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  2. コンクリート外壁の特徴やメリットとメリット・塗装の価格相場について
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コンクリート外壁の特徴やメリットとメリット・塗装の価格相場について

コンクリートの外壁と聞いて、まず思い浮かぶのが、素材の表情をそのまま生かした 「打ちっぱなしコンクリート」ではないでしょうか。
無機質でありながら凛とした美しさがあり、デザイン性の高い住まいとして憧れを持たれる方も少なくありません。

ただ一方で、「おしゃれだけど、劣化しやすいのでは?」「メンテナンスが大変そう」といった不安の声も、私たち小林塗装にはよく寄せられます。
そこで今回は、名古屋で数多くの住宅塗装に携わってきた塗装店として、 コンクリート外壁の特徴やメリット・デメリットを、できるだけ分かりやすく整理しました。
あわせて、よく見られる劣化症状や、コンクリート外壁を塗装する場合の費用相場についても解説しています。
コンクリート外壁の採用を検討されている方、または塗装リフォームを考え始めた方は、自宅と照らし合わせながら、ぜひ参考にしてみてください。

このコラム「コンクリート外壁の特徴やメリットとメリット・塗装の価格相場について」で分かること
  • ・ コンクリートの特長
  • ・ 外壁コンクリートの劣化症状
  • ・ 外壁コンクリート塗装の塗装費用

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1.コンクリート外壁の特徴とシェア率について

コンクリート外壁の特徴とシェア率について イメージ

コンクリートは、セメントに「水・砂・砂利(粗骨材) を混ぜ合わせてつくる建築材料です。
外壁として用いる場合は、コンクリートを型枠に流し込み、所定の形に成形して壁をつくります。
サイディングボードのように「板を貼って仕上げる」外壁材と比べると、 曲面・大きな凹凸・シャープなラインなど、意匠(デザイン)の自由度が高いのが大きな特徴です。

その一方で、一般住宅ではコンクリート外壁はまだ少数派で、シェアは約2%程度とされることが多い外壁材です。
デザイン性と構造(つくり方)の魅力がある反面、施工の手間やコスト、維持管理の考え方が一般的な外壁と少し異なるため、「憧れはあるけれど、採用は慎重に検討したい」という方が多いのも実情です。

2.コンクリートとモルタルの違いとは?

コンクリートとモルタル外壁の違いとは? イメージ

コンクリートとよく似た素材に、「モルタル」があります。
どちらも「セメント」を主材料にしますが、決定的な違いは“骨材”です。

モルタルは、セメントに「水・砂(細骨材)」を混ぜてつくります。
砂利(粗骨材)が入らないため、 表面はコンクリートに比べてなめらかに仕上げやすいのが特徴です。
そのため、外壁では「左官仕上げ(コテ仕上げ)」との相性が良く、デザイン性(模様・質感)の幅も大きく広がります。

一方、コンクリートはセメントに「水・砂・砂利(粗骨材)を加えてつくります。
砂利が入る分、表面には粒感が出やすく、モルタルに比べてやや“荒さ”のある表情になりやすいです。
また一般的に、コンクリートは圧縮に強く、構造材としても使われるため、モルタルより強度(特に圧縮強度)を確保しやすい傾向があります。

ただし注意点として、「コンクリート=ひび割れしない」という訳ではありません
コンクリートも乾燥や温度変化、建物の動きの影響を受ければクラックが入ります。
モルタルは特に乾燥収縮の影響を受けやすいため、下地条件や施工方法によっては、ひび割れが出やすいケースもあります。

(+α)小林塗装の現場目線:
外壁として大切なのは、素材そのものの違いだけでなく、「防水の考え方」と「表面保護」です。
コンクリートでもモルタルでも、塗装や保護材の役割は「見た目をよくする」だけではなく、雨水の侵入を抑え、劣化スピードを緩めることです。

3. コンクリート外壁の主な「メリット」・「デメリット」について

コンクリート外壁の主な「メリット」・「デメリット」について イメージ

ここでは、コンクリート外壁の主な「メリット」について、塗装店の現場目線も交えながらお伝えします。
「強い・長持ち」と言われる一方で、性能は設計(断熱・防水)施工品質に大きく左右されます。

