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本当にチラシの費用で外壁塗装はできるの?

当店にも、外壁塗装をご検討中のお客様から、「チラシに書いてある金額で、本当に外壁塗装できるの?」というご質問をよくいただきます。

結論からお伝えすると ほとんどの場合、その価格のままでは施工できません。

新聞折込みやポストに入っている外壁塗装のチラシ
「30坪コミコミ〇〇万円」「今だけ半額」「モニター価格20%OFF」など、思わず目を引く言葉が並びます。

けれど実際の現場では、

  • 足場代が別途計上される
  • 付帯部(雨樋・破風・軒天など)が含まれていない
  • 下地補修が“別料金”になる
  • 塗料のグレードが最低ランク
というケースが少なくありません。

結果として、チラシ表示の倍前後になる見積りが提示されることも珍しくないのです。

もちろん、企業努力で価格を抑える会社もあります。
しかし、材料費・足場費・人件費が現実的にかかる以上、相場とかけ離れた安さには必ず理由があります。

塗装工事は“商品”ではなく、“現場ごとの設計施工”。
建物の状態、下地の劣化、素材、立地条件によって必要な工程はまったく違います。

極端な値引きが可能ということは、

  • どこかの工程を省く
  • 材料の仕様を落とす
  • 職人の手間を削る

――その可能性も冷静に考える必要があります。

住まいは、ご家族の暮らしを守る大切な場所。
一時的な安さよりも、適正価格で、必要な工程をきちんと行うこと。
それが結果的に、長持ちし、トータルコストを抑えることにつながります。

今回は、そんな外壁塗装の折込みチラシに隠れた“価格の仕組み”について、
「名古屋の塗装店」小林塗装が、専門的な視点から分かりやすく解説いたします。

これから外壁塗装をご検討中の方にこそ、ぜひ知っていただきたい内容です。
どうぞ、最後までご覧ください。

このコラムで分かる事
  • ・本当にチラシの費用で外壁塗装はできるのか!?

チラシの費用で外壁塗装ができない理由1. シーリング工事の費用が含まれていない

チラシに書かれた費用で外壁塗装ができない理由1. シーリング工事の費用が含まれていない イメージ

外壁塗装のチラシ価格には、シーリング工事の費用が含まれていないことがよくあります。
シーリング工事とは、外壁の目地(継ぎ目)やサッシまわりなど、動きが出やすい部分のすき間に充填材を入れ、防水性・気密性を確保するための大切な工事です。

イメージで言うなら、塗装が「外壁にきれいで丈夫な服を着せる作業」だとすると、シーリングはその服の縫い目部分をしっかり塞いで、雨風を入れないようにする作業です。
どんなに良い塗料を使っても、縫い目が開いていたら雨水は入り込みます。ここが、実は“家を長持ちさせる要所”です。

そのため外壁塗装では、基本的にシーリング工事を省くことはできません
結果として、チラシに書かれた金額にシーリング費用が上乗せされ、実際の見積りは高くなる――という流れが起きやすいのです。

また、シーリングは「見えにくい部分」だからこそ、極端に安い金額が書かれている場合は注意が必要です。
材料のグレードを落としたり、打ち替えではなく増し打ちで済ませたり、厚み(充填量)が足りなかったり…
後から雨漏り・剥がれ・目地割れにつながるリスクが出てきます。

なお、一般的な2階建て住宅でシーリング工事(打ち替え)の費用は、15~20万円前後かかるのが目安です。

チラシの費用で外壁塗装ができない理由2. 付帯塗装費用が含まれていない

チラシに書かれた費用で外壁塗装ができない理由2. 付帯塗装費用が含まれていない イメージ

家って、外壁と屋根だけでできているように見えますが――
実は「まわりのパーツ」がたくさん集まって、ようやく一つの住まいになっています。
そしてそのパーツたちも、外壁と同じように塗装で守る必要があります。

