50万円で外壁塗装ができる?外壁塗装の相場と安く抑える方法
「外壁塗装をそろそろ考えないといけないけれど、工事には大きな費用がかかるし、今の家計を考えるととても不安…」「何とか50万円くらいで外壁塗装を済ませることはできないだろうか」とお悩みのお客様もいるのではないでしょうか。
確かに、外壁塗装は住まいの美観を保ち、建物を長く守っていくために欠かせない大切な工事です。
しかし、外壁塗装は決して安い金額で済むものではなく、費用面の負担については多くのお客様が心配されるところです。
「50万円という予算でもできる方法はあるの?」「できるだけ費用を抑えるには、どんな工夫が必要なの?」といった疑問や不安をお持ちの方も少なくありません。
今回は、外壁塗装を50万円程度で行うことは現実的に可能なのか、また一般的な費用の相場や、少しでも負担を軽くするために知っておきたい工夫やポイントを「名古屋の塗装店」 小林塗装ができる限りわかりやすく、丁寧にお伝えします。
外壁塗装をできるだけ無理なく、安心して検討するためにこのコラムがお役に立てば幸いです。
1. 外壁塗装を50万円で行うことはできる?
外壁塗装の費用は、いわゆる「家の大きさ」だけで決まるものではありません。
実際には、塗装する面積(外壁の平米数)はもちろん、外壁材の種類(サイディング・モルタルなど)、劣化の進み具合、足場の規模、付帯部(雨樋・破風・軒天など)をどこまで塗るか、そして使用する塗料のグレードまで、いくつもの条件が重なって最終金額が決まってきます。
そのため「外壁塗装を50万円くらいでできますか?」という相談はたまにありますが、結論から言うと、よほど小さな建物で、塗る範囲も限定的、しかも下地の傷みが少ないといった条件が重ならない限り、現実的にはかなり厳しいケースが多いです。
外壁塗装は、塗料を塗る以前に足場の設置・高圧洗浄・下地補修・養生など、欠かせない工程が複数あり、ここを省略すると一時的に安く見えても、数年で不具合が出て結果的に高くつくこともあります。
もちろん、広告やチラシで「外壁塗装50万円〜」という表記を見かけることもありますが、これは最小条件を切り取った『入口の価格』になっている場合も少なくありません。
実際の工事では、家ごとの状況に合わせて必要な工程が増減するため、「同じ50万円」で誰でも同じ内容の外壁塗装ができる、という話ではない点には注意が必要です。
もしお客様の工事予算が50万円前後で検討されている場合は、まずは「どの範囲を、どこまでの品質で仕上げたいか」を一緒に整理して、優先順位(外壁だけ/付帯部も含める/補修の範囲/塗料グレード)を決めていくのが現実的です。
安くすること自体が悪いわけではありませんが、安さの理由が「工程を削った結果になっていないか?」ここだけは、ぜひしっかり確認しておきましょう。
2. まずは知っておくべき、外壁塗装の費用相場

平均的な日本住宅の目安である「30~40坪の2階建て(一般的な戸建て)」の場合、外壁塗装にかかる費用はおおむね90~150万円前後が相場と考えておくと、現実とのズレが少なくなります。
もちろん、同じ30~40坪でも外壁の形が複雑だったり、窓が多かったり、ベランダ・出窓・飾り帯など凹凸が多い家ほど塗る手間が増えるため、金額は上下します。
さらに、外壁材(サイディング・モルタル)、築年数、ひび割れやチョーキングの進行、シーリングの傷み具合によっても「必要な補修の量」が変わるので、同じ坪数でも差が出るのが外壁塗装の難しいところです。
なぜこのくらいの費用の差が生じるというと、外壁塗装は「塗料代」と「職人の人件費」だけで成り立っている工事ではないからです。
たとえば、足場の設置費用(安全に作業するための必須項目)に加えて、近隣への飛散を防ぐための養生シート、長年の汚れや粉化した塗膜を落とす高圧洗浄、劣化した目地を守るためのシーリング材、窓まわりや玄関まわりを丁寧に守るための養生用品、刷毛・ローラー・マスカーなどの消耗品、そして古い材料やゴミが出た場合の廃材処分など、見積に『当たり前のように含まれている複数の費用』が積み重なって、総額が決まっていきます。
また、インターネット広告やチラシで「外壁塗装〇〇万円!」といった極端に安い金額を見かけると、つい惹かれてしまうお気持ちはとてもよく分かります。
ただ、相場よりも明らかに安い場合は、どこかで帳尻を合わせないと成立しません。