◎ コンクリート外壁の主な「メリット」について

■ 室内スペースを広く確保できます
コンクリート外壁(RC造など)は、木造のように壁内へ木柱(間柱)を連続して入れる構成とは違って、壁そのものが構造体(耐力壁)として成立しやすいのが特徴です。
そのため、間取りの計画次第では壁厚の取り方や柱型の出方を整理しやすく、室内をすっきり見せやすいメリットがあります。
(※ただし、断熱を外側に付加する「外断熱」を採用する場合は、外壁側の厚みは増えることがあります。)

■ 耐久性が高いです(ただし中性化と水がカギ)
コンクリートは、適切に施工・保護されていれば長寿命が期待できる素材です。
一方で、外壁として見ると注意したいのが、コンクリート特有の「中性化」「水の侵入」です。
雨水が入り込む状態が続くと、内部鉄筋の腐食(膨張)につながり、ひび割れや爆裂(表面が欠け落ちる)を招くことがあります。
つまり耐久性の高さは、「ノーメンテナンス」ではなく「適切な防水・保護が前提」という点がプロとしての重要ポイントです。

■ 気密性が高いです(隙間が少なく、換気設計ができます)
コンクリートを一体で打設し、固めて形成する外壁は、継ぎ目の多い外装材に比べて 空気が抜ける“隙間”が生まれにくい傾向があります。
気密性が高いと、冷暖房効率が上がりやすく、換気も「入る・出る」の流れを設計通りに作りやすくなります。
ただし、気密が高いほど結露対策(断熱・換気・防湿計画)が重要になります。

■ 蓄熱する性質がある(熱容量が大きい)
コンクリートは熱容量(熱をためる力)が大きく、外気温の変化を受けても室内温度が急にブレにくい性質があります。
そのため、外側に断熱材を設ける「外断熱」などと組み合わせると、室内の温熱環境が安定しやすいというメリットがあります。
逆に断熱が不足した状態だと、冬は壁が冷えやすく表面結露のリスクが高まるため、構造設計がとても大切です。

■ 防音性・遮音性が高いです(質量則で有利)
音は基本的に、壁の重さ(面密度)が増えるほど通りにくくなる傾向があります(いわゆる“質量則”)。
コンクリートは材料自体が重く密実なため、木材系の壁に比べて外からの騒音を抑えやすいのが利点です。
とくに車通りの多い道路沿いなどでは、体感差が出やすいポイントといえます。

(+α)小林塗装の現場目線:
コンクリート外壁は「素材が強い」ぶん、劣化が進んだときに 補修が大きくなりやすい傾向があります。
だからこそ、塗装や保護材は“見た目のため”だけでなく、 水の侵入を抑え、劣化速度を緩めるためのメンテナンスとして考えるのが安心です。

× コンクリート外壁の主な「デメリット」について

前述の通り、コンクリート外壁はデザイン性・耐久性など魅力も多い一方で、 “建物として成立させるための前提条件”がいくつかあります。
ここでは、現場でよく相談を受けるポイントを中心に、主なデメリットを整理します。

■ 重量があり、地盤・構造計画のハードルが上がります
コンクリート外壁(RC造等)は、サイディングなどの外装材に比べて自重(建物の重さ)が大きくなります。
そのため、土地の条件によっては地盤調査の結果次第で「地盤改良工事」が必要になるケースがあります。
また、重い建物ほど地震時の慣性力(揺れの力)も大きくなりやすいため、 構造設計の精度がより重要になります。

■ 結露・カビ・コケは「水分×温度差×通気」の問題として出やすいです
コンクリートは打設時に水を使うため、内部に施工由来の水分を含みます。
この水分が抜けていく過程や、室内外の温度差が大きい条件では、 表面や取り合い部で結露が起きやすく、結果としてカビ・コケが発生しやすくなります。
「築3〜5年に出やすい」と言われるのは、こうした水分移動や環境条件が重なるためです。
対策の基本は、断熱計画(外断熱等)換気・通気、そして外壁側は防水・低汚染の保護を組み合わせることです。