外壁塗装でよく出てくる言葉に、「付帯部(ふたいぶ)」があります。
これは、外壁・屋根以外の塗装箇所の総称です。

たとえば――

  • 軒天井(軒天・上裏)
  • 破風板
  • 雨樋
  • 庇・霧除け
  • 幕板(化粧胴差・中間胴差)
  • シャッターボックス・雨戸
  • 換気フード
  • 水切り板金
  • 木部・鉄部

これらは「おまけ」ではなく、ちゃんと理由があって付いている重要部材です。
雨を流す、風を受け止める、外壁の端部を保護する、金属をサビから守る――
つまり、付帯部は家の機能を支える名脇役なんです。

そして、ここが本題。
チラシの激安価格は、外壁だけ(あるいは屋根だけ)を対象にしていることが多く、
付帯部塗装が最初から含まれていないケースが少なくありません。

だから見積りを取ると、後からこうなります。
「外壁塗装はこの金額でできます。でも、付帯部は別途です」

しかも付帯部は、ただ塗ればいいわけではなく、意外と手間がかかります。
というのも、付帯部は

  • 細い・狭い・段差が多い(ローラーだけで済まない)
  • 素材がバラバラ(木部・鉄部・塩ビ樋など)
  • ケレンやサビ止め、下塗りの選定が必要

といった特徴があり、「面」より「手間(工数)」が増えやすいです。
外壁がスイスイ塗れても、付帯部は“ちょこちょこ手を入れる作業”が多く、時間が掛かります。

また、見た目の面でも付帯部は軽視できません。
外壁だけがピカッときれいになって、雨樋や破風が色あせたままだと――
まるで髪は美容院で整えたのに、靴が泥だらけみたいな、ちょっと惜しい印象になります。
せっかく外壁を塗るなら、家全体が「きちんと整った感じ」になるように仕上げたいところです。

なお、一般的な2階建て住宅で付帯部すべてをシリコンまたはラジカルグレードで塗装した場合、15~25万円前後がひとつの目安です。

外壁塗装は「壁だけの工事」ではありません。
家全体をひとつのデザインとして整えつつ、雨・紫外線・サビから住まいを守る工事です。

だからこそ、価格を見るときは
“どこまで含まれているのか(付帯部は?下地処理は?足場は?)”を必ず確認しましょう。
ここを押さえるだけで、チラシの「安さ」に振り回されにくくなります。

チラシの費用で外壁塗装ができない理由3. 通常ありえない小さな建物を想定している

チラシに書かれた費用で外壁塗装ができない理由3. 通常ありえない小さな建物を想定している。

外壁塗装のチラシをよ〜く見ると、金額の横に小さな文字で
「塗装面積~100㎡」「外壁面積~120㎡」
などと書かれていることがあります。

ここ、実はかなり大事なポイントです。
というのも、外壁塗装の価格は「坪数」ではなく、基本的に塗る面積(㎡)で決まるからです。

そして結論から言うと――
戸建て住宅で塗装面積100㎡〜120㎡は、現実にはほとんど出ません。

100㎡や120㎡という面積になるのは、たとえば

  • かなり小さな平屋
  • 外壁の一部だけを塗る(片面だけ等)
  • 倉庫や小規模な建物

といった、かなり限定的な条件が揃ったときくらいです。

一般的な戸建て(建坪30坪〜60坪程度)の場合、
外壁の実際の塗装面積はおおよそ130㎡〜240㎡前後になるケースが多いです。

ここで少し深掘りすると、「建坪30坪なら外壁も30坪分でしょ?」と思われがちなのですが、実は違います。
外壁面積は、

  • 建物の形(凹凸の多さ)
  • 2階の張り出し(バルコニー・下屋)
  • 窓の数や位置
  • 軒の出(外壁の高さ)

