外壁の塗装が色褪せてしまう原因 | 名古屋の塗装店なら小林塗装

外壁の塗装の色褪せの原因

外壁塗装を行って年月が経過すると、どうしても外壁の色が褪せてしまい、
外壁を塗り替えた当初のキレイな状態ではなくなってしまいます。

せっかくなら、キレイな状態を長持ちさせたいですよね。

実は、外壁塗装で使用する塗料には、「色褪せしやすい色」と「色褪せしにくい色」があります。

今回は、外壁塗装の色褪せの原因や色褪せしやすい色・色褪せしにくい色について
「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
さらに、外壁色を長持ちさせるおすすめの塗料についてもお伝えします。
外壁塗装を検討中のお客様はぜひご覧ください。

このコラムで分かる事

・外壁が色褪せてしまう原因
・色褪せしやすい・色褪せしにくい色
・外壁塗装の色褪せをそのまま放置するリスク

1.　外壁が色褪せてしまう原因とは？

外壁が色褪せてしまう原因とは　イメージ

外壁が色褪せてしまう原因は、紫外線、赤外線、風雨の影響が大きいです。
これらの要素が色素を劣化させたり、外壁材が化学変化を起こすことで、
せっかく外壁塗装でキレイになった外壁が色あせてきてしまいます。

1-2　紫外線を浴び続けることで、外壁塗装の色素が劣化する

外壁部分は、いつも紫外線に晒されていることが色褪せする大きな原因です。
色の原子が紫外線エネルギーによって破壊されてしまいます。
外壁塗装してから年月が経つと共に、塗装色素の破壊が進み、塗装した当時の色とは全く違う色味になってしまいます。
特に紫外線が当たりやすい橋よは劣化が進みやすいです。
ですから、外壁をよく見てみると、色あせの進行が場所によって違うということも確認することができます。

1-3　外壁材が経年に伴って化学変化し、他の物質に変性する

外壁材が化学変化を起こすことも、外壁塗装の色あせが起きる大きな原因です。

例えば、鉄が酸化して酸化鉄に変化するというように、外壁に使用している素材にも化学変化が起きます。
このような経年変化は、水や酸素などの影響によって引き起こされてしまいます。
外壁部分はいつも日光に晒されていたり、雨風に吹き付けられていたりする状態なので、色あせの進行を止める事は困難です。

また、経年に伴う化学変化が起きた外壁材は、錆びが発生することも度々あり、建物に悪影響を及ぼします。

2.色褪せしやすい・色褪せしにくい色

次に外壁塗装で色あせしやすい色と色あせしにくい色についてお伝えします

2-2　色褪せしやすい色

一般的に鮮やかな色や暖色系が外壁塗装で色あせしやすい色です。
具体的には、「赤」「黄色」「オレンジ」「グリーン」があります。このような色があせてやすい理由は、紫外線を吸収しやすいからです。
先にもお伝えしましたが、外壁の色あせの主な原因として、紫外線が大きな影響を与えています。
パッと目を引くような鮮やかな色や暖色系は、色のなかでも紫外線を吸収しやすい特徴があるため、これに当てはまります。
赤・黄色オレンジ・緑のなかでも、特に明るめの色はあせた部分や汚れが目立ちやすいです。

2-3　色褪せしにくい色

逆に外壁塗装で色あせしにくい色は「白」「黒」「青」です。

このような色は、紫外線を吸収しにくいため、外壁の色あせが目立ちにくい特徴があります。特に白や青は、太陽光を反射することから、紫外線のダメージを受ける事が少ないです。
また、黒は一見色あせしやすいのではと思われるかもしれませんが、黒色顔料に紫外線のダメージに強い「カーボンブラック」というものが含まれています。
ですから、黒色も色褪せしにくい色となります。
ただし、白や黒は汚れが目立ちやすい色です。
黒自体、紫外線のダメージは少ないですが、排気ガスやホコリなどの影響で汚れが付いてしまい、
それが目立ってしまうケースもよくあります。

3.　外壁塗装の色褪せをそのまま放置するリスクとは？

外壁塗装の色が褪せた状態を、そのまま放置していると他にも劣化症状が出てきてます。

例えば、外壁を指で擦ると白い粉のようなものが付着する「チョーキング現象」や、「クラック（ひび割れ）」、塗膜が剥がれてしまう「剥離現象」です。
色あせた塗装をそのまま放置することで、このような症状が起きる可能性も高くなります。
結果的に、外壁の寿命を縮めてしまうことに繋がってしまうので、色あせた状態をそのままにしておく事はおすすめできません。

もちろん、外壁の色があせてくると建物の美観が大きく損なわれてしまいます。
さらに放置する事で、さらに見た目に大きな影響が出てきてしまいます。

3-2　外壁塗装の色が長持ちする　おすすめ塗料一例

外壁塗装の色褪せを防ぐためには、できるだけ色が長持ちする塗料を使う事が重要です。
こちらでは、おすすめの塗料についてお伝えします。

3-2-2　耐久性が優れる塗料

外壁の色を長持ちする為には、耐久性が高い塗料を選ぶと良いかと思います。

耐久性が高い塗料は、外気からの影響に強く、長期にわたって外壁の美観を維持できます。
具体的には、「フッ素塗料」、「無機塗料」、「ポリウレア塗料」‥といった種類の塗料が該当します。
上記の塗料は、外壁塗装の耐用年数も15年以上と長いので、色褪せをできるだけ防ぎたいというお客様におすすめです。

3-2-3　ラジカル制御型塗料

「ラジカル制御型塗料」は、紫外線による劣化を促す「ラジカル」という原子を抑える性質があります。

一般的に外壁塗装使われる塗料の中には、「酸化チタン」という物質が含まれており、これが紫外線によってラジカルを発生させてしまいます。
塗膜の中にラジカルが増えると、それだけ紫外線のダメージが大きくなるため、外壁の劣化症状が進んでしまいます。
そこで、紫外線吸収剤、光安定剤‥ラジカル制御技術が組み込まれたアクリル塗料を外壁塗装に使用する事で、紫外線のダメージを抑える事ができます。
さらにラジカル制御塗料は、従来の塗料と同様に耐汚染性、防カビ・防藻性も優れています。
なお最近では、ラジカル制御技術が組み込まれたシリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料も多くのメーカーから製造されています。