

ジョリパット外壁塗替えの基礎知識
以前にもお伝えしたことがあるかもしれませんが、最近ジョリパットの外壁塗り替えのお問い合わせが多いので、今回は、外壁ジョリパット(同等品)塗り替えの時期、塗料選び、塗り替え相場、注意点などジョリパットの塗り替えに関する基礎知識を「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
住まいの外壁塗装仕上げ塗料がジョリパットの場合、新築から何年か経つとだんだん気になり始める事が、ジョリパットの外壁塗り替え工事ではないでしょうか?

「外壁のジョリパットは、いつ塗り替えればいいの?」
「ジョリパットの外壁塗替え費用は、一体いくらくらい掛かるの?」
「ジョリパットの外壁塗替えには、どんな塗料を選べばいいの?」
‥と、初めて塗替えするお客様では分からないことが多いかと思います。
この『ジョリパット』は、アイカ工業から販売されている外装仕上げ材の一つで、ハンドメイドでおしゃれな模様、自然な風合いから人気が高い仕上げ材です。
なお、同等の外壁仕上げ材には、エスケー化研の「ベルアート」、菊水化学工業の「グラナダ」、日本ペイントの「インディアートセラ」フッコ―「マジックコート」などがあります。
こういった外壁仕上げ材は共に、自然な風合いを表現できますが、その風合いと美感を維持するためには、定期的な塗装によるメンテナンスが必須です。
1. ジョリパットの外壁塗替え時期とは?
外壁に様々なテクスチャーを創れる外壁材がアイカ工業から販売されているのが、「ジョリパット」です。
扇模様や櫛目模様などを現場でパターン付けして仕上げる塗り壁材なので、似た感じにはなっても、全く同じものはできないので世界に1つだけのオリジナル外壁仕上げになります。
その素朴な風合いやおしゃれな外観から、ジョリパットはとても人気が高い外壁資材の一つです。
また、ジョリパットは期待耐用年数が長い事も特徴で、定期的な外壁塗替えなどといった適切なメンテナンスしていれば、50~60年程度の寿命があると言われています。
まずは、外壁ジョリパットを長持ちさせるための適切な塗替え時期とその際の注意点を分かりやすくお伝えします。
1-2 外壁ジョリパットは、築8~12年くらいで塗り替えましょう
外壁ジョリパット仕上げは、築8~12年くらいの外壁塗り替えをおすすめします。
遅くても、築13~15年以内を目安に塗り替えしておくと良いかと思います。
なぜならジョリパットは、他の外壁塗料と同様に新築から7~8年を過ぎてくると、カビや藻の繁殖や汚れの付着、細いひび割れなど、劣化の初期症状が始まってしまうからです。
外壁ジョリパットは、自然な風合いを生かしたおしゃれなデザイン性で人気ですが、細かいザラつきがあるので、外壁に汚れが付きやすいのがデメリットと言えます。
また、ジョリパットの壁面に大きなひび割れや欠損が発生すると、どうしても補修跡が目立ちやすいです。
おしゃれな外壁材だからこそ、外壁が傷んでしまう前にメンテナンスすることがベストだと言えます。
1-3 ジョリパット外壁塗替え目安になる劣化症状
先にお伝えした築8~12年‥といった、ジョリパット外壁塗替え時期の年数は、あくまでも目安です。
なぜなら、外壁ジョリパットの劣化具合は、それぞれの建物の状態によって異なるため、実際に外壁に出てくる症状を的確に見極めることが重要になってくるからです。
外壁ジョリパット塗り替え時期の目安になる劣化症状は、
- ① ジョリパット面に水が吸い込む状態
- ② カビ・藻・コケが発生している状態
- ③ ひび割れが発生している状態
‥が挙げられます。
上記の内容が1つでも当てはまる場合は、外壁塗替えを検討する必要があるかと思います。
① ジョリパット面に水が吸い込む状態

外壁のジョリパット面に水を散水してみて、散水した部分がじんわりと色が濃くなって染み込んでいる状態の事を「吸水した状態」と言います。
これは、本来であれば外壁の防水効果を果たしていたジョリパット表層部分が紫外線でジョリパットの結合剤であるエマルションが紫外線劣化して、給水しやすい状態になっていると言えます。
ジョリパットは、水を含み続けるとジョリパット自体が非常に脆くなってしまいますので、そうした状態が見られる場合は、豊富な専門知識がある業者に調査してもらいましょう。
なお、吸水しやすい部分は、南面の外壁、日当たりの良い場所などが挙げられます。
② カビ・藻・コケが発生している状態

