外壁塗装で需要な下塗りとは?【下塗りの目的と役割、作業手順】について 小林塗装

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外壁塗装で重要な下塗りとは?【下塗りの目的と役割、作業手順】

外壁塗装は下塗りがとても大事な工程です。

そこで今回は下塗り塗装の重要性、下塗りに使われる塗料、役割、作業手順について「名古屋の塗装店」小林塗装が詳しくお伝えします。
外壁塗装をキレイに仕上げる下塗りの工程をいい加減に済ませてしまうと残念な結果になるので気を付けましょう。

このコラムで分かること
  • ・ 外壁塗装 下塗りの目的
  • ・ 外壁塗装 下塗り塗料の種類
  • ・ 外壁塗装の下塗りを行わないと、一体どうなるか?

1. 外壁塗装における「下塗り」とは

外壁塗装における「下塗り」とは イメージ

品質の良い外壁塗装には、「3回以上」の規定塗装回数が必要です。

しかし、その塗装回数がいい加減だと、中塗りや上塗りで使う塗料(外壁仕上げ塗料)が本来持つ性能を十分に発揮できず、外壁の劣化や雨漏りに繋がります。

特に下塗りは、仕上げ塗料をしっかりと定着させるための、大切な工程です。
下塗りを適当に行うと仕上げ塗料の膨れや剥がれに繋がり、最悪の場合塗装工事をやり直さなくてはならなくなってしまう事もあります。

そこで、下塗りにはどんな塗料があるのか、その役割について詳しくお伝えします。

1-2 外壁の下塗りに使用する塗料の種類

仕上げ塗料は大きく分けて4つの塗料が使われる事が一般的です。
それがプライマー、シーラー、フィラー、サフェーサーです。

それぞれの下塗り材には機能に違いがあります。
その特徴を知ることで、住まいの外壁にはどんな下塗り用塗料を使うべきか、具体的な下塗り塗料の機能についてお伝えします。

1-2-2 プライマー

プライマーは「初めの」「最初の」という意味を表す英語の「primary」が語源と言われています。

具体的には浸透性(含浸)プライマーと防錆用プライマーがあり、前者はコンクリートなどの素材に浸透させて耐久性を高める目的で使われ、後者は金属の錆を防ぐ目的で使われます。
また、外壁の表面にあるデコボコを滑らかにして、素地と仕上げ用塗料とをしっかりと密着させる役割もあります。

1-2-3 シーラー

シーラーは「塞ぐ」という意味を表す英語の「Seal」が語源と言われています。

シーラーの用途は、プライマーとあまり大きな違いはありませんが、仕上げ用塗料と強く密着させる効果があり、塗装ムラを防ぐのが特徴です。

シーラーを傷んだ外壁剤にたっぷり染み込ませることで、上塗り塗料の過度な吸い込みを抑えて、仕上げ塗料を均一な仕上がりにします。

1-2-4 フィラー

フィラーとは、外壁材の傷や外壁表面の凹凸を滑らかにする役割を持つ外壁下塗り用塗料です。

フィラーは、小さなひび割れなどの劣化したモルタルやALCに適しており、プライマーやシーラーと同様に仕上げ用塗料との密着性を高める役割を果たしてくれます。

特に微弾性フィラーは、塗料の色ムラを抑えつつ、外壁の凹凸を滑らかにする事ができる多機能型の下塗り用塗料と言えます。

外壁材の劣化が激しい場合は、シーラーを一度補強塗りしてからフィラーを塗ることもあります。

1-4-5 サフェーサー

サフェーサーは、微弾性フィラーと水性シーラーの中間的な性質を持っており、 従来からある外壁用微弾性フィラーに比べて、素地に対する付着性、塗装下地の遮蔽性が高く、しかもキメが細かくローラマークが目立たない、穏やかでなおかつ緻密な塗膜が形成されるので、上塗り塗料の吸い込みも少なく、外壁塗装の仕上がり感も抜群です。

なおサフェーサーは、サイディングやクラックの少ないモルタル壁、ALC壁に使用します。

1-2 下塗りの役割とは

下塗り用塗料には共通する大きな役割があります。
その役割を知らないと、適切な下塗りができず、外壁塗装の仕上がりが今一つ冴えないになってしまうことがあります。
そこで、その役割を下にまとめてみました。

  • ・  下地と上塗り塗料を接着させる
  • ・  錆の防止
  • ・  傷んだ下地を覆い隠す
  • ・  上塗り用塗料が過度に外壁材に吸収されるのを防ぐ

それぞれには具体的にどんな役割や意味があるのかをお伝えします。

1-2-1 下地と上塗り塗料を密着させる

長年風雨に曝されてきた外壁はひび割れを起こしていたり、必要以上に乾燥していたりして塗料を塗っても上手く密着してくれません。
強引に仕上げ用塗料を塗っていってもすぐに剥がれてしまって意味をなさないこともあります。