などで大きく変わります。
とくに最近の住宅は、見た目がおしゃれな分、凹凸が多くなりやすく、その分だけ“塗る面積も手間も増えやすい”んですね。

つまり、チラシ価格は「かなり小さな面積の建物」を前提にして、いわば“入口だけ安く見せている”可能性が高い、ということです。

そして問題はここからです。
チラシに書いてある面積を超えた分は、当然追加になります。

ここでよく起きるのが、次のパターンです。

  • 超過分の㎡単価が割高に設定されている
  • 「塗装一式」ではなく、追加項目として別請求される
  • 契約直前で一気に総額が上がる

たとえば、チラシが「120㎡まで込み」だとして、実際が180㎡だった場合。
60㎡分が追加になりますが、ここが高単価になっていると、思った以上に金額が跳ね上がります。

「あれ?チラシではこの価格だったのに…」
となるのは、まさにこの仕組みです。

では、どう見抜けばいいのか?
答えはシンプルで、“その価格は、何㎡まで含まれているのか”を確認すること。
そして、できれば㎡単価(超過分の単価)まで聞いておくと安心です。

外壁塗装は、数字だけで判断すると、つい“安さ”に目が行きます。
でも本当に大事なのは、自宅の面積に対して、必要な工事が適正な数量で入っているかどうか。ここがすべてです。

ご自宅の外壁面積をきちんと実測し、
「どこを」「何㎡」「どんな仕様で」施工するのかを、丁寧に説明してくれる会社。
そういう会社こそ、長い目で見て安心して任せられる塗装店だと思います。

外壁塗装のチラシに書かれた費用で騙されない様にするには?

外壁塗装のチラシに書かれた費用で騙されない様にするには? イメージ

まずは、外壁塗装の相場価格を知りましょう。
お客様が新聞のチラシを見て、「~が安い」と冷静に判断できるのは相場価格を知っているからです。

チラシから良心的な塗装業者を探すためには、様々な業者のチラシをじっくり見て比較・検討する事が何よりも重要です。
ですから、新聞折り込みやポストの中に外壁塗装のチラシを見かけたら、ファイルに保管するなどして、ストックしておきましょう。
そしてお客様に時間がある時、再度じっくり業者の選定を行なうと良いかと思います。
なぜなら、お客様が外壁塗装をどこの業者にお願いするかを決める為にも、普段の買い物と同じ様に、まずはおおよその相場価格を知っておく必要があるからです。

一般的に外壁塗装の価格は、「足場費用」+「材料代」+「人件費」+「会社の利益」という内訳になっています。
当然の事ですが、高品質な塗装工事を行う為には、どうしてもある程度の費用が掛かってしまいます。
地域相場の金額よりも安すぎる会社は、品質の落ちる塗料を使ったり、塗料を薄く塗って節約する‥して「材料代」を削減したり、手抜き工事を行い、作業時間を短縮させて「人件費」を浮かせるなどと行った事を考えている可能性があります。

こうした内容の工事では、せっかく外壁塗装してもすぐに不具合が起きてしまったり、塗装の耐久性が5年も経たなかったり‥と言った重大なトラブルが起きる恐れがあります。
その結果、せっかく安い業者に頼んだのに数年で塗り直しが必要になってしまい、かえって費用が掛かってしまうといった悲惨なケースもありえます。

なお、一般的な2階建て住宅30~35坪の場合、外壁塗装の相場価格は、95万円~145万円(シリコン~フッ素グレード)と言えます。

外壁塗装の場合、見積の内容が工事の品質に比例すると言っても過言ではありません。
こういった理由から、名古屋の塗装店小林塗装は、お客様に対していつも誠実で分かりやすい見積書を作成しています。

チラシに書かれた費用で本当に外壁塗装はできるの? Q&A

「チラシの〇〇万円って、ほんとにその金額でできるの?」
これは当店でも、かなりよく聞かれる質問です。
ここでは、よくある[価格のカラクリ」を深掘りしてお答えします。

Q1.チラシの「〇〇万円ぽっきり」は、本当に“総額”ですか?

