要注意！！　外壁塗装　やらせ口コミの実態　小林塗装

1.　外壁塗装　やらせの口コミ投稿

外壁塗装を検討しているお客様が、Googleで「外壁塗装+地域名」や「会社名(店舗名)」などを検索すると、Googleビジネスで登録された企業情報が出てきます。

問題は、そこに掲載されている「口コミ情報の内容と真偽」です。
先にもお伝えしましたが、現在は、口コミによって会社の売上が大きく左右される事から、外壁塗装業者もこぞって、口コミを増やす事に力を入れています。

その中である塗装業者に対する口コミを9件投稿していた方は、外壁塗装に関する口コミをなぜか7件も書いていました。
この9件の口コミ内容を読んて驚いたのは、その方はなんと1年間の間に6回も引っ越ししていたり、全国の様々な地域に親戚がいる事です。（う～ん、すごいなぁ。）

とは言っても、投稿された文面を読んでみると、文面が大体一緒なので、業者によるやらせ（仕込み）という事がすぐに分かりました。
また、会社に対する口コミは、同様のやらせと思われる内容やあからさまに従業員による身内が投降した口コミで塗り固められていました。
もちろん、それに対して塗装会社が返信している文章も当然やらせです。

そこで、この塗装会社の業務内容や沿革を調べてみると企業情報の登録が空欄になっていました。
しかし、なんとその塗装会社は、創業○○年、地域NO.1を謳い、ショールーム、野点看板（＝4点セット）が整っていました。
それからさらに業務内容、施工実績、関連会社などを詳しく調べてみたら、その塗装会社は某経営コンサルタント会社から、経営コンサル（企業経営全般に関する診断、助言）を受けている様でした。

ちなみにその某経営コンサルタント会社は、現在中小零細の塗装屋さんや創業間もない塗装屋さんを中心にした外壁塗装業のコンサルティングを広く行っています。
このコンサル会社が関与している塗装会社のホームページの特徴は、家電量販店のチラシに近いデザインのどれも似たようなホームページばかりです。（でも一定の集客力はありそうです。）

しかし、先にお伝えした口コミ内容と同様、そういった塗装会社は偽装が当たり前に行われているので、ホームページ自体の信頼性も低い事が多いです。
実際、この中にある会社情報について調査してみましたが、その実態は虚偽ばかりでした。

インターネット上にある外壁塗装に関する多くの口コミは、口コミを読んだお客様が信用するかどうかですが、業者が仕込んだ口コミで一般のお客様を半ば騙すような形となっている口コミ内容は倫理的に問題だと思います。

2.　外壁塗装やらせ・口コミを一般のお客様が見分ける方法

先にお伝えした事から外壁塗装を検討しているお客様は、インターネット上の口コミだけを鵜呑みにするのではなく、必ず何社かの業者に問い合わせをして、同一条件で相見積を行って、その業者と直接会って業者とじっくり話してみる事が大切だと思います。

なぜなら、一般のお客様は「どういった工事が最適なのか？」、「ちゃんとした信頼できる会社なのか？」など塗装会社の本質は、インターネット上の口コミだけでは絶対に分からないかと思います。

外壁塗装やらせ・口コミを一般のお客様が見分ける方法①　口コミの内容が具体的か調べてみましょう

仕込みやヤラセでない本物のお客様の文章は、本当にそこで工事をしたお客様でなければ、ここまで具体的な内容は絶対書けないだろうなというリアルな雰囲気が伝わってきます。

外壁塗装は、工事の性質上何年か経過しないと本当の品質は分からないものだけに、実際に工事した人からの本物の口コミは非常に参考になるかと思います。

外壁塗装やらせ・口コミを一般のお客様が見分ける方法②　同じような口コミはないか確認しよう

逆に業者が仕込んだやらせの口コミは、言い回しは違っていても、意味は同じようなことが何件もレビューとして書かれていたり、具体性に欠ける抽象的な内容だったりするので全く参考になりません。

なお、口コミで工事費用が安いことが評判の外壁塗装業者は、いざ工事が始まったりすると、手抜き工事を行っている事が多く、またそういった業者は、後の事を全く考えずに工事を行っているので、工事後に不具合が生じたり、次回に外壁塗装を行う際、費用が高くなってしまう事がほとんどです。

さらに、高級塗料やオリジナル塗料を前面に打ち出して、セールスしている塗装業者は、塗装工事自体に多するノウハウが乏しいケースが多く、現場でイレギュラーな事が発生すると、全く対応できなかったり、塗装技術が未熟だったりする事も多々あります。

ですから外壁塗装は、インターネット上の口コミだけを参考にせず、建物の将来をしっかり考えている、お客様が信頼できそうな塗装会社をじっくり探して依頼する事が大切です。

4.　「外壁塗装　やらせの口コミ」を通じて同業者様にお伝えしたい事

最近よく聞く、外壁塗装の経営コンサルタントの実態は、売り上げを作るためには手段を選ばず、一般的な倫理観からも逸れている傾向があります。

「売り上げが○○倍になる」、「地域一番店になれる」、「売り上げ　～倍」、「外壁塗装　粗利40％」など実際のお客様や現場を全く見ずに数字だけを見ている経営コンサルタントが語る、そんな目先のうまい話（経営ビジョン）に乗ってしまうと、塗装会社そのものの信用やブランドを下げる事になってしまいますし、ひいては外壁塗装業界全体の信頼性をも毀損する事になってしまいます。

ですから、外壁塗装を詳しく知らないお客様を半ば騙す様な誇大宣伝の営業スタイルを改めて、地道で誠実な工事を行わないと、SNSの情報拡散や実際の口コミで、結果として自分達の首を絞めてしまう事になりかねないかと思います。

インターネットの塗装業者ランキングや口コミについて

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