■ ひび割れ(クラック)は「起きる前提」で、幅と原因の見極めが重要です
コンクリートは「圧縮(押す力)には強い」一方で、 「引張(引っ張る力)には弱い」性質があります。
乾燥収縮、温度変化、鉄筋など他部材の拘束、地震・不同沈下などの外力が重なると、 表面にひび割れが発生することがあります。
ここで大切なのは、ひび割れを見つけたらすぐ「塗ればOK」と考えるのではなく、 幅・深さ・動き(進行性)を見て、補修方法を選ぶこと。
とくに雨水が入り込むクラックは、放置すると鉄筋腐食→膨張→爆裂(表面の欠損)につながるため注意が必要です。

■ 熱伝導率が高く、断熱が弱いと「夏暑く、冬寒い」が起きやすいです
コンクリートは蓄熱性(熱容量)が大きい一方で、材料としては熱を伝えやすい性質も持ちます。
断熱が不足した状態だと、冬は壁が冷え、室内側で表面結露が起きやすくなります。
また夏は、日射を受けた熱が時間差で室内へ影響し、夜になっても壁が熱を持つケースもあります。
そのため、コンクリート外壁は断熱材の入れ方(外断熱・内断熱・複合)が住み心地に直結します。

■ 工期が長くなりやすいです(養生・硬化・天候の影響を受ける)
コンクリート工事は、打設して終わりではなく、型枠、打設、養生、硬化の工程が必要です。
特に養生は、強度・耐久性に直結する重要工程で、季節や天候によって進行が左右されます。
そのため、サイディングのような「乾式工法」に比べて、工期が長くなりやすい傾向があります。

■ 品質にばらつきが出やすいです(現場施工ゆえの「差」)
サイディングのような成形材と違い、コンクリート外壁は現場施工が中心です。
そのため、配合・打設・締固め(充填)・養生・型枠精度など、複数の要素が重なって仕上がりが決まります。
仕上がりの差として出やすいのは、ジャンカ(豆板)・打継ぎ線・気泡跡・表面の密実性など。
「打ちっぱなしを美しく保ちたい」場合ほど、施工会社選びと、完成後の保護(塗装・撥水・クリヤー等)の考え方が重要になります。

(+α)小林塗装の現場目線:
コンクリート外壁は、劣化が“じわじわ”進む一方で、ある段階を超えると補修が大きくなりやすい素材です。
だからこそ、塗装は「色を付ける」だけでなく、水の侵入を抑え、劣化の連鎖を止めるための保護として考えると安心です。

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4.コンクリート外壁の主な劣化症状について

コンクリート外壁の主な劣化症状について イメージ

ここでは、コンクリート外壁でよく見られる劣化症状を、「原因」「放置リスク」が分かる形で整理します。
コンクリートは強い素材ですが、外壁としては水の出入り(吸水・乾燥)温度変化の影響を大きく受けます。
そのため、初期のサインを見逃さず、適切な補修・保護につなげることが大切です。

ひび割れ(クラック)

コンクリートは圧縮(押す力)には強い一方で、引張(引っ張る力)には弱い材料です。
そのため、乾燥収縮・温度変化・地震や不同沈下などの外力、鉄筋や開口部(窓まわり)による拘束などが重なると、表面にクラックが発生することがあります。

ここで重要なのは「ひびがある=すぐ危険」ではなく、ひびの種類と幅で判断することです。
・髪の毛のような細いひび(ヘアクラック):表層の収縮が原因のことが多い
・幅がある/段差がある/雨の後に濡れ筋が出る:漏水リスクが上がる

放置すると雨水が入り込み、内部鉄筋の腐食(膨張)→さらにひび割れ拡大→爆裂(表面の欠損)へ進むケースもあるため、 「幅・深さ・長さ」を見たうえで補修方法を選ぶのが基本です。

カビやコケの発生(微生物汚染)

日当たりが悪い北面、風通しが弱い場所、植栽が近い箇所などは、表面が乾きにくく、水分が滞留しやすいためカビやコケが発生しやすくなります。
コンクリートは多孔質(小さな孔がある)で、表面が濡れると微生物が定着しやすいことも要因です。

