り」+「上塗り」という考え方が重要で、
回数よりも下地処理の質が寿命を左右します。
サビの上にそのまま塗ってしまうと、塗膜の内側からサビが進行し、
膨れ再発サビが起きやすくなります。

つまり、外壁だけを基準にせず、部位別に最適な仕様が組まれているかを見積りで確認しましょう。
「木部は何を下塗りに使うか」「鉄部は防錆材は何か」まで明記されていると、安心して比較しやすくなります。

Q13. 塗り回数と耐用年数は、どのような関係がありますか?

A. 回数は“最低条件”、耐用年数は“中身と環境”で決まります。
「何年もつ塗料ですか?」というご質問はとても多いのですが、
実は外壁塗装の耐用年数は、塗料のカタログ数値だけで決まるものではありません。
塗り回数は大切な前提条件であり、そこに工事の中身と住まいの環境が重なって、はじめて寿命が見えてきます。

まず押さえたいのは、メーカーが想定する耐用年数は、
指定の工程(回数)塗布量(膜厚)乾燥時間が守られていることが前提だという点です。
つまり、カタログ上は高耐候な塗料でも、工程が省略されたり、薄塗りになったりすると、
本来の性能が出せず、早い段階で劣化が進んでしまいます。

回数が不足すると塗膜が薄くなりやすく、
紫外線や雨風の影響を受けやすくなるため、耐用年数は短くなりがちです。
とくに上塗りを1回で済ませてしまうようなケースでは、
退色艶引けムラが早く出ることがあります。

ただし、同じ3回塗りでも「必ず同じ年数もつ」とは限りません。
下地処理が甘い(汚れ・粉化・補修不足)まま塗ると密着が弱くなり、
乾燥管理が不十分だと塗膜が安定せず、長持ちしにくくなります。
つまり、耐用年数は回数よりも、工程の質(施工管理)に強く左右されます。

さらに、住まいの立地条件も大きな要素です。
たとえば南面・西面は紫外線が強く、海に近い地域は塩害、北面は湿気でカビや藻が出やすいなど、
外壁が受けるストレスは家によって違います。
だからこそ、耐用年数は「回数」だけでなく、下地・施工管理・立地条件(紫外線、塩害、湿気)がセットで効いてくるのです。

Q14. 4回塗りや5回塗りになるのは、どんなケースですか?

A. 下地の吸い込みが強い・劣化が進んでいる・発色が難しい場合などに増えることがあります。
代表例は、チョーキングが強く下地が粉っぽい、旧塗膜が脆い、補修跡が多い、素地が荒れている、といったケースです。
また、濃色や鮮やかな色、逆に淡色で下地が透けやすい色では、発色・均一性を安定させるために上塗りを追加することがあります。
さらに、意匠性や防汚性を高める目的で「クリヤー」「オーバーコート(表面保護)」を重ねる場合もあります。

Q14. 4回塗りや5回塗りになるのは、どんなケースですか?

A. 下地の吸い込みが強い・劣化が進んでいる・発色が難しい場合などに増えることがあります。
外壁塗装は基本が3回塗りですが、
現場の状態や仕上げの目的によっては、4回塗り・5回塗りが必要になることもあります。
これは「回数を増やして儲ける」ではなく、仕上がりと耐久性を成立させるための補強として増えるケースが多いです。

代表的なのは、下地の吸い込みが強い場合です。
たとえばチョーキングが強く下地が粉っぽい、旧塗膜が脆い、素地が荒れているなど、
塗料が“下地に飲み込まれやすい”状態だと、通常の下塗り1回では吸い込み止めが足りず、
下塗りを1工程追加して、下地を安定させることがあります。

また、補修跡が多い場合も回数が増えやすいです。
ひび割れ補修や段差調整をした部分は、吸い込み具合や表面の質感が周囲と変わりやすく、
そのまま仕上げると補修跡色ムラが出やすくなります。
そのため、下地調整材を重ねたり、仕上げ塗装を追加して馴染ませたりすることがあります。

さらに、色の条件でも増えることがあります。
濃色や鮮やかな色は発色を安定させるために、
逆に淡色で下地が透けやすい色も、均一性を出すために上塗りを追加することがあります。
ここは「好みの色をきれいに出すための追加工程」というイメージです。

そして、意匠性や防汚性を高めたい場合です。
仕上げの質感や汚れにくさを上げる目的で、
「クリヤー」「オーバーコート(表面保護)」を重ねるケースもあります。
いわば、塗膜の上にもう一枚“守る層”を足すようなイメージで、ワンランク上の仕上げで採用されることがあります。

Q15. 塗り回数よりも重要なチェックポイントは何ですか?

A. 下地処理・乾燥時間・塗布量(膜厚)・材料選定です。
同じ3回塗りでも、下地処理(高圧洗浄、ケレン、補修、シーリング)が甘いと、密着不良で早期剥がれにつながります。
また、乾燥時間を守らずに塗り重ねると、膨れ・艶ムラ・縮みなどの不具合が起きやすくなります。
さらに、塗料は「メーカーが定める塗布量」があり、回数だけでなく必要な膜厚が確保されているかが重要です。

Q16. 手抜き工事で塗り回数が減らされることはありますか?