A.ほとんどの場合、“総額”ではなく「条件つきの一部価格」です。

チラシの金額は、いわば「入口の値段」になっていることが多いです。
よ〜く見ると、小さな文字でこんな条件が付いていたりします。

  • 外壁面積:〇〇㎡まで
  • 足場代は別途
  • 付帯部(雨樋・破風など)は含まず
  • シーリングは別工事
  • 下地補修は現地調査後
  • 塗料は最低グレード指定

外壁塗装は、家の状態によって必要な工事が変わるので、
「何が含まれていて、何が別なのか」を書面で確認するのがいちばん確実です。

チェックの合言葉は、「この金額、どこまで込みですか?」です。

Q2.「限定〇棟」「モニター価格」「半額!」って、どうしてそんなに安くできるの?

A.“安く見える仕組み”を作っているだけのケースも多いです。

値引きが悪いわけではありません。ただ、外壁塗装って材料も手間もかかる工事です。
それなのに大幅値引きができる時は、どこかに「理由」があることが多いです。

  • 値引き前の価格がそもそも高い(割引を大きく見せる)
  • 対象範囲が狭い(外壁だけなど)
  • 契約後に追加工事が出やすい内容になっている
  • 塗料や工程を落として原価を下げている

だから、見るべきは「割引率」よりも、仕様(塗料・工程・下地処理)です。
“半額”の文字が眩しいほど、いったん落ち着いて確認したいところです。

Q3.チラシ価格を超えた分の「追加費用」って、なんで高くなりやすいの?

A.超過分の㎡単価が、割高になっていることがあるからです。

チラシに「100㎡まで」「120㎡まで」と書かれている場合、普通の戸建てはたいてい超えます。
すると、その超えた分が「別単価」で加算されるのですが、ここが高くなっているケースがあるんです。

なので、契約前に聞いておくと安心な内容は、この3つです。

  • 何㎡までがチラシ価格なのか
  • 超過分の㎡単価はいくらか
  • 外壁以外(付帯・シーリング等)は含むのか

この3点がハッキリしていれば、「後から一気に上がる…」はかなり防げます。

Q4.もしチラシ価格でできたとして…工事の品質は大丈夫ですか?

A.価格だけで成立させると、どこかに“無理”が出やすいのが正直なところです。

外壁塗装の費用って、ざっくり言うとこういう要素で成り立っています。

  • 材料費(塗料・下地材)
  • 足場
  • 人件費(職人の手間)
  • 下地補修・養生・清掃
  • 現場管理・保証・アフター

極端に安い場合、削られやすいのは「見えにくい工程」です。
たとえば…

  • 高圧洗浄が短時間
  • 乾燥時間が不足
  • 下塗りが合っていない/薄い
  • 3回塗りのはずが、実質2回
  • 補修を最低限で済ませる

見た目は一瞬きれいでも、数年後に「差」が出ます。
塗装は“今日の見た目”より、5年後・10年後にどう持つかが本当の価値です。

Q5.チラシ業者の見積りと、専門店の見積りって、何がどう違うの?

A.見積りの「中身」と「責任の持ち方」が違います。

専門店の見積りは、基本的に“現場に合わせた設計図”のようなものです。
たとえば次のような点を、きちんと詰めていきます。

  • 面積を実測し、数量を明確にする
  • 下地の傷みを診断し、必要な補修を明記する
  • 塗料・工程・回数を具体的に記載する
  • 付帯部・シーリングまで含めて全体の仕上がりを設計する
  • 保証・施工責任が明確

逆に、説明がふわっとしていたり、質問すると言葉が濁ったり、書面に残さない場合は要注意。
外壁塗装は、「契約前にどれだけ具体的に説明できるか」が信頼の分かれ道です。

Q6.「今契約すればこの価格」と言われました。急いだ方がいいですか?

