石材調セラミック塗装で変色が発生する原因とは?
今回は、外壁塗装の中でも特に高級感のある仕上がりが特徴の御影石調の石材調塗装(いわゆるセラミック塗装)について、施工後に発生しやすい変色や見た目の不具合、その原因と対応策を「名古屋の塗装店」が分かりやすくお伝えします。
石材調セラミック塗装は、その名の通り御影石や天然石のような重厚感と意匠性を兼ね備えた特別な塗装仕上げで、新築のような上質な外観を演出できることから、多くのお客様に選ばれている塗装方法の一つです。完成直後は色ムラや光沢も少なく、非常に美しく均一な仕上がりに見えますが、実際には施工から2〜3年ほど経過すると、表面に薄汚れや白っぽいまだら模様が目立ち始めてくるケースが少なくありません。
こうした変色や汚れの発生は、単に経年劣化だけが原因ではなく、石材調塗装特有の塗料成分や下地の性質、施工環境、塗膜の通気性の不足など、さまざまな要因が複雑に影響しています。美観を損ねるだけでなく、放置することで防水性や耐候性にも影響が出ることがあるため、正しい知識と適切なメンテナンスがとても重要です。
このコラムでは、石材調セラミック塗装でよく見られる変色の原因、実際に不具合が起きてしまった場合の対応方法、さらにこれから石材調塗装を検討されているお客様が注意すべきポイントまで、専門的な視点で詳しく解説していきます。
すでに外壁の変色やまだら模様などの不具合でお困りのお客様はもちろん、今後こうした高意匠塗装を検討されている方にとっても、きっと参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

御影石などを模造して仕上げる石材調塗料(セラミック塗料)は、その美しい質感や高級感から非常に人気が高い塗装方法のひとつです。この塗料は、本物の御影石に近い自然な風合いを演出するため、半透明の水性ベースに陶器粉や着色珪砂、天然石粒などの多彩な色彩骨材を絶妙なバランスで配合した「石材調ベースコート」が使われています。
今回の施工仕様では、まず下塗り材をウールローラーで丁寧に均一に塗布し、その上から先ほどの石材調ベースコートを専用の吹付ガンで2回吹き付けています。
ベースコートを吹き付けた後、半乾きのタイミングでプラスチックローラーを用いて表面の凸部を軽く押さえる「ヘットカット処理」を行い、模様の均一性と表面の平滑性を整えています。さらに十分に乾燥させた後、ベースコートを保護する目的で透明のクリヤー塗料をエアレススプレーやウールローラーで仕上げ塗装するという工程で施工されています。
今回問題となっている塗膜の不具合についてですが、特に薄汚れて黒く変色している箇所の多くは、仕上げのクリヤー塗装を行う際に、ローラーの塗り忘れがあった部分や塗布量が均一でなかった箇所に集中して発生しています。こうした塗り忘れや塗り擦れの部分は、施工直後には目立たなくても、紫外線や雨風にさらされるうちに防汚性や耐候性が低下し、汚れが蓄積しやすくなります。
また、白くまだらになって変色している部分については、クリヤー塗料の塗布量が十分に確保されていなかった箇所で発生していると考えられます。
クリヤー層が薄いと紫外線や雨水などの影響を受けやすくなり、塗膜が早期に加水分解を起こして劣化が進行します。
これによって表面が白く粉を吹いたようなまだら模様が目立つようになり、外観が大きく損なわれてしまいます。
このように石材調セラミック塗装は見た目の美しさと耐久性を両立させるためには、作業環境や塗布量、乾燥時間などを慎重に管理し、仕上げ時の確認も入念に行うことが重要だといえます。
石材調セラミック塗装で変色不具合を無くすには、クリヤー塗装はできるだけ明るい環境で行うことが大切です。

クリヤー塗料を塗装した直後の状態では、中塗りと塗装面のつや感に明確な違いがあるため、通常は塗り忘れに気づきやすいと言えます。
そのため、晴れた日中など視界が良好な環境で作業を進めている場合は、塗り残しやムラが発生するリスクは比較的低いと考えられます。
しかし、曇り空の日や夕方の薄暗い時間帯、または作業面が影になっているような条件では、クリヤー塗料特有の艶や濡れ色が視認しにくくなるため、部分的に塗り忘れが生じたり、すでに塗装した部分を知らずに擦ってしまったりする可能性があります。
こうした見落としてしまった部分がそのまま乾燥・硬化すると、塗膜の保護性能や外観に差が出てしまう恐れがあります。
このような変色や塗膜不良を未然に防ぐためには、塗装作業をできるだけ明るい環境で行うことがとても大切です。作業する時間帯や天候を考慮し、必要に応じて照明を設置しながら施工面全体をしっかり確認し、ムラや塗り残しがないように進めることをおすすめします。
また、多少工数は増えますが、特に石材調セラミック塗装をつや消しクリヤーで仕上げる場合には、最終工程のつや消しクリヤーを塗る前に、つや有りのクリヤーを一度下塗りとして施工する方法が非常に有効です。
この工程を入れることで、下地の吸い込みや色ムラを均一に整え、仕上げのつや消し層が滑らかに密着し、全体の質感や色味を美しく安定させることができます。
こうした丁寧な下準備や確認を積み重ねることで、塗装後も安心して長く美しい外観を保つことができます。
なお、塗り残しによる塗装汚染が発生してしまった場合、早い時期でしたら水と硬いブラシを使って汚れを洗い流してクリヤーのタッチアップ補修で手直しすることができます。
しかし、年月が経過してセラミック部分に汚れが沈着している場合は塗装面をしっかり区切ってベースコートまでの剥離作業を行い、改めて下地調整とベースコートを吹き付けして修復するしか補修方法はありません。
不具合のない高品質な石材調セラミック塗装なら、小林塗装へお任せください。
名古屋市周辺で高品質な外壁セラミック塗装をお考えのお客様は、お気軽に「名古屋の塗装店」小林塗装へ相談ください。
当店では、お客様の希望や理想のイメージをじっくりお伺いしながら、住まいに合わせたハイグレードな外壁セラミック塗装を提案・施工します。
お見積りや相談は無料なので、ちょっとしたご質問でも構いません。ぜひお気軽にお問い合わせください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主、小林ゆずは、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、長年に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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