それを解決するために下塗りを行っていきます。

まずは下塗り用塗料を塗って外壁材に染み込ませて耐久性を補強し、塗装する表面の凹凸を滑らかにします。

この工程を経ることで、仕上げ用塗料の密着性が上がり、美観や耐候性に優れた外壁塗膜を作ることにつながります。
塗料の持つ性能を十分に発揮できるようにする訳です。

1-2-2 錆の防止

外壁や屋根には金属部材が使われていることもあります。
特にコロニアル屋根の棟やベランダの手すり部分(笠木)には板金が使われていることが一般的です。

これらには錆を防ぐための処理が施されていますが、経年劣化は避けられません。
表面を覆う錆防止の塗膜が剥げた場合、そのまま放っておくと、どんどん錆びていってしまいます。
ですから、ある程度の年月が経過したら、錆防止の下塗りを行う必要があります。

1-2-3 経年劣化した外壁下地を覆い隠す

経年劣化した外壁下地を隠す効果を発揮するのも下塗り材です。

長年風雨に曝され続けてきた外壁は、表面に細かな傷が付いていることがほとんどです。
外壁面にひび割れを起こしていることもあります。

また塗装する表面がデコボコしていると、塗装した際に気泡(固体の内部や表面にできる、気体を含んで丸くなった泡)が入り込んでしまう可能性が高くなり、上塗り用塗料がしっかりと密着してくれず、塗装してから早期に塗装が膨れたり、剥がれたりしてしまう恐れが出てきます。

そのため、一度下塗りをして素材をコーティングすることで、密着性を高めるのです。
下塗りが中途半端でしっかりと下地を隠すことができないと、上塗りをしても十分な効果が発揮されません。

ですから、経年劣化が激しい場合には下塗りを2回行うなどして、しっかりと下地を覆い隠すことが重要です。

1-2-4 塗料が外壁に吸収されるのを防ぐ

中塗りや上塗りで使われる仕上げ用塗料が過度に外壁材に吸収されるのを防ぐ役割を発揮するのも下塗り用塗料です。

外壁は傷んで乾燥しているため、いきなり仕上げ用塗料を塗っていっても、下塗り塗料が吸収してしまって外壁を守る塗膜を形成してくれないことがあります。

そのために、わざと下塗り用塗料をたっぷり吸収させて、上塗り用塗料の吸収を抑えます。
こうすることで、素材内部に上塗り用塗料が吸収されることを防ぎ、表面をしっかりとコーディングする塗膜を形成する効果を狙います。

とくにシーラーや浸透性プライマーは乾燥した素材に吸収させて、耐久性を高める用途の下塗り用塗料なので、外壁などに使われることが多いです。

1-3 下塗りの「手抜き」を防ぐためのチェックポイント

下塗りがいかに重要な処理であったかを説明してきました。
しかし、その重要性を理解していても手抜き工事をされてしまっては元も子もありません。
手抜き工事を防ぐためにどんなことに注意すればいいのでしょうか。

重要な部分を以下にまとめてみました。

  • ・ 高圧洗浄を行っているか
  • ・ 乾燥時間は十分か
  • ・ しっかりと下地調整・シーリングの補修が行われているか

これらの内容がしっかりと行われていないと、下塗りを行っても何の意味もありません。
それでは具体的に説明していきましょう。

1-3-1 しっかり高圧洗浄を行っているか

下塗りを行う前に絶対に行わなくてはいけないのが、高圧洗浄です。
外壁には長年風雨にさらされ続けてきたために、ホコリや汚れ、カビやコケがたくさん付着しています。

その上から塗装を行っても、汚れの剥がれと同時に塗装も剥がれてしまうことになります。
すでに経年劣化している旧塗膜を洗い落とす目的もあるため、しっかりとした洗浄は必要不可欠です。

悪質な業者はこの高圧洗浄を適当に終わらせてすぐに塗装に移ろうとすることがあります。
高級な塗料を使用していても、これではその性能を十分に発揮できません。
そのためしっかりと洗浄を行っているかをチェックする必要があります。

1-3-2 塗料の乾燥期間は十分か

高圧洗浄を行った後に十分な乾燥時間を設けているかもチェックが必要です。

高圧洗浄には大量の水を使うため、洗浄後は素地が水分を含んでいる状態になります。
十分な乾燥期間を取らずに塗装を行ってしまうと、素地が下塗り用塗料を吸い込んでくれず、塗料の性能が発揮されなくなってしまいます。

また、塗膜が水分の蒸発を妨げてしまうため、カビやコケなどの発生の原因となります。

下塗りを行った後も十分な乾燥期間を設ける必要があります。
下塗りが乾燥する前に中塗りに移ってしまうと、乾燥しきっていない下塗り用塗料が中塗り用塗料と混ざってしまい、下塗り用塗料が塗膜を形成できません。
これでは下塗りをしていない状態で中塗りをしているのと同じことです。