ただの“汚れ”に見えても、根が張ると再発しやすくなるため、対処方法は 洗浄 → 除菌(必要に応じて) → 乾燥 → 保護(撥水・塗装)の順が基本です。
とくに打ちっぱなし意匠では、見た目を保つために「透明保護(クリヤー)」「浸透性撥水」など、 意匠と防水を両立させる設計がポイントになります。

水染み(雨だれ・吸水跡・汚れの固着)

コンクリートは吸水性があり、雨水を含んでは乾く、という動きを繰り返します。
水分そのものは乾けば消えますが、雨水に含まれるホコリ・排気ガス・土埃・水垢などの成分は蒸発しないため、 “濡れた跡”として汚れが残り、水染み(雨だれ)が目立つようになります。

さらに、ひび割れや目地・打継ぎ部から水が入りやすい状態だと、部分的に吸水量が増え、 色ムラのような濡れ筋が強調されます。
早めに表面保護を行うことで、汚れの固着を抑え、清掃性も上がります。

白華(エフロレッセンス)

コンクリートやモルタル特有の症状として、表面が白く粉を吹いたように見える白華(エフロ)があります。
これは内部の可溶性成分が水に溶けて表面へ移動し、乾燥時に結晶化して白く残る現象です。
見た目の問題だけでなく、「水が通っているサイン」になることもあるため、 発生箇所や再発状況によっては防水・保護の見直しが必要です。

爆裂・欠損(鉄筋腐食が進んだサイン)

ひび割れなどから水が入り、内部鉄筋が腐食すると、錆は体積が増えてコンクリートを内側から押します。
その結果、表面が浮いたり、欠け落ちるように剥離する爆裂が起きることがあります。
爆裂が見られる場合は、表面塗装だけでは止まりにくく、 はつり(脆弱部除去)→防錆処理→断面修復→表面保護といった補修設計が必要になることがあります。

(追記)DIYで判断できるライン/プロに見てもらうべきライン

コンクリート外壁の劣化は、「見た目」だけで判断すると迷いやすいものです。
そこで小林塗装の現場感覚として、お客様自身で様子見できる範囲と、 早めにプロへ相談した方が良いサインをチェックリストにしました。
「どれに当てはまるか」で、次の一手が決めやすくなります。

◎ DIYで“様子見しやすい”ケース(ただし定期的に経過観察)
  • 髪の毛のように細いひび(ヘアクラック)で、長さ・幅が数ヶ月〜半年でほぼ変わらない
  • 雨の後でも、ひび割れ部分が「線状に濡れ続ける」感じがなく、乾き方が周囲と大きく変わらない
  • カビ・コケがうっすら出ているが、こすれば落ちる程度で、根が張ったように黒ずみが定着していない
  • 軽い水染み(雨だれ)があるが、下地の欠損や浮きがなく、広がり方も緩やか
  • 白華(エフロ)が薄く、発生場所が限定的で、繰り返し強く出てこない
× プロに見てもらうべきサイン(早め推奨)
  • ひび割れの幅が目で見て分かる/触ると段差がある/網目状に増えてきた
    → 進行性の可能性があり、補修方法を間違えると再発しやすくなります。
  • 雨の後に、ひび割れや打継ぎ線に沿って濡れ筋が残る/室内側にシミやにおいがある
    → 漏水・内部劣化の入口になっている可能性があります。
  • 表面を押すと浮いている感じがする/叩くと音が違う/欠け・剥がれがある
    → 剥離・爆裂予備軍のことがあり、塗るだけでは止まりません。
  • 白華(エフロ)が濃く、何度掃除しても同じ場所に繰り返し出る
    → “水が通っているサイン”の可能性が高く、原因側の対策が必要です。
  • サビ汁のような茶色い筋が出ている/鉄筋位置に沿って膨らみ・割れがある
    → 鉄筋腐食が疑われ、断面修復まで含めた補修設計が必要になることがあります。
  • カビ・コケが厚く根を張ったように定着し、洗ってもすぐ戻る/北面だけ極端に増える
    → 表面保護の不足や、通気・日照条件の影響が大きく、再発設計が必要です。
(+α)迷ったら、ここだけ見てください

迷ったときの判断基準はシンプルです。
「水が入っていそうか」と、「内部(鉄筋)に影響しそうか」
この2つに心当たりがある場合は、早めに状態確認をおすすめします。
逆に、見た目の軽い汚れ・薄い症状であれば、正しい洗浄と保護で落ち着くケースも多いです。

