

ゴムシート防水の価格と施工手順
屋上、ベランダ、バルコニーに使われているゴムシート防水(加硫ゴムシート)の塗装工事を検討しているお客様に塗装価格、作業手順、おススメの塗料を分かりやすくお伝えします。
屋上、ベランダ、バルコニーに使われているゴムシート防水(加硫ゴムシート)の塗装工事をご検討のお客様はぜひご覧下さい。
1. ゴムシート防水の特徴
ゴムシート防水は、加硫ゴムを原料とした合成ゴム系シート状に成形した厚さ1.2~2.0mmの防水シートを、接着剤などで貼り付けした防水材です。
シートそのものは安定した分子構造を持ち、ゴムのため伸縮性が高く、耐候性にも優れます。
上に保護用トップコートを塗る事で、軽歩行も可能です。
ゴムシート防水の工法を大きく分けると接着工法と、機械的固定工法があります。
代表的なゴムシート防水材には、田島ルーフィングのプラストシート、ニッタ防水工業会のニッタシートエキストラなどがあります。
2. ゴムシート防水の塗装価格(税別)
当店が施工する一般住宅・アパート・マンション・オフィスビル‥ゴムシート防水塗装、塗装工事の参考価格(税別)をお伝えします。
ゴムシート防水の塗装価格(税別)
- ・ ゴムシート防水塗装 1㎡=1,000~1,300円
【塗装仕様】= ゴムシート防水用エマルション仕上げ塗料2回塗 - ・ ゴムシート防水塗装 1㎡=1,100~1,400円
【塗装仕様】= ゴムシート防水用遮熱エマルション仕上げ塗料2回塗り - ・ ゴムシート防水塗装 1㎡=1,300~1,500円
【塗装仕様】= ゴムシート防水用シリコンエマルション仕上げ塗料2回塗り
3. ゴムシート防水 塗装価格に関する注意事項
- ・ゴムシート防水保護塗装に伴う笠木塗装、ドレン塗装、高圧洗浄‥下地調整費用、塗装に関連する養生費用、シート端部シーリング工事‥は別途必要になります。
- ・カタログ記載以外の特注色での塗装は、追加費用となります。
4. ゴムシート防水の塗装 作業手順
当店のゴムシート防水塗り替え、作業手順を詳しくお伝えします。
ゴムシート防水 作業手順その1 高圧洗浄
ゴムシートのホコリ、カビ、藻‥を高圧洗浄機で洗浄します。
高圧洗浄したした後、入隅部分、不陸部分‥に細かい砂などが残っている場合は、ダスター、ブロア、フロアーほうき‥を使って、ゴムシートの清掃を徹底する必要があります。
(塗料にゴミが混入する原因、マッドカーリング現象=塗膜剥離の原因になります。)
ゴムシート防水 作業手順その2 養生作業
笠木部分、ドレン部分‥をマスキングテープ、マスカ―‥を使ってしっかり養生します。
なおドレン部分は、水がちゃんと排水できる様、養生する必要があります。
ゴムシート防水 作業手順その3 下塗り
ゴムシート用塗料をナイロン筋交い刷毛やゴムシート塗料に適した無泡ローラーを(毛丈13㎜程度)使って、シート防水の端部から手際よく下塗りします。
ローラー塗装する際は、塗り斑やローラーすじが出ない様、シートのジョイント部分でキレイに塗り継ぐ様にします。
(特に防滑ノンスリップタイプ塗料の場合は、ローラーすじが出やすいのでローラーの進行方向には注意が必要です。)
防水シートの入隅部分は、塗料が溜まると塗装が割れたり、塗装が剥がれたりする原因になる為、塗料が溜まらない様注意して塗る必要があります。
また、屋上‥風の影響で周囲に、塗料が飛散しやすい場所でのゴムシート防水塗装については、風の強い日は施工しない、周囲の車や自転車にシートをかぶせるなどと言った対策も必要です。
なお、冬場の施工は、塗料が乾燥しづらく、夜露などで塗料が流 れてしまう事があるので午後2時半くらいまでに塗装を終える必要があります。
ゴムシート防水 作業手順その4 中塗り・上塗り作業
1回目に塗装したゴムシート用塗料が十分乾燥した事とゴムシートの表面にブツが混入してないか、しっかり確認して(塗膜にブツが混入していた場合は、塗装面を粒度の細かいスコッチ‥を使って軽く研磨して取り除きます。)その後ゴムシート用塗料をナイロン筋交い刷毛やゴムシート塗料に適した無泡ローラーを(毛丈13㎜程度)使って、シート防水の端部から手際よく下塗りします。