A.基本的に、急がなくて大丈夫です。

「今日だけこの値段です」
「今決めてくれたら特別に…」
こう言われると、誰でもドキッとします。
しかも外壁塗装って、金額が大きいぶん、「今ここで決めないと損しそう…」と不安になりやすいんですよね。

ただ、外壁塗装は“勢いで決める工事”ではありません。
お住まいの状態、必要な補修、塗料の相性、工事の範囲…
ひとつひとつ確認して、納得してから決めるのが一番です。

本当に誠実な会社ほど、むしろこう言ってくれます。

  • 「一度ご家族でゆっくり相談してくださいね」
  • 「分からないところは遠慮なく質問してください」
  • 「他社さんの見積りも取って比べてみてください」

逆に、急がせる会社は要注意です。
外壁は今日明日で急に崩れることはほとんどありません。
もちろん雨漏りなど緊急性がある場合は別ですが、そうでなければ“考える時間がある工事”です。

迷ったら、合言葉はこれ。
「一晩考えてもいいですか?」
これに嫌な顔をするなら、その時点で少し距離を置いても良いかもしれません。

Q7.「足場代無料」って本当にお得なんですか?

A.“無料”というより「どこかに入っている」と考えるのが自然です。

足場って、外壁塗装では必ず必要になります。
ただ登るためのものではなく、職人が安全に作業できて、ムラなく規定の膜厚で塗るための大切な作業ステージです。
ここが不安定だと、仕上がりにも安全にも影響が出やすくなります。

一般的な2階建て住宅だと、足場代はだいたい15〜25万円前後が目安。
それが「無料」になるということは、裏を返すと…

  • 塗装の㎡単価に上乗せしている
  • 他の項目(下地処理や回数)で調整している
  • そもそも足場の仕様が簡易になっている

という可能性があります。
「無料です!」という言葉だけで判断すると、あとからモヤモヤが残りやすいので、
総額と内訳の“透明さ”を見たほうが安心です。

チェックのポイントは、「足場の費用が0円になっている理由」を説明できるかどうか。
納得できる説明があれば安心材料になります。

Q8.チラシの「シリコン」「フッ素」「無機」って、信用して大丈夫ですか?

A.言葉だけで判断せず、“どの塗料か”まで必ず確認しましょう。

チラシにはよく「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」など、立派な言葉が並びます。
でも実は、同じ“シリコン”でも、塗料によって性能も価格もかなり差があります。

料理でいうなら「お肉です」と言われても、
国産牛なのか、輸入なのか、部位はどこなのかで全然違いますよね。
塗料も似たようなもので、“カテゴリー名”だけでは中身が分かりません。

ここは、遠慮せずに次を聞いてOKです。

  • メーカー名(どこの会社の塗料?)
  • 正式な商品名(品番まで分かると理想)
  • 期待耐用年数(どれくらい持つ想定?)
  • 塗布量・工程(規定通り守る?)

ここがハッキリすると、同じ「シリコン」でも“中身が違う”ことが見えてきます。
つまり、塗装は「ネーミング」より、仕様と施工がすべてです。

Q9.見積りが他社よりかなり安いんですが…企業努力だと思っていいですか?

A.企業努力のこともあります。ただし“中身の比較”が必須です。

たしかに、安さが健全な理由で生まれている会社もあります。
たとえば、

  • 自社施工で中間マージンがない
  • 広告費を抑えて口コミ中心でやっている
  • 無理な営業をせず、現場中心の体制

こういう場合は、安くても筋が通っています。
ただ、注意したいのは「削るところを削って安い」ケースです。

たとえば、

  • 本来3回塗りなのに工程が少ない
  • 下塗り材が外壁に合っていない
  • 補修がほとんど入っていない
  • 付帯やシーリングが別になっている

こういう「見えない削り方」は、工事直後では分かりにくく、数年後に差が出やすいです。
なので比較するときは、同じ条件で比べるのが鉄則です。

比較のコツは、「工程(回数)」「下塗り材」「補修範囲」「付帯・シーリングの有無」を横並びで見ることです。

Q10.結局、チラシの金額で外壁塗装って“本当に”できるんですか?