そのため、高圧洗浄の後や下塗りをの後にしっかりと乾燥期間を設ける必要があります。
これと同じ理由で、湿気の多い日や雨天時に作業が行われないことが一般的であることも覚えておきましょう。

1-3-3 下地調整・シーリングの補修が行われているか

外壁塗装の下塗り前に行う下地処理とシーリングは重要な工程です。
なぜなら、外壁材は経年劣化によってひび割れていたり、シーリング材が劣化していたり‥様々な問題が発生していることがあるからです。

そのような経年劣化を補修せず、そのまま上から塗料を塗ってしまうと、ヒビ割れている部分や劣化がひどい部分から塗膜の剥がれを引き起こします。

またサッシ周りに使われているシーリング材は耐久性が10年程度と言われているので、外壁材よりも先に問題が発生しやすい箇所です。
最初は柔らかくゴムのような弾力がある質感ですが、経年劣化すると硬化してしまい、ひび割れをおこします。
するとそこから雨水が侵入してきて、雨漏りを引き起こすのです。

また、外壁にひび割れが発生している場合も補修する必要があります。
基本的に0.3mm以内の亀裂はフィラー塗料で埋めることが可能ですが、それ以上の亀裂になると下塗り前にシーリング材で亀裂を埋めなければなりません。

金属部分に錆びが出ている場合も、錆びを落とす必要があります。

これらの下地処理がいい加減だと、塗膜の剥がれに繋がります。
塗装工事を行ったのにまた工事をし直さないといけなくなるケースもあるため、しっかりと行っているかをチェックして下さい。

2. 外壁塗装で下塗りをしないとどうなるの?

外壁塗装の下塗りをしないとどうなるの? イメージ

下塗りには様々な効果があることをご紹介してきました。
具体的に下塗り塗装を行わないとどのような症状が出てくるのでしょうか。
基本的には以下の3つになります。

  • ・ 塗料が剥がれやすくなる
  • ・ 思い通りに上塗りの色がでない
  • ・ 不具合が生じて余計に費用が掛かる

具体的にイメージしやすいように詳しくお伝えします。

2-1 塗料が剥がれやすくなる

下塗りは中塗り・上塗り用塗料との密着性を高める効果があることはすでにご説明しました。
そのため、下塗りをしないと中塗り・上塗り塗料が剥がれやすくなってしまいます。

塗装する前の素地は表面が経年劣化によってデコボコしており、塗料を塗っても気泡が入ってしまったり、思うように密着してくれなかったりと、様々な問題が出てきます。

また、乾燥している素地が塗料を過度に吸い込み過ぎてしまうことで素地の表面に塗膜を形成することができなくなってしまい、外壁の劣化を早めてしまう恐れも出てきます。

経年劣化によって素地が傷んでいる場合は下塗りを1回行っても吸い込みが激しく思うように仕上がらないこともあるため、下塗りを2回行う必要も出てきます。

劣化状況を見て、適切な下塗り回数を設定する必要があると言えます。

2-2 思い通りに上塗りの色にならない

外壁塗装を検討する場合、仕上がりの色はとても重要になってきます。

しかし、ちゃんと下塗りを行わないと、素地が塗料を吸い込んでしまい、色ムラができてしまうことが往々にあります。

その素地の厚い部分と薄い部分とが生まれることで塗料を吸収する力にムラが生まれ、厚い塗膜を形成している部分と薄い塗膜を形成している部分に分かれ、塗装の色ムラが発生してしまいます。

このため、下塗りを行わない、または不十分だと、色ムラが起きないように均等に仕上げ塗料を塗ったとしてもキレイに仕上がりません。

2-3 余計に費用が掛かる(上塗り剤が吸収されるため)

費用面でも大きなデメリットが生まれることも考えられます。

一般的に塗料の相場は下塗り用塗料よりも中塗り・上塗り用塗料の方が高いです。
具体的には中塗り・上塗り用塗料は1,000~3,500円くらいですが、下塗り用塗料は500~1,200円と比較的安めです。

そのため、下地に吸収されしまう部分だけ余計に塗装費用がかさんでしまう事が考えられます。
無駄な費用を抑えるためにもしっかりと下塗りを行う必要があると言えます。

3. 外壁塗装の仕上がりを左右する下塗りを、しっかりと行ってもらうように業者に依頼しましょう

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外壁塗装において、下塗りはとても大切な役割を持っており、中塗り・上塗りをする前の補助的な塗装ではありません。

下塗りを丁寧に行うかどうかは、仕上がりを大きく左右する重要な工程なのです。

そのため、工事を行う業者には下地処理と併せて、しかりと下塗りを行ってもらう必要があります。

外壁塗装に関する事なら、小林塗装にお任せ下さい。

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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコンテンツ作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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