具体的には、下地補修を最小限にしたり、必要な乾燥時間を短縮したり、塗布量を減らしたり、塗る回数をごまかしたり、シーリングや付帯部を『別工事扱い』にして後から追加費用になるなど、工程や材料が不足している(=結果的に手抜き工事につながる)可能性も十分に考えられます。
ですから、ただひたすら工事費用を抑えることだけを目標にするのではなく、外壁塗装の費用には一つ一つきちんと理由があるという前提を知ったうえで、内容に見合った適切な費用で工事を進めることをおすすめします。
「安いから良いではなく、何が含まれていて、どこまでやってくれるか」を確認できると、見積の見方が一段ラクになるかと思います。
3. 50万円の予算でできる外壁塗装とは

50万円で家全体の外壁塗装を行うのが難しいというのは、先ほどもお伝えした通りです。
ただ、どうしてもその金額しか出せないなどというケースもあるかと思います。
そこで50万円でできる外壁塗装の範囲について、少しお伝えします。
50万円で可能な外壁塗装① 20坪程度のコンパクト住宅であれば不可能ではない

平均的な一般住宅(30~40坪)と比べるとやや小さめの、20坪程度のコンパクトなお住まいであれば、外壁塗装を50~80万円前後で行えるケースもゼロではありません。
外壁塗装は「塗る面積」が小さくなるほど、塗料の使用量や作業量も減るため、全体の金額も下がりやすいのが基本です。
とくに外壁の凹凸が少ないシンプルな形状で、下地の傷み(ひび割れ・浮き・爆裂など)が少なく、シーリングの補修範囲も最小限で済む場合は、予算内に収まりやすくなります。
ただしその際には注意点もあります。
都心部にある20坪前後の住宅は、敷地が限られる関係で居住スペースを確保するために3階建てになっているケースも少なくありません。
3階建てになると、足場は単純に「高さ」が増えるだけでなく、転落防止や作業動線の確保のために部材が増え、組み立て・解体の手間も上がりやすくなります。
その結果、足場工事の費用が目安として5~10万円ほど上乗せされることもあるため、「20坪だから必ず安い」と思い込みすぎないようにしておきましょう。同じ20坪でも、2階建てか3階建てかで、見積の現実感がガラッと変わることがあります。
50万円で可能な外壁塗装② 一部の外壁のみ塗装を行う
たとえば、外壁を見上げたときに「この面だけ、やけに色あせが強いな…」と感じることはありませんか。
南面・西面など日当たりが強い面は、紫外線や熱の影響を受けやすく、他の面よりも劣化が早く進みがちです。
あるいは、北面だけ苔やカビが目立ってしまったり、雨だれが集中する面だけ汚れが落ちにくかったり、外壁の『傷み方』にはどうしても偏りが出ることがあります。
また、ツートンカラーのお住まいで「この帯だけどうしても色がくすんで見える」「アクセント部分だけ先にきれいに戻したい」といった、『見た目の気になるポイント』がはっきりしているケースもあります。
そのような場合は、塗装範囲を「外壁の一部」に限定して工事を行うことで、全体塗装よりも費用を抑えられ、結果として50万円以内に収められる可能性も出てきます。
特に、足場を組まずに届く範囲(1階まわりの一部など)に限定できる場合や、足場が必要でも最低限の架設で済む場合は、コストを抑えやすい傾向があります。
「まずは気になるところを優先して整えたい」という考え方としては、現実的な選択肢のひとつです。
ただし、一部分だけの塗装には注意すべき点もあります。
まず多いのが、既存部分と塗り替え部分で、色味・艶感・質感が微妙にズレてしまうことです。
外壁は経年で少しずつ退色し、表面も風雨で『なじみ』が出ています。そこへ新しい塗膜が入るため、近くで見るともちろん、離れて見ても「ここだけ新しい」「そこだけ浮いて見える」と感じやすくなります。
特にグレー・ベージュ・ホワイト系など『わずかな差』が目立ちやすい色ほど、境目の違和感が出やすいので要注意です。
さらにもうひとつ、長い目で見ると、メンテナンス時期が分散して管理しづらくなるというデメリットもあります。
先に塗った面と、後から塗る面では、塗膜の寿命のスタートがズレます。
すると、次の塗り替えを考えるときに「この面はまだ大丈夫だけど、あっちはそろそろ…」とタイミングが揃いにくくなり、結果として足場工事を複数回行うことになって、トータルコストが膨らむ場合もあります。