A. 残念ながら、ゼロではありません。
外壁塗装は完成すると「見た目がきれい」になりやすい分、
工程が省略されていても、その場では気づきにくいことがあります。
だからこそ、最初から「手抜きが起きやすい工程」を知っておきましょう。

よくあるケースとしては、次のようなものが挙げられます。

・ 上塗りを1回で済ませてしまう(本来は中塗り+上塗りの2回)
・ 下塗りを「薄く流すだけ」で終えてしまう(密着・吸い込み止めが不十分)
・ 乾燥時間を待たずに急いで塗り重ねる(膨れ・縮み・艶ムラの原因)

こうした省略があると、施工直後は一時的にきれいに見えても、
数年でムラ退色剥がれが出て、
「やっぱり…」となりがちです。

だからこそ、工程写真の提出、材料缶(使用塗料)の確認、工程表の提示など、
施工の見える化を自然にしてくれる業者を選ぶことが大切です。
“見える化”を嫌がらない会社ほど、工程に自信があるケースが多いです。

Q17. 塗り回数は、施主側でも確認することができますか?

A. はい、確認できます。ポイントは「塗った回数」より「作業内容の証拠」を見ることです。
おすすめは以下の方法です。

  • ・ 工程表(いつ何を塗るか)を事前にもらう
  • ・ 下塗り・中塗り・上塗りの工程ごとに写真を残してもらう
  • ・ 使用材料(缶)を現場で見せてもらい、品名を確認する
  • ・ 「今日はどこを何で塗ったか」を一言共有してもらう
「毎日ずっと見張る」必要はありません。
信頼できる業者ほど、こうした確認を嫌がらず、むしろ丁寧に説明してくれます。

A. 下地処理・乾燥時間・塗布量(膜厚)です。
外壁塗装で本当に仕上がりと耐久性を左右するのは、
「何回塗ったか」という数字そのものではありません。

同じ3回塗りであっても、
工事の進め方や管理の仕方によって、
数年後の状態に大きな差が出てくるのが外壁塗装の特徴です。

まず重要なのが、下地処理です。
高圧洗浄で汚れや古い塗膜の粉をしっかり落とし、
ひび割れ「クラック」(ひび割れ)や傷みを適切に補修しておかないと、
その上にどれだけ丁寧に塗装しても、
塗膜は下地ごと剥がれてしまう可能性があります。

外壁塗装は「上から塗る工事」に見えますが、
実際には下地を整える工程が仕上がりの大部分を左右すると言っても過言ではありません。

次に大切なのが、乾燥時間です。
塗料にはメーカーごとに定められた乾燥時間があり、
これを守らずに次の工程へ進んでしまうと、
膨れ縮み艶ムラといった不具合が起こりやすくなります。

施工直後はきれいに見えても、
時間が経ってから差が出やすい部分でもあります。

そして最後が、塗布量(膜厚)です。
塗料は「3回塗れば安心」というものではなく、
1㎡あたりに必要な量がメーカーによって定められています。

回数だけ合わせて薄く塗り広げてしまうと、
必要な厚みが確保できず、
塗料本来の耐候性・防水性が十分に発揮されません

塗り回数はあくまで目安であり、
品質は「下地処理」「乾燥管理」「塗布量」という中身で決まるという点を、
ぜひ覚えておいてください。

外壁塗装の「塗り回数」について まとめ

外壁塗装の「塗り回数」について まとめ イメージ

外壁塗装の基本的な塗り回数は、下塗り・中塗り・上塗りの「3回塗り」が基本です。
それぞれの工程にはしっかりと意味があり、建物の保護性や仕上がりの美しさを左右する大切な作業工程です。

塗り回数が1回でも不足すれば、塗膜の厚みが足りず、早期の劣化や色ムラの原因となってしまう可能性もあります。
反対に、劣化が激しい外壁や特殊な仕上げが必要な場合には、4回以上の塗装が適切とされるケースもあり、建物の状態や使用する塗料に応じた塗装仕様が必要です。

また、塗り回数が増えれば、その分使用する塗料の量や施工時間が増えるため、当然ながら費用も変動します。
「とにかく安く」というよりも、長期的な視点で“しっかりと守ってくれる塗装”を選ぶことが、結果として住まいを長持ちさせるポイントです。

もし見積書などで「3回塗り」と記載されている場合でも、その中身(工程の内容や使用塗料)が明確になっているかを確認することが大切です。
わからないことがあれば、どうぞお気軽に「名古屋の塗装店」小林塗装までご相談ください。
経験豊富なスタッフが、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。

外壁塗装は、どうして3回塗りなの? その理由を分かりやすくお伝えします。

品質本位・適正価格の外壁塗装なら、名古屋の小林塗装にお任せください。

外壁塗装の事なら小林塗装 イメージ"

当店は、2003年の創業以来、名古屋に根差した「塗装専門店」として営業しいます。
小林塗装では、外壁塗装において下塗り・中塗り・上塗りの3工程を基本とし、それぞれの塗り工程を省かず、塗料の性能を最大限に引き出すことにこだわっています。
「見えないところほど丁寧に」──その想いを胸に、長持ちする高品質な塗装を、いつも安心価格で提案しています。

外壁塗装の調査・お見積りは無料です。お気軽に、小林塗装までご相談ください。

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外壁塗装に関する質問「塗り回数」とは一体何ですか?コラム筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装に関する質問「塗り回数」とは一体何ですか?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

外壁塗装の「塗り回数」をしっかり守った とってもお得な塗り替えプラン

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