
「大切な住まいだからこそ、しっかりとした塗り替え工事や防水工事をして欲しい。」
そんなお客様の思いがこもったお話を当店では、よくお聞きします。
そこで、大切な住まいを長く快適に住み続ける為、塗り替えリフォームを成功させるポイントを『塗り替え工事の豆知識』として小林塗装の主観と本音でまとめてみました。外壁・屋根等塗り替え工事をご検討のお客様は是非ご覧下さい。
塗り替え工事の施工方法について

外壁(モルタル・サイディングボード)や屋根材(カラーベスト・コロニアル等)は、素材や種類ごとに用途や強度が異なり、それぞれの部分に最適な施工方法があります。外壁や屋根の種類を知っておかないと、どんな塗装仕様・施工方法で塗り替えて良いのかが分かりません。
また、業者さんの見積書に書かれている内容も理解できないと思います。
ですから、業者さんに外壁や屋根の塗装工事をご依頼する際は、お客様自身である程度、外壁材や屋根材の種類・材料の種類・施工方法を知っておくと良いかと思います。

ローラー工法
現在、壁・天井・床面などの塗装はローラーで主に塗装します。ローラーのサイズは1インチから12インチまで選択出来ます。
一般的な外壁や屋根等塗り替え工事では、6~7インチのローラーが多く使われております。刷毛に比べ、施工性が良く、均一な仕上がりになるのが大きな特徴です。
ローラー塗装は、塗装する部位や素材によって、ハンドルの形状・ローラーの大きさ・ローラーの毛の長さ(4ミリ~25ミリ)・素材(アクリル・ポリエステル・ナイロン等)を変え、施工します。ローラーの選定も塗装の仕上がり具合に大きく影響します。
エアレス等の吹き付け工法よりも、塗料ミストの飛散が少ない為、環境負荷が軽減出来ます。

刷毛塗り工法
刷毛は、主に細部の塗装工事に使われます。最近の塗り替え工事では、もっぱらローラー工法が塗り替え工事で多くなっておりますが、鉄骨塗装・橋梁塗装・最後の仕上げや細部の仕上げの工程では、やはり刷毛塗りが重要となります。
刷毛塗りの技術の差が仕上がりに大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
筋かい刷毛 ・目地刷毛・曲り目地刷毛・隅切り刷毛・ニス・ラック刷毛・ダスター・防水刷毛・鉄骨刷毛・水性刷毛・画筆等を、用途により使い分けします。従来の刷毛は、獣毛がほとんどでしたが、最近では化繊(ナイロン等)の刷毛も頻繁に使われます。

吹き付け工法
吹き付け工法は、吹き付け塗材(リシン・タイル・スタッコなど)やトップコートを大面積に施工する際、行われます。 吹き付け塗材(高粘度塗材)を吹き付ける場合には、コンプレッサー、トップコート等(低粘度塗材)をエアレス等を用いて施工します。
吹付け工事は、ローラー工法や刷毛塗りに比べ、養生作業が大変重要になります。新築工事では、吹付け工法がよく行われますが、最近の塗り替え工事は、環境負荷を抑える為、あまり吹き付け工法を行いません。

低圧温風ガン工法
カップガン先端部分から噴出されるエアーカーテンで、塗料ミストの飛散を少なくする事が出来るカップガンで吹付けする工法です。通常のカップガンよりも、きめの細かいキレイな仕上がりとなります。
雨戸・シャッターや細部の塗装で使用します。
お住まいの部位別の塗装方法

施工部位に合った塗料を適切に選定する事
塗装に適した下地調整・下地補修を行う事
劣化・腐食した部分の補修をする事
各メーカーの塗装仕様に基づいた施工を行う事
塗膜を均一に仕上げる事
(適切な施工方法で膜厚が一定・塗り残しが無い様にする)
雨水の流れを考えて雨漏りを防ぐ事
(防水・シーリング・板金補修など)
数年後の状態を見越して修繕計画を立てる事
工事の後にも定期的なメンテナンス・チェックを行う事