それでも、「今は予算の都合があるから、まずは一部だけでもきれいにしたい」「どうしてもここだけが気になって、毎日モヤっとしてしまう…」というお気持ちは、とても自然なことです。
そういった場合は、将来の塗り替え計画(何年後にどこをやるか)や、仕上がりの見え方(色合わせ・艶合わせの考え方)をできるだけ具体的に共有したうえで、どの進め方がいちばん安心かを塗装業者とじっくり相談して決めていきましょう。
「いまの満足と将来の合理性のバランス」を取るのが一部塗装を上手に成功させるコツです。
50万円で可能な外壁塗装③ グレードの低い塗料を選ぶ
外壁塗装で使用される塗料には、実ははっきりとした「グレード差」があります。
一般的に、耐用年数が長く、紫外線や雨風に強く、汚れが付きにくいといった性能を備えた塗料ほど、塗料そのものの価格は高くなります。
そのため、同じ面積を塗装する場合でも、「どの塗料を選ぶか」によって、工事全体の金額が大きく変わってくるのが外壁塗装の特徴です。
最近の住宅塗装では、コストと耐久性のバランスが比較的良い「シリコン塗料」や、劣化因子(ラジカル)の発生を抑える「ラジカル制御型塗料」が主流になっています。
さらに「できるだけ長く持たせたい」「次の塗り替えまでの期間を延ばしたい」という方には、価格は高くなりますが無機塗料を選ばれるケースも増えています。
こうした塗料は確かに高性能ですが、その分どうしても初期費用は高くなり、50万円という予算には収まりにくくなります。
そこで考え方のひとつとして、あえてグレードを抑えた塗料を選び、初期費用を下げるという選択肢もあります。
代表的なのが、もっとも価格が安い部類に入る「アクリル塗料」です。
ただし、アクリル塗料は耐用年数が非常に短く、紫外線による劣化も早いため、現在では全面塗装に使われることはほとんどありません。
「数年で再塗装が必要になる可能性が高い」という点は、事前にしっかり理解しておく必要があります。
それでも、たとえば「どうしても今は予算を抑えたい」「近い将来、建て替えや売却の予定がある」「一部だけ応急的にきれいにしたい」といった状況であれば、一部分のみグレードを下げた塗料を使うという判断が現実的になるケースもあります。
50万円という限られた予算に近づけるために、どこを抑えて、どこは最低限守るべきか――その線引きを、施工会社と具体的に相談してみるのもひとつの方法です。
大切なのは、「安い塗料=悪い選択」と決めつけるのではなく、ご自宅の状況や今後のライフプランに合っているかどうかを冷静に考えることです。
予算・耐久性・将来計画のバランスをきちんと説明してくれる業者であれば、50万円という条件の中でも、できる限り後悔の少ない外壁塗装の形を一緒に考えてくれるはずです。
各塗料の1㎡あたりの相場と、それぞれの耐用年数については以下の表をご覧ください。
| 使用する外壁塗料のグレード | 1㎡あたりの相場価格 | 期待耐用年数 |
|---|---|---|
| アクリル塗料 | 1000〜1300円 | 3〜6年 |
| ウレタン塗料 | 1200〜1900円 | 7〜10年 |
| シリコン塗料 | 1800〜2200円 | 8〜12年 |
| ラジカル塗料(ラジカル制御シリコン) | 2100〜2500円 | 13〜16年 |
| フッ素塗料(ラジカル制御フッ素) | 2500〜3500円 | 15〜20年 |
| 無機塗料(ラジカル制御無機有機複合) | 2800〜4500円 | 20年以上 |
外壁塗料で最も安いグレードにあたる「アクリル塗料」は耐用年数が非常に短く、最近の外壁塗装ではほとんど使われていない塗料ですが、日あたりの少ない一部分だけ使用するなどして、50万円という予算になるべく近づける方法を塗装会社に相談してみましょう。
(ただし作業工程は同じなので、材料費用が少しだけ安くなる程度です。)
“>50万円で可能な外壁塗装④ 必要のない工事は全て省いて安くする

外壁塗装の費用を抑える方法として、意外と現実的なのが「塗らなくても困らない箇所を、あえて今回はやらない」という考え方です。
もちろん、全部まとめてきれいにできるのが理想ではあります。ですが、限られた予算の中で工事を進める場合は、まず『どこを優先して守るべきか』を整理して、塗装範囲を取捨選択することがとても大切になります。