外壁のジョリパット部分に水を含み続けていると、カビ・コケの胞子が付着して根を張ってしまいます。
カビやコケの根は、だんだんジョリパットの中に伸びていき、ジョリパットの架橋を低下させます。
さらに根が成長してしまうと、いくら高圧洗浄をしても取りきれなくなる場合もあります。
ですから、壁面にカビや藻の繁殖が広がってしまう前に、外壁塗装の検討をしましょう。
カビ・コケ・藻が発生しやすい場所は、北面、日陰になる場所などがあります。
③ ひび割れが発生している状態

外壁に生じたひび割れも、ジョリパットの防水効果が無くなっているサインと言えます。
水を吸い込んだ外壁のジョリパットは僅かに膨らみ、晴れた日、気温が上がって乾くと縮むなどといった感じで微妙な伸び縮みを繰り返しています。
この伸縮作用によって、ジョリパットに負荷が掛かり、やがてクラックが入ってしまいます。
ですから、ジョリパットの壁面にクラックを見つけた場合は、必ず塗装業者に相談して塗装の検討をしましょう。
外壁ジョリパットのひび割れが発生しやすい部分は、外壁の角部分、サイディングのジョイント部分、サッシやドアの周り、極端に厚塗りされた部分などがあります。
2. 外壁ジョリパット塗り替え おすすめ塗料
次に外壁ジョリパットのおすすめ塗替え塗料をいくつかお伝えします。
2-2 既存の質感を残したいなら『ジョリパット専用艶消し塗料』
「ジョリパットの自然な雰囲気を、外壁塗替え後も残したい」
「艶が無い、マットな風合いを保ちたい」
‥というお客様は、ジョリパット専用艶消し塗料がおすすめです。
各外壁材メーカーによる高意匠外壁専用の艶消し塗材(ジョリパットフレッシュ、アートフレッシュ、グラナダフレッシュ、インディアートフレッシュ、ビーズコートフレッシュなど)を選びましょう。
高意匠外壁専用の艶なし塗材の中には、細骨材(さいこつざい)という細かな砂粒の様なものが配合されている為、外壁塗り替えの完成後も、自然な独特の風合いを表現する事ができます。
共に高意匠外壁専用の艶消し塗料は、既存のデザインを最大限活かす、マットな仕上がりです。
◎ ジョリパット専用艶消し塗材のメリット
塗材に艶が無いので、ジョリパットが持つ本来の質感がそのまま保つ事ができます。
× ジョリパット専用艶消し塗材のデメリット
ジョリパット表面の細かな骨材によって凹凸がそのまま残る為、緻密な塗膜を形成する低汚染型タイプ塗料と比べて、やや汚れが付きやすい欠点があります。
外壁ジョリパット塗替え おすすめ塗材 アートフレッシュ

アートフレッシュは、建築塗料ナンバー1メーカー『エスケー化研』が、ジョリパットと同等品であるベルアートの外壁塗替えのために開発した改修塗り替え用塗材です。
高耐候性を示すセラミックシリコン樹脂と光安定剤の相乗効果で優れた耐候性を持ち、外壁の湿気を逃がしやすい透湿性に優れているので、塗った後の塗装の剥がれや膨れを抑制します。
さらにアートフレッシュは、細かな凹凸にまんべんなく入り込むため、ジョリパットの風合いを損ねること なく、キレイに仕上がります。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗料 グラナダフレッシュ

グラナダフレッシュは、外壁塗材・建築塗料のメーカー『菊水化学工業』が、ジョリパットと同等品であるグラナダの外壁塗替えの為に開発された改修塗り替え用塗材です。
耐候性のアクリルシリコン樹脂とHALS(ハルス)の優れた効果により紫外線や熱の劣化原因から壁面を保護します。
外壁の湿気を逃がしやすい「透湿性」に優れていて、塗った後の剥がれや膨れを防止します。
ジョリパット特有の細かな凹凸部分にまんべんなく入り込むため、依存の風合いを損ねることなくキレイに仕上げることができます。
なお、グラナダフレッシュの機能を持ちつつ、ふっ素樹脂を配合させることで、さらに耐候性を向上させたハイグレード塗料「グラナダフレッシュF」があります。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗材 インディフレッシュセラ