A.条件が完全に一致すれば可能ですが、一般的な住宅では現実的ではないことが多いです。

もちろん、チラシ価格が100%ウソというわけではありません。
かなり小さな家で、補修がほとんど不要で、付帯も最低限で、仕様もシンプル…
そんな条件が全部そろえば、チラシの価格に近づくこともあります。

ただ、多くの住宅は実際には

  • 面積が想定より大きい
  • 付帯部も塗らないと見た目が整わない
  • シーリングは必須
  • 下地の補修が必要になる

という流れになり、総額は自然と上がります。
これは“ぼったくり”ではなく、家をきちんと守るための必要な工事が足されていくイメージです。

外壁塗装でいちばん大事なのは、実は「安いか高いか」よりも、
その内容で、家を何年守れるのかという視点です。

チラシは“きっかけ”としては便利ですが、
最終的には、内訳が明確で、必要な工程をきちんとやる見積りを選ぶのが、いちばん安心です。

ひとこと(小林塗装より)

チラシは“きっかけ”としては悪くありません。
ただ、外壁塗装は金額だけで決めると、後から取り返しがつかないこともあります。
「何が込みで、何が別か」――ここだけは、遠慮せずにしっかり確認しましょう。

チラシ価格の真実を見抜くための実践ガイド(詳細版)

チラシの価格は“ウソ”とは限りません。
ただし、その価格が成立する前提条件を知らずに比較すると、 どうしても誤解が生まれます。
ここでは、実務目線でより具体的に整理します。

① 見積書で注意したい“危ない文言”チェックリスト(詳細解説付き)
危ない文言 なぜ注意? 確認すべきこと
外壁塗装一式 数量・単価・工程が不明 ㎡数/単価/塗り回数を明記してもらう
足場代無料 他項目へ上乗せの可能性 足場の実質費用はいくら計上?
シリコン塗料使用 商品グレード差が大きい メーカー名・商品名・期待耐用年数
補修別途 後から大幅加算の可能性 補修単価と想定数量
必要に応じて 曖昧表現 何を・どの条件で施工するのか
保証〇年 保証範囲が曖昧な場合あり 塗膜?剥離?対象範囲は?

見積書は“契約書の前段階”。
曖昧なまま進むと、後で解釈違いが起きやすくなります。

② 30坪住宅シミュレーション|チラシ価格がどう増えていくか

想定:延床30坪・2階建て・実外壁面積180㎡の場合

項目 チラシ想定 実際の想定 増加理由
外壁塗装 120㎡込み 59万円 180㎡ 超過60㎡ × 単価加算
足場 無料 18万円相当 実質原価存在
シーリング打替え 別途 18万円 必須工事
付帯塗装 含まず 20万円 雨樋・破風・軒天等
下地補修 未計上 10万円 クラック・浮き補修

▶ 結果試算:
59万円 → 約125万〜145万円前後へ。

これは“ぼったくり”ではなく、 現実に必要な工事が追加された結果です。

③ 見積比較(安い見積 vs 適正見積)詳細版
比較項目 安い見積 適正見積 長期的影響
下塗り材 汎用シーラー 外壁素材に適合品 密着耐久差が出る
塗り回数 記載なし 3回塗り明記 膜厚不足リスク
塗布量 未記載 メーカー規定量遵守 耐候年数差
シーリング 増し打ち中心 打替え基本 再劣化速度差
保証 口頭中心 書面保証条件明記 トラブル回避力差

外壁塗装は“価格”より“設計精度”。
同じ120万円でも、中身がまったく違うことがあります。

チラシ価格を見るときは、
①面積条件 ②含まれる範囲 ③工程回数 ④塗料名 ⑤保証内容を必ず確認しましょう。
これが分かれば、価格の妥当性はかなり見えてきます。

小林塗装では、㎡数・単価・工程・塗料名まで明確に記載した見積書をお出ししています。
現地診断・見積りは無料です。
「まずは比較したい」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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