シーリングは増し打ち、打ち替えどっちがいいの?|名古屋小林塗装

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シーリングの増し打ちと打ち替え どっちがいいの?

お客様が住まいの外壁塗装を検討する際、同時に考えるのが外壁シーリング(コーキング)の処理についてだと思います。
シーリングを一度全て撤去して、新たにシーリング材を充填する「打ち替え」と既存のシーリングの上から新たにシーリング材で被う「増し打ち」のどちらが良いのでしょうか?

今回はお客様のそんな疑問に「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお答えします。
シーリング工事の施工方法でお悩みのお客様はぜひ参考にしてください。

1. どうして外壁塗装のシーリングは打ち替えや増し打ちが必要なのか

どうして外壁塗装のシーリングは打ち替えや増し打ちが必要なのか イメージ

通常、サイディングの接合部分にはシーリング材が充填されています。

外壁材として使われているサイディング材は、気温が高くなるとサイディングが膨張して、逆に気温が低くなると収縮するという特性があります。
ですから、サイデイングが外壁材に使われている建物は、収縮した時にサイディングとサイディングの間に隙間ができてしまい、そこから壁内へ雨水が入ってきてしまいます。

シーリング材の役割は、建物内部に雨水の侵入を防ぐ事と、建物に掛かる応力(地震や台風の時に建物に掛かる水平力)、サイデイングの膨張収縮の緩衝などがあります。

2. 外壁のシーリングは打ち替えと増し打ちの違いとは?

外壁のシーリングは打ち替えと増し打ちの違いとは? イメージ

シーリングの増し打ちと打ち替えの違いをお伝えします。


外壁シーリング 増し打ち
  • ・ シーリングを撤去しないので、使用するシーリング材も少ないので費用が安く済みます。
  • ・ 工事費用は安くなるけど、増し打ちできる条件が限られています。

外壁シーリング 打ち替え
  • ・ シーリング材が新設されるので、応力緩和効果や防水効果が高くなります。
  • ・ 現在のシーリング部分を全て剥がした上でシーリングを打ち直すので、打ち替えに比べて多くの手間と費用が掛かります。

3. 外壁のシーリングは、基本的に増し打ちでなく、打ち替えが良いです

外壁 シーリングは、基本的に増し打ちでなく、打ち替えが良いです イメージ

サイデイング外壁におけるシーリング部分は、基本的に外壁塗装の際に打ち替えを行う事が理想的です。

サイディングに使われている一般的なシーリング材は耐用年数が約7年~10年位なので、外壁塗装で頻繁に使われているシリコン塗料の約10~13年と比べると短いです。

つまり、次の外壁塗装が必要になる時期には、既にシーリング材の劣化が進み、ひび割れや肉やせなどシーリング打ち替えのサインが出ている事が多いです。

シーリング部分を修繕する上で打替えに勝るものはありません。
しかし、打ち替えは、増し打ちに比べ、多くの費用が掛かります。

ですから、費用を抑えてシーリング工事を行なう為には、機能に問題の無い部分で打ち替えと増し打ちの線引きを行ってシーリング工事を検討する事もできます。
なぜなら、シーリングの表層が痛んでいても、シーリング内部はまだ十分挙動に対して追従できる部分もあるからです。

なお、これらの判断は、経験豊富な有識者が実際に建物を見て判断する必要があります。

外壁 シーリング材 増し打ちと打ち替えの違い イメージ

4. 外壁のシーリングの状態が良ければ、打ち替えでなく低コストの「増し打ち」もできます

外壁のシーリングの状態が良ければ、打ち替えでなく低コストの「増し打ち」もできます イメージ

シーリングの増し打ち工法は、打ち替え工法に比べて簡単に作業でき、使うシーリング材の量も3分の1程度で済むので、施工費用は当然安くなります。

しかし、増し打ち工法でも品質を担保するための条件が2つあります。


  • 1. 既存のシーリング部分にひび割れが無い
  • 2. サイディングの厚さが15㎜以上ある
4-2.シーリング 増し打ちできる条件 既存のシーリング部分にひび割れが無い