インディフレッシュセラは、日本No.1塗料メーカー『日本ペイント』が、ジョリパットと同等品であるインディアートの外壁塗替えの為に開発した専用の改修塗り替え用塗材です。
耐久性シリコン計樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせ、優れた耐久性を実現しました。
外壁の湿気を逃がしやすい透湿性に優れているので、塗装の剥がれや膨れなどといった不具合を抑制します。
さらにインディフレッシュセラは、他社の改修塗り替え用塗材と同様に細かな凹凸部分にまんべんなく入り込むので、インディアートやジョリパットの風合いを損ねることなく、キレイに仕上がります。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗材 ビーズコートフレッシュ

ビーズコートフレッシュは、吹付タイル「ラフトン」で有名な建築塗料『スズカファイン』が、ジョリパットと同じグレードであるニュートーンの外壁塗替えのために開発した専用の超撥水タイプの改修塗り替え用塗材です。
ビーズコートフレッシュは、超撥水タイプのラジカル制御型アクリルシリコン樹脂系仕上塗材で、紫外線に強く、ヘアークラックに追従し、優れた防水効果を発揮する可とう性の塗膜で外壁の湿気を逃がす透湿性に優れているので、塗った後の塗装の剥がれや膨れを抑制します。カビが多い部分には、強力防カビタイプの「ビーズコートフレッシュBIO」がおすすめです。
なお、ビーズコートフレッシュには、「ビーズコートフレッシュフッ素」、「ビーズコートフレッシュ無機」、「ビーズコートフレッシュ無機BIO」といった上位塗材もあります。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗材 ジョリパットフレッシュインフィニティ―
アイカ工業のJQ-820ジョリパットフレッシュ∞は、スタンダードタイプのジョリパットフレッシュに高耐候機能をプラスしたタイプで、古くなった塗膜の上に、ジョリパットの風合いを残したままローラー塗りで簡単に塗装できるジョリパット改修用高耐久性塗料です。
ジョリパットならではの上質な質感や風合いをそのまま活かしつつ、汚れが付きにくい低汚染仕様と紫外線による色あせを抑えた期待耐用年数30年といった驚異の高耐候性を併せ持ったジョリパットに蘇ります。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗材 透湿コート
透湿コートは、水性1液透湿型微小骨材入りシリコン樹脂塗料(艶消)で透湿性が優れており、塗膜の膨れや剥がれを抑制するので、ジョリパットの塗り替えにも適しており、 吹付リシンなどモルタル壁面、住宅基礎、擁壁の中性化を抑制します。
また、防水性が高く、外部からの水の侵入を抑制し、優れた防藻・防カビ性も持っています。
しかも、微弾性塗膜で下地追従性があり、微小骨材既調合タイプで厚付けできるため、ジョリパット表面の微細なひび割れや巣穴も補修することができます。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ塗材 デコラフレッシュ
デコラフレッシュは、関西ペイント独自の「ダブルマイクロ技術」と高耐候性シリコン系樹脂を骨材配合することにより、素材そのものの風合いや質感を活かしながら、砂壁状、土壁調、スタッコ調、砂岩調仕上げなどを落ち着いた上質なイメージに仕上げることができます。
また、高耐候性や低汚染性にも優れ、さらに菌糸の生育は認められないレベルの防カビ性、防藻性を持ち、建物の劣化を防ぐことができます。
2-3 汚れにくくしたいなら『低汚染型 艶消し塗料』
ジョリパットのカビや藻の汚れが非常に気になる、少しでも汚れの付きにくい仕上がりにしたい、今後の外壁塗装の回数をできるだけ少なくしたい、というお客様には、微弾性(可とう性)を持つ低汚染型の外壁艶消し塗料がおすすめです。
なぜなら、外壁塗装に使われているジョリパットは専用塗料しか使えない訳でなく、微弾性を持つ外壁艶消し塗料で塗装することもできるからです。
◎ 低汚染型 艶消し塗料のメリット
表面が緻密な仕上り感になるので、汚れがかなり付きづらくなります。
× 低汚染型 艶消し塗料のデメリット
専用塗材と違って細骨材が含まれておらず、つるんとした状態に仕上がるため、以前と風合いが微妙に違ってきます。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ低汚染型塗料 アレスシルクウォール