ローラー塗装する際は、塗り斑やローラースジが出ない様、シートのジョイント部分でキレイに塗り継ぐようにします。
なお、中塗り工程と同様、冬場の施工はゴムシート用塗料が乾燥しづらく、夜露などで塗料が流れてしまう事があるので午後2時半くらいまでに塗装を終える必要があります。
ゴムシート防水 作業手順その5 最終確認
ゴムシート塗装が完了したら、塗装の塗りムラ、透け、カスレ、塗り忘れがないか確認します。
上塗りの塗料が乾燥したら、ゴムシート周りのマスカーやマスキングテープなど養生材をキレイに取り除きます。
5. ゴムシート防水 塗装、その他注意事項
- ・カラーゴムシートには塗装できません。
- ・塗装完了後、早期に雨が降った場合、ドレン部分などに泡が発生する事がありますが、これは塗膜中に含まれる界面活性剤なので、塗膜の不具合ではありません。
- ・ゴムシート防水層の膨れ、破れがある場合は、予め防水層の補修、貼り替えを行う必要があります。
6. ゴムシート防水の塗り替え おススメ塗装仕様一例
名古屋の塗装店小林塗装がおススメするゴムシート防水の塗り替え おススメ塗装一例をお伝えします。
スズカファイン HPトップP、HPトップFSA
ゴムシートに直接塗装可能な防水材の伸縮に追従し、耐水性、耐候性に優れた保護用塗料です。
当店で施工するHPトップP、HPトップFSAの1㎡あたり塗装施工価格は、1,100~1,250円です。
(高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。)
日本特殊塗料 ルーフガード(骨材入り)
環境に配慮した抜群の付着性を維持し防水層を長期にわたり保護するエマルション塗料です。
ルーフガードには、防滑材入りのノンスリップタイプもあります。
当店で施工するルーフガード(滑り止め骨材入り)の1㎡あたり塗装施工価格は、1,100~1,250円です。
(高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。)
スズカファイン
HPトップP(遮熱タイプ)、HPトップSA(遮熱タイプ)、HPトップFSA(遮熱タイプ)
遮熱効果を持つゴムシート防水塗料です。
防滑材なし、防滑材(中)入り、防滑材(極細)タイプの3種類があり、骨材の大きさは、通常タイプと極細タイプがあります。
骨材の大きさが通常タイプのものが一番遮熱効果があります。
HPトップP、SA、FSA(遮熱タイプ)の1㎡あたり塗装価格は、1,200~1,350円です。
(高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。)
日本特殊塗料 ルーフガード遮熱(骨材入り)
防滑材入り、防滑材なしタイプの2種類があり、骨材の大きさは、通常タイプと極細タイプがあります。
ルーフガード遮熱(骨材入り)の1㎡あたり塗装価格は、1,200~1,350円です。
(高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。)
7. ゴムシート防水の施工例
当店が施工したゴムシート塗装の一例です。
ゴムシート防水 塗装の事なら小林塗装にお任せ下さい。
愛知県名古屋市周辺でゴムシートの塗装工事を検討しているお客様は、「名古屋の塗装店」小林塗装へにお任せ下さい。
塗装工事の専門店だからこそできる、仕上がり感が良い品質本位の工事を行っています。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラム作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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