5. コンクリート外壁向け塗装・それぞれの特徴と相場費用

コンクリート外壁向け塗装・それぞれの特徴と相場費用 イメージ

ここでは、コンクリート外壁に使われる代表的な「保護方法(塗装・撥水)」を、 仕上がりの見た目防水性(雨の入りにくさ)通気性(湿気の逃げやすさ)の観点から整理し、費用相場もあわせて紹介します。
コンクリートは水を吸いやすい素材のため、「何を塗るか」だけでなく、 下地の状態(ひび割れ・白華・含水)で最適解が変わる点がプロ目線の重要ポイントです。

「コンクリート撥水剤」の特徴と価格相場

撥水剤は、塗膜で“フタ”をするのではなく、表層へ浸透して水を弾きやすくする保護材です。
そのため、コンクリートの風合い(質感)をほぼ変えずに、雨水の吸い込みを抑えられるのが魅力です。
一方で、皮膜を作らないぶん耐久は短めで、効果が落ちると水染み・汚れが戻りやすくなります。

また、クラック(ひび割れ)がある場合、撥水剤では隙間そのものを埋められないため、 補修跡が視認されやすい傾向があります。
「意匠重視で最低限の保護をしたい」「定期メンテ前提で割り切れる」方向けです。

耐久年数:3〜7年
価格相場:1,400~2,000円/㎡

「クリヤー塗装」の特徴と価格相場

クリヤー塗装は透明な塗膜で表面を保護し、撥水剤よりも防汚性・耐候性(紫外線への強さ)を確保しやすい方法です。
「打ちっぱなし風の表情を保ちたい」方に選ばれやすい一方、塗膜形成タイプのため、 下地の状態が仕上がりに直結します。

注意点は、クラックや補修跡がある場合、透明なので隠せません。むしろ光の反射で目立つこともあります。
さらに、コンクリート内部に水分が多い状態で施工すると、 白化・膨れ・密着不良につながることがあります。
クリヤーは「下地がきれい」「ひび割れが少ない」「含水管理ができる」条件で、初めて美しく長持ちしやすい仕上げです。

耐久年数:5〜15年
価格相場:3,500~3,800円/㎡

「弾性塗料(弾性仕上げ)」の特徴と価格相場

弾性塗料は、伸び縮みする塗膜で微細なひび割れに追従しやすく、 雨水の侵入を抑える目的で採用されることがあります。
いわば「防水寄りの塗装」で、クラックが気になる外壁の安心感を作りやすい方法です。

ただし、基本は塗りつぶし仕上げになるため、コンクリートの素材感は薄れます。
また、状態や製品選定によっては透湿性(湿気の逃げ)とのバランスが重要で、 内部に水分が回りやすい壁では、設計を誤ると膨れにつながることもあります。
「意匠より防水」「ひび割れ対策を優先したい」方向けです。

耐久年数:7〜20年
価格相場:2,700~2,900円/㎡

「コンクリート描写再現工法」の特徴と価格相場

スポンジングや特殊ローラー、色の重ね方(濃淡設計)を組み合わせ、 コンクリートの“肌”を再現しながら保護性能も確保するのが描写再現工法です。
使用する塗料は、シリコン・フッ素などの高耐候グレードを採用することが多く、 「見た目」と「耐久性」の両立を狙えます。

最大の強みは、補修跡や色ムラを“塗り方”で馴染ませ、 打ちっぱなし風の質感を保ちつつ、ひび割れ補修痕を目立ちにくくできる点です。
ただし、意匠を作り込むため施工難易度が高く、仕上がりは職人の技量で差が出ます。
「仕上がりのイメージ共有(サンプル確認)」「下地処理の設計」「工程管理」が特に重要になります。

耐久年数:10年~15年
価格相場:3,500~4,800円/㎡

(補足)相場費用が前後しやすいポイント

上記の単価はあくまで目安で、実際は下記で大きく変動します。
・ひび割れ補修の量(Uカット、樹脂注入、シール処理など)
・白華(エフロ)や水染みの除去の有無
・爆裂・欠損の補修(断面修復)が必要か
・下地の含水状態(乾燥期間の確保)
コンクリートは「塗る前」が勝負なので、見積りを見るときは塗料名より先に 下地処理の内容をチェックするのが安心です。