アレスシルクウォールは、国内大手メーカー『関西ペイント』から販売されている完全艶消しシリコン塗料です。
キメが細かく落ち行いた艶消しの仕上りで、更にジョリパット部分に汚れが付きづらいです。
こういった場合でも、ジョリパットの模様が完全に消えてしまう訳ではないので安心です。
ピカピカした艶有り仕上げ特有の外壁に比べると、上品で落ち着いた外壁に仕上がります。
外壁ジョリパット、リシン、スタッコの塗り替えに耐汚染性・耐久性・可とう性・透湿性を求めるお客様にはぴったりです。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ低汚染型塗料 ニッペパーフェクトトゥルーマット
日本ペイントのニッペパーフェクトトゥルーマットは、1液水性ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性つや消し塗料です。
一般的な高耐候のつや消し塗料は、艶あり塗料をベースに艶消し材を調合して作られているので、塗料そのものの性能を低下させ、しかもわずかに底艶が残ってしまい、塗装時のローラー跡の原因にもなっていました。
しかし、ニッペパーフェクト トゥルーマットは、艶消し専用の外壁塗料として開発され、通常の艶消し塗料よりも緻密な塗膜構造により、汚れにくく、また艶ムラを軽減させ、均一な艶消し仕上げを実現します。
耐候性は、ラジカル制御技術により、従来のシリコングレードを超える高耐候性を実現しました。
ジョリパット外壁塗替え おすすめ低汚染型塗料 ナノコンポジットF

ナノコンポジットFは、老舗塗料メーカー『水谷ペイント』から販売されている、ラジカル制御シリコンで覆った超低汚染親水性シリカとフッ素エマルションからなる、高級外壁用完全艶消し無機フッ素塗料です。
落ち行いた艶消しの仕上りで、しかも外壁ジョリパット部分に汚れが付きづらく、しかも耐候性が大変優れています。
また、アレスシルクウォールと同様、ジョリパットの模様が完全に消えてしまう訳ではないので安心です。
ナノコンポジットFは、外壁ジョリパット、リシン、スタッコの塗り替えで、超耐久性・耐汚染性・可とう性・透湿性・難燃性を求めるお客様にはおすすめの塗料です。
ジョリパット外壁塗替えの見積依頼は、ジョリパットの性質を理解した業者が安心です!
もし、今まで多くのジョリパット塗り替えの現場経験がある業者でしたら、外壁ジョリパットの塗替えと分かった時点で「風合いを活かした仕上りと汚れづらい仕上りのどちらをご希望ですか?」などとお客様に確認するか、両方のパターンの見積りを作ってきてくれるかと思います。
逆にお客様の要望を何も聞かずに、シリコン、ラジカル、フッ素、無機‥通常の外壁見積を持ってくる様な業者はおすすめできません。
なぜなら、その業者は取り扱っている塗料の種類が少ないか、外壁ジョリパット塗り替えに対する知識・作業経験が少ない可能性が高いからです。
特に外壁ジョリパットの塗料選びは建物の外観や今後のメンテナンス時期を大きく左右させるので、お客様のイメージや考え方に寄り添った提案ができる業者を選びましょう。
3. ジョリパットの外壁塗替え費用について
延べ床面積30坪一般住宅の外壁ジョリパットの塗り替え費用は90~130万円位(シーリング・クラック補修・付帯塗装含む)が一般的な相場かと言えます。
実際の金額は、外壁の面積や塗料のグレードによっても異なってきますが、ジョリパット壁の補修内容でも工事金額が増減します。
また、仕上げ塗料は耐用年数が長いものほど高くなります。
ですから、工事の予算と、どのくらい先まで持たせたいか?‥といったお客様のライフプランを考えてじっくり選びましょう。
4. ジョリパット外壁塗替え前に知っておきたい3つの注意点
ジョリパットは独特の風合い、おしゃれなデザイン性を持つ反面、外壁塗替えを行う際には注意もいくつか必要です。
注意すべき事をしっかり把握しておかないと、塗膜が膨れたり、剥がれたりするなど、不具合や外壁ジョリパットの見た目を損ねることに繋がってしまいます。
ですから、下記の内容については予めしっかり理解しておきましょう。
4-2 ジョリパット外壁塗替えは、丁寧な高圧洗浄が必要
なぜなら、ジョリパットは、塗膜表面の凹凸がとても細かい外壁材だからです。
脆弱な骨材や 凹凸部分に洗浄時の汚れが残ったまま塗装してしまうと、塗り替えてから数年後に剥がれや膨れなどの不具合の原因になる可能性があります。
また、経年劣化した外壁ジョリパットは、水をよく含むので十分に乾燥させる必要があります。
4-3 ひび割れ補修跡が目立つ可能性がある
外壁ジョリパット仕上げは、外壁に大きなひび割れが発生する前に塗替えすることをおすすめします。
なぜなら、いくらキレイに補修しても、ひび割れの補修跡が残ってしまう場合があるからです。
ジョリパットは繊細な凹凸模様が特徴ですが、通常のシーリング材をそのまま充填すると、どうしてもその部分の質感が変わってしまい、見る角度によっては外壁の補修跡が目立ってしまいます。
さらに大きなひび割れの場合、ひび割れの幅自体が広いので、補修跡がミミズ腫れの様に目立ってしまう可能性もあります。
(こういった場合は、非常にかっこ悪いです。)
4-4 弾性塗料の使用は、絶対にダメ!!