外壁塗装は「全部やる」か「全部やらない」かの二択ではなく、目的に合わせて『現実的な落としどころ』を作ることも可能です。
たとえば、建物の基礎部分は、塗装をすると見た目が引き締まり、全体の印象が整いやすい場所です。
ただ、基礎は外壁ほど紫外線を強く受けるわけではなく、また「基礎を塗らない=すぐに危険」という場所でもないため、安全性や防水性という観点では緊急度が低いケースも多いです。
そのため、予算を優先する場合は、基礎塗装は今回は見送り、外壁本体の保護を優先する・・・という判断も十分あり得ます。
同じように、軒天、雨樋、破風、水切り板金、換気フード、シャッターボックス、ガス管、電気メーターボックスなどの付帯部分も、状態によってはコストカットの対象になりやすい場所です。
ただし、ここで重要な一つポイントがあります。
付帯部分は「不要だから省く」というよりも、『今の状態を見て、今やる必要があるかを判断する』のが正しい考え方です。
たとえば鉄部のサビが進行しているのに放置すると、後々の補修費が増えることもありますし、雨樋の劣化が強い場合は塗装より交換が必要なこともあります。
つまり「省く=得」ではなく、「省くことで将来どうなるか」まで含めて判断することが大切です。
ですから、業者から提示された見積もり提示金額をそのまま受け入れるのではなく、「必要な部分と、今回は見送れる部分を整理する」、あるいは「もっと予算に合うやり方がないか相談する」といった工夫がとても重要になります。
きちんとした業者であれば、「ここは削れる」「ここは削ると後で困る」といった判断を理由付きで説明してくれるはずです。
こうした確認や話し合いを丁寧に行うことで、納得できる範囲で費用を抑えつつ、安心できる塗装工事を進めることができます。
予算に合わせて「賢く手入れする」その考え方こそ、無理のない外壁メンテナンスの第一歩です。
4. 50万円の予算できる外壁塗装などリフォームについて
ここまでで「50万円の予算で、外壁塗装をどこまでできるのか?」について、現実的なパターンをいくつかご紹介しました。
ただ、実際に検討を進めると多くの方が気になるのが、「外壁塗装の見積って、どの作業にいくらくらい掛かっているの?」という点だと思います。
外壁塗装は『塗る作業』だけで完結する工事ではなく、洗浄・下地補修・シーリング・養生など、いくつもの工程が積み重なって成り立っています。
ここでは、外壁塗装や外回りリフォームの中でも、50万円以下で対応できることが多い作業内容を、ざっくりと費用目安つきで整理してみました。 「全部やる」のではなく、「優先順位をつけて必要なところから整える」ための参考にしてください。
50万円以下で可能な外壁塗装などの作業内容
- ・5~10万円程度 外壁全体の高圧洗浄(汚れ・コケ・粉化した塗膜を落として下地を整える)
- ・5万円程度 外壁に生じた一部のひび割れ修復(軽微なクラック補修・シール処理など)
- ・15~20万円程度 サッシ枠と外壁目地部分のシーリング(部分的な打ち替え/打ち増しが中心)
- ・5万円~ 外壁の一部分塗装(劣化が集中している面・アクセント部など)
- ・4.5万円~ ベランダ手摺りなど鉄部の部分塗装(ケレン+下塗り+上塗りが基本)
- ・4万円~ 雨戸の塗装(枚数や状態で変動。吹付けか手塗りかでも差が出ます)
- ・3万円~ 面格子など木部の部分塗装(素材や旧塗膜状態により下地処理が変わります)
- ・4万円~ 霧除けなど部分塗装(金属の場合はサビ処理の有無で変動)
- ・10~45万円程度 バルコニー、ベランダの防水(トップコートのみ~下地補修を含む再施工まで幅があります)
- ・30万円程度 雨樋全体の架け替え(形状・本数・足場の有無で増減します)
- ・5~15万円 トタンや屋根板金の補修(浮き・穴あき・サビ進行の程度で変動)
- ・20万円程度 外壁サイディングの一部のみの張り替え(範囲・柄合わせ・下地の状態で変動)
上記はあくまで目安で、建物の形状・劣化状況・足場の必要性・施工範囲によって前後します。
とくに「足場が必要かどうか」で費用は大きく変わるため、50万円で収めたい場合は、優先順位を整理したうえで現地調査をもとに最適な組み合わせを提案してもらうのがおすすめです。
5. 外壁塗装を50万円に近づける方法はないの?