6.コンクリート外壁のメリット・デメリットと塗装の特徴・相場費用|まとめ

コンクリート外壁のメリット・デメリットと塗装の特徴・相場費用 まとめ イメージ

コンクリート外壁は、打ちっぱなしに代表される高いデザイン性と、 耐久性・防音性といった構造的な強みをあわせ持つ、非常に魅力のある外壁です。
その一方で、ひび割れや吸水、結露といったコンクリート特有の弱点もあり、 「素材が強い=ノーメンテナンス」というわけではありません。

とくに外壁塗装を検討する際は、
・今の外壁がどのような状態なのか(ひび割れ・水染み・白華など)
・見た目を重視したいのか、防水性・耐久性を優先したいのか
・今後、どのくらいの期間この外観を保ちたいのか
こうした点を整理したうえで、撥水・クリヤー・弾性塗装・描写再現工法など、 適した工法を選ぶことが大切です。

小林塗装では、塗料の種類や価格だけで判断するのではなく、 「水がどこから入り、どこへ抜けているのか」 「この外壁は、どの保護方法が一番長持ちするか」 という視点を重視してご提案しています。
これは、コンクリート外壁が下地の状態と施工設計で、将来の差が大きく出る外壁だからです。

「打ちっぱなしの雰囲気を残したい」
「補修跡を目立たせずにきれいにしたい」
「見た目よりも、まずは雨漏りや劣化を止めたい」
その想いによって、正解は一つではありません。

もしコンクリート外壁の塗装やメンテナンスについて迷われたら、 いまの状態を正しく把握するところから、一緒に整理していくことができます。
大切な住まいを長く安心して保つために、 「今だけでなく、10年先を見据えた塗装」という視点で、 ぜひ一度ご相談ください。

小林塗装が「やらない工事」を大切にしている理由

小林塗装では、「できる工事」よりも「やらないと判断する工事」を大切にしています。
それは、目先の工事を成立させることよりも、数年後に後悔しない状態をつくることを最優先に考えているからです。

特にコンクリート外壁は、素材の強さゆえに 「今は問題なさそうに見える」ケースが多く、もし判断を誤ると、塗装がかえって劣化を早めてしまうこともあります。

① 原因が分からないまま「とりあえず塗る」工事

ひび割れ・白華・水染みが出ているにも関わらず、その原因(水の入口・動き・乾燥状態)を確認しないまま行う塗装は、再発や膨れを招く可能性が高くなります。

小林塗装では、
・どこから水が入り
・どこに滞留し
・どこへ抜けているのか
この整理ができない状態での施工は行いません。

② 下地補修を省いて、見た目だけを整える工事

クラック補修や断面修復が必要な状態にも関わらず、表面塗装だけで「きれいになったように見せる」工事は、 時間差で必ず歪みが出ます

特にコンクリート外壁では、内部鉄筋の腐食や中性化が進んでいる場合、 塗膜でフタをするだけでは止まりません。
見えない部分を無視する工事は、私たちは行いません。

③ 状態に合わない「強すぎる塗膜」を勧める工事

防水性を重視するあまり、透湿性を考慮しない塗料を選ぶと、 内部に残った水分が逃げ場を失い、膨れ・剥がれにつながることがあります。

小林塗装では、 「止めるべき水」と「逃がすべき湿気」を分けて考え、 外壁の状態に合わない塗膜は、たとえ高耐久でもおすすめしません。

④ 将来の選択肢を狭めてしまう工事

今回の工事が、
・次回の塗装を難しくする
・補修範囲を無駄に広げる
・元の意匠に戻せなくする
こうした結果につながる場合、その方法は慎重に見直します。

たとえば、打ちっぱなし外壁に安易な塗りつぶしを行うと、 将来「風合いを残したい」と思っても選択肢が大きく減ります。
10年後の自由度まで考えるのが、小林塗装の基準です。