外壁 シーリング増し打ち、打ち替え  増し打ちできる条件 既存のシーリング部分にひび割れが無い イメージ

既存のシーリング部分がすでにひび割れているほど劣化し、硬くなっている場合は、増し打ちする事はできません。
既存のシーリングの機能を全く果たしていない状態なので、打ち替えが必要です。

なお、シーリングの上から塗料が塗ってある場合は、シーリングの劣化が進みづらいと言われています。

4-3.シーリング 増し打ちできる条件 サイディングの厚みが15㎜以上ある

外壁 シーリング増し打ち、打ち替え  増し打ちできる条件 サイディングの厚みが15㎜以上 イメージ

シーリングが本来の役割を発揮するためには、一般的には8㎜~12㎜程度の目地幅が必要で、厚みに関しては10㎜以上充填する事をシーリングメーカーが推奨しています。

サイディング目地にはコーキングの防水効果を担保するためと耐火構造にするために必ずハット型ジョイナーが設置されています。

ハット型ジョイナー(サイディングの目地部分に入れるハット金具=帽子型の金具)の厚みが約5㎜あるので、12㎜厚の場合、7㎜程度しかシーリングを充填することしかできません。

仮にサンディングの厚みが12㎜の場合、痩せたシーリングの上に増し打ちすると、新しいシーリングは、たった2㎜しか充填できません。
これでは十分にシーリング材の耐久性を確保することができませんので、短期間で打ち直しが必要になってしまいます。
これが、シーリングを打ち替えるとシーリングの厚さが7㎜となります。

各シーリングメーカーが推奨する厚さ10㎜には届きませんが、これが12㎜厚のサイディングで施工できる精一杯の耐久性と言えます。

一方、サイディングの厚みが15㎜あれば、以前の古いシーリング材と今回新しく充填するシーリング材の厚みがそれぞれ5㎜以上確保できるので、増し打ちで対応できます。

一般的なサイディングの厚さですが、2,008年(平成20年)以降のサイディング材は厚さが14㎜以上、2,008年以前のサイディングの厚みは12㎜が多いという傾向があります。
(現在サイディングボードは、14㎜、15㎜、16㎜、18㎜など様々な厚さの種類がありますが、一般住宅の場合14㎜と16㎜のサイディングボードが使われる事が多いです。)

ですから、外壁塗装を検討する際には、外壁塗装の見積書に記載してあるシーリングの打ち直し、増し打ちの項目と同時に、建物のサイディング厚みについても建物図面(仕上げ表、立面図、矩形図など)を見たり、工事会社に確認したりする必要があります。

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5. 外壁サッシ枠のシーリングは、増し打ちの方が良い場合もあります

外壁サッシ枠のシーリングは、増し打ちの方が良い場合もあります イメージ

窓枠(サッシ枠)周りは、目地がないので増し打ちをするとシーリング厚みが取れません。三角にシーリングを打つ方法もありますが、撤去してもらった方が良いです。

窓枠の周囲にもシーリングが施されていますが、構造上の問題でコーキングを全て撤去する事が難しい場合が度々あります。
特に増し打ちして10㎜の厚みが確保できていないと劣化は早いです。

ですから、窓枠(サッシ枠)周りは防水紙の破断に注意しながら慎重に撤去します。
窓枠周りのシーリングを全て除去するのが難しい場合は、劣化している部分をカッターでキレイに取り除き、その上からシーリング材を増し打ちします。

なお、シーリングが割れていたり、シーリングの接着面が剥がれていたりした場合は、撤去、打ち直しすることをおすすめします。

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6. 外壁シーリング 打ち替えと増し打ちの工事費用について

外壁シーリング 打ち替えと増し打ちの工事費用について イメージ

当店が行うシーリング工事の参照価格です。
通常シーリング工事は、m単位で見積られるので、シーリングを充填するm数が長いほど費用も増します。

  • ・シーリング打ち替え 1m=780~1,080円
  • ・シーリング増し打ち 1m=450~480円


シーリング打ち替え費用の目安

一般的な2階建ての住宅に合計220mのシーリング打ち替えを行った場合
(780円×220m=) 171,600円 ~ (1,080円×220m=) 237,600円程度と言えます。

シーリング増し打ち費用の目安

一般的な2階建ての住宅に合計220mのシーリング増し打ちを行った場合
(450円×220m=)99,000円 ~ (480円×220m=) 105,600円程度と言えます。

※ 上記のシーリング工事費用には、廃材処分費、足場工事費は含まれていません。

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7. サッシ枠のシーリングは、なぜ打ち替えではなく、増し打ちを多くの業者は提案するのか?