俗に「弾性塗料=ダンセイ」と呼ばれている、ひび割れによく追従してしっかり埋めてくれる厚塗りタイプの塗料がありますが、これは外壁ジョリパットの塗替えでは絶対に避けましょう。
なぜなら、塗膜の中にある細かな凹凸の隙間に空気が残ってしまい、塗りかえて年月が経つと蓄熱、湿気、付着力の低下‥の影響によって塗膜が膨れてしまうからです。
せっかく高価な費用をかけて外壁を塗り替えしたのに外壁がブクブクと膨らんでしまうので、見た目も耐久性も悪くなり、とても残念ですよね。
(っていうか、完全な瑕疵ですよ。)
こういった深刻な不具合を避けるためにも、弾性塗料は絶対使わないようにしましょう。
建物内部に水を入れないために外壁のクラック補修は必須ですが、できるだけ目立たないようにする必要があります。
ですから、定期的にチェックをしてして、外壁に大きなクラックが入る前に早めの塗替えメンテナンスをしておくと良いかと思います。
5. ジョリパットの外壁塗替えは経験豊富な専門業者に依頼しましょう
ここまでお伝えした様に、外壁塗装に使われているジョリパットは、塗替え時期、塗料選び、作業内容など気を付けなければならない点がいくつもあります。
ですからまずは、きちんと外壁ジョリパット塗り替えに関する知識や施工実績がある業者に依頼しましょう。
なぜなら、ジョリパットの塗替えに関するノウハウがない業者で失敗してしまったら、塗り直しは非常にやっかいで、ジョリパット自体の風合いを損ねてしまうリスクもあるからです。
こういったトラブルを避ける為にも、外壁調査や見積の段階で
「過去のジョリパット外壁の施工事例をいくつか見せてもらえますか?」
などと確認しておきましょう。
また、外壁塗替え前と塗り替え完成写真だけでなく、外壁塗替え作業中の様子なども写真を撮っている業者だと、仕事も丁寧にしてくれる可能性が多いので安心できるかと思います。
こだわりある外壁ジョリパット仕上げだからこそ、経験が豊富で安心して任せられる業者に塗り替えてもらいましょう。
6. ジョリパット外壁塗替え まとめ
ジョリパットの外壁塗り替え時期は、少し早めの築5~8年頃が目安で、吸水、カビ・コケ・藻の繁殖、ひび割れなどの症状が出てきたら行いましょう。
・外壁ジョリパットの塗り替えには2パターンあります。
・外壁を汚れにくくしたいなら
『低汚染型 艶消し塗料』
・ジョリパットの素材感を残したいのなら
『高意匠外壁専用の艶消し塗料』
を選びましょう。
延べ床面積30坪一般住宅外壁ジョリパット塗替え費用の相場は85~135万円(シーリング・クラック補修・付帯塗装含む)です。
実際には、お家の大きさや使う塗料のグレードによって金額も変わります。
【外壁塗替えを失敗しないための注意点】

- ・ 弾性塗料、伸縮性塗料の使用はダメ!!
- ・ ひび割れ補修は、補修の跡が目立ってしまう可能性がある
- ・ 丁寧な高圧洗浄と乾燥時間が重要
こういった理由から、外壁ジョリパットの塗替え見積依頼は知識・経験の豊富な塗装専門業者に依頼すると良いかと思います。
外壁塗装 施工に関するよくある質問・相談まとめ
ジョリパット外壁塗替えなら、小林塗装にお任せ下さい。
名古屋周辺でジョリパットの外壁塗替えを検討中のお客様は、「名古屋の塗装店」小林塗装へ相談ください。
当店では、高品質な塗料を使用した丁寧な塗り替え工事を行っています。
外壁ジョリパット塗り替えの提案と見積りは無料です。お気軽に相談ください。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラム作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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