⑤ 即決を前提にした工事

外壁塗装は、「今日決めて正解が出る」工事ではありません。
特にコンクリート外壁は判断材料が多く、 理解と納得がないまま進めると後悔しやすい工事です。

小林塗装では、「今決めないと損をする」という進め方は行いません。
ご自身のペースで考え、質問し、納得してから決めていただくことを大切にしています。

小林塗装が大切にしている判断基準

私たちが工事をお引き受けするかどうかの基準は、とてもシンプルです。
「この工事で、数年後も安心して暮らせるか」

塗装は、家を守るための手段であって、目的ではありません。
住まいの状態と、これからの暮らしにとって本当に必要な工事だけを提案する——
それが、小林塗装の「やらない工事」の考え方です。

コンクリート外壁塗装|深掘りQ&A 5選
Q1.「撥水剤」と「クリヤー塗装」は、どちらが長持ちしますか?決め手は何?

A.一般的には、耐久年数だけを見るとクリヤー塗装の方が長持ちしやすい傾向があります。
ただし、コンクリート外壁は「何を塗るか」以上に、下地の状態(ひび割れ・白華・含水)で結果が変わります。

撥水剤は浸透して水を弾くタイプなので、風合いを変えにくい反面、効果が落ちると水染みが戻りやすいです。
クリヤーは透明の塗膜で守るため、防汚性は上げやすい一方、下地にひび割れや補修跡があると隠せず目立つことがあります。
決め手は「今の外壁がきれいか(素地の美観が残っているか)」と「水分が抜けているか」です。

Q2.コンクリート外壁は「塗らない方がいい」と聞きました。本当ですか?

A.半分は正しく、半分は誤解です。
「打ちっぱなしの雰囲気を壊したくない」場合、塗りつぶし系の塗装は確かに向きません。
ただ、外壁のコンクリートは雨・紫外線・排気ガスにさらされ、吸水→汚れ固着→劣化促進が起きやすい素材でもあります。

つまり、重要なのは「塗る/塗らない」ではなく、どう保護するかです。
風合いを活かすなら、撥水・クリヤーなど“意匠を残す保護”を検討します。
ひび割れが多いなら、弾性・描写再現など“防水と美観を両立する設計”が必要になります。

Q3.ひび割れ補修をしたら、補修跡が目立ちます。目立たせない方法はありますか?

A.あります。ただし「どの仕上げを選ぶか」で可能な範囲が変わります。
撥水剤やクリヤーは透明系なので、補修跡は基本的に隠せません。むしろ光の反射で目立つこともあります。

補修跡を目立たせにくくする代表的な考え方は、
・補修材の選定(色・肌合わせ)を丁寧に行う
・仕上げを「描写再現」など、肌を作り込みながら馴染ませる方向へ寄せる
・面としての見え方(濃淡・ローラー目)で“違いを分散”させる
という方法です。
小林塗装的には、「補修跡をゼロにする」より「視線を散らす設計」が現実的で、仕上がりが安定します。

Q4.塗装したのに「白っぽい粉(白華・エフロ)」がまた出ます。原因は塗料ですか?

A.塗料だけの問題とは限りません。白華(エフロ)は、内部の成分が水に溶けて表面へ出てきて結晶化する現象です。
つまり、根市で大切なのは「どこから水が入って、どこへ抜けているか」。

水の通り道が残ったまま表面だけを強く塞ぐと、内部圧がかかって白華が再発したり、 ふくれ・剥がれにつながることもあります。
対策は、原因の水分ルートを整理したうえで、下地処理(洗浄・除去・乾燥)透湿性を含めた塗膜設計を組み立てることです。

Q5.見積りを見るとき、コンクリート外壁で“ここだけは確認”すべき項目は?

A.塗料名より先に、下地処理と補修内容です。コンクリートは「塗る前」で仕上がりの8割が決まります。
チェックしたいのは、次のような項目です。

  • ひび割れ補修の方法(Uカット/樹脂注入/シール/表面処理など)が具体的に書かれているか
  • 白華(エフロ)や水染みの処理が含まれているか(必要な場合)
  • 爆裂・欠損がある場合の断面修復(防錆処理含む)の記載があるか
  • 乾燥・含水をどう見るか(工程や説明があるか)
  • 仕上げの方向性(風合いを残す/塗りつぶす/描写再現)が明確か

「塗料グレードは良いのに、補修が薄い」見積りは、後から問題が出やすい傾向があります。
小林塗装では、まず水の入口を止める、次に下地を整える、最後に保護で長持ちさせる—— この順番で設計しています。

Q6.「今は問題なさそう」でも、塗装を先延ばしにすると何が起きますか?