率直にお伝えすると、一般的な戸建て住宅で「外壁全体をしっかり塗装して50万円以内に収める」というのは、現実的にはかなり難しいのが実情です。
外壁塗装は、塗料代だけでなく、足場・洗浄・下地補修・養生・人件費など、どうしても一定の固定費が掛かる工事のため、最低ラインというものが存在します。
そのため「必ず50万円でできます」と断言する業者がいれば、内容を慎重に確認したほうが安心です。
ただし、「50万円ぴったりでやる」ことは難しくても、工事内容や考え方を工夫することで、相場よりもできるだけ費用を抑え、50万円に『近づける』ことは可能です。
ここで大切なことは、無理に金額だけを下げるのではなく、「どこを調整すれば費用が下がりやすいのか」「どこは削ってはいけないのか」を正しく理解すること。
その判断を誤ってしまうと、数年後に再塗装が必要になり、かえって出費が増えてしまうケースも少なくありません。
そこで次は、外壁塗装の品質を大きく落とさずに、費用を抑えるための現実的なポイントを、3つに絞って分かりやすくお伝えします。
「予算は限られているけれど、できるだけ後悔の少ない外壁塗装をしたい」と考えている方にこそ、ぜひ知っておいてほしい内容です。
住宅の外壁塗装を50万円に近づける方法① 助成金を活用する
1つめは、自治体(市区町村)が行っているリフォーム助成金・補助金を活用する方法です。
最近は「住まいの長寿命化」「省エネ改修」「地域の施工業者の活用」などを目的に、外壁塗装を含むリフォームに対して助成制度を用意している自治体も増えてきています。
もちろん、助成金は誰でも無条件にもらえるものではなく、申請のタイミングや工事内容、施工業者、工事前申請の有無など、いくつかの条件が設けられているのが一般的です。
ただ、条件が合えば10~20万円前後の支給が受けられるケースもあり、総額が大きい外壁塗装では嬉しい費用です。
「見積りを取ってから調べる」よりも、工事を決める前(契約前・着工前)に制度の有無を確認するのがポイントです。
まずは、お客様がお住まいの市区町村のホームページで「住宅リフォーム 助成」「リフォーム 補助」「省エネ 改修 補助」などのページをチェックしてみましょう。
外壁塗装を50万円に近づける方法② 火災保険を活用する
つぎに台風・強風・雹(ひょう)・大雪など、自然災害が原因で外装に被害が出た場合には、加入している火災保険が適用される可能性があります。
「火災保険=火事だけ」と思われがちですが、契約内容によっては風災・雹災・雪災なども補償対象に含まれていることがあり、外壁や屋根、雨樋、板金部材などが破損したケースで補償が認められることがあります。
ただし、ここはとても大切な注意点があります。
火災保険が使えるのは、基本的に「経年劣化のメンテナンス費用」ではなく「災害による損害の復旧費用」です。
そのため、外壁の色あせやチョーキング、塗膜の寿命など『自然な劣化』は対象外になりやすく、あくまで「災害で壊れた箇所」が中心になります。
また、申請期限(例として『被災から一定期間以内』など)が設けられている場合もあるため、加入している火災保険の補償範囲・免責・申請期限を一度確認しておくと安心です。
もし「これ、台風の後から気になる…」という破損があるなら、写真を残しておき、保険会社(または代理店)へ相談してみるのも良いかと思います。
外壁塗装を50万円に近づける方法③ 塗装業界の閑散期に依頼する
3つめは、塗装業界の「閑散期(比較的予約が落ち着く時期)」を狙って相談する方法です。
外壁塗装など外装リフォームは、天候の影響を受けにくい季節に依頼が集中しやすく、一般的には4~5月、そして10月中旬~11月下旬あたりが、気候が安定しやすいこともあって『繁忙期』になりやすい傾向があります。
こういったシーズンは予約が埋まりやすく、職人や足場の手配もタイトになるため、値引き交渉や急な工事日程の調整に応じてもらいにくいことがあります。
反対に比較的落ち着きやすい時期に早めに相談しておくと、日程の融通が利きやすくなったり、プランの組み立てを丁寧に行えたりして、結果的にコスト面でもメリットが出るケースがあります。