多くの業者はサッシ枠のシーリングは、なぜ打ち替えではなく、増し打ちを提案するのか? 増し打ち? イメージ

塗装屋さんは、サッシ枠のシーリングをなぜ打ち替えではなく、増し打ちを提案するのかその理由は、打ち替えの際にサッシ廻りの既存のコーキングをカッターで撤去作業を行うと、奥にある防水シートを傷つけ、雨漏りを引き起こしてしまう可能性があるからだそうです。

窓周りのシーリングを撤去してみると、稀に防水紙が見えることがあります。

この防水紙は、二次防水のブチルテープ(強粘着質のテープ)の上に被っている余りの部分となっています。
そのためカッターを入れても雨漏りに繋がる事はありません。

 

また窓などのサッシは目に見えてる部分の奥に金属の張り出しがあるためカッターの刃を入れて、そのまま防水紙を切ってしまうということは、サイディングの張られ方がおかしいなど施工上の不具合がない限り、あり得ません。

先にもお伝えした様に一般的なシーリングメーカーが推奨しているシーリングの厚みは「深さが10mm」です。

 

施工業者がお客様に対する工事内容を説明する際、「増し打ちの際は、シーリング材の厚みを3~5mmを確保しています」、「サッシ周りは三角シールをします」などと説明されていることが多いのですが、そもそもシーリング材自体に推奨の厚みが確保できない施工ではどんなシーリング材を使用しても大切な住まいをちゃんと守ることはできません。

 

このように「増し打ちだけど、しっかり厚みを付けてるから大丈夫です」などとお客様に説明している施工業者はよくいますが、そもそも本来必要なシーリングの厚みを知っているのでしょうか。

 

外壁塗装の見積書にオートンイクシードなどシーリング材の耐用年数(寿命)だけを記載していることもありますが、外の紫外線にずっと当たった状態で、本来の施工がなされていないシーリング工事が30年も持つ訳ありません。

 

こういった場合、工事が完成した当初は丈夫そうでも、6~7年したら高い確率で不具合が発生してしまいます。

また、穿った言い方をすると、外壁塗装の見栄えに影響する2面接着で簡単に打ち換えることができるサイディング板間目地のシーリングは打ち換えて、打ち換え作業に手間が掛かってサッシ枠などに傷を付けてしまうリスクがあるサッシ枠のシーリング部分は増し打ちで済まそうとする安直な考え方をしている業者も多いです。

8. シーリングの打ち替えができない場合はどうするの?

基本的に撤去できる部分は撤去してから打ち替えを行いますが、既存のシーリングが薄く撤去できない部分や接合部分でシーリング仕上げを行っている場合は、現状で可能な最大限の厚みを確保して増し打ちを行います。

9. 外壁シーリングの打ち替えと増し打ち どっちがいいの? まとめ

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シーリングの「増し打ち」をすすめる業者が全て悪徳業者という事はありませんが、本来打ち替えの部分を増し打ちにする事で工事の費用を抑えた低廉な外壁塗装を提案してくる業者はよくいます。

ですからお客様は、「なぜシーリングを打ち替えする必要があるのか?」なぜ増し打ちで良いのか?」を業者にしっかりと説明してもらう事で、お客様の住まいに合った外壁塗装とは何かが分かるかと思います。

シーリング工事の増し打ち、打ち替え工事なら、小林塗装へお任せください。

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当店は、お客様の希望と建物に合った高品質なシーリング材や塗料を使用して、いつも丁寧な工事を行っています。
工事の提案と見積りは無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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