A.コンクリート外壁で一番怖いのは、劣化が見えにくいまま内部で進行することです。
表面がまだきれいでも、微細なひび割れや吸水が続くと、内部鉄筋の腐食や中性化が静かに進みます。

この段階で塗装を行えば「保護」で済みますが、放置すると 断面修復・爆裂補修が必要になり、工事規模も費用も大きくなります。
小林塗装では、「まだ大丈夫そう」に見える時期こそ、最もコストパフォーマンスが良いと考えています。

Q7.打ちっぱなし外壁は、何年くらいで塗装を考えるべきですか?

A.目安としては、築8〜12年が一つの分かれ目です。
これは「見た目が汚れたから」ではなく、吸水・白華・微細クラックが増え始める時期だからです。

早めに撥水やクリヤーで保護できれば、意匠を大きく変えずに済む可能性が高くなります。
逆に、劣化が進んでからだと「塗りつぶし」や「描写再現」に選択肢が絞られることもあります。
つまり、“選べる工法が多いうちがベストタイミング”です。

Q8.コンクリート外壁に「艶あり塗装」は向いていますか?

A.基本的には、艶ありは慎重に考える必要があります。
艶が強いほど、水切れや防汚性は上がりますが、その分、凹凸・補修跡・ムラが強調されやすくなります。

打ちっぱなし風の外観では、艶消し〜3分艶程度が落ち着いて見えることが多く、 光の反射で素材感が壊れにくい傾向があります。
小林塗装では、仕上げ前に「艶の見え方」を現場で確認しながら調整することも大切にしています。

Q9.コンクリート外壁の塗装は、季節によって向き・不向きがありますか?

A.あります。特に注意したいのは梅雨・真冬・真夏です。
コンクリートは水分を含みやすいため、湿度が高い時期は乾燥不足による 白化・膨れ・密着不良が起きやすくなります。

また、真夏は表面温度が上がりすぎ、塗膜が急激に乾いて 仕上がりが荒れることもあります。
ベストなのは、気温・湿度が安定する春や秋
小林塗装では、無理な工程を組まず、状態に合わせて施工時期も含めてご提案しています。

Q10.「相見積もり」で金額差が大きいのは、なぜですか?

A.コンクリート外壁では、下地処理と補修設計の考え方で金額差が出やすいです。
見た目が似ていても、
・ひび割れ補修をどこまでやるか
・白華や水染みを処理するかしないか
・乾燥期間を工程に含めているか
こうした部分が省略されると、金額は下がります。

ただし、その差は数年後の再劣化リスクとして返ってくることがあります。
小林塗装では、「安く見える見積り」より、 なぜこの工事内容なのか説明できる見積りかどうかを重視していただきたいと考えています。

コンクリート外壁塗装のことなら、小林塗装にお任せください。

コンクリート外壁塗装のことなら、小林塗装にお任せください。 イメージ

コンクリート外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ小林塗装にご相談ください。
当店は2003年の創業以来、名古屋市周辺を中心に、数多くの外壁塗装工事を手がけてきました。
とくにコンクリート外壁は、素材の特性や劣化の進み方を正しく理解したうえで、 調査・補修・塗装方法を組み立てることが、仕上がりと耐久性を大きく左右します。

小林塗装では、いきなり工事をおすすめするのではなく、
・今の外壁がどのような状態なのか
・塗装が本当に必要なタイミングなのか
・どの工法が、この住まいに合っているのか
こうした点を、できるだけ分かりやすくご説明したうえでご提案しています。

外壁塗装の現地調査・お見積りは無料です。
「まだ迷っている」「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。
コンクリート外壁のことで気になる点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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コンクリート外壁塗装コラム 筆者 小林塗装 店主 小林ゆず

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「コンクリート外壁の特徴やメリットとメリット・塗装の価格相場について」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。

塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。

これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。

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