ただし、ここも現実的なお話をすると、閑散期だからといって「半額!」のような大幅値引きは基本的に起こりにくいです。
塗装は材料費よりも職人の手間(工程)の割合が大きい工事なので、削れる部分には限界があります。
それでも、少しでも費用を抑えたい場合は、繁忙期を避けて早めに相談し、優先順位を整理しながら計画的に進めることが、いちばん安全で現実的な近道になりやすいです。
その一方、雨の多い梅雨の時期や気温が低い冬などといった、外装リフォーム業界の閑散期を狙って依頼すれば、業者からしてみるとできるだけ契約してもらいたいという意識も働くため、値下げしてもらいやすくなります。
急ぎではなく、工事時期は特にこだわりがないという場合は、閑散期に外壁塗装を依頼することをおすすめします。
外壁塗装を50万円に近づける方法④ 大手業者ではなく、地元の塗装業者に依頼する
外壁塗装は、ハウスメーカーや大手リフォーム会社、ホームセンター、そして塗装を専門に行っている地元業者まで、さまざまな業態の会社が手がけています。
「名前を聞いたことがあるから安心そう」「大きな会社のほうが失敗がなさそう」といった理由で、大手ハウスメーカーや総合リフォーム店を候補に入れる方も少なくありません。
ただ、費用をできるだけ抑えたいという前提で考えるのであれば、選択肢として検討しておきたいのが、塗装工事を専門に行っている地元の塗装業者です。
なぜなら、大手業者に外壁塗装を依頼した場合でも、実際の現場作業は下請け・孫請けの塗装会社が行うケースが非常に多く、その分の中間マージン(管理費・営業費・広告費など)が工事費用に上乗せされてしまうことがあるからです。
一方、地元の塗装専門業者であれば、相談・現地調査・見積・施工・管理までを自社で一貫して行うケースも多く、余計な中間コストが発生しにくいのが特徴です。
同じ塗料・同じ施工内容であっても、「誰を経由して工事を頼むか」によって、総額に差が出ることは珍しくありません。
もちろん、大手業者には大手ならではのメリットもあります。
知名度による安心感、保証体制やアフターサービスの仕組みが整っている点など、価格が高めでも価値がまったくないわけではありません。
ただし、その安心感の一部は、広告宣伝費や営業体制の維持費として工事費用に含まれている、という側面もあります。
「品質はきちんと確保したいけれど、できるだけ費用は抑えたい」という場合は、塗装を専門に行っている地元業者にも必ず一度は相談してみることをおすすめします。
見積内容の説明が丁寧か、工程や材料についてきちんと理由を説明してくれるか――そうした点を比較することで、金額だけでなく「納得感」のある外壁塗装につながりやすくなります。
外壁塗装を50万円に近づける方法⑤ 知り合いの業者に「お友達価格」でお願いする
もしお客様のまわりに塗装業者のお知り合いがいる場合は、いわゆる「お友達価格(知人価格)」で費用を抑えて工事をお願いする、という方法も選択肢のひとつとして考えられるかもしれません。
一般の相場よりも少し融通が利きやすかったり、サービスで何かを追加してくれたりと、関係性があるからこそのメリットが出ることもあります。
実際、状況によっては50万円前後の予算でも、最低限の外壁塗装(範囲を絞る・優先箇所を中心に整える等)をしてもらえる可能性はあります。
「まずは一度見てみるよ」と気軽に現場を見に来てもらえることもあり、相談のハードルが低い点は、知り合いならではの良さと言えます。
ですので、該当する方がいれば、最初に「どこまでを、いくらで、どんな内容でできそうか」を率直に相談してみるのも良いと思います。
ただ一方で、知り合いだからこそのやりにくさが出ることもあります。
たとえば、工事後に気になる点が出たときに、「不具合かもしれないけど、言い出しにくい」と遠慮してしまったり、点検や手直しをお願いしたいのに、「忙しそうだし催促しにくい」と我慢してしまったり。・・・
結果として、小さなモヤモヤが残ったままになってしまうケースも、実は少なくありません。
せっかくの工事を安心して進めるためにも、費用だけに目を向けるのではなく、保証の有無、工事後の点検・アフターフォローの範囲、万一のときの対応まで、できるだけ事前に確認しておくことをおすすめします。
「知り合いだから口約束でOK」ではなく、できれば工事範囲・塗料・工程・保証を簡単でもいいので書面で残しておくと、お互いに気持ちよく進めやすくなります。
友人関係も工事も、どちらも大切にするための『ひと手間』として、ぜひ意識しましょう。
6. 外壁塗装を50万円で行う方法 まとめ
外壁塗装の費用は、一般的には50万円以内で収まるケースはほとんどありません。
なぜなら外壁塗装は、単に「塗料を塗る」だけの工事ではなく、足場の設置・飛散防止の養生・高圧洗浄・下地補修・シーリングなど、欠かせない工程がいくつも積み重なって成り立っているからです。
これらは見た目のためだけではなく、塗膜を長持ちさせるための『土台づくり』でもあるため、一定のご予算が必要になるのが現実です。
ただし、建物が20坪以下のコンパクトな住宅で、塗装範囲や補修の量が比較的少ないなど条件が揃えば、内容によっては50万円前後での施工が可能になる場合もあります。
そこで大切なのは、過度な値引きや「とにかく安い価格」だけを最優先にしてしまわないことです。
相場より極端に安い見積には、工程の省略や塗布量不足、乾燥時間の短縮など、表からは見えにくい『削り方』が隠れていることもあります。
だからこそ、工事の品質・保証内容・職人の技術力・工程の説明の分かりやすさまで含めて総合的に見極め、納得できる形で依頼することが、結果的に安心につながります。
外壁塗装の費用をなるべく抑えるための方法としては、たとえば次のような工夫が考えられます。
- ・火災保険(風災・雹災・雪災など)や、各自治体の助成金・補助金が利用できるか確認する
- ・工事予約が比較的落ち着いている閑散期に早めに相談し、計画的に進める
- ・中間マージンが発生しにくい自社施工(塗装専門)の業者にも相談して相見積もりを取る
- ・塗装範囲や優先順位を整理したうえで、塗料の種類・グレードを現実的なラインで見直す
- ・必要がなければ一部の付帯部などを今回は見送り、『守るべき箇所を優先する』ように組み立てる
ただし、どの方法にも一長一短があります。
だからこそ最終的には、「本当に必要な工事内容は何か」「どこまで費用を抑えるべきか」「削ってはいけない工程はどこか」を、信頼できる業者と一緒にじっくり相談しながら進めることがいちばん大切です。
50万円という目標に近づけることも大事ですが、もっと大事なのは、工事が終わったあとに「ちゃんとお願いして良かった」と思える安心感です。
適正価格な外壁塗装の見積りなら小林塗装にお任せください。
50万円という外壁塗装の価格にこだわらず、
「きちんとした適正価格で外壁塗装をお願いしたい」「信頼できる見積りを出してもらいたい」とお考えでしたら、名古屋の塗装店 小林塗装にお任せください。
小林塗装では、価格だけが先に一人歩きしないように、外壁の状態(劣化・下地・シーリング)を現地で確認したうえで、必要な工程と費用の根拠を分かりやすくご説明しています。
「ここは優先して守るべき」「ここは今回見送っても大丈夫」など、予算に合わせた現実的な組み立ても一緒に整理し、無理のない塗り替え計画を提案します。
当店は、お客様が安心して工事を進められるよう、見積書の内容・工程・塗料・保証まで『納得できる形』でお渡しすることをお約束します。
外壁塗装の見積り、相談は無料です。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「50万円で外壁塗装ができる? 外壁塗装の相場と安く抑える方法」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでいただける言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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